ローウィン的 ステロイド
2007年10月8日 スタンダード コメント (4)
赤緑、というと、最近のスタンダードでは赤単にタルモをタッチしたデッキを指した。
いつ位からこうなったかと言うと、たしか、日本選手権予選あたりから。いわゆるグルールってデッキは、いつの間にか淘汰されていたわけだ。10版によって《密林の猿人》が消えたってのは、確かにグルールを絶滅させるのに充分な理由だった。しかし、9版が健在だった日本選手権予選において、なぜ赤単tタルモがあれほど支持されたのか、ちょっと考えてみた。
思うに、ここ最近のスタンダードは、単体除去が強かった。《火葬》とか《稲妻のらせん》、《撤廃》や《殺戮の契約》や《信仰の足枷》。デッキに《神の怒り》を入れずに済むくらいに、だ。特にライフを回復する《らせん》と《信仰の足枷》は、ビートダウンを黙らすのに充分な効果があったわけで。ならばこそ、愚直に《エルフ》から《獣群》につなぐよりは、《ガルガドン》を待機してフィズらせる体制を確保した上で、単体除去があまり痛くない《モグの戦争司令官》でも出していた方がマシだった、と。こんな論理じゃないかと愚考した。
さて、ラヴニカブロックが去ろうという現在、当然、《らせん》や《信仰の足枷》はおサラバ。一生懸命出した《ガルガドン》も、流行の《恐怖》の前ではメェーという感じで死んでいくわけだ。相対的に赤が弱くなってて、あまり《ガルガドン》ってメリットも感じなくなってきた。
で、ローウィン以降の赤緑はどうなるのってお話。
個人的には、また《エルフ》からスタートするような緑寄りの構成が強いと思っている。もちろん、《ガラク》が強過ぎるからだ。ビートダウンにおけるこのカードは、ふつーに3/3を3体出して終わり、とか思ってたらそんなことも無かった。適度に土地アンタップを交えながら場に滞在してトークンを生み続ける感じ。《裂け目の稲妻》で除去した後に《樹上の村》アンタップしてアタックみたいな動きとかが気持ち悪かった。
縦のシナジィストたる僕は、「《ガラク》のオーバーラン能力と噛み合ったら強いじゃん」とかいう主張で《包囲攻撃の司令官》を使っていたんだけど、ついぞ、オーバーラン能力は使わなかった。そして、あまりに《包囲攻撃の司令官》がモッサリし過ぎてて「カバ雄さんは本当にマジックが下手くそですね」という周りのご意見のもと、マッハで《ラーダ》に挿げ替えられた。
そんなデッキがこちら。
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ステロイド
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クリーチャー:21
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
3《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:16
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《タール火/Tarfire》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《火葬/Incinerate》
土地:23
3《樹上の村/Treetop Village》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2《ペンデルヘイヴンPendelhaven》
6《森/Forest》
6《山/Mountain》
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正直、この手のデッキタイプで《燃え柳の木立ち》は鼻汁が飛び出そうなくらい弱い。でも、緑マナと赤マナのバランス、およびアンタップインの数と必要マナ域を考えると、使わざるを得なかった。他候補が、《高地の森林》とか《宝石鉱山》とかしかない訳で、ラヴニカ落ちのマナバランスに対する影響は、本当に深刻だ。
いつ位からこうなったかと言うと、たしか、日本選手権予選あたりから。いわゆるグルールってデッキは、いつの間にか淘汰されていたわけだ。10版によって《密林の猿人》が消えたってのは、確かにグルールを絶滅させるのに充分な理由だった。しかし、9版が健在だった日本選手権予選において、なぜ赤単tタルモがあれほど支持されたのか、ちょっと考えてみた。
思うに、ここ最近のスタンダードは、単体除去が強かった。《火葬》とか《稲妻のらせん》、《撤廃》や《殺戮の契約》や《信仰の足枷》。デッキに《神の怒り》を入れずに済むくらいに、だ。特にライフを回復する《らせん》と《信仰の足枷》は、ビートダウンを黙らすのに充分な効果があったわけで。ならばこそ、愚直に《エルフ》から《獣群》につなぐよりは、《ガルガドン》を待機してフィズらせる体制を確保した上で、単体除去があまり痛くない《モグの戦争司令官》でも出していた方がマシだった、と。こんな論理じゃないかと愚考した。
さて、ラヴニカブロックが去ろうという現在、当然、《らせん》や《信仰の足枷》はおサラバ。一生懸命出した《ガルガドン》も、流行の《恐怖》の前ではメェーという感じで死んでいくわけだ。相対的に赤が弱くなってて、あまり《ガルガドン》ってメリットも感じなくなってきた。
で、ローウィン以降の赤緑はどうなるのってお話。
個人的には、また《エルフ》からスタートするような緑寄りの構成が強いと思っている。もちろん、《ガラク》が強過ぎるからだ。ビートダウンにおけるこのカードは、ふつーに3/3を3体出して終わり、とか思ってたらそんなことも無かった。適度に土地アンタップを交えながら場に滞在してトークンを生み続ける感じ。《裂け目の稲妻》で除去した後に《樹上の村》アンタップしてアタックみたいな動きとかが気持ち悪かった。
縦のシナジィストたる僕は、「《ガラク》のオーバーラン能力と噛み合ったら強いじゃん」とかいう主張で《包囲攻撃の司令官》を使っていたんだけど、ついぞ、オーバーラン能力は使わなかった。そして、あまりに《包囲攻撃の司令官》がモッサリし過ぎてて「カバ雄さんは本当にマジックが下手くそですね」という周りのご意見のもと、マッハで《ラーダ》に挿げ替えられた。
そんなデッキがこちら。
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ステロイド
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クリーチャー:21
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
3《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:16
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《タール火/Tarfire》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《火葬/Incinerate》
土地:23
3《樹上の村/Treetop Village》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2《ペンデルヘイヴンPendelhaven》
6《森/Forest》
6《山/Mountain》
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《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543213/
《タール火/Tarfire》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543194/
正直、この手のデッキタイプで《燃え柳の木立ち》は鼻汁が飛び出そうなくらい弱い。でも、緑マナと赤マナのバランス、およびアンタップインの数と必要マナ域を考えると、使わざるを得なかった。他候補が、《高地の森林》とか《宝石鉱山》とかしかない訳で、ラヴニカ落ちのマナバランスに対する影響は、本当に深刻だ。
コメント
火炎舌のカブーです
そんな僕はスパイク・ジョニー
ラーダはそんなに悪くないよ。
あと1/1が7枚でペンデル2枚は多くないですか?
これは私見ですが、ガラク4ならコールを岩石樹の祈りにでもした方がいい気がします。
《ラーダ》の最大のメリットは、マナエルフとして勘定できるところです。つまり、マナエルフ7体により、3ターン目の《ガラク》を出し易い、と。
そもそも、青デッキのいない環境においてステロイドは緑黒の下位互換と化しています。そんななか、マナ加速からの高速《ガラク》は数少ないステロイドのメリットであると考えています。
ちなみに、現在のレシピでは《裂け目の稲妻》が《幽霊火》に変わり(だって待機で撃たないんだもん)、サイドボードに4枚《硫黄の精霊》を積んでいます。多少は《ラーダ》の赤赤使いますよ。