カウンターをしてくれるという強力な効果にもかかわらず、《相殺》の誘発型能力は、マナの支払いを要求しない。これは裏を返すと、タップアウトでの大きなアクションを許容してくれるということだ。いつの時代も青いデッキってのは、フィニッシャーをキャストする瞬間が大きな隙となる。《相殺》がタップアウトを許容してくれるなら、このフィニッシャーをより早いターンにキャストできるわけだ。

で、だ。この観点に立ってみると、《相殺》の受け入れ先としてぴったりなデッキが存在する。昔↓この日記でも紹介した青赤ワーフォ=タパだ。
翻訳:青赤コントロール
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http://diarynote.jp/d/60094/20060525.html
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http://diarynote.jp/d/60094/20060526.html
制圧力として白眉な能力を有しながらも、ちょっと除去に弱い《火想者ニヴ=ミゼット》。で、環境の単体除去が《黒焦げ》や《屈辱》など3マナ域に寄っているという事実に対し、《邪魔》と《電解》という3マナ域のスペルを合法的にフル投入できるそのデッキ構造。リー・ガーナー氏のバージョンでは《撹乱する群れ》まで採用して更にタップアウトを正当化する理由を呈しているし、《研究+開発》って2マナとしても5マナとしても使えるスペルがその構造を更に強固にしている。

《相殺》を使う上で外せない《独楽》も、《ニヴ=ミゼット》と実によく噛み合う。《独楽》1枚でも5点火力として撃てるし、《独楽》2枚と《ニヴ=ミゼット》が並んでしまうと分配可能なX火力として機能する。

というわけで、《相殺》をフィーチャーした青赤ワーフォ=タパはこうなった。

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    青赤ワーフォ=タパ
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クリーチャー:3
3《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》

スペル:32
3《呪文嵌め/Spell Snare》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
4《邪魔/Hinder》
2《巻き直し/Rewind》
2《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》

3《相殺/Counterbalance》
3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2《交易路/Trade Routes》
2《研究+開発/Research+Development》
4《電解/Electrolyze》
3《ブーメラン/Boomerang》

土地:25
2《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
1《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4《蒸気孔/Steam Vents》
8《島/Island》
5《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《ルーンのほつれ/Rune Snag》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539046
《相殺/Counterbalance》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539031/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

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