空想 邪道ムーア第2回 野生のつがい編
2マナ出るエルフとして《献身的なドルイド》はちょっと話題になりました。コレを使えば2ターン目にして6マナの《野生のつがい》出せるんですよ。
  1ターン目 《猿人の指導霊》投げて《献身的なドルイド》
  2ターン目 《ドルイド》からマナ出して《古きクローサの力》+4/+4
これで、4回アンタップできるようになり、土地からの2マナと合わせて6マナ、という感じです。で、このギミックを活かして《野生のつがい》デッキを組めないかと思考を続けてみました。

ところで、《残忍なレッドキャップ》のCIPで与えるダメージはパワー分って知ってました? これはつまり、《原初の腕力魔道士》出してれば5点、頑強で戻ってきて更に4点ってことです。《腕力魔道士》といえば《野生のつがい》デッキの定番生物、《レッドキャップ》と共に4枚ずつ入れる良い理由となります。

1ターン目《極楽鳥》、2ターン目《腕力魔道士》、3ターン目《レッドキャップ》って展開が素で強いため、《つがい》が場に出てなくても戦線を構築できてしまいます。これは、デッキ構造的にNWOチックで面白い、と。

で、《つがい》が出てた場合、こんな展開かて在り得ます。
キャスト《腕力魔道士》。
《レッドキャップ》サーチして5点。
想起で《内炎の見習い》キャスト、能力の対象は《レッドキャップ》。
《見習い》が5/5として出たので、《ボガーダンのヘルカイト》サーチ。
ダメージ分割して割り振って、ブロッカーを一掃。
通り道が開いたので、7/5の《レッドキャップ》アタック
ホラもう、超強いじゃないですか。

という所まで考えて、ジョニー脳に頭が支配されているような奇妙な不安に襲われました。そこで、仙台でも屈指の良識派である某Ei-mくんにレシピの検閲をお願いしました。

(レシピを一瞥して)
「何がしたいデッキなんですか、これ?」
(必死で説明すること数分)
「なるほど。まぁ面白いと思いますよ」

よし、“大人の鑑賞に堪えうる”ワケですね。お墨付きを頂けました(一部誇大表現アリ)。というわけで、レシピがこちら。

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           野生のつがい
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クリーチャー26
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《献身のドルイド/Devoted Druid》
3《にやにや笑いのイグナス/Grinning Ignus》
4《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte》
4《原初の腕力魔道士/Primal Forcemage》
4《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm》
2《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》

スペル15
4《古きクローサの力/Might of Old Krosa》
4《野生のつがい/Wild Pair》
2《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
1《伏魔殿/Pandemonium》
4《睡蓮の花/Lotus Bloom》

土地19
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
3《鮮烈な草地/Vivid Meadow》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket》
4《森/Forest》
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《献身のドルイド/Devoted Druid》
http://mtg.takaratomy.co.jp/autocard/data/SHM/Devoted+Druid.jpg
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
http://mtg.takaratomy.co.jp/autocard/data/SHM/Murderous+Redcap.jpg
《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket》
http://mtg.takaratomy.co.jp/autocard/data/SHM/Fire-Lit+Thicket.jpg

デッキの構築には、まだだいぶ迷いがあります。

マナ加速に関して。冒頭で紹介したような《猿人の指導霊》からのブーストは、確かに爆発力がありますが、ガス欠も起こし易いので、不採用にしてみました。その割には、土地19にまで削って《睡蓮の花》入れてるあたり、我ながら自己矛盾です。素で《極楽鳥》から《イグナス》につないで《つがい》の6マナに達するパターンとかも考えて、《イグナス》が3枚と多めになってます。

生物の選択に関して。《柏槙教団のレインジャー》と頑強の組み合わせは非常に面白いと思います。むしろもっと5色にして《熟考漂い》と《目覚ましヒバリ》入れるような、タッチ《つがい》風なアレンジもアリかと。

スペル枠に関して。今回は是が非でも《つがい》にアクセスするため《牧歌的な教示者》を使ってみました。で、すでに《つがい》あると無駄カードなので、ついでのサーチ用に《伏魔殿》、と。しかし、ここまで《つがい》に寄せなくとも、という感も常にあります。
《古きクローサの力》は、+2/+2の部分で《ブライオン》サーチできたり、最後の《ヘルカイト》ワンパンに役立ったり、《レッドキャップ》のパンプ用だったりと、意外と気に入っています。しかし、絶対必要かと問われると、かなり疑問の残るスロットだったりします。

とまぁ、まだまだ発展途上なデッキではありますが、それなりのポテンシャルは秘めていて、回してて楽しいです。カバ雄的には要注目なデッキです。

コメント

カズ
カズ
2008年4月27日16:00

基本的にブライオンサーチできないと思うんですけど、大丈夫なんですか?

nophoto
ニックネーム無し
2008年4月27日16:38

《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》を5/5で出すって部分がいまいちわからない

nophoto
イコ
2008年4月27日20:47

いや、想起で対象に《残忍なレッドキャップ》選んだら《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》自身は2/2のままで、《原初の腕力魔道士/Primal Forcemage》の能力で修正受けて5/5になるでしょ? あとブライオンもカバ雄さんが書いてる通り《古きクローサの力》と《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte》でサーチ出来るよ。こういうデッキすげー好きです。

カバ雄
カバ雄
2008年4月27日23:30

>>カズさん
イコさんが補足して下さったように、基本的に2/2生物が出て《つがい》が誘発したスタックで、+2/+2すれば人類は《ブライオン》に到達できます。他にも、《献身のドルイド》が《腕力魔道士》で強化って道筋でも、サーチできます。

この《つがい》周りのP/Tってのはけっこう考えどころでして、たとえばこのデッキの《極楽鳥》を《エルフ》に変えるだけで、色々サーチできる幅が広がります。
しかして、1/1生物でのサーチ用に《調和スリヴァー》や《トリスケラバス》なんかを仕込んでおくのもお洒落です。また、1/1が+3/+3されるのを前提にすれば、新顔の《不気味な戯れ児》なんかも、意外とできる子です。

カズ
カズ
2008年4月28日0:27

いや、僕がいいたいのは「メインフェイズ中に撃った古きクローサの力は、例えスタックが空の状態でなくても+4/+4の修正を受ける」ということです。

となると自分のメイン以外のフェイズ+相手のターン中に撃つことになりますが、白たてがみのライオンなどのフラッシュクリーチャーがいるわけでもなく強制的に置換されてしまうため、このサンプルで生物を出せるタイミング(自分のターンのメインフェイズ中)で+2/+2の修正を受けさせることは不可能であり、ブライオンを出すことは不可能だと思います

・・・と書いていたんですが、途中で
献身のドルイド場に出す⇒つがい誘発にレス⇒献身のドルイドのアンタップを1回起動+古きクローサの力
でパワータフネスの合計を調度8にできることに気付きました(汗

カバ雄
カバ雄
2008年4月28日1:08

>>カズさん
あ、ホンマですね。何でこんな勘違いしたんだろ?



でも、プラス思考で考えれば《レッドキャップ》が6てーんって言えるワケですか。「こりゃ、うれしい誤算やで」と美味しんぼの京極さんのような驚きを禁じえません。

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