一社会人の考える“お金とマジック”
2006年9月13日 その他 コメント (5)KICKUPさんの日記に、“お金”をかけないマジックという主旨のことが書かれていまして、僕もいたく考えさせられました。
僕はいま社会人で、しかも人生の中で一番お金が自由に使える期間にいます。だからと言って「見よッ! これがッ! 金の、力だ!!」とばかりに連戦連勝を重ねているかと言うと、そんなはずもなく、「あ〜、やっぱ練習に時間かけられる学生には勝てないねぇ」と日々辛酸を舐めてるわけです。
というわけで、今日はそんな由無し事を語ってみたいと思います。
○“お金”と“時間”
以後、学生と社会人の立ち居地を↓のように定義して、話を進めて行きます。
学生:時間があって、お金がない
社会人:お金があって、時間がない
学生諸氏から見れば「お金を湯水の如く使える社会人は勝てて当然」と思うかもしれません。しかし、それは単に『隣の芝生は青く見えてるだけ』です。ほぼ全ての社会人は学生という時代を経験していますが、学生の殆どは社会人を経験していません。で、社会人である僕に言わせれば「時間を湯水の如く使える学生の方こそ、勝てて当然」だと思うのです。この意見は、社会人のトーナメントプレイヤーなら大多数の方が同意してくれるのではないでしょうか。
マジックにおいては、トーナメントシーンで使うカードなんて限られているので、お金によって得られるアドバンテージなんてたかが知れてます。《デュアルランド》10種類40枚コンプしてても、全部一つのデッキには入りません。強くて高いカードをある程度集めてしまったら、もうそれ以上お金で強さを得られるわけじゃないんです。
でも、時間はいくらあっても足りないのです。メタデッキの情報を収集して、デッキを組んで、対人練習をこなして、微調整をして、サイドも練りこんで、大きなトーナメントの前にローカル大会2・3は同じデッキでこなして、と時間さえあれば強くなれる要素は枚挙に暇がありません。
まぁ、社会人には社会人なりに『お金を使って練習時間の少なさを誤魔化すノウハウ』ってのもあるんですが、そこはそれ。話が脇道に逸れちゃうので、また今度のお話ってことで。
結局、何が言いたいかっていうとお金があるからってそんなに有利じゃないよ、むしろ時間ってリソースの貴重さに気付いてちょうだいってことなのです。
○“お金”が無いなりに
KICKUPさんの日記にも、お金をあまり使わずに済む方法が書かれておりました。基本的に、書かれていた内容には全て賛成です。その上で、幾つか付け加える形で書いてみたいと思います。
・代理カードを使う
とあるカードが本当にデッキに必要かどうかなんて、使ってみなければ判りません。そして、手に入るまで我慢するっていうのは、極めて非効率的です。まず、代理カード(プロクシー)でデッキを回してみて、必要だったらそのカードを集めれば良いのです。2500円も出して買った《十手》が実はこのデッキには不要でした、というのはとても虚しいものです。まず味見程度に代理カードで使ってみるのが無駄な出費を抑えるコツなのです。
・トレードをする
シングルでカードを買わないのであれば、収集手段はやはりトレードでしょう。自分の使わないカードが必要なカードに交換できるのですから、やり繰りにはもってこいです。
例えば、600円のカードと1000円のカードってトレードするのは難しいですよね。でも、600円のカードと700円のカードならトレードできたりします。そしたら次は800円のカード、900円のカードと少しずつ回していくといつの間にかお目当てのカードに到達できたりします。
僕も昔、1枚しか持ってない《リシャーダの港》をいったん手放して、1日かけてトレードして資産を増やし、帰る頃には《リシャーダの港》3枚と《黄塵地帯》になっていたってことがありました。
・1つのデッキを使い込む
1つのデッキを延々と調整している限りでは、そこまで急激な出費は必要ありません。新しいエキスパンションが出ても、そのデッキのみで考えれば「あ、このカードしか必要じゃない」っていう風に殆どお金をかけなくて済んだりします。使い込めばプレイングも上手くなりますし、良いことずくめですね。
個人的には、このように“本命デッキ”をトーナメント用にキープしておいて、あとのメタデッキは代理カードで済ますのが、お金をかけない一番の方法だと考えています。
○まとめ
うぉ。まとまんねーっス。オチもねーっス。
お金はおっかねーとかベタなこと言って誤魔化しとくっス。
Money and Magic
http://diarynote.jp/d/78060/20060905.html
僕はいま社会人で、しかも人生の中で一番お金が自由に使える期間にいます。だからと言って「見よッ! これがッ! 金の、力だ!!」とばかりに連戦連勝を重ねているかと言うと、そんなはずもなく、「あ〜、やっぱ練習に時間かけられる学生には勝てないねぇ」と日々辛酸を舐めてるわけです。
というわけで、今日はそんな由無し事を語ってみたいと思います。
○“お金”と“時間”
以後、学生と社会人の立ち居地を↓のように定義して、話を進めて行きます。
学生:時間があって、お金がない
社会人:お金があって、時間がない
学生諸氏から見れば「お金を湯水の如く使える社会人は勝てて当然」と思うかもしれません。しかし、それは単に『隣の芝生は青く見えてるだけ』です。ほぼ全ての社会人は学生という時代を経験していますが、学生の殆どは社会人を経験していません。で、社会人である僕に言わせれば「時間を湯水の如く使える学生の方こそ、勝てて当然」だと思うのです。この意見は、社会人のトーナメントプレイヤーなら大多数の方が同意してくれるのではないでしょうか。
マジックにおいては、トーナメントシーンで使うカードなんて限られているので、お金によって得られるアドバンテージなんてたかが知れてます。《デュアルランド》10種類40枚コンプしてても、全部一つのデッキには入りません。強くて高いカードをある程度集めてしまったら、もうそれ以上お金で強さを得られるわけじゃないんです。
でも、時間はいくらあっても足りないのです。メタデッキの情報を収集して、デッキを組んで、対人練習をこなして、微調整をして、サイドも練りこんで、大きなトーナメントの前にローカル大会2・3は同じデッキでこなして、と時間さえあれば強くなれる要素は枚挙に暇がありません。
まぁ、社会人には社会人なりに『お金を使って練習時間の少なさを誤魔化すノウハウ』ってのもあるんですが、そこはそれ。話が脇道に逸れちゃうので、また今度のお話ってことで。
結局、何が言いたいかっていうとお金があるからってそんなに有利じゃないよ、むしろ時間ってリソースの貴重さに気付いてちょうだいってことなのです。
○“お金”が無いなりに
KICKUPさんの日記にも、お金をあまり使わずに済む方法が書かれておりました。基本的に、書かれていた内容には全て賛成です。その上で、幾つか付け加える形で書いてみたいと思います。
・代理カードを使う
とあるカードが本当にデッキに必要かどうかなんて、使ってみなければ判りません。そして、手に入るまで我慢するっていうのは、極めて非効率的です。まず、代理カード(プロクシー)でデッキを回してみて、必要だったらそのカードを集めれば良いのです。2500円も出して買った《十手》が実はこのデッキには不要でした、というのはとても虚しいものです。まず味見程度に代理カードで使ってみるのが無駄な出費を抑えるコツなのです。
・トレードをする
シングルでカードを買わないのであれば、収集手段はやはりトレードでしょう。自分の使わないカードが必要なカードに交換できるのですから、やり繰りにはもってこいです。
例えば、600円のカードと1000円のカードってトレードするのは難しいですよね。でも、600円のカードと700円のカードならトレードできたりします。そしたら次は800円のカード、900円のカードと少しずつ回していくといつの間にかお目当てのカードに到達できたりします。
僕も昔、1枚しか持ってない《リシャーダの港》をいったん手放して、1日かけてトレードして資産を増やし、帰る頃には《リシャーダの港》3枚と《黄塵地帯》になっていたってことがありました。
・1つのデッキを使い込む
1つのデッキを延々と調整している限りでは、そこまで急激な出費は必要ありません。新しいエキスパンションが出ても、そのデッキのみで考えれば「あ、このカードしか必要じゃない」っていう風に殆どお金をかけなくて済んだりします。使い込めばプレイングも上手くなりますし、良いことずくめですね。
個人的には、このように“本命デッキ”をトーナメント用にキープしておいて、あとのメタデッキは代理カードで済ますのが、お金をかけない一番の方法だと考えています。
○まとめ
うぉ。まとまんねーっス。オチもねーっス。
お金はおっかねーとかベタなこと言って誤魔化しとくっス。
コメント
じゃあ、ヒミツにでも・・・。
?は納得。?は微妙。
?の金がないからドラフト出来ないは下手なだけかと。