未来予知のデッキを9個ほど 1/9 − ?
2007年4月28日 スタンダード
未来予知もまた、多色から単色への移行期間的なエキスパンションで、単色を励行するようなカードが多く見受けられる。そんな中で、今日は赤単を取り上げてみよう。
【赤単と《月の大魔術師》】編
《タロックス》や《雷刃の突撃》なんかはかなり色拘束が強い。だから赤の濃いデッキでないと使いにくい。しかし、「《タロックス》を使うために赤単にしなきゃ」とは別段思わない。つまりその程度の強さ。でも、でもだ。《月の大魔術師》は違う。コイツの存在自体が多色地形を否定し、赤単色にする必要十分条件足り得る。
っちゅうわけで赤単を組んでみた。
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赤単 歌タロックス
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クリーチャー:22
4《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》
4《血騎士/Blood Knight》
3《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
3《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
スペル:15
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
3《突然のショック/Sudden Shock》
2《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
土地:23
2《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
1《カー砦/Kher Keep》
3《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
17《山/Mountain》
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《煮えたぎる歌/Seething Song》
《煮えたぎる歌》から《タロックス》! そりゃ誰でも1度はやってみたい。だからもちろん、《歌》は4枚だ。そして、《歌》を無駄カードにしないために、若干デッキを縦に構築、《ロクソドンの戦鎚》や《雷刃の突撃》なんかを加えてみた。
《モグの戦争司令官》&《焼け焦げたルサルカ》
全体的な生物バランスはPT横浜のブロック構築のデッキを参考にしてみた。《モグの戦争司令官》は《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカー的な立ち居地だ。ただ、ブロック工逐次と比べると、《ルサルカ》とのコンボの分で使い勝手が向上している。このコンボも赤マナを大量に要する点で、赤単ならではって感じだろう。
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
さて、で。本題たる《月の大魔術師》の話をしよう。3マナで2/2、打撃要員としてはぎりぎり及第点なスペックだ。ただ、本家の《血染めの月》と比べると「対単色でも《灰色オーガ》程度の働きをしてくれる」とか「2枚目以降も無駄カードにならない」などのメリットもある。だからメインに3〜4枚というまとまった数を採用できる。で、やはり気になるのは、生物であるというその脆弱性だ。つまり死に易く、相手にとってみれば“ブラッドムーン効果”から抜け出しやすいということ。だから《血染めの月》と違って「貼れば安心」ということは無く、ちょっと相手の出足をつまずかせる程度の効果しかない。
こう書くと、《月の大魔術師》なんて大したことがない、と思うかもしれないが、さにあらず。個人的には、未来予知でも屈指のパワーカード(そしてトップレア)だと思っている。赤単やグルールなどの攻撃的なデッキにおいては、序盤の数ターンは値千金。《月の大魔術師》で数ターン相手の《神の怒り》の分のマナを拘束できるなら、それはもう、勝ったも同然ということだ。
《ケルドの巨石》&《生けるものの洞窟》&《カー砦》
土地構成なんだけど「《月の大魔術師》が居るから土地は全部《山》でいい」ってのは、間違いだと思う。良くも悪くも《月の大魔術師》は死に易い。なので、後半になったら《月の大魔術師》なんて場に存在してない(もし存在してるならそのゲームは勝ってる)。なので後半に1点ずつ本体に飛ばせる土地たる《ケルドの巨石》は、実は違和感なく《月の大魔術師》と共存できる(《ルサルカ》でもサクれるし)。
また、後半の土地の引き過ぎ時には2/2として出せる《生けるものの洞窟》も採用してみた。コイツは《月の大魔術師》環境下でも変異でキャストできるっちゅーのが便利だ。
《カー砦》は、《ルサルカ》や《ロクソドンの戦鎚》との噛み合いや、《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカーとしても役立ってくれる。
【赤単と《月の大魔術師》】編
Magus of the Moon / 月の大魔術師 (2)(赤)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Future Sight,レア
基本でない土地は山(Mountain)である。
2/2
Illus.Franz Vohwinkel (101/180)
(Wisdom Guild様より引用)
《タロックス》や《雷刃の突撃》なんかはかなり色拘束が強い。だから赤の濃いデッキでないと使いにくい。しかし、「《タロックス》を使うために赤単にしなきゃ」とは別段思わない。つまりその程度の強さ。でも、でもだ。《月の大魔術師》は違う。コイツの存在自体が多色地形を否定し、赤単色にする必要十分条件足り得る。
っちゅうわけで赤単を組んでみた。
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赤単 歌タロックス
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クリーチャー:22
4《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》
4《血騎士/Blood Knight》
3《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
3《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
スペル:15
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
3《突然のショック/Sudden Shock》
2《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
土地:23
2《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
1《カー砦/Kher Keep》
3《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
17《山/Mountain》
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《月の大魔術師/Magus of the Moon》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542101/
《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542123/
《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542124/
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542180/
《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542170/
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《煮えたぎる歌》から《タロックス》! そりゃ誰でも1度はやってみたい。だからもちろん、《歌》は4枚だ。そして、《歌》を無駄カードにしないために、若干デッキを縦に構築、《ロクソドンの戦鎚》や《雷刃の突撃》なんかを加えてみた。
《モグの戦争司令官》&《焼け焦げたルサルカ》
全体的な生物バランスはPT横浜のブロック構築のデッキを参考にしてみた。《モグの戦争司令官》は《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカー的な立ち居地だ。ただ、ブロック工逐次と比べると、《ルサルカ》とのコンボの分で使い勝手が向上している。このコンボも赤マナを大量に要する点で、赤単ならではって感じだろう。
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
さて、で。本題たる《月の大魔術師》の話をしよう。3マナで2/2、打撃要員としてはぎりぎり及第点なスペックだ。ただ、本家の《血染めの月》と比べると「対単色でも《灰色オーガ》程度の働きをしてくれる」とか「2枚目以降も無駄カードにならない」などのメリットもある。だからメインに3〜4枚というまとまった数を採用できる。で、やはり気になるのは、生物であるというその脆弱性だ。つまり死に易く、相手にとってみれば“ブラッドムーン効果”から抜け出しやすいということ。だから《血染めの月》と違って「貼れば安心」ということは無く、ちょっと相手の出足をつまずかせる程度の効果しかない。
こう書くと、《月の大魔術師》なんて大したことがない、と思うかもしれないが、さにあらず。個人的には、未来予知でも屈指のパワーカード(そしてトップレア)だと思っている。赤単やグルールなどの攻撃的なデッキにおいては、序盤の数ターンは値千金。《月の大魔術師》で数ターン相手の《神の怒り》の分のマナを拘束できるなら、それはもう、勝ったも同然ということだ。
《ケルドの巨石》&《生けるものの洞窟》&《カー砦》
土地構成なんだけど「《月の大魔術師》が居るから土地は全部《山》でいい」ってのは、間違いだと思う。良くも悪くも《月の大魔術師》は死に易い。なので、後半になったら《月の大魔術師》なんて場に存在してない(もし存在してるならそのゲームは勝ってる)。なので後半に1点ずつ本体に飛ばせる土地たる《ケルドの巨石》は、実は違和感なく《月の大魔術師》と共存できる(《ルサルカ》でもサクれるし)。
また、後半の土地の引き過ぎ時には2/2として出せる《生けるものの洞窟》も採用してみた。コイツは《月の大魔術師》環境下でも変異でキャストできるっちゅーのが便利だ。
《カー砦》は、《ルサルカ》や《ロクソドンの戦鎚》との噛み合いや、《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカーとしても役立ってくれる。
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