単色刷り謀叛絵巻 〜 黒の巻 〜?
2005年2月19日 スタンダードこんばんわ。空想科学理論研究家のDr.カバ雄です。
今宵も萌芽的研究という名のブルシットをお茶の間にお届けいたします。
さて折り返しの3回目となります単色刷り謀叛絵巻シリーズ。
今回のテーマは“黒”です。黒といえば・・・? 心情的には黒コン、それもネクロ型の黒コンと言ってみたいすでね。えぇ、できることなら我輩も、《ファイレクシアの闘技場》で引いて《魂の消耗》本体に撃ちたいです。撃ちたいですとも。でも「理想と現実だいぶ違うから、夢から覚めなさ〜い」とか言われてしまいそうなので、今回はおとなしく黒単デスクラウドについて語ってみます。
とまぁ、茶番はこのくらいに致しまして、本題に入りましょう。
謀叛入りのアグロ系デスクラウドを考える上で、語らずにはいられないのが、《鬼の下僕、墨目》です。殴る系のデッキに入れる分には《黒瘴》をも凌ぐと、もっぱらの噂の《墨目》さんです。
《墨目》の強さを要約すると以下の3点となります。
まず?についてですが、ちょっと解り辛いので、補足的な説明からはじめましょう。
一般的に、マジックは先手有利とされています。デッキリストが完全に同一なビートダウン同士で戦った場合、殆どの場合、先手が攻め手側、後手が受け手側になる筈です。この際、後手のプレイヤーは、相手の構成を受け流しつつ、タイミングを見計らって攻勢に出るのが勝利パターンとなります。この、攻勢に出れ得るタイミングを、「先手と後手がひっくり返った」と定義致します。《火炎舌のカヴー》を出したときなんかによくみられますね。
さて、この《墨目》お姐さん、忍術により奇襲的に5点を与えた末にチャンプブロッカーまで出てきます。「相手の攻勢を止めつつ、かつ、ダメージレース的にも優位に立てる」、即ち先手と後手がひっくり返る瞬間です。これにより、ゲームの流れを一気にこちらに傾けることができます。2体目を引くまでボーっとブロッカーに立っている《黒瘴》には到底できない芸当です。
この?と関連しますが、?について解説します。
前環境では、皆さんもさんざん《賛美されし天使》に殴られたことでしょう。《天使》に殴られ始めると、ライフがどんどん回復されるので、逆転の目がどんどん摘まれていきます。これと同様のことが、《墨目》についても言えるのです。《墨目》を本体に通すとブロッカーが出現してしまうので、本来ならアタッカーに回すべき生物(《金属ガエル》あたりですね)をチャンプブロッカーとして残さざるを得ません。これにより、どんどん攻撃クリーチャーが先細りになって行き、最後にはアタッカー無しの状態まで追い込まれてしまいます。《墨目》で殴ってる側の安心感でいえば、まさに《天使》と同等といった感じです。
そして?です。
スタンダード環境に於ける主な単体除去は、《静電気の稲妻》《マグマの噴出》《残響する衰微》《肉体の奪取》《爆片波》と言ったところでしょうか。後者2つは立ってるマナに依存するとは言え、《墨目》はこれら全てに耐性があります。黒くてデカくて回復も早い(再生)、なんかエロエロですね、もはや。
というワケで、《墨目》の《墨目》による《墨目》のためのデッキを構築してみました。
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墨目お姐さんと愉快な下僕たち(嘘)
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クリーチャー:19
4《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
4《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
2《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
3《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
2《鼠の守護神/Patron of the Nezumi》
スペル:17
3《死の雲/Death Cloud》
4《残響する衰微/Echoing Decay》
2《不快な群れ/Sickening Shoal》
4《夜の囁き/Night’s Whisper》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
マナソース:24
3《金属モックス/Chrome Mox》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
2《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
15《沼/Swamp》
サイドボード:15
4《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail》
4《秘宝の障壁/Relic Barrier》
3《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
2《恐怖/Terror》
2《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
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※ みらー様のご指摘により変更・追記しました。
今宵も萌芽的研究という名のブルシットをお茶の間にお届けいたします。
さて折り返しの3回目となります単色刷り謀叛絵巻シリーズ。
今回のテーマは“黒”です。黒といえば・・・? 心情的には黒コン、それもネクロ型の黒コンと言ってみたいすでね。えぇ、できることなら我輩も、《ファイレクシアの闘技場》で引いて《魂の消耗》本体に撃ちたいです。撃ちたいですとも。でも「理想と現実だいぶ違うから、夢から覚めなさ〜い」とか言われてしまいそうなので、今回はおとなしく黒単デスクラウドについて語ってみます。
とまぁ、茶番はこのくらいに致しまして、本題に入りましょう。
謀叛入りのアグロ系デスクラウドを考える上で、語らずにはいられないのが、《鬼の下僕、墨目》です。殴る系のデッキに入れる分には《黒瘴》をも凌ぐと、もっぱらの噂の《墨目》さんです。
《墨目》の強さを要約すると以下の3点となります。
?先手と後手がひっくり返る。
?天使で殴ってるような安心感がある。
?除去られない。
まず?についてですが、ちょっと解り辛いので、補足的な説明からはじめましょう。
一般的に、マジックは先手有利とされています。デッキリストが完全に同一なビートダウン同士で戦った場合、殆どの場合、先手が攻め手側、後手が受け手側になる筈です。この際、後手のプレイヤーは、相手の構成を受け流しつつ、タイミングを見計らって攻勢に出るのが勝利パターンとなります。この、攻勢に出れ得るタイミングを、「先手と後手がひっくり返った」と定義致します。《火炎舌のカヴー》を出したときなんかによくみられますね。
さて、この《墨目》お姐さん、忍術により奇襲的に5点を与えた末にチャンプブロッカーまで出てきます。「相手の攻勢を止めつつ、かつ、ダメージレース的にも優位に立てる」、即ち先手と後手がひっくり返る瞬間です。これにより、ゲームの流れを一気にこちらに傾けることができます。2体目を引くまでボーっとブロッカーに立っている《黒瘴》には到底できない芸当です。
この?と関連しますが、?について解説します。
前環境では、皆さんもさんざん《賛美されし天使》に殴られたことでしょう。《天使》に殴られ始めると、ライフがどんどん回復されるので、逆転の目がどんどん摘まれていきます。これと同様のことが、《墨目》についても言えるのです。《墨目》を本体に通すとブロッカーが出現してしまうので、本来ならアタッカーに回すべき生物(《金属ガエル》あたりですね)をチャンプブロッカーとして残さざるを得ません。これにより、どんどん攻撃クリーチャーが先細りになって行き、最後にはアタッカー無しの状態まで追い込まれてしまいます。《墨目》で殴ってる側の安心感でいえば、まさに《天使》と同等といった感じです。
そして?です。
スタンダード環境に於ける主な単体除去は、《静電気の稲妻》《マグマの噴出》《残響する衰微》《肉体の奪取》《爆片波》と言ったところでしょうか。後者2つは立ってるマナに依存するとは言え、《墨目》はこれら全てに耐性があります。黒くてデカくて回復も早い(再生)、なんかエロエロですね、もはや。
というワケで、《墨目》の《墨目》による《墨目》のためのデッキを構築してみました。
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墨目お姐さんと愉快な下僕たち(嘘)
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クリーチャー:19
4《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
4《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
2《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
3《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
2《鼠の守護神/Patron of the Nezumi》
スペル:17
3《死の雲/Death Cloud》
4《残響する衰微/Echoing Decay》
2《不快な群れ/Sickening Shoal》
4《夜の囁き/Night’s Whisper》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
マナソース:24
3《金属モックス/Chrome Mox》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
2《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
15《沼/Swamp》
サイドボード:15
4《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail》
4《秘宝の障壁/Relic Barrier》
3《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
2《恐怖/Terror》
2《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
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※ みらー様のご指摘により変更・追記しました。
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