《欠け月の神》について、BBに載ってたJulien Nuijtenの評価と、SCGに載ってたYann Hamonの評価が正反対だったのが面白かったんで取り上げてみる。

Julien Nuijten(2004年度世界チャンピオン)
Hidden Gems of CHK Limited
http://www.brainburst.com/db/article.asp?id=4606

Yann Hamon(2003年度PTニューオリンズ3位)
Champions Limited - Black
http://www.starcitygames.com/php/news/expandnews.php?Article=8329

○Julien Nuijtenの主張
この環境では、飛行の持つ重要性がとても高いと痛感させられた。飛行に対処できる要素がまったく無いデッキは、神河環境じゃ生き延びられない。しかも《欠け月》は単なる3マナ1/1飛行ではなく、こちらの生物を(限定的ながら)ブロック不能にしてくれる能力がある。この能力のおかげでダメージレースで優位に立つことができるし、対戦相手の計算を狂わすことができる。もし《欠け月》が用済みになったら、青のタフネス1の飛行生物と相討たせればいい。ただし、こいつ本体のサイズはあくまで3マナ1/1なので、こいつを十分生かせるようにデッキを組む必要がある。《欠け月の神》の個人的な評価としては、世間よりずいぶん高いと思うよ。

○Yann Hamonの主張
1/1飛行に3マナだって? ふーん。こんなもの入れるくらいなら、20枚目の土地でも入れといたら? 相手のデッキに山ほど《空民の△△△》が入ってんなら、仕方無しに使ってやる程度だね。黒のコモンの中じゃ、下から3番目。《深夜の誓約》や《ぼろ布売り》よりもまだ弱い。《死呪いの大峨》よりはちょっとマシって程度だね。

ちなみに、僕の評価はJulien Nuijtenに近いかな。もちろんデッキを非常に選ぶカードだってのは言うまでも無いけど。
《欠け月の神》が生きるのは当然、スピリット/秘儀デッキ。特に黒赤か黒緑の場合には、同じ3マナ域の《鼠の浪人》や《悪逆な大峨》よりも優先されることが多い。逆に、スピリットに寄せにくい黒白の場合や、タフネスが低くなりがちな黒青の場合には、デッキに入らないこともある。

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