ローウィン的 白ウィニー
2007年10月6日 スタンダード
ローウィンのテーマの1つである“部族”。
マーフォーク、ゴブリン、etc、9つの部族のうち、構築的な観点で見れば、明らかに優遇されているのが“キスキン”だ。例えば《メドウグレインの騎士》、2マナ2/2、先制攻撃、絆魂と、「お願いですから構築で使って下さい」と言わんばかりのスペックだ。まぁ、他の部族がローウィン以前にもちゃんと“種族”として存在していたのに対し(いちおう多相の戦士もだ)、キスキンはローウィン以前には5体しか存在していなかったわけだから、まぁ当然ちゃ当然だろう。
で、キスキンの魅力は、カードの単体性能の高さもさることながら、久しく途絶えていた白ウィニーの伝統芸“クルセイド戦略”が使えることではないだろうか、と考えたわけだ。《皺だらけの主》は2マナ2/2なうえ「他のキスキンを+1/+1」ってスペックを持つ。しかも自分のコントロールするキスキンだけ(《アトランティスの王》は相手のも+1/+1)なのが気が利いてる。で、3マナ域には《栄光の頌歌》が、4マナ域には《天界の十字軍》が鎮座しているわけだ。
ブン回りパターンを考えてみる。
で、こういったクルセイド戦略でデッキを組む際に重要なのが、生物のマナカーブ。極端な話、《さまようもの》が3体でも、《灰色熊》が2体でも、《栄光の頌歌》貼ったらダメージは一緒。3ターン目に《栄光の頌歌》貼れるなら、2ターン目は2マナ2/2を1体展開するより1マナ1/1を2体展開した方が、ダメージはデカくなるわけだ。なので、理想とするマナカーブは
1マナ ○○○○|○○○○|○○○○
2マナ ○○○○|○○○○
4マナ ○○○○ (←十字軍)
みたいな感じなんだけど・・。幸いにもキスキンには、1マナ2/2の《重鎮》、タッパーの《侵略者》などなど構築レベルのカードが揃っている。ココら辺もキスキンが優遇されてると思った所以だ。
っちゅうわけで、組んでみた白単キスキンがこちら。
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白単キスキン
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クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
スペル:11
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
3《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:23
3《ロノムの口/Mouth of Ronom》
20《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
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白が苦手としていたクリーチャー除去も、《侵略者》と《忘却の輪》を得たことでものすごく改善された。なので、生物デッキに強い白ウィニーとして組んでみた。《投槍兵》とか《クロウヴァクス》とかがその意思の表れ。
で、そんな話をプレリ後の焼肉の席で話していたところ、Ei-mくんからこんなツッコミをもらった。
「時のらせんのブロック構築での白ウィニーって、《滅び》使うボードコントロールに駆逐されたじゃないですか。白ウィニーが真にメタるべきは、ボードコントロールなんじゃないですか?」
にゃるほど。言い得て妙だ。
さて、《滅び》やらを使うデッキに対する強烈なアンチカードとして、《ガドック・ティーグ》や《アメジストのとげ》が登場した。前者は4マナ以上の非生物呪文を禁じるので、《滅び》も《堕落の触手》も《神秘の指導》も打てなくなる。後者は非生物呪文を1マナ重くするので、相手の展開を1手遅らせることができる。ほら、4ターン目にしかキャストできない《連合の秘宝》とか、なかなか涙を誘うっしょ?
っつーわけで、《ガドック》のために緑を散らしたバージョンがこちら。
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白緑キスキン
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クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
スペル:12
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:22
2《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
2《樹上の村/Treetop Village》
4《低木林地/Brushland》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
12《平地/Plains》
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《ブレンタンの炉の世話人》は《紅蓮地獄》をケアする意図で入れたカード。なんとこのカード、赤ソース1つのダメージを全部プリベントしてくれる。《ボガーダンのヘルカイト》とか《燎原の火》が跋扈してた時代に居てくれれば良かったのに・・・。
マーフォーク、ゴブリン、etc、9つの部族のうち、構築的な観点で見れば、明らかに優遇されているのが“キスキン”だ。例えば《メドウグレインの騎士》、2マナ2/2、先制攻撃、絆魂と、「お願いですから構築で使って下さい」と言わんばかりのスペックだ。まぁ、他の部族がローウィン以前にもちゃんと“種族”として存在していたのに対し(いちおう多相の戦士もだ)、キスキンはローウィン以前には5体しか存在していなかったわけだから、まぁ当然ちゃ当然だろう。
で、キスキンの魅力は、カードの単体性能の高さもさることながら、久しく途絶えていた白ウィニーの伝統芸“クルセイド戦略”が使えることではないだろうか、と考えたわけだ。《皺だらけの主》は2マナ2/2なうえ「他のキスキンを+1/+1」ってスペックを持つ。しかも自分のコントロールするキスキンだけ(《アトランティスの王》は相手のも+1/+1)なのが気が利いてる。で、3マナ域には《栄光の頌歌》が、4マナ域には《天界の十字軍》が鎮座しているわけだ。
ブン回りパターンを考えてみる。
1ターン目《ゴールドメドウの重鎮》む、惜しい。4ターンキルに1歩足りない。まぁ3ターン目が《鏡の精体》で、4ターン目4/4にしてパンチなら計22点になるかな。ともあれ、生物を展開しながら、全体強化ってカードが揃っているわけだ。
2ターン目《皺だらけの主》、パンチ3点
3ターン目《栄光の頌歌》、パンチ7点
4ターン目《天界の十字軍》、パンチ9点
で、こういったクルセイド戦略でデッキを組む際に重要なのが、生物のマナカーブ。極端な話、《さまようもの》が3体でも、《灰色熊》が2体でも、《栄光の頌歌》貼ったらダメージは一緒。3ターン目に《栄光の頌歌》貼れるなら、2ターン目は2マナ2/2を1体展開するより1マナ1/1を2体展開した方が、ダメージはデカくなるわけだ。なので、理想とするマナカーブは
1マナ ○○○○|○○○○|○○○○
2マナ ○○○○|○○○○
4マナ ○○○○ (←十字軍)
みたいな感じなんだけど・・。幸いにもキスキンには、1マナ2/2の《重鎮》、タッパーの《侵略者》などなど構築レベルのカードが揃っている。ココら辺もキスキンが優遇されてると思った所以だ。
っちゅうわけで、組んでみた白単キスキンがこちら。
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白単キスキン
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クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
スペル:11
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
3《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:23
3《ロノムの口/Mouth of Ronom》
20《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
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《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543017/
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543018/
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543049/
《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543028/
《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543030/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
白が苦手としていたクリーチャー除去も、《侵略者》と《忘却の輪》を得たことでものすごく改善された。なので、生物デッキに強い白ウィニーとして組んでみた。《投槍兵》とか《クロウヴァクス》とかがその意思の表れ。
で、そんな話をプレリ後の焼肉の席で話していたところ、Ei-mくんからこんなツッコミをもらった。
「時のらせんのブロック構築での白ウィニーって、《滅び》使うボードコントロールに駆逐されたじゃないですか。白ウィニーが真にメタるべきは、ボードコントロールなんじゃないですか?」
にゃるほど。言い得て妙だ。
さて、《滅び》やらを使うデッキに対する強烈なアンチカードとして、《ガドック・ティーグ》や《アメジストのとげ》が登場した。前者は4マナ以上の非生物呪文を禁じるので、《滅び》も《堕落の触手》も《神秘の指導》も打てなくなる。後者は非生物呪文を1マナ重くするので、相手の展開を1手遅らせることができる。ほら、4ターン目にしかキャストできない《連合の秘宝》とか、なかなか涙を誘うっしょ?
っつーわけで、《ガドック》のために緑を散らしたバージョンがこちら。
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白緑キスキン
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クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
スペル:12
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:22
2《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
2《樹上の村/Treetop Village》
4《低木林地/Brushland》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
12《平地/Plains》
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《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543017/
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543007/
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543018/
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543049/
《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543028/
《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543262/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
《ブレンタンの炉の世話人》は《紅蓮地獄》をケアする意図で入れたカード。なんとこのカード、赤ソース1つのダメージを全部プリベントしてくれる。《ボガーダンのヘルカイト》とか《燎原の火》が跋扈してた時代に居てくれれば良かったのに・・・。
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