ガッと(GAT)デカくなるよ〜?
2005年2月12日 Extended無事に《狡猾な願い》も手に入ってデッキ登録も終わった。ルディ・メジャーに《サファイアの大メダル》もトレードしてやった。暇もできたんで、会場を見回してみたら、苦手な白ウィニー使いも1人しか居ないようだった。参加人数は57人、スイスドロー6回戦ってとこだろ。最初の1〜3回戦に勝てば、メタ外な白ウィニーに当たることは無いだろうって踏んだね。
そうそう、会場には俺以外にもGAT使いが居たぜ。珍しいこともあったもんだ。しかもデッキ構成も俺のとほとんど同じだってんだから驚きだ。彼に聞いたところ、プレイテストの段階では3色GATを使ってて、5色にしたのはつい最近、つまり殆ど回してないってことだ。お互いの健闘を祈りつつ、試合に臨んだ。あと、トーナメント中に2度ほど「スターシティのGATスレ見たよ」って話しかけられた。あいにく、そいつらはスレをROMってただけらしいんだけどな。ここまでGro-A-Togが知名度高いとはちょっと予想外だったね。
第1ラウンド リック(RDW)
1ゲーム目:
初手は《渦巻く知識》《モックス》《溢れかえる岸辺》を含むちょっとディフェンシブな感じで、先行き不安だった。でも、相手の初動は《ゴブリンの士官候補生》! 噛み合った。いきなり良い手札に見えてきたぜぇ。
世のGAT使いは、対RDWはけっこうタイトだと思ってるらしい。でも俺に言わせりゃ、環境で一番くみし易い相手だ。RDWには、《サイカトグ》+《噴出》のコンボを止める手立てが無いし、《火/氷》《ハルマゲドン》で後押ししてやれば尚更だ。RDWの撃ってくるランデスは遅めだし、《焦熱の火猫》みたいな重いスペルは《目くらまし》の恰好のマトだ。信じられないんなら、次の2試合を見て納得してくれ。
俺は相手の《士官候補生》にスタックして2枚目の《渦巻く知識》を撃ち、引いてきた《目くらまし》でカウンターした。いま思えば、これはミスだったかもしれない。手札には《火/氷》があったんで、もう1体引き付けてからまとめて除去ればよかった。次のターンの《呪われた巻物》は《誤算》でカウンターし、《渋面の溶岩使い》はスルー。2枚の《モックス》を展開できたことで、相手の《リシャーダの港》はほとんど気にならなかった。《モグの狂信者》を出されたところで、《溶岩使い》と供に《火/氷》で除去ったら、ラッキーなことに《狂信者》をサクり忘れてくれたよ。あとは《サイカトグ》が相手の17点のライフを一気に削ってくれた。さすがに相手もビックリしてたね。
2ゲーム目
後で知ったことだが、彼は俺のデッキ相手に《略奪》をサイドインしたらしい。1ターン目に出されたのは《呪われた巻物》、対RDWで一番辛いパターンだ。なんとか《ジャッカルの仔》と《狂信者》を《火/氷》で退けて、ひたすらキャントリップを連打。そして《噴出》→《ハルマゲドン》。これで相手の土地を3枚壊して《巻物》を無効化し、《サイカトグ》《噴出》を続け様に放つ。最後は2枚の《吸血の教示者》で《火/氷》《噴出》と持って来てゲームセット。ちなみにこの試合で相手に与えられたダメージは3点、自分で減らしたライフは5点。むしろ自分に殴られた方が痛かったってもんだ。
ゲーム1-0、マッチ2-0
第2ラウンド ポール・ヴァン・デ・ガン(RDW)
さっき《狡猾な願い》を売ってくれたポールが相手だ。彼は俺のデッキが青系コントロールデッキだと思ってるらしく、1戦目は楽勝、サイド後の《寒け》がカギだと言っていた。俺は微妙な笑いで誤魔化しといたが、ね。
1ゲーム目:
ダイスロールで彼が先攻。2ターン目には合計パワー4の生物が並ぶ、上々の立ち上がりだ。俺が出した《クウィリーオンのドライアド》は即焼き。《巻物》まで設置してきた。しかも土地を縛ってきたんで、《サイカトグ》を見つけるために全力でライブラリーを掘ったよ。でもなかなか見つからず、手札には2体の《ピキュラ》と2体の《ドアイアド》。コイツらは、相手が設置済みの《溶岩使い》と《炎の印章》で完封されてた。でも、なんとか《サイカトグ》まで繋げることができた。
俺のアンタップフェイズの時点で、相手の場には《狂信者》《溶岩使い》、モーフ(つまり《火猫》)そして《巻物》。一方、俺の場には《サイカトグ》の他には《島》2枚と《真鍮の都》だけ。手札には《渦巻く知識》《狡猾な願い》《噴出》と、役立たずの4匹。ライフはかなり落ち込んでいて、彼にターンを渡した場合、手札のうち2枚が火力なら負けって場面だ。もし2枚持ってなくても、2回ターンを渡したら確実に削りきられる。
で、俺はここでじっくり考えた。まず《渦巻く知識》で何より欲しかった《島》を入手。セットしてとりあえずエンド。戦闘フェイズに入ってから《願い》で《陥没》を持って来てピッチでキャスト。うっかりアタック宣言前に《火猫》を表返しててくれたらお得だったんだが、相手も然る者、そんなプレイミスはしてくれない。でも、幸運なことに相手は火力を持ってなかったらしく、ほんとにギリギリでライフが残った。ライフ7の時点で、彼は《モグの狂信者》と《炎の印章》を持っていたんで、ヒヤヒヤしたよ。返しのターンで2枚目の《島》を置いて青マナ浮かせて《噴出》。キャントリップを繋いでなんとか致死量まで《サイカトグ》をパンプできた。ふぅ、最高にタイトだぜ。
2ゲーム目:
彼が日本語版《ジャッカルの仔》と、英語版《狂信者》、ドイツ語版《巻物》と並べたところで、俺は仕方なく《紅蓮地獄》。やれやれ、まったく国際色豊かな男だ。で、このあと俺のひどいミスで、ゲームはあっけなく負けちまうわけだ。まず、《血清の幻視》撃ってライブラリーの上に《サイカトグ》を、どうでもいいカードを底に積む。で、《手練》を撃って《サイカ》を入手、のハズだった。ところが、見えたのは《島》2枚。あれ? 《サイカ》底に送っちまったよ。その後、もちろん後続のクリーチャーなんざ引くはずも無く。《火猫》と火力の前にGG。
3ゲーム目:
初手を見てニンマリ。秒でキープを宣言。相手は1マリガンの後に手札を見て少考。「キープしたいけど、1ターン目に《寒け》出されたら即死しそうなんでマリガンするよ」と言った。笑を堪えるのに必死だったね。俺のサイドにゃ《寒け》なんて1枚も入ってないんだから。このゲームは、今日で1番楽勝だったよ。なんせ相手は5枚スタートだったからな。別に俺が嘘ついたわけじゃないんだぜ? 黒マナソースが沼しかなかったんで、《教示者》で《モックス》持って来て、《サイカ》→《噴出》で勝ち。
ゲーム2-0、マッチ4-1
そうそう、会場には俺以外にもGAT使いが居たぜ。珍しいこともあったもんだ。しかもデッキ構成も俺のとほとんど同じだってんだから驚きだ。彼に聞いたところ、プレイテストの段階では3色GATを使ってて、5色にしたのはつい最近、つまり殆ど回してないってことだ。お互いの健闘を祈りつつ、試合に臨んだ。あと、トーナメント中に2度ほど「スターシティのGATスレ見たよ」って話しかけられた。あいにく、そいつらはスレをROMってただけらしいんだけどな。ここまでGro-A-Togが知名度高いとはちょっと予想外だったね。
第1ラウンド リック(RDW)
1ゲーム目:
初手は《渦巻く知識》《モックス》《溢れかえる岸辺》を含むちょっとディフェンシブな感じで、先行き不安だった。でも、相手の初動は《ゴブリンの士官候補生》! 噛み合った。いきなり良い手札に見えてきたぜぇ。
世のGAT使いは、対RDWはけっこうタイトだと思ってるらしい。でも俺に言わせりゃ、環境で一番くみし易い相手だ。RDWには、《サイカトグ》+《噴出》のコンボを止める手立てが無いし、《火/氷》《ハルマゲドン》で後押ししてやれば尚更だ。RDWの撃ってくるランデスは遅めだし、《焦熱の火猫》みたいな重いスペルは《目くらまし》の恰好のマトだ。信じられないんなら、次の2試合を見て納得してくれ。
俺は相手の《士官候補生》にスタックして2枚目の《渦巻く知識》を撃ち、引いてきた《目くらまし》でカウンターした。いま思えば、これはミスだったかもしれない。手札には《火/氷》があったんで、もう1体引き付けてからまとめて除去ればよかった。次のターンの《呪われた巻物》は《誤算》でカウンターし、《渋面の溶岩使い》はスルー。2枚の《モックス》を展開できたことで、相手の《リシャーダの港》はほとんど気にならなかった。《モグの狂信者》を出されたところで、《溶岩使い》と供に《火/氷》で除去ったら、ラッキーなことに《狂信者》をサクり忘れてくれたよ。あとは《サイカトグ》が相手の17点のライフを一気に削ってくれた。さすがに相手もビックリしてたね。
2ゲーム目
後で知ったことだが、彼は俺のデッキ相手に《略奪》をサイドインしたらしい。1ターン目に出されたのは《呪われた巻物》、対RDWで一番辛いパターンだ。なんとか《ジャッカルの仔》と《狂信者》を《火/氷》で退けて、ひたすらキャントリップを連打。そして《噴出》→《ハルマゲドン》。これで相手の土地を3枚壊して《巻物》を無効化し、《サイカトグ》《噴出》を続け様に放つ。最後は2枚の《吸血の教示者》で《火/氷》《噴出》と持って来てゲームセット。ちなみにこの試合で相手に与えられたダメージは3点、自分で減らしたライフは5点。むしろ自分に殴られた方が痛かったってもんだ。
ゲーム1-0、マッチ2-0
第2ラウンド ポール・ヴァン・デ・ガン(RDW)
さっき《狡猾な願い》を売ってくれたポールが相手だ。彼は俺のデッキが青系コントロールデッキだと思ってるらしく、1戦目は楽勝、サイド後の《寒け》がカギだと言っていた。俺は微妙な笑いで誤魔化しといたが、ね。
1ゲーム目:
ダイスロールで彼が先攻。2ターン目には合計パワー4の生物が並ぶ、上々の立ち上がりだ。俺が出した《クウィリーオンのドライアド》は即焼き。《巻物》まで設置してきた。しかも土地を縛ってきたんで、《サイカトグ》を見つけるために全力でライブラリーを掘ったよ。でもなかなか見つからず、手札には2体の《ピキュラ》と2体の《ドアイアド》。コイツらは、相手が設置済みの《溶岩使い》と《炎の印章》で完封されてた。でも、なんとか《サイカトグ》まで繋げることができた。
俺のアンタップフェイズの時点で、相手の場には《狂信者》《溶岩使い》、モーフ(つまり《火猫》)そして《巻物》。一方、俺の場には《サイカトグ》の他には《島》2枚と《真鍮の都》だけ。手札には《渦巻く知識》《狡猾な願い》《噴出》と、役立たずの4匹。ライフはかなり落ち込んでいて、彼にターンを渡した場合、手札のうち2枚が火力なら負けって場面だ。もし2枚持ってなくても、2回ターンを渡したら確実に削りきられる。
で、俺はここでじっくり考えた。まず《渦巻く知識》で何より欲しかった《島》を入手。セットしてとりあえずエンド。戦闘フェイズに入ってから《願い》で《陥没》を持って来てピッチでキャスト。うっかりアタック宣言前に《火猫》を表返しててくれたらお得だったんだが、相手も然る者、そんなプレイミスはしてくれない。でも、幸運なことに相手は火力を持ってなかったらしく、ほんとにギリギリでライフが残った。ライフ7の時点で、彼は《モグの狂信者》と《炎の印章》を持っていたんで、ヒヤヒヤしたよ。返しのターンで2枚目の《島》を置いて青マナ浮かせて《噴出》。キャントリップを繋いでなんとか致死量まで《サイカトグ》をパンプできた。ふぅ、最高にタイトだぜ。
2ゲーム目:
彼が日本語版《ジャッカルの仔》と、英語版《狂信者》、ドイツ語版《巻物》と並べたところで、俺は仕方なく《紅蓮地獄》。やれやれ、まったく国際色豊かな男だ。で、このあと俺のひどいミスで、ゲームはあっけなく負けちまうわけだ。まず、《血清の幻視》撃ってライブラリーの上に《サイカトグ》を、どうでもいいカードを底に積む。で、《手練》を撃って《サイカ》を入手、のハズだった。ところが、見えたのは《島》2枚。あれ? 《サイカ》底に送っちまったよ。その後、もちろん後続のクリーチャーなんざ引くはずも無く。《火猫》と火力の前にGG。
3ゲーム目:
初手を見てニンマリ。秒でキープを宣言。相手は1マリガンの後に手札を見て少考。「キープしたいけど、1ターン目に《寒け》出されたら即死しそうなんでマリガンするよ」と言った。笑を堪えるのに必死だったね。俺のサイドにゃ《寒け》なんて1枚も入ってないんだから。このゲームは、今日で1番楽勝だったよ。なんせ相手は5枚スタートだったからな。別に俺が嘘ついたわけじゃないんだぜ? 黒マナソースが沼しかなかったんで、《教示者》で《モックス》持って来て、《サイカ》→《噴出》で勝ち。
ゲーム2-0、マッチ4-1
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