北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード
さて、主張の部分は書くだけ書いたので、あとは個別のカードを解説してみよう。
《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
対グルールにおける超絶ブロッカーであり、制圧力のあるアタッカー。そして対トロンでもほぼ除去のされないフィニッシャー。僕も使ってみるまではその強さが分かんなくて「せいぜいプロ赤が《燎原の火》耐性になる6マナカードだから採用されてるんでしょ」くらいの認識だった。しかし、使ってみるとその強さに感動。盤面を完全に掌握する最大6点のハードパンチャーであり、制圧力もあり、しかもマナコストが薄いのでトロンとも噛み合う。もうこのカード無しにはデッキの強さを語れないってほど存在感のあるスロットだ。
さて、《ジョダー》絡みでいくつか細かいテクをご紹介。
こいつは接触戦闘で《壊滅させるものヌーマット》すら屠れる性能を持っている。具体的には、ブロックされる→ダブルストライク付加→計6点のダメージをスタックに乗せる→スタック後にプロ赤を付加って手順だ。《稲妻の天使》にも平気で突っ込んで行ってその2倍のダメージをもぎ取ってくるし、サイド後の《信仰の足枷》のライフゲインも能力4回起動-4/-4でフィズらせることができる。つまり対トリコでかなり活躍が期待できる。
また、最近めっきり見なくなったボロスの《サルタリーの僧侶》。このカードに対しては、メインサイド合わせて《ジョダー》だけが回答だったりする。で、ここで絶対注意しなきゃいけないテクについて解説。《サルタリーの僧侶》が突っ込んできた時に、《ジョダー》にシャドー付加してブロックするよね。で、ダメージがスタックされる前に、絶対、ダブルストライクをつけなきゃ駄目だ。タフネス3あるから要らないじゃんと思ってしまうかもしれないが、ダメージを2点食らっている状態で火力当てられると、-1/-1してプロ赤つけようとした時に状況起因効果で墓地に行ってしまう。なので、《サルタリーの僧侶》に対してはダブルストライク、これは絶対忘れちゃ駄目だ。
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
今さら解説の必要のないフィニッシャー。確かに《ジョダー》は強いんだけど、フィニッシャー単騎のデッキってのは相手に時間的な猶予を与えてしまう。なので、迅速に相手を削りきるコイツも併用。
《差し戻し/Remand》
自分の《否定の契約》を《差し戻し》! これ、1回やると病み付きになるね!
《否定の契約/Pact of Negation》
このデッキでは《併合》とか《占有》とか、タップアウトしてのビッグアクションが多い。なので、マナを使わずにカウンターできる《否定の契約》はデッキに非常にマッチしている。また、ゲーム終盤で引いた《トレイリアの西部》がこのカードに変換できるって事実は、相手にしてみりゃ超ゲンナリ。コストの払い忘れにはくれぐれもご注意を! (僕も予選中はデッキの上におはじき置いてた)
《撤廃/Repeal》
やや疑問の残るスロットだった。僕はコントロール全般にこのカードをサイドアウトするので、《電解》の方が良かったのかも知れない。
《占有/Take Possession》
メチャクチャ強い。鈍重な《押収》が、刹那付くだけでこんなに強くなるなんて! もはや、対コントロールは中盤の《併合》→《占有》ってゲームにシフトしつつある。中盤を制するこのカードの枚数が、対コントロールの勝敗を分けてしまうので、メインに2〜3本は必須だ。まだ安く売ってる店があったら、4枚揃えとけ! 絶対損はしない。
《予感/Foresee》
僕のデッキは《強迫的な研究》も《連絡》も0枚。そんかし《予感》4枚。この構成は非常に気に入っている。単純なカードパワーとして明らかに《連絡》より強く、個人的には「《コンパル》より《予感》優先」だと思ってる。だからドローにスロット6枚空いたら、まず《予感》4枚詰め込む。それくらい強いカードだ。
また、このデッキでは3マナ域のアクションとして既に4枚の《トレイリアの西部》が採用されている。3ターン目に《西部》をタップインでセットしつつカウンター構えるって挙動もあるため、《強迫的な研究》が3マナであることのメリットってのは、僕のデッキに限って言えば、だいぶ薄い。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
これもまた、未来予知の隠れた名カードの1つ。トロンみたいな後半のマナ域の強いデッキにとって、2マナ伸びるメリットってのは測り知れない。このカードのおかげで、予選中も何度も命拾いした。基本的に、相手のエンドにチャージして、利子のマナをメインで使っていくって動きをする。2枚並んだ時とか、《燎原の火》を連打しつつ《ジョダー》展開みたいなグロイ動きをした。
以下はサイドボード
《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
主に対コントロール用でサイドインし、相手のデッキが赤くなければ《ジョダー》とコンパチになるってスロット。調整当初は《塩水の精霊》とセットだったけど、そいつが単品じゃ仕事してくれないのに対し、《多相の戦士》は単品ですごく役に立った。具体的には《フィンケル》止めたり、《テフェリー》や《アクローマ》対消滅させたり、《ヘルカイト》や《絶望の天使》を187したり、フリゴ相手にサイドインしたり、だ。
《エンチャント複製/Copy Enchantment》
このカードは、相手が《併合》を使ってくる場合のみサイドインする。コピーする基として、自分のデッキの《併合》と《占有》だけじゃ、手札に腐る可能性があるからだ。で、無事コピーできた場合、このカードの強さは《併合》や《占有》を凌駕する。コピーとなる基エンチャントは“場に出るに際し選ぶ”し、そのエンチャント先が確定してからは相手がスタックする余地が無い。つまり、《占有》で奪うのと違ってスタックでマナ出されることも少ないし、《意志を曲げる者》な疑いのある変異も無理なく奪えるわけだ。しかも3マナと軽いので《差し戻し》や《マナ漏出》を掻いくぐり易いってメリットもある。もちろん、後手《併合》ゲーに対する回答なのは前述の通りだ。
《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
対グルールにおける超絶ブロッカーであり、制圧力のあるアタッカー。そして対トロンでもほぼ除去のされないフィニッシャー。僕も使ってみるまではその強さが分かんなくて「せいぜいプロ赤が《燎原の火》耐性になる6マナカードだから採用されてるんでしょ」くらいの認識だった。しかし、使ってみるとその強さに感動。盤面を完全に掌握する最大6点のハードパンチャーであり、制圧力もあり、しかもマナコストが薄いのでトロンとも噛み合う。もうこのカード無しにはデッキの強さを語れないってほど存在感のあるスロットだ。
さて、《ジョダー》絡みでいくつか細かいテクをご紹介。
こいつは接触戦闘で《壊滅させるものヌーマット》すら屠れる性能を持っている。具体的には、ブロックされる→ダブルストライク付加→計6点のダメージをスタックに乗せる→スタック後にプロ赤を付加って手順だ。《稲妻の天使》にも平気で突っ込んで行ってその2倍のダメージをもぎ取ってくるし、サイド後の《信仰の足枷》のライフゲインも能力4回起動-4/-4でフィズらせることができる。つまり対トリコでかなり活躍が期待できる。
また、最近めっきり見なくなったボロスの《サルタリーの僧侶》。このカードに対しては、メインサイド合わせて《ジョダー》だけが回答だったりする。で、ここで絶対注意しなきゃいけないテクについて解説。《サルタリーの僧侶》が突っ込んできた時に、《ジョダー》にシャドー付加してブロックするよね。で、ダメージがスタックされる前に、絶対、ダブルストライクをつけなきゃ駄目だ。タフネス3あるから要らないじゃんと思ってしまうかもしれないが、ダメージを2点食らっている状態で火力当てられると、-1/-1してプロ赤つけようとした時に状況起因効果で墓地に行ってしまう。なので、《サルタリーの僧侶》に対してはダブルストライク、これは絶対忘れちゃ駄目だ。
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
今さら解説の必要のないフィニッシャー。確かに《ジョダー》は強いんだけど、フィニッシャー単騎のデッキってのは相手に時間的な猶予を与えてしまう。なので、迅速に相手を削りきるコイツも併用。
《差し戻し/Remand》
自分の《否定の契約》を《差し戻し》! これ、1回やると病み付きになるね!
《否定の契約/Pact of Negation》
このデッキでは《併合》とか《占有》とか、タップアウトしてのビッグアクションが多い。なので、マナを使わずにカウンターできる《否定の契約》はデッキに非常にマッチしている。また、ゲーム終盤で引いた《トレイリアの西部》がこのカードに変換できるって事実は、相手にしてみりゃ超ゲンナリ。コストの払い忘れにはくれぐれもご注意を! (僕も予選中はデッキの上におはじき置いてた)
《撤廃/Repeal》
やや疑問の残るスロットだった。僕はコントロール全般にこのカードをサイドアウトするので、《電解》の方が良かったのかも知れない。
《占有/Take Possession》
メチャクチャ強い。鈍重な《押収》が、刹那付くだけでこんなに強くなるなんて! もはや、対コントロールは中盤の《併合》→《占有》ってゲームにシフトしつつある。中盤を制するこのカードの枚数が、対コントロールの勝敗を分けてしまうので、メインに2〜3本は必須だ。まだ安く売ってる店があったら、4枚揃えとけ! 絶対損はしない。
《予感/Foresee》
僕のデッキは《強迫的な研究》も《連絡》も0枚。そんかし《予感》4枚。この構成は非常に気に入っている。単純なカードパワーとして明らかに《連絡》より強く、個人的には「《コンパル》より《予感》優先」だと思ってる。だからドローにスロット6枚空いたら、まず《予感》4枚詰め込む。それくらい強いカードだ。
また、このデッキでは3マナ域のアクションとして既に4枚の《トレイリアの西部》が採用されている。3ターン目に《西部》をタップインでセットしつつカウンター構えるって挙動もあるため、《強迫的な研究》が3マナであることのメリットってのは、僕のデッキに限って言えば、だいぶ薄い。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
これもまた、未来予知の隠れた名カードの1つ。トロンみたいな後半のマナ域の強いデッキにとって、2マナ伸びるメリットってのは測り知れない。このカードのおかげで、予選中も何度も命拾いした。基本的に、相手のエンドにチャージして、利子のマナをメインで使っていくって動きをする。2枚並んだ時とか、《燎原の火》を連打しつつ《ジョダー》展開みたいなグロイ動きをした。
以下はサイドボード
《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
主に対コントロール用でサイドインし、相手のデッキが赤くなければ《ジョダー》とコンパチになるってスロット。調整当初は《塩水の精霊》とセットだったけど、そいつが単品じゃ仕事してくれないのに対し、《多相の戦士》は単品ですごく役に立った。具体的には《フィンケル》止めたり、《テフェリー》や《アクローマ》対消滅させたり、《ヘルカイト》や《絶望の天使》を187したり、フリゴ相手にサイドインしたり、だ。
《エンチャント複製/Copy Enchantment》
このカードは、相手が《併合》を使ってくる場合のみサイドインする。コピーする基として、自分のデッキの《併合》と《占有》だけじゃ、手札に腐る可能性があるからだ。で、無事コピーできた場合、このカードの強さは《併合》や《占有》を凌駕する。コピーとなる基エンチャントは“場に出るに際し選ぶ”し、そのエンチャント先が確定してからは相手がスタックする余地が無い。つまり、《占有》で奪うのと違ってスタックでマナ出されることも少ないし、《意志を曲げる者》な疑いのある変異も無理なく奪えるわけだ。しかも3マナと軽いので《差し戻し》や《マナ漏出》を掻いくぐり易いってメリットもある。もちろん、後手《併合》ゲーに対する回答なのは前述の通りだ。
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