未来予知のデッキを9個ほど 5/9
この連載を始めてからというもの、《月の大魔術師》や《コーラシュ》など、お高いレアにスポットをあててきたわけだ。これは、鮨屋の注文で例えるなら、トロやウニといった大ネタをハナっから食べるようなもんだ。ほら、トロとか「ネタそのものが美味しい」わけじゃん? でも大ネタを最初に口にしちゃうと、脂がきつくて「その後のネタの微妙な味が判らなくなる」っつーことで野暮の極み。なので、しゃーない。ならばこそ、ここからのネタは職人の“仕事”を味わうっちゅうことで。職人の腕がよければ、ありふれたネタにも、“仕事”を感じさせてくれる、ハズだ。

や、何が言いたいかと言うと、「誰が組んでもそれなりな、大ネタのストックは尽きました」「こっからのネタが微妙と感じるのは、ひとえに職人(=カバ雄)の腕が悪い所為です」ってこと。よし、言い訳・完了

あれ!? 何のフォローにもなってないぞっ(笑)。

【ターボ苗木と《大量の芽吹き》】編

Sprout Swarm / 大量の芽吹き→画像 (1)(緑)
インスタント Future Sight,コモン
召集(この呪文をプレイするに際しあなたがタップしたクリーチャー1体につき、それをプレイするためのコストは(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点だけ少なくなる)
バイバック(3)(あなたはこの呪文をプレイするに際し、追加で(3)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。)
緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Chippy (138/180)
(Wisdom Guild様より引用)

リミテッドで相手に鼻血を吹かせるこの1枚。

《セロン教の隠遁者》アンモーフ→《大量の芽吹き》バイバックって展開したら痛快じゃん? で、そういうカードでデッキを固めてみたら・・・。

4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《ぶどう園の大魔術師/Magus of the Vineyard》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》
4《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
4《柏槙教団のレインジャー/Juniper Order Ranger》
4《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
4《ガイアの頌歌/Gaea’s Anthem》
4《制圧の輝き/Glare of Subdual》
4《召喚の調べ/Chord of Calling》
4《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
16《その他土地/Other Lands》

と、《ぶどう園の大魔術師》でマナ加速して《セロン教の隠遁者》ひっくり返して、《柏槙教団》が+4/+4でトークンが3/3ですよ、みたいな。正直、技巧に走りすぎた

まず、《ぶどう園》がデメリットになり過ぎ・・・。相手の《印鑑》出された上で《電解》される、みたいな。それと、デッキの顔だったはずの《大量の芽吹き》がイマイチ。《ヴィトゥ=ガジー》と被るうえ、爆発力なら《種のばら撒き》の方がマシだった。

で、《種のばら撒き》を入れてみると、緑特有の“もっさり感”が多少なりとも軽減できることに気付いた。《神の怒り》を打たれたターンエンドに生物を展開できるし、なにより《ガイアの頌歌》を出してたら、トークン3体が素で強いのが良い。

ちゅうわけで、結局こうなった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ターボ苗木
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:22
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
2《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》
2《死胞子のサリッド/Deathspore Thallid》
1《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
4《ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad》
1《石覆い/Stonecloaker》
1《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
1《柏槙教団のレインジャー/Juniper Order Ranger》
4《種のばら撒き/Scatter the Seeds》

スペル:16
4《ガイアの頌歌/Gaea’s Anthem》
3《制圧の輝き/Glare of Subdual》
2《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
4《供給+需要/Supply+Demand》

土地:22
3《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
4《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
2《塩汚れのステップ/Saltcrusted Steppe》
4《寺院の庭/Temple Garden》
1《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《繁殖池/Breeding Pool》
4《低木林地/Brushland》
5《森/Forest》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542139/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

《死胞子のサリッド/Deathspore Thallid》
これのためだけに黒タッチ。やはり《塩水の精霊》みたいなシステムに触れられないと、それだけで負けてしまうからね。《供給》で苗木トークン大量に出すと、まるでリミテッドの《どどろく雷鳴》のように、相手が一方的に壊滅する。

《召喚の調べ》&《召喚士の契約》
これにより《セロン教の隠遁者》や《セレズニアのギルド魔道士》みたいな、もっさりしたカードをあまり大量にデッキに入れずにすむようになった。とくに《召喚士の契約》はトップデッキしたターンに最も欲しいカードに変換できるので、かなり使い勝手が良い。

《供給+需要/Supply+Demand》
ほぼ、トークン製造の《供給》として撃つけど、たまに《制圧の輝き》や《ギルド魔道士》をチューターする《需要》としても撃つことがある。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2007年5月8日19:06

昨日の首飾りを入れるとやばい動きをしますよ。
二枚置いて、芽吹きが二枚落ちていれば無限トークンです。

これは青を入れてカードを集める必要がありますが・・・
EssencWardenとかいれば無限ライフです。

カバ雄
カバ雄
2007年5月9日23:12

>>ニックネーム無しさん
にゃるほど。そりゃ面白いですね。
《直観》使える環境なら、意外と強そうな気がします。スタンダードなら・・・。“発掘”デッキに《喚起》とかと一緒に組み込めば、ちょっと夢は見られそうな気がしないでもない感じですね!

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