白緑ジャンク その?
2006年11月1日 スタンダードわぁ。なんか反響が一杯だ(棒読み)。
世の中にはマニアックな人が一杯だと思いつつ、アレらのコメントがEi-m君による精神攻撃の可能性も否定できないところが何ともかんとも(笑)。ってこんなこと言っても、焼肉食べに行った人にしか通じないか。
んじゃまぁ、ちょこっと語ってみようか。
「今宵のカバ雄は血に餓えておる」
とにかくビートダウンがしたかった。
PT神戸で忙しすぎて、スタンは全然やってなかった。僕はそんなに器用な人じゃないんで、構築もリミテッドも、なんて事はできないわけだ。だから当然、スタンの練習は足りていない。こんな状態で、まともなメタ内デッキを持って行っても、フルボッコにされるのは目に見えていた。《強迫的な研究》で捨てるカードとか、如何にもミスりそうだしね。
でもまぁ、リミテッドで培った経験が全然役に立たないかっていうと、そうじゃない。こんな状態でも、接触戦闘ならマトモにできそうだと考えた。リミテッドでプロ相手にタイトなアタックをどうやって通すか延々考えてきたわけだから、この土俵なら勝負できそうだ、と。なので、ビートダウンを使うことは半ば必然だった。
メタを見回して、太陽拳&トロン→ボロス→セレズニアの3つ巴を仮想敵にすれば良いと考えた。で、山のようにストックされていたカバ雄のマル秘メモから、一番メタにあってそうな草案を取り出したわけだ。
「物体ビフォーアフター」
これが、当初のレシピだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:26
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》
4《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
3《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
3《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
4《番狼/Watchwolf》
4《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:14
4《巨大化/Giant Growth》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
3《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》
土地:20
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《低木林地/Brushland》
5《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
6《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
サイドボード:15
4《狩りの興奮/Thrill of the Hunt》
4《酷寒の枷/Gelid Shackles》
4《帰化/Naturalize(ONS)》
3《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
うぉっ。わかり易い!
これならまだ人類の言語で書かれてるように見える。これがなんでまた、あんなマニアックなレシピに成っちゃったのか、その変遷を書いてみよう。
まぁ、このレシピを見て頂ければ解かるとおり、原型は8アーマーwith白だったわけだ。幾多の候補の中からこのデッキを選んだのは以下の点を評価したからだ。ウィニーな部分と巨大化な部分がトロンに突き刺さり、《サッフィー》や《獣群》や《グリフィン》の部分が《神の怒り》耐性として太陽拳をケアしてる。しかも、サイズの大きさがナチュラルにボロス対策していて、メタのうちかなりの部分に優位と考えていた。
で、スパーしてみると、対トロンと対ボロスには予想通り圧勝。ついでに青赤氷雪にもかなり強いことが分かった。ただ、太陽拳には予想以上に苦戦し、対セレズニアに到っては絶望的だった。
なーんで、こんなに相性が悪いのか。回してるうちに気付いたのはテンポが悪いせいだ、ということだ。そう、クリーチャーを強化する部分が3マナ域以降と重く、太陽拳相手には《糾弾》の可能性が、セレズニア相手にはチャンプブロッカーの存在が、こちらの思惑通りの展開を阻害していたわけだ。そして、すごい事実に気が付いた!
デッキを神河フィルターを通して見ていたんだ。
僕たちは、重いカードに対して更に重いカードで対抗する“神河時代”にちょっと毒され過ぎてたみたいだ。《ロクソドン》が超えられない、じゃあ《幽体の魔力》。こういう思考はいかにも神河的だ。
古の時代、速さこそが正義だった。重くて鈍重な《セラの天使》は、《白騎士》の群れに蹂躙されていた。神河が去り、今の時代の速度域はテンペストの時代並みに戻りつつあると思う。ならばこそ、テンポ上げるようにデッキを構築し直そうと思ったわけだ。
世の中にはマニアックな人が一杯だと思いつつ、アレらのコメントがEi-m君による精神攻撃の可能性も否定できないところが何ともかんとも(笑)。ってこんなこと言っても、焼肉食べに行った人にしか通じないか。
んじゃまぁ、ちょこっと語ってみようか。
「今宵のカバ雄は血に餓えておる」
とにかくビートダウンがしたかった。
PT神戸で忙しすぎて、スタンは全然やってなかった。僕はそんなに器用な人じゃないんで、構築もリミテッドも、なんて事はできないわけだ。だから当然、スタンの練習は足りていない。こんな状態で、まともなメタ内デッキを持って行っても、フルボッコにされるのは目に見えていた。《強迫的な研究》で捨てるカードとか、如何にもミスりそうだしね。
でもまぁ、リミテッドで培った経験が全然役に立たないかっていうと、そうじゃない。こんな状態でも、接触戦闘ならマトモにできそうだと考えた。リミテッドでプロ相手にタイトなアタックをどうやって通すか延々考えてきたわけだから、この土俵なら勝負できそうだ、と。なので、ビートダウンを使うことは半ば必然だった。
メタを見回して、太陽拳&トロン→ボロス→セレズニアの3つ巴を仮想敵にすれば良いと考えた。で、山のようにストックされていたカバ雄のマル秘メモから、一番メタにあってそうな草案を取り出したわけだ。
「物体ビフォーアフター」
これが、当初のレシピだった。
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クリーチャー:26
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》
4《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
3《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
3《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
4《番狼/Watchwolf》
4《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:14
4《巨大化/Giant Growth》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
3《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》
土地:20
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《低木林地/Brushland》
5《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
6《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
サイドボード:15
4《狩りの興奮/Thrill of the Hunt》
4《酷寒の枷/Gelid Shackles》
4《帰化/Naturalize(ONS)》
3《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
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うぉっ。わかり易い!
これならまだ人類の言語で書かれてるように見える。これがなんでまた、あんなマニアックなレシピに成っちゃったのか、その変遷を書いてみよう。
まぁ、このレシピを見て頂ければ解かるとおり、原型は8アーマーwith白だったわけだ。幾多の候補の中からこのデッキを選んだのは以下の点を評価したからだ。ウィニーな部分と巨大化な部分がトロンに突き刺さり、《サッフィー》や《獣群》や《グリフィン》の部分が《神の怒り》耐性として太陽拳をケアしてる。しかも、サイズの大きさがナチュラルにボロス対策していて、メタのうちかなりの部分に優位と考えていた。
で、スパーしてみると、対トロンと対ボロスには予想通り圧勝。ついでに青赤氷雪にもかなり強いことが分かった。ただ、太陽拳には予想以上に苦戦し、対セレズニアに到っては絶望的だった。
なーんで、こんなに相性が悪いのか。回してるうちに気付いたのはテンポが悪いせいだ、ということだ。そう、クリーチャーを強化する部分が3マナ域以降と重く、太陽拳相手には《糾弾》の可能性が、セレズニア相手にはチャンプブロッカーの存在が、こちらの思惑通りの展開を阻害していたわけだ。そして、すごい事実に気が付いた!
デッキを神河フィルターを通して見ていたんだ。
僕たちは、重いカードに対して更に重いカードで対抗する“神河時代”にちょっと毒され過ぎてたみたいだ。《ロクソドン》が超えられない、じゃあ《幽体の魔力》。こういう思考はいかにも神河的だ。
古の時代、速さこそが正義だった。重くて鈍重な《セラの天使》は、《白騎士》の群れに蹂躙されていた。神河が去り、今の時代の速度域はテンペストの時代並みに戻りつつあると思う。ならばこそ、テンポ上げるようにデッキを構築し直そうと思ったわけだ。
11月5日の日記↓に続きます
白緑ジャンク その?
http://diarynote.jp/d/60094/20061105.html
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