単色刷り謀叛絵巻 〜 赤の巻 〜?
2005年2月15日 スタンダード☆凍らし
弱体化版《モグの狂信者》とはよく言われる評価です。しかし、腐っても鯛と言いますか、さすがに強いです。1ターン目《凍らし》、2ターン目《かまどの神》と展開すると、親和使いがイイ顔します。《静電気》に次ぐ1マナ域火力として、《信奉者》《極楽鳥》などをテンポよく除去できるのも、非常に良い感じです。
☆炎歩スリス・かまどの神
赤の低マナ域として、もはや定番です。今さら説明の必要もありませんね。
☆ヴァルショックの魔術師
メインに入れるか否か非常に迷いましたが、メインで問題なしというのが現時点での結論です。親和への対策力として、また、緑系デッキに必須の《桜族の長老》《永遠の証人》をカード損失無く除去するための手段として、非常に良い働きをします。また、《尖塔の源獣》が通るための道をこじ開けるというのも、このカードの選定理由ではあります。
☆尖塔の源獣
当初は《ボール・ライトニング》かと思ってましたが、ちょっと違いました。丁度いい例えが思いつかないのですが、“後半余った土地を除去もしくは直接ダメージに変えるカード”というような位置付けで、《突撃の地鳴り》や《Stormbind》に近い感じです。いえ、ハタバーン使った身としては、《隕石の嵐》とでも言っといた方が良いのでしょうか? とにかくそんな感じです。もちろん、土地が充分並んでからのトップデッキ→速攻アタックってのもよく有ります。
☆手甲
ここでも登場の《手甲》です。ほんとに強いです。《炎歩スリス》に着くと、通常なら1+2+3+4+5+6=21点なのが、2+3+4+5+6=20点と、1ターン縮みます。また、通常ならスルー1択な《凍らし》も、《手甲》が着くと途端にブロックするか微妙になるなど、色んなところで強みを見せてくれます。
☆静電気の稲妻・マグマの噴流
赤単の嗜みですね。
☆爆片波
サクれるアーティファクトは計14枚。あまり不足を感じたことはありません。《尖塔の源獣》と並んで、後半トップデッキして嬉しいカードの一つです。《魂の裏切りの夜》などを張られても、ぜんぜん希望が持てるところが素敵です。
☆金属モックス・ちらつき蛾の生息地・大焼炉
《爆片波》でのサクり要員、というとアレですが、だいたいそんな感じです。
☆山
《尖塔の源獣》のおかげで、引けば引くほど嬉しい土地です。いっそ山20枚の方が強いんちゃうかと思いつつも、《尖塔の源獣》引かないときにショボーンなのでなかなか踏み切れません。漢(おとこ)気溢れる方はぜひチャレンジを。
サイドボード
☆罰する者ゾーズー
もはや説明不要な定番生物です。メインにするかサイドにするかはメタ次第なのですが、《ヴァルショックの魔術師》をメインに入れるためにサイドに退いてもらいました。
☆弧炎撒き
黒系のデッキに圧倒的に強く、親和・緑系と幅広くサイドインします。じゃあ何故メインに入れないかといえば、そのマナの重さゆえ《尖塔の源獣》と干渉してしまうからです。
☆粉砕
親和相手に4枚確定、と思っていたのですが、意外とメインでも親和はなんとか勝ててしまうので、それほどスロットを割く必要が無かったです。むしろ、《火と氷の剣》《梅澤の十手》《ヴィダルケンの枷》を割るための、追加の《かまどの神》としてサイドインすることが多いです。
☆沸騰
増えてきた青をメタるために、久々に採用しました。《ヴィダルケンの枷》起動にスタックして撃つと、対象不適正でフィズるので、覚えておくと良いでしょう。
☆塩まき
トロンなんて居ませんよなどとは判りつつ、サイドに2枚程度忍ばせておくのは紳士の嗜みでしょう。
☆血に染まりし城砦、真火
このカードは、やはりマナ域調整のためにスロットを割きました。《弧炎撒き》をサイドインする時に大体セットで入ります。
v.s.親和
メイン60-40
サイド65-35
メイン/サイドとも有利なマッチアップです。メインから《凍らし》《かまどの神》《ヴァルショックの魔術師》《静電気の稲妻》と、これでもかと言うほどメタっているので、サイドにそれほどスロットを割く必要もありませんでした。
+3《弧炎撒き》、+1《真火》、+2《粉砕》
-4《尖塔の源獣》、-2《手甲》
v.s.青コン
メイン45-55
サイド70-30
親和メタし過ぎた弊害か、メインでの勝率はそれほど良くありません。ただ、決して相性は悪くないです。メインでのポイントは、《尖塔の源獣》がカウンターをすり抜けられるか否かと、相手のマナが伸びきらないうちに《爆片波》圏内にライフを落とし込めるかです。サイド後は無駄カードがだいぶ減るので、かなり楽な戦いとなります。
+3《沸騰》、+4《ゾーズー》、+1《真火》、+2《粉砕》
-4《静電気の稲妻》、-4《ヴァルショックの魔術師》、-2《凍らし》
v.s.デスクラウド
メイン50-50
サイド50-50
相手のバージョンにもよりますが、基本的には互角な相手です。サイドに落とすカードは、相手が《火と氷の剣》などの装備品を入れてるか、生物が何体程度入っているかなどで微調整して下さい。
+3《弧炎撒き》、+4《ゾーズー》、+1《真火》
-2《かまどの神》、-2《凍らし》、-4《静電気の稲妻》
v.s.緑コン
メイン35-65
サイド45-55
キツイ、の一言です。謀叛前はサイズがそれ程でもなかったのですが、《香杉の源獣》のおかげで突破が非常に難しくなりました。長引くと不利なので、《粗野な覚醒》を打たれる前に頑張って削って下さい。あと、《梅澤の十手》を装備させる隙をなるべく与えないで下さい。サイド後は相手のコンセプトに突き刺さる《ゾーズー》と、《香杉の源獣》を受け止められる《弧炎撒き》のおかげで少しはマシになります。
+3《弧炎撒き》、+4《ゾーズー》、+1《真火》
-4《尖塔の源獣》、-4《静電気の稲妻》
如何でしょう? 赤の王道たるビート&バーンを思い出して頂けたところで、今日の空想科学理論講座を終了させて頂きます。それでは、また会う日まで。
弱体化版《モグの狂信者》とはよく言われる評価です。しかし、腐っても鯛と言いますか、さすがに強いです。1ターン目《凍らし》、2ターン目《かまどの神》と展開すると、親和使いがイイ顔します。《静電気》に次ぐ1マナ域火力として、《信奉者》《極楽鳥》などをテンポよく除去できるのも、非常に良い感じです。
☆炎歩スリス・かまどの神
赤の低マナ域として、もはや定番です。今さら説明の必要もありませんね。
☆ヴァルショックの魔術師
メインに入れるか否か非常に迷いましたが、メインで問題なしというのが現時点での結論です。親和への対策力として、また、緑系デッキに必須の《桜族の長老》《永遠の証人》をカード損失無く除去するための手段として、非常に良い働きをします。また、《尖塔の源獣》が通るための道をこじ開けるというのも、このカードの選定理由ではあります。
☆尖塔の源獣
当初は《ボール・ライトニング》かと思ってましたが、ちょっと違いました。丁度いい例えが思いつかないのですが、“後半余った土地を除去もしくは直接ダメージに変えるカード”というような位置付けで、《突撃の地鳴り》や《Stormbind》に近い感じです。いえ、ハタバーン使った身としては、《隕石の嵐》とでも言っといた方が良いのでしょうか? とにかくそんな感じです。もちろん、土地が充分並んでからのトップデッキ→速攻アタックってのもよく有ります。
☆手甲
ここでも登場の《手甲》です。ほんとに強いです。《炎歩スリス》に着くと、通常なら1+2+3+4+5+6=21点なのが、2+3+4+5+6=20点と、1ターン縮みます。また、通常ならスルー1択な《凍らし》も、《手甲》が着くと途端にブロックするか微妙になるなど、色んなところで強みを見せてくれます。
☆静電気の稲妻・マグマの噴流
赤単の嗜みですね。
☆爆片波
サクれるアーティファクトは計14枚。あまり不足を感じたことはありません。《尖塔の源獣》と並んで、後半トップデッキして嬉しいカードの一つです。《魂の裏切りの夜》などを張られても、ぜんぜん希望が持てるところが素敵です。
☆金属モックス・ちらつき蛾の生息地・大焼炉
《爆片波》でのサクり要員、というとアレですが、だいたいそんな感じです。
☆山
《尖塔の源獣》のおかげで、引けば引くほど嬉しい土地です。いっそ山20枚の方が強いんちゃうかと思いつつも、《尖塔の源獣》引かないときにショボーンなのでなかなか踏み切れません。漢(おとこ)気溢れる方はぜひチャレンジを。
サイドボード
☆罰する者ゾーズー
もはや説明不要な定番生物です。メインにするかサイドにするかはメタ次第なのですが、《ヴァルショックの魔術師》をメインに入れるためにサイドに退いてもらいました。
☆弧炎撒き
黒系のデッキに圧倒的に強く、親和・緑系と幅広くサイドインします。じゃあ何故メインに入れないかといえば、そのマナの重さゆえ《尖塔の源獣》と干渉してしまうからです。
☆粉砕
親和相手に4枚確定、と思っていたのですが、意外とメインでも親和はなんとか勝ててしまうので、それほどスロットを割く必要が無かったです。むしろ、《火と氷の剣》《梅澤の十手》《ヴィダルケンの枷》を割るための、追加の《かまどの神》としてサイドインすることが多いです。
☆沸騰
増えてきた青をメタるために、久々に採用しました。《ヴィダルケンの枷》起動にスタックして撃つと、対象不適正でフィズるので、覚えておくと良いでしょう。
☆塩まき
トロンなんて居ませんよなどとは判りつつ、サイドに2枚程度忍ばせておくのは紳士の嗜みでしょう。
☆血に染まりし城砦、真火
このカードは、やはりマナ域調整のためにスロットを割きました。《弧炎撒き》をサイドインする時に大体セットで入ります。
v.s.親和
メイン60-40
サイド65-35
メイン/サイドとも有利なマッチアップです。メインから《凍らし》《かまどの神》《ヴァルショックの魔術師》《静電気の稲妻》と、これでもかと言うほどメタっているので、サイドにそれほどスロットを割く必要もありませんでした。
+3《弧炎撒き》、+1《真火》、+2《粉砕》
-4《尖塔の源獣》、-2《手甲》
v.s.青コン
メイン45-55
サイド70-30
親和メタし過ぎた弊害か、メインでの勝率はそれほど良くありません。ただ、決して相性は悪くないです。メインでのポイントは、《尖塔の源獣》がカウンターをすり抜けられるか否かと、相手のマナが伸びきらないうちに《爆片波》圏内にライフを落とし込めるかです。サイド後は無駄カードがだいぶ減るので、かなり楽な戦いとなります。
+3《沸騰》、+4《ゾーズー》、+1《真火》、+2《粉砕》
-4《静電気の稲妻》、-4《ヴァルショックの魔術師》、-2《凍らし》
v.s.デスクラウド
メイン50-50
サイド50-50
相手のバージョンにもよりますが、基本的には互角な相手です。サイドに落とすカードは、相手が《火と氷の剣》などの装備品を入れてるか、生物が何体程度入っているかなどで微調整して下さい。
+3《弧炎撒き》、+4《ゾーズー》、+1《真火》
-2《かまどの神》、-2《凍らし》、-4《静電気の稲妻》
v.s.緑コン
メイン35-65
サイド45-55
キツイ、の一言です。謀叛前はサイズがそれ程でもなかったのですが、《香杉の源獣》のおかげで突破が非常に難しくなりました。長引くと不利なので、《粗野な覚醒》を打たれる前に頑張って削って下さい。あと、《梅澤の十手》を装備させる隙をなるべく与えないで下さい。サイド後は相手のコンセプトに突き刺さる《ゾーズー》と、《香杉の源獣》を受け止められる《弧炎撒き》のおかげで少しはマシになります。
+3《弧炎撒き》、+4《ゾーズー》、+1《真火》
-4《尖塔の源獣》、-4《静電気の稲妻》
如何でしょう? 赤の王道たるビート&バーンを思い出して頂けたところで、今日の空想科学理論講座を終了させて頂きます。それでは、また会う日まで。
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