未来予知のデッキを9個ほど 2/9
2007年4月29日 スタンダード コメント (5)
やぁ《コーラシュ》良いねぇ。
沼を並べるっちゃ《夢魔》みたいだけど、《印鑑》から最短3ターン目に出る上に、“壮大”でパンプもできるわけだ。再生能力もあることだし、そうとう堅いブロッカーとなってくれる。というわけで、“壮大”を視野に入れて《コーラシュ》を4枚入れるようなデッキを考えて、やはりと言うか何というか、黒コンに行き着いた。
【黒コンと《黒き剣の継承者コーラシュ》】編
コイツの“壮大”を考えた場合、まぁ《沼》限定とは言え、土地を2枚も伸ばす能力は強力だ。できれば何度も使いまわすような欲目が出ちゃうよね。ディスカードした《コーラシュ》2枚目以降を拾う方法って何があるだろう?
《葬儀人》とか《冥界への呼び声》を使ったマッドネスちっくに組むのとか。《コーラシュ》が何気にゾンビなのを生かして《アンデッドの王》で拾ってみるとか。まぁ、色々在るんだけど、僕が注目したのは黒赤/黒青の分割カード《隆盛+下落》だ。2枚ディスカードの《下落》に目が行きがちなこのカードだけど、《隆盛》もSoSoなことが書いてある。
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コーラシュ 黒コン
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クリーチャー:10
4《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
4《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
スペル:28
4《滑る胆液/Ichor Slick》
2《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
3《滅び/Damnation》
2《虚空/Void》
4《隆盛+下落/Rise+Fall》
2《迫害/Persecute》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
3《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
2《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》
土地:22
3《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4《血の墓所/Blood Crypt》
2《湿った墓/Watery Grave》
7《沼/Swamp》
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《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
黒コンのような中速度コントロールは、相手の生物戦線を押し留める壁的な生物の重要度が高い。なんぼ《コーラシュ》の能力が高いとは言え、レジェンドなので2体は並ばないわけだ。なので、3/3再生で、2枚目以降4/4、5/5と育っていく《菅草スリヴァー》は、中盤を支えるのに十分だ。
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
こいつで《コーラシュ》2枚目を持って来れるので、あらかじめ持ってきて、タップアウト《コーラシュ》キャストって動きができる。また、《滅び》や《迫害》や《堕落の触手》にもアクセスできるし、素で出して《ファイレクシアのトーテム像》をサクる手段にするのもオシャレ。
《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
デッキの主役。その“壮大”能力だけピックアップされがちだけど、素のサイズとしてそうとうデカイ。4ターン目で4/4、ターンが進むにつれ平気で8/8以上のサイズになる。しかも再生が付いてるので、《絶望の天使》とか火力とかの除去に耐性がある。普通、黒コンはフィニッシャーとして攻撃が通りやすい《骸骨の吸血鬼》とか用意する必要があるんだけど、《コーラシュ》のサイズが馬鹿馬鹿しいので、追加のフィニッシャーは抜いてしまった。それくらい、強い。
《滑る胆液/Ichor Slick》
このカードは、未来予知での構築レベルのコモンの中の1つだ。効果としては《最後の喘ぎ》が1マナ重くなっただけ、というものだが、サイクリングが大きなメリットとなった。というのは、黒いデッキはアグロなデッキへの対策として、対生物専用カード(このデッキだと《滅び》とか《堕落の触手》とか)にある程度スロットを割かなければならない。ところが対コントロールでは、これらはかなり無駄になるわけだ。そこで、無駄になるマッチアップではサイクリングできる、ってのは見た目以上に使い勝手が良い。
もちろん、後半にマナが余ったら、サイクリング→マッドネスでアドバンテージの取れる除去へと変貌する。
《虚空/Void》
久しく使ってなかったけど、ブロック構築で見て、急に使いたくなった。《印鑑》をまとめて吹っ飛ばしたり、ついでに手札も破壊したりと、ハマるとすごい効果。
《偶像の石塚/Graven Cairns》
このデッキでは《硫黄泉》より使いやすい。流石に《沼》としてカウントされる《血の墓所》よりは劣るけどね。色を度外視して単純なカード的な強さと考えた場合、未来予知のレア土地5種類の中で1番強い、と個人的には思っている。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
これは《沼》ではない土地、すなわち《肉儀場》と《偶像の石塚》計7枚を《沼》にしてくれる。《コーラシュ》と《堕落の触手》と、計6枚も《沼》の数を参照するカードがあるので、必要だった。
沼を並べるっちゃ《夢魔》みたいだけど、《印鑑》から最短3ターン目に出る上に、“壮大”でパンプもできるわけだ。再生能力もあることだし、そうとう堅いブロッカーとなってくれる。というわけで、“壮大”を視野に入れて《コーラシュ》を4枚入れるようなデッキを考えて、やはりと言うか何というか、黒コンに行き着いた。
【黒コンと《黒き剣の継承者コーラシュ》】編
Korlash, Heir to Blackblade / 黒き剣の継承者コーラシュ (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― ゾンビ(Zombie)・戦士(Warrior) Future Sight,レア
黒き剣の継承者コーラシュのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールする沼(Swamp)の数に等しい。
(1)(黒):黒き剣の継承者コーラシュを再生する。
壮大 ― 他の《黒き剣の継承者コーラシュ》という名前のカードを1枚捨てる:あなたのライブラリーから沼カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
*/*
Illus.Daarken (87/180)
(Wisdom Guild様より引用)
コイツの“壮大”を考えた場合、まぁ《沼》限定とは言え、土地を2枚も伸ばす能力は強力だ。できれば何度も使いまわすような欲目が出ちゃうよね。ディスカードした《コーラシュ》2枚目以降を拾う方法って何があるだろう?
《葬儀人》とか《冥界への呼び声》を使ったマッドネスちっくに組むのとか。《コーラシュ》が何気にゾンビなのを生かして《アンデッドの王》で拾ってみるとか。まぁ、色々在るんだけど、僕が注目したのは黒赤/黒青の分割カード《隆盛+下落》だ。2枚ディスカードの《下落》に目が行きがちなこのカードだけど、《隆盛》もSoSoなことが書いてある。
Rise / 隆盛 (青)(黒)そう、この《隆盛》で《コーラシュ》回収しつつ相手の生物戻して、後半腐ってたハンデスを叩き込むってコンセプトにかなり惹かれた。青マナなんてそうそう揃うの、って疑問には《コーラシュ》の“壮大”で《湿った墓》持って来れば1発解決! そういう感じの黒コンを組んでみた。
ソーサリー Dissension,アンコモン
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚と場に出ているクリーチャー1体を対象とし、それらをそのオーナーの手札に戻す。
Illus.Pete Venters (156/180)
(Wisdom Guild様より引用)
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コーラシュ 黒コン
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クリーチャー:10
4《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
4《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
スペル:28
4《滑る胆液/Ichor Slick》
2《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
3《滅び/Damnation》
2《虚空/Void》
4《隆盛+下落/Rise+Fall》
2《迫害/Persecute》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
3《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
2《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》
土地:22
3《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4《血の墓所/Blood Crypt》
2《湿った墓/Watery Grave》
7《沼/Swamp》
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《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542087/
《滑る胆液/Ichor Slick》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542068/
《偶像の石塚/Graven Cairns》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542175/
《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
黒コンのような中速度コントロールは、相手の生物戦線を押し留める壁的な生物の重要度が高い。なんぼ《コーラシュ》の能力が高いとは言え、レジェンドなので2体は並ばないわけだ。なので、3/3再生で、2枚目以降4/4、5/5と育っていく《菅草スリヴァー》は、中盤を支えるのに十分だ。
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
こいつで《コーラシュ》2枚目を持って来れるので、あらかじめ持ってきて、タップアウト《コーラシュ》キャストって動きができる。また、《滅び》や《迫害》や《堕落の触手》にもアクセスできるし、素で出して《ファイレクシアのトーテム像》をサクる手段にするのもオシャレ。
《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
デッキの主役。その“壮大”能力だけピックアップされがちだけど、素のサイズとしてそうとうデカイ。4ターン目で4/4、ターンが進むにつれ平気で8/8以上のサイズになる。しかも再生が付いてるので、《絶望の天使》とか火力とかの除去に耐性がある。普通、黒コンはフィニッシャーとして攻撃が通りやすい《骸骨の吸血鬼》とか用意する必要があるんだけど、《コーラシュ》のサイズが馬鹿馬鹿しいので、追加のフィニッシャーは抜いてしまった。それくらい、強い。
《滑る胆液/Ichor Slick》
このカードは、未来予知での構築レベルのコモンの中の1つだ。効果としては《最後の喘ぎ》が1マナ重くなっただけ、というものだが、サイクリングが大きなメリットとなった。というのは、黒いデッキはアグロなデッキへの対策として、対生物専用カード(このデッキだと《滅び》とか《堕落の触手》とか)にある程度スロットを割かなければならない。ところが対コントロールでは、これらはかなり無駄になるわけだ。そこで、無駄になるマッチアップではサイクリングできる、ってのは見た目以上に使い勝手が良い。
もちろん、後半にマナが余ったら、サイクリング→マッドネスでアドバンテージの取れる除去へと変貌する。
《虚空/Void》
久しく使ってなかったけど、ブロック構築で見て、急に使いたくなった。《印鑑》をまとめて吹っ飛ばしたり、ついでに手札も破壊したりと、ハマるとすごい効果。
《偶像の石塚/Graven Cairns》
このデッキでは《硫黄泉》より使いやすい。流石に《沼》としてカウントされる《血の墓所》よりは劣るけどね。色を度外視して単純なカード的な強さと考えた場合、未来予知のレア土地5種類の中で1番強い、と個人的には思っている。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
これは《沼》ではない土地、すなわち《肉儀場》と《偶像の石塚》計7枚を《沼》にしてくれる。《コーラシュ》と《堕落の触手》と、計6枚も《沼》の数を参照するカードがあるので、必要だった。
コメント
けどなかなか興味深いデッキだと思います。
うん、だから《印鑑》と《トーテム》に分けて入れてあるんです。黒コンは漢の浪漫ですよ! 《魂の消耗》撃ちてーっス。
参考になりました。ですが、気付いたことが一点。
菅草スリヴァーのくだりにおいて、「2枚目以降4/4、5/5と育っていく〜」とありますが、菅草スリヴァーのテキストは
すべてのスリヴァーは「このクリーチャーはあなたが沼をコントロールしているかぎり、+1/+1の修正をうける」の能力を持つ。
となっており、自身以外に修正はつかないため何枚出しても3/3止まりかと思われます。
自分も似たような構築(隆盛/下落まで!)考えていたので、こちらで菅草スリヴァーに「おおっ!!」と思ったのですがテキストを読む限りでは不可能ではないかと。
もし自分の解釈が異なっていましたらスミマセン(汗)
>>何枚出しても3/3止まり
や、成長しますよ。2体出すと、テキストが2回書かれている状態、すなわち
「沼をコントロールしているかぎり、+1/+1の修正をうける」
「沼をコントロールしているかぎり、+1/+1の修正をうける」
と書いてある状態です。なので、《菅草スリヴァー》の数だけ、それぞれ独立して+1/+1の修正を受けます。
the マジックQ&Aさんにも同様の質問がありました↓。
http://qabbs.mjmj.info/topics/1165123372_203.html
なるほど、同様の一文が追加されるのですね、納得です。
ありがとうございます♪