カバ雄さん的“けちコン”思索?
2005年7月9日 ブロック構築☆覚えておくと便利な小技集
# 《放粉痢》と《忌まわしい笑い》
3ターン目《木霊の手の内》を打った返しに《放粉痢》を出された場合などによくあるんですが、相手の土地が1枚だけアンタップしていて、こちらの手札には《忌まわしい笑い》があるって状況を想定して下さい。一体いつ《忌まわしい笑い》を打つのが正しいのでしょうか?
相手に2マナ立たせてしまうと、《不退転の意思》や《来世への旅》で躱される恐れがありますし、かといって、こちらのターンに撃つと相手のマナがオープンになって2体目の《放粉痢》を出されるかもしれません。なので正解は、相手のアップキープ開始時、《放粉痢》の土地を起こす能力にスタックしてのタイミングです。《冬の宝珠》と違って、《放粉痢》の能力は「各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。」となっています。なので、このタイミングで撃てば、相手のマナがオープンにならず、かつ《放粉痢》を殺せるんですね。
# 《冒涜する者、夜目》に反転したら
基本的に“けちコン”同キャラでは《鼠の墓荒らし》を急いで反転させる必要はありませんが、反転したら一つだけ注意すべきことがあります。それは、相手の手札より多く手札をキープすることです。わりと気付きにくいんですが、《冒涜する者、夜目》を《影麻呂》で除去しようとした場合、《影麻呂》の方が先に墓地に落ちるので、《影麻呂》をリアニメイトするチャンスがあります。この際、相手の手札より自分の手札の方が多ければ、相手の《影麻呂》の能力によって、こちらに来た《影麻呂》は死にません。これができないと、《夜目》によって有利になっていた場を《影麻呂》によってまっ平らにされて終わりってなことになります。なので、《夜目》をコントロールしてたら相手より1枚以上手札を多くキープ、これを忘れないで下さい。
# 《翁神社》と《死蔵》
基本的に、《翁神社》は可能な限り置ける時に置いておく、《死蔵》は使う時まで置かないと覚えて下さい。とりわけ《影麻呂》を出すと、土地を持ってるのに出さない方がいい場合があります。そんな時サイズを上げてくれる《翁神社》は、非常に貴重であるため既にセットされてる方が使い易いのです。また、《死蔵》なんてどうせ攻めに転じるときにしか使わないのですし、使うときに始めてセットした方が奇襲効果も高くて良いです。うまくすれば、相手のダメージレースの勘定を崩せるかもしれません。
そうそう、早いターンで伝説の土地をセットした場合は、伝説の土地から優先してマナを出すクセをつけておくと良いでしょう。例えば、こちらが《死蔵》しかアンタップしてない状態で《独楽》をコントロールしていたとします。相手が《死蔵》をセットしたら、マナを出す間もなく《死蔵》は墓地に行ってしまうので、こうならないために、伝説の土地からはとっととマナを出してしまいましょう。伝説の土地を過信すると痛い目をみますよ。
# 《不快な群れ》のピッチコストと連繋
有名な話ですが、《不快な群れ》に《忌まわしい笑い》や《崩老卑の囁き》を連繋して、そのピッチコストとして連繋したカードを取り除くことができます。
# 《鼠の短牙》の起動タイミング
基本的には、相手のエンドに起動で良いんですが、相手が《木霊の手の内》を撃ってきた時だけは別です。この場合、《木霊の手の内》にスタックして撃ってやるのが一番辛いタイミングとなります。また、エンドに《けちな贈り物》を撃たれたときも、スタックして起動してあげるのが、相手にとって嫌なタイミングとなります。
☆おわりに
さて、長々とした駄文を読んで頂きましてありがとうございました。これからのKBCシーズンに、この文章が少しでも役に立てたら幸いです。
それでは、“けちコン”のメインに《鼠の墓荒らし》を入れるという素晴らしいテクを開発されためんたいさんの調整チームの方々に敬意を表しつつ、このような賛辞を持ってシメの言葉とさせて頂きます。
「環境初期段階において、このデッキは日本の限定構築シーンを少なくとも2週間分は加速させた。メタゲームにおけるこのデッキの優位性は、東北のGPT2連覇という結果から見ても明らかである。」
# 《放粉痢》と《忌まわしい笑い》
3ターン目《木霊の手の内》を打った返しに《放粉痢》を出された場合などによくあるんですが、相手の土地が1枚だけアンタップしていて、こちらの手札には《忌まわしい笑い》があるって状況を想定して下さい。一体いつ《忌まわしい笑い》を打つのが正しいのでしょうか?
相手に2マナ立たせてしまうと、《不退転の意思》や《来世への旅》で躱される恐れがありますし、かといって、こちらのターンに撃つと相手のマナがオープンになって2体目の《放粉痢》を出されるかもしれません。なので正解は、相手のアップキープ開始時、《放粉痢》の土地を起こす能力にスタックしてのタイミングです。《冬の宝珠》と違って、《放粉痢》の能力は「各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。」となっています。なので、このタイミングで撃てば、相手のマナがオープンにならず、かつ《放粉痢》を殺せるんですね。
# 《冒涜する者、夜目》に反転したら
基本的に“けちコン”同キャラでは《鼠の墓荒らし》を急いで反転させる必要はありませんが、反転したら一つだけ注意すべきことがあります。それは、相手の手札より多く手札をキープすることです。わりと気付きにくいんですが、《冒涜する者、夜目》を《影麻呂》で除去しようとした場合、《影麻呂》の方が先に墓地に落ちるので、《影麻呂》をリアニメイトするチャンスがあります。この際、相手の手札より自分の手札の方が多ければ、相手の《影麻呂》の能力によって、こちらに来た《影麻呂》は死にません。これができないと、《夜目》によって有利になっていた場を《影麻呂》によってまっ平らにされて終わりってなことになります。なので、《夜目》をコントロールしてたら相手より1枚以上手札を多くキープ、これを忘れないで下さい。
# 《翁神社》と《死蔵》
基本的に、《翁神社》は可能な限り置ける時に置いておく、《死蔵》は使う時まで置かないと覚えて下さい。とりわけ《影麻呂》を出すと、土地を持ってるのに出さない方がいい場合があります。そんな時サイズを上げてくれる《翁神社》は、非常に貴重であるため既にセットされてる方が使い易いのです。また、《死蔵》なんてどうせ攻めに転じるときにしか使わないのですし、使うときに始めてセットした方が奇襲効果も高くて良いです。うまくすれば、相手のダメージレースの勘定を崩せるかもしれません。
そうそう、早いターンで伝説の土地をセットした場合は、伝説の土地から優先してマナを出すクセをつけておくと良いでしょう。例えば、こちらが《死蔵》しかアンタップしてない状態で《独楽》をコントロールしていたとします。相手が《死蔵》をセットしたら、マナを出す間もなく《死蔵》は墓地に行ってしまうので、こうならないために、伝説の土地からはとっととマナを出してしまいましょう。伝説の土地を過信すると痛い目をみますよ。
# 《不快な群れ》のピッチコストと連繋
有名な話ですが、《不快な群れ》に《忌まわしい笑い》や《崩老卑の囁き》を連繋して、そのピッチコストとして連繋したカードを取り除くことができます。
土曜ルール学校特に、《不快な群れ》に《忌まわしい笑い》連繋ってのは、対白ウィニー戦で《梅澤の十手》の付いたクリーチャー込みで場を一掃したいときなどに重宝します。ただし、この場合、対象を取ってる呪文が《不快な群れ》だけなので、《祝福の息吹》などでフィズらされると《忌まわしい笑い》も立ち消えてしまうことに注意して下さい。
http://mtg.takaratoys.co.jp/others/column/rule/20050215/
Q:《不快な群れ/Sickening Shoal》のプレイを宣言し、これに《崩老卑の囁き/Horobi’s Whisper》を連繋して、《崩老卑の囁き》自身をゲームから取り除くのを《不快な群れ》の代替コストとすることはできますか?
A:はい。連繋した場合にも《崩老卑の囁き》は手札にありますし、呪文のプレイや連繋の宣言のほうがコストの支払いよりも先に行われます。
# 《鼠の短牙》の起動タイミング
基本的には、相手のエンドに起動で良いんですが、相手が《木霊の手の内》を撃ってきた時だけは別です。この場合、《木霊の手の内》にスタックして撃ってやるのが一番辛いタイミングとなります。また、エンドに《けちな贈り物》を撃たれたときも、スタックして起動してあげるのが、相手にとって嫌なタイミングとなります。
☆おわりに
さて、長々とした駄文を読んで頂きましてありがとうございました。これからのKBCシーズンに、この文章が少しでも役に立てたら幸いです。
それでは、“けちコン”のメインに《鼠の墓荒らし》を入れるという素晴らしいテクを開発されためんたいさんの調整チームの方々に敬意を表しつつ、このような賛辞を持ってシメの言葉とさせて頂きます。
「環境初期段階において、このデッキは日本の限定構築シーンを少なくとも2週間分は加速させた。メタゲームにおけるこのデッキの優位性は、東北のGPT2連覇という結果から見ても明らかである。」
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