Dr.カバ雄のデッキ診断所(仮)第7回です。次なる患者さんは、ponさんの「白単色ライフ回復」です。

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クリーチャー:5
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
1《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》

スペル:32
4《目かくし/Bandage》
4《ギルドパクトの祝祭/Festival of the Guildpact》
4《不死の標/Beacon of Immortality》
1《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
4《酷寒の枷/Gelid Shackles》
4《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《物語の円/Story Circle》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》

土地:23
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《ロノムの口/Mouth of Ronom》
2《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
15《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
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勝ち手段は《不死の標》の循環による、相手のライブラリーアウトとのことです。「できればクリーチャーで殴り勝たないデッキにしたい」と、ガンジーもびっくりの非暴力主義、日和って《石臼》とか入れないあたりたいへん漢らしいと思います。

10版で、この手のデッキの天敵たる《迫害》が落ち、相性のよくないトロンも消えました。いまの世の中、カウンターの質が悪く、ソーラーフレアなどのボードコントロール系デッキは、ブリンクのようなカンスリ型デッキに煮え湯を飲まされています。ならばこそ、メタ的な側面でこのデッキには意外と目があるのでは、と思いました。

ご本人曰く「クリーチャーデッキにはまったく負けないのですが、コントロール系のデッキにはどうも相性が良くない」と、そこら辺が改良のポイントだそうです。にゃるほど。《不死の標》を全部捌かれると、《岩床》で薄くなってる分、先にライブラリー切れちゃいますね。いちおうカウンター相手だったら、手札7枚にして《レガシー兵器》を毎ターンディスカードって手段も存在するっちゃ存在します。でも、相手がソーラーフレア使ってたら、ライブラリー薄くなったところで「《強迫的な研究》あなたに」ってプレイングしますね。

で、それを防ぐために何かしらの対策を講じる必要があるわけです。

まぁ《石臼》入れるのが手っ取り早いのですが、僕がponさんの立場だったらそれを潔しとしないですね。というわけで、別の手段を考えてみました。そう、《ガイアの祝福》によるライブラリー循環です。うん、これなら受動的ライブラリー破壊として、コンセプトは保ててますね。

また、「サイドボードで、何を入れて何を抜けばいいのかがさっぱりわからないので、困っています」ということなんですが、ぜひとも用意して頂きたいサイドのスロットがあります。それが、対コントロール用のアグロサイドです。生物デッキ相手に1戦目落とすことは少ないでしょうから考えなくてもいいんですが、コントロール相手に1戦目落とした場合、残り時間が20〜30分になってる筈です。その間に2本取らなきゃいけないのは、けっこうキツイですよね? なので、アグレッシブ・サイドボーディングを行い、短期間に勝てるようにせにゃならんのです。現行のスタンダードでアグロサイド足りえる生物を色々探してみました。カウンターを掻い潜れて、且つ、除去しにくいってことで《樹上の村》と《クァーグノス》の組み合わせに決めました。

てなわけで出来たレシピがこちら。

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クリーチャー:4
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》

スペル:32
4《道化の王笏/Jester’s Scepter》
3《仲裁の契約/Intervention Pact》
4《不死の標/Beacon of Immortality》
3《糾弾/Condemn》
4《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《物語の円/Story Circle》
3《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》

土地:24
4《砂漠/Desert》
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《ロノムの口/Mouth of Ronom》
4《極北の干潟/Arctic Flats》
10《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

サイドボード:15
4《樹上の村/Treetop Village》
4《クァーグノス/Quagnoth》
3《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
2《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
2《永遠からの引き抜き/Pull from Eternity》
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さすがに、コントロール系デッキ相手に“されるがまま”ってのは無いと思ったので、微小な抵抗として《道化の王笏》を刺してみました。4枚分合計で20枚、相手のライブラリー削れるのもポイントです。

こんなところで、第7回目の診断は終了です。いやはや、まったくもって試合に持ってくのをオススメできないレシピな気がするんですが、気のせいですよねぇ? アハハハハー。

コメント

nophoto
pon
2007年8月19日1:46

タッチ緑ですか。自分は、タッチ赤は試したんですが参考になります。メインボードも自分の作成したレシピと使用しているカードがだいぶ違うみたいなので、早速試してみたいと思います。

ありがとうございました。

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