ってな訳で、CS of CS第3回。《オーランのバイパー》編、完。
・・・・ごめん、ウソ。
ちゃんと書くアルネ。だから石投げるの、よくないアルヨ。
あんま愚痴こぼしてると、《バイパー》をシングルで4枚買っちゃった自分が可哀想になってくるので、ちょっくらテンション上げていってみよう。ナウなヤングっぽく言うと「アゲアゲ」ってやつゥ？ （←若者風に語尾を上げてみる）。あ、いや別に、某所でオッサン呼ばわりされたことなんて、意識してませんよ、えぇ全然。げふゲフンッ。
《せし郎》パパのドロー能力とっ！ 息子《そう介》のバジリクス能力を受け継ぐっ！ ヘビ界ぃ待望のぉお、サラブレッド！！ ぅう《オーランのバイパー》ぁぁあ！
--------------- キ リ ト リ ---------------
3マナで1/3。
緑緑のダブルシンボルがちょっと重い。だから、かつての“ConTroll”における《アルビノ・トロール》的にパーミッションに採用される可能性はあまり高くない。また、赤バーンみたいなアグロコントロールのドローエンジンにするのもちょっと苦しい。必然的にまぁ、緑中心のデッキに入ることになる。
今現在のスタンダードは、緑の1マナ域のマナ加速が空前の飽和時代だ。《極楽鳥》を筆頭に、《ラノワールのエルフ》や《深き闇のエルフ》、更に新顔の《ボリアルのドルイド》もある。生物に限定しなければ《楽園の拡散》なんて選択肢も存在する。このマナ加速を背景に、《オーランのバイパー》を2ターン目に叩きつけてやれるように組む、これが想定されうる最も一般的な使い方だろう。
で、能力部分について考えてみよう。
オーランのバイパーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。まぁコレは言わずもがな。このカードを採用する以上、このドロー部分を期待してデッキに入れるだろう。「二段攻撃を付けたら2枚引けますよ」みたいな余計な事はあまり考える必要も無い。
で、通常、この手の能力を持った生物は、何かしらの回避能力を求められる。畏怖を持っている《影魔道士の浸透者》しかり、飛行を持っている《泥棒カササギ》然りだ。何も無いと、《ディミーアの巾着切り》みたいに「攻撃通らないんで、デッキから抜けるっス」ってことになる。しかして、この《バイパー》の場合。
オーランのバイパーがクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、戦闘終了時にそのクリーチャーを破壊する。っていう部分が、擬似的な回避能力になっている。「え？ 《シミックの空呑み》でブロックするの？ いいの、破壊しちゃうよ？」って感じで、デカブツ相手にも突っ込んでいけたりするワケだ。
ただし、破壊のタイミングが戦闘終了時な上に、ダメージを与えたことをトリガーにするのがちょっとマイナスな点。つまり、「じゃあ《密林の猿人》と《勇丸》でブロックします」とか言われると、1体しか破壊できない。まぁ、その手のビートダウンが相手の時は、《バイパー》にはアタッカー性能よりもブロッカー性能を期待するわけで、あまり問題は無いんだけど。
そう、ブロッカーとして立ってた場合、《バイパー》ってけっこう堅いよね。《猿人》も《ボブ》も、《ヴェクの聖騎士》でさえ一方的に殺せる。しかも《炎の印章》じゃ落ちないし。3/3以上の生物と相討ちできるってのは、相手にしてみるとそうとう嫌なモンで、非常にテンポが崩されてしまう。
攻めてよし、守って良し、期待の新人だね。
じゃあ、《オーランのバイパー》って、どんなデッキに入るの？
たとえば、緑青アグロ。《深き刻の忍者》は対ビートダウンで活躍が見込めないけど、《バイパー》ならブロッカーとして期待できる。
たとえば、マガシューのサイド。アグロサイドする時に、《空呑み》までマナを伸ばす布石になり、低マナ域のマスカンとしても勘定できる。
そして今回、組んでみたのが下記の2種。
・8ヒッピー
・中マナ域 セレズニア
あんだけぶぅぶぅ言ってたのに、いざ考えてみると色々組みたくなっちゃうもんだ。というわけで、デッキ解説に移ろう。
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