北陸予選通過レポート?
そもさん「ソリューションとは何ぞや?」
せっぱ「デッキが完成した時点で勝利している事なり」

家に帰るまでが遠足です。デッキを持ってくまでが大会です。や、ゴメンナサイ流石に誇大表現に過ぎました。この記事には一部(?)に筆者の妄想と虚構が含まれています。

実際、僕は構築で勝つ条件を『デッキ7割、運2割、プレイングなんて1割にも満たない』と思ってます。なので、強いデッキさえ在れば、地区予選やPTQは抜けられると考えています。勝つためには強いデッキが必要不可欠、さてじゃあ、『強いデッキ』とは何なんでしょ?

最近はこの問いに対して、『ベクトルが合ってる』デッキだと答えています。ここで、冒頭の図を拡大してご覧下さい。強さのベクトルとは、メタに対する適合度と、単純なデッキパワーの合成であると考える事ができます。

つまり強いデッキは、メタに適合しているだけ、でも、単純なデッキパワーが高いだけ、でも充分ではなく、その両方が必要というわけです。

時はウルザズサーガ解禁時代のエクテン・PTローマ、そこかしこでMoMAの嵐が吹き荒れる中、決してデッキのパワーは高くないラバールのFishがMoMAを喰い物にし、準優勝まで登り詰めました。しかし、このFishがその後も継続的に勝てたかというとそうでもなく、MoMAの衰退とともに誰も使わなくなりました。メタに適合してるってだけじゃ、メタ外のデッキに対して融通が利かなくなってしまいます。長丁場であるトーナメントでは、どんなメタ外デッキ当たるとも知れないわけで、それら全てを受けきれるだけのデッキパワーが必要なのです。

一方、デッキパワーが高くてメタへの適合度が低いって事例として、神河時代のセレズニアを思い出してみましょう。世界選手権優勝って実績が示すとおり、セレズニアのデッキパワーの高さは折り紙付です。しかし、直後のファイナルズでは、セレズニアに対する回答としてワイルドファイアが横行し、あっという間にセレズニアを駆逐しました。ってことで、デッキパワーが高くても、メタに対する適合度が低くなれば、それはそれで勝てないわけです。

しかして、メタに対する適合度とデッキパワーの両方がMax値近辺にあるのが「超強いデッキ」です。でも、そんな完璧なデッキはそうそう無いので、せいぜい、両方のパラメータがそれなりの値な「強いデッキ」の範囲に収まります。で、この強いデッキの範囲にあるならば『ベクトルは合ってる』と、言えるわけです。

コメント

nophoto
カタル
2007年6月12日8:45

たしかに理に適ったデッキとレポートでした。本当にお疲れ様です。カバさんのこのレポートでジョダーと占有の価格変動が・・・w

カバ雄
カバ雄
2007年6月13日0:16

>>カタルさん
やー、《占有》は兎も角、《ジョダー》はアンコですからねぇ。そこまで上がることは無いんじゃないっすか。僕はそのアンコすら持っていなくて、Ei-m君に借りましたが。

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