100万Hitを機に、この日記の更新を停止します。
今までご愛読ありがとうございました。

日記の更新が苦痛になったとか、そういった理由じゃないです。実は前々から、「100万Hitになったら日記を最終回にしよう」と考えていました。100万人の方に読んで頂けたんなら、僕のMagicにおけるあれやこれやも、ちょっとは“赦される”んじゃないかなと思っていたんです。時に、更新してて辛くなることもありましたが、「100万Hitまでは頑張ろう」と自分に対する励みにもしていました。ですので、無事に最終回を迎えられて、肩の荷が降りたような感じです。本当に、今までのご愛読ありがとうございました。

日記を始めたのが2004年の10月ですから、3年7ヶ月の間、【探索しないフェルダグリフ】が続いたことになります。これだけの短期間の間に、述べ100万人の方のご来訪を頂き、322件のリンクを頂きました。ちょっと過分な評価に、我ながら驚いております。

今後は、ちょっとお休みを頂いたあと、別の形でお会いできるように画策する予定です。ってか、次の行き先も定まんないまま最終回を迎えちゃう自分の無計画っぷりは相変わらずですね。もうちょっと綺麗に終われて、みんなに「お疲れさまー」と言ってもらえるように大団円を迎えられれば良かったんですが。後ろ足で砂をかけるような終わり方になってしまい、申しわけありません。探索しないどころか進歩もしない体たらく、これは最後まで改善できませんでした。勢いだけで突っ走っちゃった集大成がこの日記だったわけです。

3年7ヶ月の間に書いた日記の中には、自分でもけっこう好きな文章はありました。
 ・ネズミデッキについて書いてみよう(2005年6月)
 ・カバ雄さん的“けちコン”思索(2005年7月)
 ・白暦伝れぽ@宮城県選手権(2005年10月)
 ・迷宮案内へのご招待(2005年11月)
 ・ディセンションのシールド論(2006年8月)
 ・白緑ジャンク(2006年11月〜2007年1月)
 ・MTGとダイスの話(2007年5月)
 ・北陸予選通過レポート(2007年6月)
 ・かば緒13歳の見た宮城県選手権(2007年11月)
とかは、自分でもたまに読み返してみたりしてます。好き勝手に書いて、自分でもかなり楽しんでました。

実は、最終回になったら今まで書いてきた日記を全部消そうと思ってました。後夜祭のキャンプファイアで、お祭りの残り香を燃やしてしまうように・・。楽しく読んで頂けた、その記憶の中だけに残ってくれれば満足だと考えていました。

でも、日記を更新していくうちに、色々な方との交流があり、色々な考察をし、もうこれは僕だけの日記じゃなくなったと考えるようになりました。たまにアクセス元表示なんかを見ると、最近になっても「神河ブロック ネズミ」などのキーワードで検索し、この日記に辿り着かれる方がおられました。いつのまにか、ちょっとした資料集的な役割も担ってたんだと実感しました。

いつかある日。ふと、この日記を思い出して、もう1度読み返してくれたら、僕はすごく嬉しいです。ですので、もう更新しないにしろ、これまでの日記は消さずに残しておきます。

いつか逢う貴方のために・・・
100万Hitを機に、ちょっとしたサプライズがあります
心が折れそうです・・・。
真だ中国から帰れなそうです。
マジックはプレイミスした方が負ける。

よく言われるフレーズだけど、実際にプレイミスをゼロにするのは難しい。プレイミスの種類は無数にあり、それを全て定義化するのは無理な作業だ(極論すれば、最善手以外は全てプレイミスになるし)。そういった意味で、以前にArthさんが訳していた『マジックで良くある過ち』は良くできた読み物で、僕も機会があればこういうのを書いてみたいと思っていた。
マジックで良くある過ち
http://bastermtg.blog117.fc2.com/blog-entry-18.html
そして、めでたく(?)反省すべきプレイミスを犯し、ミスについて考える機会を得た。モーニングタイド対応デッキも一段落ついた事だし、今日は僕のやっちまったプレイミスについて書いてみようと思う。こういうケーススタディを挙げることで、皆さまが同じ轍を踏まない、言わば他山の石になれば幸い。こういった内容がご好評頂けるなら、ちょっとシリーズ化してみても面白いかなと思っているので、ご感想を頂けるとさらに幸い。

ケース1 諦観
それは、モーニングタイドのプレリトーナメントでの出来事。第3ラウンド、それまで2−0−0していた僕は、それなりに強いデッキを持った相手に当たった。相手のデッキは青緑。2ターン目に《粒選りの収穫》が貼られると、《獣道の変わり身》や《熟考漂い》で畳み掛けてきた。いわゆるブン回り状態だ。

僕はと言えば、序盤に《低木林の旗騎士》2体こそ展開できたものの、その後は引けども引けども土地ばかり、相手の2/2飛行に1/3を2体突っ込ませたりして、コツコツとライフを削っていた。しかし、相手の飛行が止まらず、いよいよ以って苦しい展開だった。

そしてそのプレイミスは、ライフレースが僕8・相手11の時に起こった。相手のクリーチャーは《霧縛りの徒党》と《剣士団》と《露滴のスパイ》、僕は《活力》と《湿地の飛び回り》のみ(トークンは居ない)という状況だ。もはや《活力》でマクろうにも生物が少なすぎ、飛行で2回アタックされて負けだろうなーと思ってた。そして相手はここで長考の末、《蔦馬の手綱》を《剣士団》にプレイしてフルアタックしてきた。

僕は深く考えもせず、一番パワーの大きな《剣士団》をブロック。ダメージが解決され、《湿地の飛び回り》が+5/+5されることを告げると、相手が凄い顔をした。はて、と場を見渡してみると、あ、返しのパンチでダメージ足りてた。そして僕はそのデュエルに勝利した。

当然、ここまで読んだ読者の皆さまはお気付きだろうが、僕はここでプレイミスをしている。《剣士団》にはライブラリーに戻る能力が付いていたので、ここは4/4飛行をブロックすべきだった。相手が戻る能力に気付かなかった(元はと言えば《活力》で+5/+5される事にもだ)から勝てたものの、それは単なるラッキーだ。

このケースで反省すべきは、途中からゲームに勝つことを諦めたこと。

相手のブン回りに心が萎えていた。開始から20分も経っていない第1デュエルだということもあり、気分がもう第2デュエルに向いちゃっていた。相手のミスに漬け込もうにも、「こうやったら勝てる」って道筋を立てていなかったワケだ。もちろん、ダメージが足りない場合は、相手が《活力》を忘れた前提の上で、更なるミスを期待して《剣士団》をブロックすることは有り得る。こういう時は、ダメージをスタックに積んで解決されるまで、グラスカウンターとかダイスに手を触れちゃ駄目だってことも知ってる。

長い間マジックをやっていれば、こういう小手先のテクは身に付く。しかし、勝つ事そのものを諦めていたのじゃ、テクを生かす機会は無くなる訳だ。

結論。ちょっとサジ加減の難しいお話なんだけど「勝ちたいんやー」全開だと、視野狭窄になって正しいプレイはできない。ただ、それと同様に「どうでもいいや」と思ってしまった瞬間にも、正しいプレイを発見できなくなる。勝ちにつながる細い道のりを見逃し勝てていたディエルを落としてしまわないために、常に「こういうプランなら勝てる」って考えなければならない。



ケース2 プレイミスの上塗り
これも、上と同じ相手との第2デュエルでのこと。今度は、僕の回りがよく、相手は5ターン目まで生物を展開できてなかった。相手が序盤になんか装備品を置いたんだけど、ゲームにインパクトを与えなかったので、僕は絵だけ見て確認もせず《黒曜石の戦斧》だと思い込んだ。

そして、相手は5ターン目《獣道の変わり身》をキャストしてエンドを宣言してから、多相なので装備したい旨を伝えてきた。たかがプレリだし、認めてあげても良かったけど、このデュエルが終われば昼ごはんを食いに行きたかったし、早く終わらせたかったので認めないことにした。思えば、この時点でちょっとゲームの空気が悪くなった。

僕には《泥デコの松明走り》が居て、手札に《有象無象の発射》を抱えていた。アタックする段階で《変わり身》を除去すれば追加で8点なので、ほぼ勝ってると思っていた。

次のターン、僕が4/4かなんかと《泥デコ》でパンチした返しで、相手は装備してアタックを宣言。僕はスルーしてライフは僕14、相手13だった。さて、アタックして相手のライフが7に減ったので、意気揚々と《有象無象の発射》をプレイした。そして、《変わり身》を対象にとろうとすると、できませんとのこと。

この時になって初めて装備品をよくよく見たら《外套と短剣》だった。プレリだったこともあり、そんな被覆が付く装備品を知らなかったわけだ。一応ジャッジを呼び、巻き戻ることを確認した。そしてプレイミスを犯したショックから混乱したままエンドを宣言。僕の手札にはチャンプブロックして2点軽減できる《ファーティリド》が居たのに! このデュエルも、結局勝ったからよかったものの、ライフがもっとタイトだったら致命的になっていった。

さて、このデュエルではいくつもミスをしている。

まず、相手の出したカードを確認しなかったこと。プレリなんだからカードは知らなくて当たり前だし、だったら1つ1つ確認するのが最善だ。“知ったかぶり”して得することなんて何も無い。

次に、相手の巻き戻しを認めないにしろ、ちょっと言い方に配慮が必要だった。「一応、公式戦なんで、申し訳ないですが勘弁してもらえませんか?」みたいにやんわり言えば、空気も悪くならず、お互い楽しくプレイできただろう。

そして、今回最大のミスは「プレイミスをした直後に、混乱したままエンドを宣言したこと」。これは痛かった。僕の経験上、かなり上手い人でもプレイミスはする。しかし、それに気付いても大きく崩れたりはしない。ミスはミスとして、その後は平常心で最善に立て直したプレイを続けられる。一方、プレイミスした後に混乱して大きく崩れちゃう人はかなり居る。圧倒的に有利な場をひっくり返されたってことの大半は、プレイミスしてその後グダグダになったことに起因している。

僕も、なるべくならプレイミスはプレイミスと認め、その後の修正に全力を傾けるようにしている。しかし今回の場合、ちょっとゲームの雰囲気が悪くなりすぎ、「撃てない? じゃあエンドでいいですよ」みたいな変な精神状態になっていた。

結論。リラックスしてプレイをしないと正しいプレイングはできないわけで、その環境を作るのもプレイングの一部だと考えること。そして、ミスしたら一度深呼吸して、状況を立て直す余裕を持つべきだ。
ヒミツのみDeath

あれれれれ?

2007年6月26日 その他
微妙に順位違う・・・。
http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/regionals/2007/hokuriku/index.html
ま、いーけど。

去年のRoads to Nationalsに比べて、内容が事務的でトゥマンナイよね。URLもmatsumotoだったりhokurikuだったり、統一感ないし。やっつけ仕事って感じ。
MTGとダイスの話
ダイス(サイコロ)って、大会でもカジュアルプレイでも、持ってるとすごい便利だよね。で、そのダイスについて思うところがあったので、今日はマジックとダイスの話をしてみよう。

マジックにおけるサイコロの用途は大体こんな感じ。
・先手/後手を決めるダイスロール用
・+1/+1カウンターや蓄積カウンターなどゲーム中のカウンターとして使う
・ライフカウンターとして使う
・大量に発生しているトークンとして使う(苗木“6”体とか)
・コンボデッキでストームの数を数えるのに使う
・コインフリップの代わりなどのランダマイザーとして使う
ゲーム中のカウンターなんかは、グラスカウンター(おはじき)でも代用が利くんだけど、数が多くなると煩雑だ。たとえば、+1/+1カウンターがモサッと置かれた《電結の荒廃者》のパワーいくつなの、みたいな時、グラスカウンターよりはダイスで表した方がスマートだ。

ひとくちにダイスと言っても、色々種類がある。どんなダイスを使えば良いのか、ちょっと考えてみたい。

○ダイスの形

ダイスっていうと普通は6面体ダイスを指す。玩具店とか、100円ショップなんかで手に入るのはたいていコレ。でも、マジックを取り扱ってる店って、TRPGとかSLGとかのアナログゲーも売ってることが多いので、マジック業界には6面体と同様に他の多面体ダイスが飛び交っている。

個人的な意見を言わせて貰えば、ダイスは6面体の方が好ましいと思う。

10面体は「0」をゼロとして扱うか10として扱うかダイスロールの時に決めなきゃいけないのが煩わしいし、4面体とかは知ってないと読み方が判らない。じゃあ8面体とか12面体とかなら良いじゃんと思うかもしれないが、面の数が多くなるほど任意の面を上に向けるのが冗長になるわけだ。スパイクの+1/+1カウンター3つを「3」の目で表す場合とかに、面の数が少ないほうがゲームの妨げにならないよね。

そうそう。スピンダウンライフカウンターってやつがある。20面体のダイスで、各数字の隣が次の数字に配置されてるから、ライフが減った時にすぐに欲しい数字の面に動かせるスグレモノだ(こんなヤツ↓)。
http://store.yahoo.co.jp/big-web/1122.html
で、これでダイスロールをやろうとする人が居るんだけど、個人的にはかなりイヤ。だって、デカイ数字の面が偏在してるわけだから、ちょっと練習すれば、1回転くらいさせても大きい数字の面を出せるようになるよね? なので、大会でのダイスロールには、あまり用いないほうが良いと思う。

それと、忘れちゃいけないのが、ダイスは対戦相手にも見やすいようにすべきだってこと。自分のパーマネントに置いてあるダイスは、自分では真上から見てるけど、対戦相手は斜め上から見てるわけだ。なので、20面体みたいにあまり面数が多いと、どの面を出しているのかけっこう判りづらい。こういう意味からも、直角に切り立った6面体ダイスは、間違いが起こり難い。

○ダイスの材質・目の形

できれば、ダイスは透明な素材のものが良い。クリアレッドとかクリアグリーンとか、中が透けて見えるアレだ(冒頭の写真参照)。なぜ透明が良いか、それは、イカサマを仕込みにくいからだ。グラサイとか四五六サイだとか、透明な素材のダイスに仕込むのはかなり難しい。カジノの本場ラスベガスのカジノダイスとか、ダイスの出目がゲームにもろに影響するバックギャモンのプレシジョンダイスとか、こういうところで使われるダイスは透明な素材を用いている。しかし、着色なしの真っ透明なやつだと、裏の目が透けて見難いことがあるので、色は付いてた方が良い。

勘違いしないで欲しいのは、不透明なダイスだからって全て怪しいと言ってるわけじゃない。ただ、僕は「フェアプレイとは人を疑わないことではなく、人に疑われないことだ」と思っているので、疑われる余地の少ない透明な素材のダイスを使いたいと思ってるわけだ。

目の形については、○の数で表されてるダイス(ピップと言うらしい)と、数字が書かれてるダイスがあるよね。これも、あくまで僕の主観だけど数字の目の方が良いと思う。パッと見で、現在の数が判るし(まぁピップの方も、慣れてる人にはパッと見で判るだろうけど)、対戦相手から見るような遠目から見た場合でも誤解を招きづらいからね。

そうそう。すげー余談なんだけど、ピップのダイスって5が出やすいって知ってた? 僕も↓読んで、へー、って思ったので引用してみる。
目と重心

サイコロの目は、もとの六面体を凹ませることで作るため、目の分だけ各面から質量が取り除かれることになり、重心に偏りを生ませる。特に、最も数の差が大きい1の面と6の面が向かい合っているため、目の大きさが全て同一のサイコロは1の面側に重心が偏り、転がした際に6の面がもっとも上になりやすく、乱数発生に不都合が生じる。そのため、このことを考慮したサイコロでは、各面に刻む目の面積(より厳密には体積)をその数に反比例させ(1の目が最も大きく、2はその半分の面積、3は3分の1の面積、……6は6分の1の面積、という具合に徐々に小さくなる)、各面が失う質量を等しくすることにより、重心の偏りを避ける工夫がなされている。ただし、市販のサイコロの大部分はそこまで行わず、1の面の目だけが大きく他は同じ大きさといった程度である(この場合、最も上になりやすいのは5の面である)。

また、各々の面において目の配置が点対称あるいは左右対称なのも、配置による重心の偏りをなくすための工夫である。

さらに、カジノダイスなどでは少しでも重心の偏りをなくすため、目は凹ませず、表面に印刷で記すのみとしており、また角も丸められてはいない。
ウィキペディア(Wikipedia)「サイコロ」の項より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%AD


○ダイスの大きさ

こと6面体ダイスに限っては、ダイスの大きさを選べることが多い(もちろん売り場の大きさにも拠るけど)。よく見かけるのは、小(8〜9?角)・中(12?角)・大(15〜16?角)のモノだ。大体この中から選べば、どれでも良いけど、個人的には12?角が好き。や、もうこれは完全に好みなので、振ってみるなり、遠目から眺めてみるなりして、ゲームに使いやすい物を選ぼう。これより小さいと極端に見づらいし、これより大きいとダイスロールの時に不備が出る。というのは、ダイスが大きければそれなりに重いわけで、机に転がした時に音がうるさかったり、うまくバウンドしなくて回転が足りず出目を操作してるように見られたり、などなどだ。

と言うわけで、カバ雄の超個人的なダイスの見解をまとめてみる。
・形は6面体
・素材は透明素材(ただし色付き)
・目は算用数字
・大きさは12?角


○ダイスロールについて

ついでにダイスロールについていくつか思うとこを語っておこう。

?自分用と相手用?
よく、対戦相手用と自分用の2個のダイスでダイスロールする人がいるけど、あまり好ましくないと思う。グラサイを疑われないためにも、1つのダイスでダイスロールした方がフェアだ。対戦相手がダイスを2個取り出したら「1つのサイコロでやりましょう」などと一声かければ紳士的だ。

?振るのも1個
M上さんがむかし言ってたんだけど、2個の出目の合計だと、1個で振るよりも同数であるパターンが多くて(3・4でも2・5でも“7”だ)、振り直しになり易いそうな。あ、あくまで僕は、数学的にちゃんと考えたわけじゃないので、間違ってたら悲しいけどね。で、そんなんで振り直すのは面倒なので、シンプルに1個で振れば良いじゃん、と。ガバっとダイス振るのが好きなら、T&Tとか、もっと別のゲームがあるわけだし。

?勝敗と条件は最初に決めとく
よく何も言わずにダイス振る人がいる。基本的には、デカイ目出した方が先手だけど、対戦相手の認識では小さい目の方が勝ちってルールかもしれない。ちゃんと最初に確認しておくべき。リミテッドだと後手をとりたい場合があるので、「勝った方が先手/後手の選択権がある」ってのも言っといた方が良いかもしれない。マジックは対人ゲームであり、コミュニケーションはちゃんと取ろうってことで。

とまぁ、長々と語ってきたわけだけど、たかがダイスの話だけでよくもこんなにと、我ながら呆れるくらいだ(笑)。こんなん読んで面白いかどうか、感想聴かせて貰えれば幸い。好評なようならライフカウンター編とか、カードケース編とか、他のサプライ関係について語っちゃうかも。でわでわ、貴方が明日のダイスロールで勝てることを祈りつつ・・・・。
流行ってるみたいなので、便乗してみる。

やー、今年はよく勝ったと思ったけど、戦績見直してみると、勝ってる時と負けてる時の落差が激しいな、僕ってヤツぁ。まぁ、休業後のリハビリとしていきなりPTQに出るとか、練習ゼロでプロツアーに出るとか、そんなんやってるからなんだけどね。

1月中旬ごろ、2ヶ月ぶりにMTGに復帰。

1月のトーナメント
 ギルドパクト・プレリ@宇都宮 2−2−0ドロップ
 ギルドパクト・プレリ@仙台  1−1−0ドロップ

2月のトーナメント
 PTQプラハ@仙台 3−3−0

2月中旬〜3月中旬 仕事のためMTG休業

3月のトーナメント
 PTQプラハ@新潟 7−1−1(優勝
 リミッツ店舗予選@仙台 2−1−0ドロップ

4月上旬〜5月初め 中国に出張のためMTG休業

5月のトーナメント
 プロツアープラハ 2−3−0ドロップ
  →ディセンジョンの練習0で行った。若気の到り。
 PTQ神戸@東京1次 2−3−2

6月のトーナメント
 PTQ神戸@仙台1次 1−2−0ドロップ
 日本選手権予選@東北 2−1−1ドロップ

7月のトーナメント
 コールドスナップ・プレリ@仙台 1−2−0ドロップ
 PTQ神戸@室蘭 7−0−1(優勝

7月下旬〜9月上旬 
  存外に早く神戸の権利取れちゃったのと、仕事のためMTG休業


9月のトーナメント
 リミッツ店舗予選@一ノ関 1−1−1
 リミッツ店舗予選@仙台 1−1−0
 リミッツ店舗予選@仙台 1−2−0
 GPT山形@山形1次 7−1−1(優勝
 タイムスパイラル・プレリ@東東京 2−2−0

10月のトーナメント
 PTQジュネーブ@千葉 0−3−1ドロップ
 PTQジュネーブ@東京1次 2−1−3
 PTQジュネーブ@横浜 3−2−0ドロップ
 PTQジュネーブ@仙台 5−1−2(ベスト4
 プロツアー神戸 2−3−0
 宮城県選手権 5−2−1(ベスト4

10月下旬〜11月中旬 仕事のためMTG休業

11月のトーナメント
 グランプリ山形 6−5−0(39位

11月下旬〜12月下旬 仕事のためMTG休業

 
まぁ、仕事で延べ5ヶ月ほどマジックに触れられない期間があったにしちゃ上出来、上出来。ちゃんと練習したときはそれなりに勝ってるし、年2回プロツアー出れたのは僥倖だった。来年は更に仕事が占めるウェイトが高くなるけど、まぁボチボチ頑張ろっと。

でわ、皆様、良いお年を!
おかげさまで50万Hitを迎えることが出来ました。日頃のご愛顧、まことにありがとう御座います。

『なんとなく』で始めたこの日記、まさかこんなにも多くの皆様のお目に触れるとはつゆ知らず、嬉しいやらお恥ずかしいやら。当の本人が一番ビックリです。筆不精なものでいちいちお礼も申し上げられませんでしたが、当日記にリンクして下さっている方もいつの間にやら250名と、過分なご期待に恐縮しております。

思えばこの日記、神河物語×3時代のPTQを抜けたのを期に書き始めたんですよね。まさか神河がスタン落ちするよりも前に50万Hitを迎えるとは思いませんでした。多い日だと5000Hit/日くらい、仕事の都合で1ヶ月くらい放置している時にでも50Hit/日くらいと、閲覧して下さってる方々が大勢居るという事を支えに、何とかここまでやって来れました。いやはや、当日記のような僻地に足をお運びいただき、誠にありがとう御座います。

感謝の念を込めまして、記念のプレゼントなどを企画しております。現在鋭意作成中ですが、まぁカバ雄のやることなのでちょっと間が空くかもしれません。悪しからず。
KICKUPさんの日記に、“お金”をかけないマジックという主旨のことが書かれていまして、僕もいたく考えさせられました。
Money and Magic
http://diarynote.jp/d/78060/20060905.html

僕はいま社会人で、しかも人生の中で一番お金が自由に使える期間にいます。だからと言って「見よッ! これがッ! 金の、力だ!!」とばかりに連戦連勝を重ねているかと言うと、そんなはずもなく、「あ〜、やっぱ練習に時間かけられる学生には勝てないねぇ」と日々辛酸を舐めてるわけです。

というわけで、今日はそんな由無し事を語ってみたいと思います。

○“お金”と“時間”

以後、学生と社会人の立ち居地を↓のように定義して、話を進めて行きます。
 学生:時間があって、お金がない
 社会人:お金があって、時間がない

学生諸氏から見れば「お金を湯水の如く使える社会人は勝てて当然」と思うかもしれません。しかし、それは単に『隣の芝生は青く見えてるだけ』です。ほぼ全ての社会人は学生という時代を経験していますが、学生の殆どは社会人を経験していません。で、社会人である僕に言わせれば「時間を湯水の如く使える学生の方こそ、勝てて当然」だと思うのです。この意見は、社会人のトーナメントプレイヤーなら大多数の方が同意してくれるのではないでしょうか。

マジックにおいては、トーナメントシーンで使うカードなんて限られているので、お金によって得られるアドバンテージなんてたかが知れてます。《デュアルランド》10種類40枚コンプしてても、全部一つのデッキには入りません。強くて高いカードをある程度集めてしまったら、もうそれ以上お金で強さを得られるわけじゃないんです。
でも、時間はいくらあっても足りないのです。メタデッキの情報を収集して、デッキを組んで、対人練習をこなして、微調整をして、サイドも練りこんで、大きなトーナメントの前にローカル大会2・3は同じデッキでこなして、と時間さえあれば強くなれる要素は枚挙に暇がありません。

まぁ、社会人には社会人なりに『お金を使って練習時間の少なさを誤魔化すノウハウ』ってのもあるんですが、そこはそれ。話が脇道に逸れちゃうので、また今度のお話ってことで。

結局、何が言いたいかっていうとお金があるからってそんなに有利じゃないよ、むしろ時間ってリソースの貴重さに気付いてちょうだいってことなのです。

○“お金”が無いなりに

KICKUPさんの日記にも、お金をあまり使わずに済む方法が書かれておりました。基本的に、書かれていた内容には全て賛成です。その上で、幾つか付け加える形で書いてみたいと思います。

・代理カードを使う
とあるカードが本当にデッキに必要かどうかなんて、使ってみなければ判りません。そして、手に入るまで我慢するっていうのは、極めて非効率的です。まず、代理カード(プロクシー)でデッキを回してみて、必要だったらそのカードを集めれば良いのです。2500円も出して買った《十手》が実はこのデッキには不要でした、というのはとても虚しいものです。まず味見程度に代理カードで使ってみるのが無駄な出費を抑えるコツなのです。

・トレードをする
シングルでカードを買わないのであれば、収集手段はやはりトレードでしょう。自分の使わないカードが必要なカードに交換できるのですから、やり繰りにはもってこいです。

例えば、600円のカードと1000円のカードってトレードするのは難しいですよね。でも、600円のカードと700円のカードならトレードできたりします。そしたら次は800円のカード、900円のカードと少しずつ回していくといつの間にかお目当てのカードに到達できたりします。
僕も昔、1枚しか持ってない《リシャーダの港》をいったん手放して、1日かけてトレードして資産を増やし、帰る頃には《リシャーダの港》3枚と《黄塵地帯》になっていたってことがありました。

・1つのデッキを使い込む
1つのデッキを延々と調整している限りでは、そこまで急激な出費は必要ありません。新しいエキスパンションが出ても、そのデッキのみで考えれば「あ、このカードしか必要じゃない」っていう風に殆どお金をかけなくて済んだりします。使い込めばプレイングも上手くなりますし、良いことずくめですね。

個人的には、このように“本命デッキ”をトーナメント用にキープしておいて、あとのメタデッキは代理カードで済ますのが、お金をかけない一番の方法だと考えています。

○まとめ

うぉ。まとまんねーっス。オチもねーっス。
お金はおっかねーとかベタなこと言って誤魔化しとくっス。
 来た

     見た

       勝った





というわけで、PTQ@室蘭、優勝しました。わーい、国内プロツアーです!

今日は、お会いしたかったdendrobiumさんともお話できましたし、ずっと払いたかった九印さんへの辞書ツールのシェアウェアも払うことができました。ホントいい日です。
練習に付き合ってくださった皆様、ありがとうございました。レポートだのは、また後ほど。

次回予告

2006年7月18日 その他
次回予告
温めてたデッキ案もそれなりの数貯まってきたので、んじゃまぁ、恒例の新環境デッキでも語っていきますか。今回はCS of CS(the Card Strategy of the Cold Snap)と題しまして、表題カードの考察→サンプルデッキ→デッキの解説という流れでやって行きたいと思っています。現時点では、全5回の予定。ラインナップはこんな感じです。

 第1回 《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
 第2回 《占術の岩床/Scrying Sheets》
 第3回 《オーランのバイパー/Ohran Viper》
 第4回 《相殺/Counterbalance》
 第5回 《炎の編み込み/Braid of Fire》

例によって例の如く、予定は未定であって決定ではないので、途中で飽きるかもしれないですし、書いてる暇が無くなるかも知れません。まぁそこは、しょせんカバのやること、大目に見てやって下さいまし(先に予定書いときゃ多少なりとも義務感が生まれるかな、という打算も含みます)。
♪夏に冬の歌で 涼しい夕暮れへ
いえ、特に深い意味はないんですが。

(←)MTG.comの今週の壁紙が涼しげだったので。これなら仕事場のPCとかで使っても、違和感はなくていい感じかと思いました。 早速↓からダウンロードです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1106

あとブルー基調ってことで、《朧宮》も良いですよね。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/863
ふぅーっ。やっとこさ、仙台に帰還しました。ここ1週間はとてもバタバタ、その前1ヶ月も含めて、僕の人生でも指折りの密度の濃さでした。

5/2まで中国に居て、中1日で5/4にプラハに出発。もちろん中国じゃMTGなんてやってる暇なかったです。MTGに触れるのは1ヵ月半ぶり、ディセンションのドラフト初めてって状況でプロツアーに行った愚か者は僕ぐらいじゃないでしょうか、いやはや。結果ですか? 2-3ドロップです。

というわけで、長らく続きました当日記の更新停止もやっと解除です。まぁディセンション入りの構築の話でもボチボチ書いていこうと思いますので、あまり期待せずに読んでやって下さいましー。
年度末らへんってのぁ目が回るくらい忙しいです。日記更新してる暇もありません。結局、3月にMTGに触れたのはわずかに4回。よくこんなんでPTQ抜けれたモンです。

そうそう、明日からちょっくら中国へ行ってきます。山篭りして精神鍛錬、とかじゃなくて、ふつーに仕事で出張です。しかも1ヶ月くらい!
    ・
    ・
    ・
    ・
プラハ本戦の練習期間はどこですか(泣)?

一応、私物ノートPCは持っていくので、ネットにさえつながれば探索しないフェルダグリフも週一程度は更新するかもしれません。ってか、それくらいしか娯楽が無いような僻地ですし。つながらなければ、1ヶ月くらい更新が止まります。
やー。トーナメントレポも書いてはいるんだけど、遅々として筆が進まず。

なんつーか、僕は“行動記録”を書くってことにモチベーションが上がらないんだよね。僕の「書きたい」って原動力はイコール「僕の思考を知らしめたい」ってことであって、つまり“主張”を書きたいわけだ。某月某日カレーを食べました美味しかったです、みたいな内容を書くくらいなら、日記を更新しない方がマシと思ってる。だから、書いてることは、ご存知の通り、あんな感じになる。・・・それって、もはや日記じゃないじゃん。

で、PTQのレポよりも、まずギルドパクト環境のシールド論について書いてみたい。まぁ今現在(3/21朝)PTQの最終日に間に合うとは思ってないけど、今週末にはLimits予選もあるわけで、情報的な価値としてギリギリ賞味期限内だし。優先順位としてこっち先に書いておいた方がいいかなと判断した。
優勝しました。
ゴールデンウィークの東ヨーロッパ旅行ゲットです。

社会人になってマジックを再開した時「せめて1年に1回はプロツアー出れる実力を保とう」と目標を立てました。目標達成できて良かったです。

というわけで、レポやら何やらは明日にでも書きます。今日はもう疲れました。とても幸せな気分で寝れそうです。
なんか、PCつける気力もない日々です。あと1週間くらいで仕事の納期が明けるので、それまで相変わらず更新止まります。

というわけで

2006年2月11日 その他
なんか2月9日の日記追記したらしいです。
や〜っHAHAHA!

どーも、えらいご無沙汰でした。ぼちぼちまた(マイペースで)書いてこうと思います。

で、再開ってことで久々に翻訳なんぞを。お題は「レガシー」。さすが探索しないフェルダグリフ、世のニーズから完全に外れてるところが空気読めてなくてアレです。

レガシーに関しては、翻訳したいスタックが色々あったんですが、とりあえずここら辺↓からやっていこうか、と。
レガシーでの“生存”術
(原題)Legacy- A Survival Guide
http://mtgsalvation.com/article/29/legacy-a-survival-guide/
レガシーの“古典”を知らにゃ、今のメタデッキに対する奥行きも浅くなるでしょってことで、今から約1年前に書かれたレガシーの入門書です。ATSがメタの中心で、まだゴブリンが火力重視だったり、ソリタリティがウヨウヨしてたりな時代のお話っす。

これは、明日(火)と明後日(水)の2夜に分けて載せます。以下は暇を見つけて訳していこうと思ってる記事です。

GPフィラデルフィアがレガシーに与えた影響
(原題)GP Philly and Its Effect on Legacy
http://www.mtgsalvation.com/article/203/gp-philly-and-its-effect-on-legacy/
で、これが今ん所のレガシーのメタっていう記事です。「なんであのデッキが居なくなったの?」とか、「ピキュラデッキって何がしたいの?」みたいな内容を、独自の観点で考察してくれてるので、非常に参考になります。

レガシーでの親和
(原題)An Affinity for Legacy
http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?id=6097
これはヒミツ日記限定で翻訳載せようと思ってる記事です。戦略記事として非常に素晴らしい内容なんで通常の日記にぜひ載せたかったんですが、ほら、一応プレミアム記事ですしねぇ。僕がカルステン萌えなことを差し引いても、「親和ってレガシーでぜんぜんイケんじゃん」と思わせてくれました。

で、まぁ予定は未定であって決定ではないワケでして。時期が時期だけに、ギルドパクト入りの構築の話とか、ちょうどPTQシーズンなリミテッドの話とか、ちょっと興味あるラブニカ限定構築の話とか、書きたいことは山積してます。なので、レガシーの翻訳はそっちのけになる可能性もありますが、そこは長い目で見てやって下さいましー。

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