北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード コメント (2)
そもさん「ソリューションとは何ぞや?」
せっぱ「デッキが完成した時点で勝利している事なり」
家に帰るまでが遠足です。デッキを持ってくまでが大会です。や、ゴメンナサイ流石に誇大表現に過ぎました。この記事には一部(?)に筆者の妄想と虚構が含まれています。
実際、僕は構築で勝つ条件を『デッキ7割、運2割、プレイングなんて1割にも満たない』と思ってます。なので、強いデッキさえ在れば、地区予選やPTQは抜けられると考えています。勝つためには強いデッキが必要不可欠、さてじゃあ、『強いデッキ』とは何なんでしょ?
最近はこの問いに対して、『ベクトルが合ってる』デッキだと答えています。ここで、冒頭の図を拡大してご覧下さい。強さのベクトルとは、メタに対する適合度と、単純なデッキパワーの合成であると考える事ができます。
つまり強いデッキは、メタに適合しているだけ、でも、単純なデッキパワーが高いだけ、でも充分ではなく、その両方が必要というわけです。
時はウルザズサーガ解禁時代のエクテン・PTローマ、そこかしこでMoMAの嵐が吹き荒れる中、決してデッキのパワーは高くないラバールのFishがMoMAを喰い物にし、準優勝まで登り詰めました。しかし、このFishがその後も継続的に勝てたかというとそうでもなく、MoMAの衰退とともに誰も使わなくなりました。メタに適合してるってだけじゃ、メタ外のデッキに対して融通が利かなくなってしまいます。長丁場であるトーナメントでは、どんなメタ外デッキ当たるとも知れないわけで、それら全てを受けきれるだけのデッキパワーが必要なのです。
一方、デッキパワーが高くてメタへの適合度が低いって事例として、神河時代のセレズニアを思い出してみましょう。世界選手権優勝って実績が示すとおり、セレズニアのデッキパワーの高さは折り紙付です。しかし、直後のファイナルズでは、セレズニアに対する回答としてワイルドファイアが横行し、あっという間にセレズニアを駆逐しました。ってことで、デッキパワーが高くても、メタに対する適合度が低くなれば、それはそれで勝てないわけです。
しかして、メタに対する適合度とデッキパワーの両方がMax値近辺にあるのが「超強いデッキ」です。でも、そんな完璧なデッキはそうそう無いので、せいぜい、両方のパラメータがそれなりの値な「強いデッキ」の範囲に収まります。で、この強いデッキの範囲にあるならば『ベクトルは合ってる』と、言えるわけです。
せっぱ「デッキが完成した時点で勝利している事なり」
家に帰るまでが遠足です。デッキを持ってくまでが大会です。や、ゴメンナサイ流石に誇大表現に過ぎました。この記事には一部(?)に筆者の妄想と虚構が含まれています。
実際、僕は構築で勝つ条件を『デッキ7割、運2割、プレイングなんて1割にも満たない』と思ってます。なので、強いデッキさえ在れば、地区予選やPTQは抜けられると考えています。勝つためには強いデッキが必要不可欠、さてじゃあ、『強いデッキ』とは何なんでしょ?
最近はこの問いに対して、『ベクトルが合ってる』デッキだと答えています。ここで、冒頭の図を拡大してご覧下さい。強さのベクトルとは、メタに対する適合度と、単純なデッキパワーの合成であると考える事ができます。
つまり強いデッキは、メタに適合しているだけ、でも、単純なデッキパワーが高いだけ、でも充分ではなく、その両方が必要というわけです。
時はウルザズサーガ解禁時代のエクテン・PTローマ、そこかしこでMoMAの嵐が吹き荒れる中、決してデッキのパワーは高くないラバールのFishがMoMAを喰い物にし、準優勝まで登り詰めました。しかし、このFishがその後も継続的に勝てたかというとそうでもなく、MoMAの衰退とともに誰も使わなくなりました。メタに適合してるってだけじゃ、メタ外のデッキに対して融通が利かなくなってしまいます。長丁場であるトーナメントでは、どんなメタ外デッキ当たるとも知れないわけで、それら全てを受けきれるだけのデッキパワーが必要なのです。
一方、デッキパワーが高くてメタへの適合度が低いって事例として、神河時代のセレズニアを思い出してみましょう。世界選手権優勝って実績が示すとおり、セレズニアのデッキパワーの高さは折り紙付です。しかし、直後のファイナルズでは、セレズニアに対する回答としてワイルドファイアが横行し、あっという間にセレズニアを駆逐しました。ってことで、デッキパワーが高くても、メタに対する適合度が低くなれば、それはそれで勝てないわけです。
しかして、メタに対する適合度とデッキパワーの両方がMax値近辺にあるのが「超強いデッキ」です。でも、そんな完璧なデッキはそうそう無いので、せいぜい、両方のパラメータがそれなりの値な「強いデッキ」の範囲に収まります。で、この強いデッキの範囲にあるならば『ベクトルは合ってる』と、言えるわけです。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード コメント (1)(ここからは常体で語ります)
で、やっと本題に入るわけだ。ふー、年をとると、話が回りくどくてアレだね。
今回使用したデッキは、“ジョダートロン”。関東の大会PWCさんで優勝したN藤さんのデッキを参考にさせて頂いた。とは言っても、僕はこの方ほどジョダートロンを使い込んでるわけではないので、1枚差しのカードそれぞれの意味とか、そういう細かいところまで調整したわけじゃない。いくつかのカバ雄理論の元、“ベクトルは合ってる”って調整をしただけだ。
これ↓が今回僕が使ったデッキ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジョダートロン
────────────────────────
カバ雄 / 07日本選手権-北陸予選1位通過
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:5
3《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
2《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:31
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《否定の契約/Pact of Negation》
2《撤廃/Repeal》
4《併合/Annex》
3《占有/Take Possession》
3《燎原の火/Wildfire》
4《予感/Foresee》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:24
4《トレイリア西部/Tolaria West》
3《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
3《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《燎原の火/Wildfire》
2《連合の秘宝/Coalition Relic》
3《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《占有/Take Possession》
2《エンチャント複製/Copy Enchantment》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
見ての通り、メインから《併合》して《占有》して《燎原の火》するようなトロンだ。メタに即して言えば、対コントロールは《併合》と《占有》の部分が突き刺さり、対ビートダウンは《燎原の火》が突き刺さる。そして、トロンという強固なマナベースにより、デッキパワーの部分も申し分ない。ほら、見事に?ベクトルが合ってる”。
前週の中部予選を1位通過されたみやけんさんのイゼットロンのサイドボードに《併合》が入っていた事から、「この週末以降のコントロール対決は《併合》ゲーになる」という予想は簡単にできた。なので、メインから《併合》を無理なく積み込めるって点において、このデッキに魅力を感じたわけだ。すなわち、対コントロールに特化したコントロールって位置付けかな。
で、やっと本題に入るわけだ。ふー、年をとると、話が回りくどくてアレだね。
今回使用したデッキは、“ジョダートロン”。関東の大会PWCさんで優勝したN藤さんのデッキを参考にさせて頂いた。とは言っても、僕はこの方ほどジョダートロンを使い込んでるわけではないので、1枚差しのカードそれぞれの意味とか、そういう細かいところまで調整したわけじゃない。いくつかのカバ雄理論の元、“ベクトルは合ってる”って調整をしただけだ。
第122回PWC上位者デッキリスト&デッキ分布
(ストライクと大会 さんより)
http://d.hatena.ne.jp/Strike/20070520
PWC@新ジョダートロン
(自由気ままなバヤシ日記 さんより)
http://diarynote.jp/d/70075/20070521.html
これ↓が今回僕が使ったデッキ。
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ジョダートロン
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カバ雄 / 07日本選手権-北陸予選1位通過
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クリーチャー:5
3《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
2《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:31
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《否定の契約/Pact of Negation》
2《撤廃/Repeal》
4《併合/Annex》
3《占有/Take Possession》
3《燎原の火/Wildfire》
4《予感/Foresee》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:24
4《トレイリア西部/Tolaria West》
3《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
3《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《燎原の火/Wildfire》
2《連合の秘宝/Coalition Relic》
3《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《占有/Take Possession》
2《エンチャント複製/Copy Enchantment》
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見ての通り、メインから《併合》して《占有》して《燎原の火》するようなトロンだ。メタに即して言えば、対コントロールは《併合》と《占有》の部分が突き刺さり、対ビートダウンは《燎原の火》が突き刺さる。そして、トロンという強固なマナベースにより、デッキパワーの部分も申し分ない。ほら、見事に?ベクトルが合ってる”。
前週の中部予選を1位通過されたみやけんさんのイゼットロンのサイドボードに《併合》が入っていた事から、「この週末以降のコントロール対決は《併合》ゲーになる」という予想は簡単にできた。なので、メインから《併合》を無理なく積み込めるって点において、このデッキに魅力を感じたわけだ。すなわち、対コントロールに特化したコントロールって位置付けかな。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダードで、N藤さんのジョダートロンをベースに、僕の3つの?主張”を詰め込んでみた。
?《トロン》3×3と《トレイリアの西部》っていう土地バランスを採用
?対コントロール用のサイドボーディングを《併合》ゲーに極端にシフト
?対ビートダウン用サイドボーディングとして?プランB”を用意
?について
この土地バランスについては、未来予知の超初期らへんで、拙稿で述べた。
今回のレシピでは、メインに《併合》を使っている事もあり、トロン4積みより青青が出易いメリットがすごく生きた。また、ちょっと使ってみれば分かるけど、《トレイリアの西部》を使えばトロンはほぼ揃う。爆発力ではトロン4積み有利なことは認めるけど、安定性の面では段違いに3×3と《西部》4だと思っている。
また、《トレイリアの西部》の変成は0マナのカード持って来れるので、メインでは《否定の契約》、サイドでは《トーモッドの墓所》にアクセスできるのも見逃せない。特に対フリゴリッドでは《トレイリアの西部》と青青あるだけでキープする理由足り得るので、この土地バランスはすごく気に入っている。
?について
「ここ数週間は《併合》ゲーになる」という予想の元に、超パワーカード《占有》をメイン3とサイド1に登用。それだけでは飽き足らず、追加の《併合》として《エンチャント複製》まで採用した《併合》10枚体制を確立した。《併合》ゲーになった場合、先手が超有利だ。いったんマナ格差をつけられると、こっちは《併合》のマナ域に到達できないうちに、次の《併合》が飛んでくるってハメパターンになる。そんな時、わずか3マナで土地を奪い返せる《エンチャント複製》は、《併合》ゲーを制する起点となり得るわけだ。
?について
グルールを筆頭とする対ビートダウン戦のサイドボーディングの調整は、ホントに困難を極めた。このデッキの調整で一番苦労した部分だ。対ビートダウン全般で、メインの《併合》と《占有》計7本が足枷になっていたので、ここをアウトすることは決定だった。で、インするカードは通例に従って《火山の槌》4本と《ボトルのノーム》3本から調整がスタートした。でも、《火山の槌》がほぼ対グルール専用なこと、《ボトルのノーム》のタフネス3は意外に簡単に乗り越えられてしまうこと、そもそもデッキに対してこれらのカードはチグハグな感じがすること、などからこのスロットにはかなり懐疑的だった。
で、《火山の槌》の部分を《幽霊火》とか《死亡/退場》とかもうちょっと汎用性のあるカードに入れ替えてテストしてみたんだけど、しっくり来なかった。そんな時に、Ei-m君のアドバイスにより《紅蓮地獄》に変更。対グルール性能は落ちるものの、対ビートダウン全般および対フリゴリッドまでカバーできる点で、汎用性に利があった。
そして《ボトルのノーム》に充ててたスロット3枚。ここの選定は苦悩に苦悩を重ねた。《鉄足》とかのブロッカーとか、追加の軽火力とか、色んな可能性について模索した。で、ある時ハッと気付いたわけだ。「対ビートダウンでは《燎原の火》を撃った時が一番強い。ならば《燎原の火》を高速で叩き込むようにサイドボーディングすれば良い」と。
ということで、
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クリーチャー:5
3《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
2《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:31
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《否定の契約/Pact of Negation》
2《撤廃/Repeal》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
4《燎原の火/Wildfire》
4《予見/Foresee》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:24
4《トレイリア西部/Tolaria West》
3《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
3《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《併合/Annex》
4《占有/Take Possession》
2《エンチャント複製/Copy Enchantment》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
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う、美しい・・・。デッキ全体の調和が取れていて、チグハグ感がほとんど無い。これだけで単品のレシピとして成立してしまうほどだ。僕のMTGのキャリアの中でも、屈指なくらい綺麗なサイドボーディング。なにせ入れ替えた後のサイドボード15枚すら規律的だもん。「とめはねっ!」に“余白の部分も字の一部”ってくだりが在ったけど、サイドアウトした後の15枚もレシピの1部なんちゃうか、と意味の分からん哲学をしてしまうくらい素敵(笑)
・・・。ってアレ?
なんかこのサイド15枚の組み合わせの方がむしろサイドボードらしいサイドボードだ、ぞ。そうか、つまり僕のメインボードってのは「コントロールに対するサイド後の状態」だったわけか。道理でコントロール全般に対して圧勝なわけだ。
?《トロン》3×3と《トレイリアの西部》っていう土地バランスを採用
?対コントロール用のサイドボーディングを《併合》ゲーに極端にシフト
?対ビートダウン用サイドボーディングとして?プランB”を用意
?について
この土地バランスについては、未来予知の超初期らへんで、拙稿で述べた。
《Tolaria West》とウルザトロンこういう基礎研究って、後で応用が利くのですごく大事だ。
http://diarynote.jp/d/60094/20070421.html
今回のレシピでは、メインに《併合》を使っている事もあり、トロン4積みより青青が出易いメリットがすごく生きた。また、ちょっと使ってみれば分かるけど、《トレイリアの西部》を使えばトロンはほぼ揃う。爆発力ではトロン4積み有利なことは認めるけど、安定性の面では段違いに3×3と《西部》4だと思っている。
また、《トレイリアの西部》の変成は0マナのカード持って来れるので、メインでは《否定の契約》、サイドでは《トーモッドの墓所》にアクセスできるのも見逃せない。特に対フリゴリッドでは《トレイリアの西部》と青青あるだけでキープする理由足り得るので、この土地バランスはすごく気に入っている。
?について
「ここ数週間は《併合》ゲーになる」という予想の元に、超パワーカード《占有》をメイン3とサイド1に登用。それだけでは飽き足らず、追加の《併合》として《エンチャント複製》まで採用した《併合》10枚体制を確立した。《併合》ゲーになった場合、先手が超有利だ。いったんマナ格差をつけられると、こっちは《併合》のマナ域に到達できないうちに、次の《併合》が飛んでくるってハメパターンになる。そんな時、わずか3マナで土地を奪い返せる《エンチャント複製》は、《併合》ゲーを制する起点となり得るわけだ。
?について
グルールを筆頭とする対ビートダウン戦のサイドボーディングの調整は、ホントに困難を極めた。このデッキの調整で一番苦労した部分だ。対ビートダウン全般で、メインの《併合》と《占有》計7本が足枷になっていたので、ここをアウトすることは決定だった。で、インするカードは通例に従って《火山の槌》4本と《ボトルのノーム》3本から調整がスタートした。でも、《火山の槌》がほぼ対グルール専用なこと、《ボトルのノーム》のタフネス3は意外に簡単に乗り越えられてしまうこと、そもそもデッキに対してこれらのカードはチグハグな感じがすること、などからこのスロットにはかなり懐疑的だった。
で、《火山の槌》の部分を《幽霊火》とか《死亡/退場》とかもうちょっと汎用性のあるカードに入れ替えてテストしてみたんだけど、しっくり来なかった。そんな時に、Ei-m君のアドバイスにより《紅蓮地獄》に変更。対グルール性能は落ちるものの、対ビートダウン全般および対フリゴリッドまでカバーできる点で、汎用性に利があった。
そして《ボトルのノーム》に充ててたスロット3枚。ここの選定は苦悩に苦悩を重ねた。《鉄足》とかのブロッカーとか、追加の軽火力とか、色んな可能性について模索した。で、ある時ハッと気付いたわけだ。「対ビートダウンでは《燎原の火》を撃った時が一番強い。ならば《燎原の火》を高速で叩き込むようにサイドボーディングすれば良い」と。
ということで、
out:併合4/占有3って、高速ワイルドファイア特化型サイドボード“プランB”が完成した。追加された《連合の秘宝》により、4ターン目の《燎原の火》が実現しやすくなる上、土地4枚サクった後の建て直しも早くなるので、《燎原の火》を連打できるようになる。このサイドボーディングを施したレシピをちょっとご覧頂こう(赤字が入れ替えたカード)。
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
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クリーチャー:5
3《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
2《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:31
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《否定の契約/Pact of Negation》
2《撤廃/Repeal》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
4《燎原の火/Wildfire》
4《予見/Foresee》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:24
4《トレイリア西部/Tolaria West》
3《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
3《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《併合/Annex》
4《占有/Take Possession》
2《エンチャント複製/Copy Enchantment》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
う、美しい・・・。デッキ全体の調和が取れていて、チグハグ感がほとんど無い。これだけで単品のレシピとして成立してしまうほどだ。僕のMTGのキャリアの中でも、屈指なくらい綺麗なサイドボーディング。なにせ入れ替えた後のサイドボード15枚すら規律的だもん。「とめはねっ!」に“余白の部分も字の一部”ってくだりが在ったけど、サイドアウトした後の15枚もレシピの1部なんちゃうか、と意味の分からん哲学をしてしまうくらい素敵(笑)
・・・。ってアレ?
なんかこのサイド15枚の組み合わせの方がむしろサイドボードらしいサイドボードだ、ぞ。そうか、つまり僕のメインボードってのは「コントロールに対するサイド後の状態」だったわけか。道理でコントロール全般に対して圧勝なわけだ。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード
さて、主張の部分は書くだけ書いたので、あとは個別のカードを解説してみよう。
《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
対グルールにおける超絶ブロッカーであり、制圧力のあるアタッカー。そして対トロンでもほぼ除去のされないフィニッシャー。僕も使ってみるまではその強さが分かんなくて「せいぜいプロ赤が《燎原の火》耐性になる6マナカードだから採用されてるんでしょ」くらいの認識だった。しかし、使ってみるとその強さに感動。盤面を完全に掌握する最大6点のハードパンチャーであり、制圧力もあり、しかもマナコストが薄いのでトロンとも噛み合う。もうこのカード無しにはデッキの強さを語れないってほど存在感のあるスロットだ。
さて、《ジョダー》絡みでいくつか細かいテクをご紹介。
こいつは接触戦闘で《壊滅させるものヌーマット》すら屠れる性能を持っている。具体的には、ブロックされる→ダブルストライク付加→計6点のダメージをスタックに乗せる→スタック後にプロ赤を付加って手順だ。《稲妻の天使》にも平気で突っ込んで行ってその2倍のダメージをもぎ取ってくるし、サイド後の《信仰の足枷》のライフゲインも能力4回起動-4/-4でフィズらせることができる。つまり対トリコでかなり活躍が期待できる。
また、最近めっきり見なくなったボロスの《サルタリーの僧侶》。このカードに対しては、メインサイド合わせて《ジョダー》だけが回答だったりする。で、ここで絶対注意しなきゃいけないテクについて解説。《サルタリーの僧侶》が突っ込んできた時に、《ジョダー》にシャドー付加してブロックするよね。で、ダメージがスタックされる前に、絶対、ダブルストライクをつけなきゃ駄目だ。タフネス3あるから要らないじゃんと思ってしまうかもしれないが、ダメージを2点食らっている状態で火力当てられると、-1/-1してプロ赤つけようとした時に状況起因効果で墓地に行ってしまう。なので、《サルタリーの僧侶》に対してはダブルストライク、これは絶対忘れちゃ駄目だ。
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
今さら解説の必要のないフィニッシャー。確かに《ジョダー》は強いんだけど、フィニッシャー単騎のデッキってのは相手に時間的な猶予を与えてしまう。なので、迅速に相手を削りきるコイツも併用。
《差し戻し/Remand》
自分の《否定の契約》を《差し戻し》! これ、1回やると病み付きになるね!
《否定の契約/Pact of Negation》
このデッキでは《併合》とか《占有》とか、タップアウトしてのビッグアクションが多い。なので、マナを使わずにカウンターできる《否定の契約》はデッキに非常にマッチしている。また、ゲーム終盤で引いた《トレイリアの西部》がこのカードに変換できるって事実は、相手にしてみりゃ超ゲンナリ。コストの払い忘れにはくれぐれもご注意を! (僕も予選中はデッキの上におはじき置いてた)
《撤廃/Repeal》
やや疑問の残るスロットだった。僕はコントロール全般にこのカードをサイドアウトするので、《電解》の方が良かったのかも知れない。
《占有/Take Possession》
メチャクチャ強い。鈍重な《押収》が、刹那付くだけでこんなに強くなるなんて! もはや、対コントロールは中盤の《併合》→《占有》ってゲームにシフトしつつある。中盤を制するこのカードの枚数が、対コントロールの勝敗を分けてしまうので、メインに2〜3本は必須だ。まだ安く売ってる店があったら、4枚揃えとけ! 絶対損はしない。
《予感/Foresee》
僕のデッキは《強迫的な研究》も《連絡》も0枚。そんかし《予感》4枚。この構成は非常に気に入っている。単純なカードパワーとして明らかに《連絡》より強く、個人的には「《コンパル》より《予感》優先」だと思ってる。だからドローにスロット6枚空いたら、まず《予感》4枚詰め込む。それくらい強いカードだ。
また、このデッキでは3マナ域のアクションとして既に4枚の《トレイリアの西部》が採用されている。3ターン目に《西部》をタップインでセットしつつカウンター構えるって挙動もあるため、《強迫的な研究》が3マナであることのメリットってのは、僕のデッキに限って言えば、だいぶ薄い。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
これもまた、未来予知の隠れた名カードの1つ。トロンみたいな後半のマナ域の強いデッキにとって、2マナ伸びるメリットってのは測り知れない。このカードのおかげで、予選中も何度も命拾いした。基本的に、相手のエンドにチャージして、利子のマナをメインで使っていくって動きをする。2枚並んだ時とか、《燎原の火》を連打しつつ《ジョダー》展開みたいなグロイ動きをした。
以下はサイドボード
《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
主に対コントロール用でサイドインし、相手のデッキが赤くなければ《ジョダー》とコンパチになるってスロット。調整当初は《塩水の精霊》とセットだったけど、そいつが単品じゃ仕事してくれないのに対し、《多相の戦士》は単品ですごく役に立った。具体的には《フィンケル》止めたり、《テフェリー》や《アクローマ》対消滅させたり、《ヘルカイト》や《絶望の天使》を187したり、フリゴ相手にサイドインしたり、だ。
《エンチャント複製/Copy Enchantment》
このカードは、相手が《併合》を使ってくる場合のみサイドインする。コピーする基として、自分のデッキの《併合》と《占有》だけじゃ、手札に腐る可能性があるからだ。で、無事コピーできた場合、このカードの強さは《併合》や《占有》を凌駕する。コピーとなる基エンチャントは“場に出るに際し選ぶ”し、そのエンチャント先が確定してからは相手がスタックする余地が無い。つまり、《占有》で奪うのと違ってスタックでマナ出されることも少ないし、《意志を曲げる者》な疑いのある変異も無理なく奪えるわけだ。しかも3マナと軽いので《差し戻し》や《マナ漏出》を掻いくぐり易いってメリットもある。もちろん、後手《併合》ゲーに対する回答なのは前述の通りだ。
《ジョダーの報復者/Jodah’s Avenger》
対グルールにおける超絶ブロッカーであり、制圧力のあるアタッカー。そして対トロンでもほぼ除去のされないフィニッシャー。僕も使ってみるまではその強さが分かんなくて「せいぜいプロ赤が《燎原の火》耐性になる6マナカードだから採用されてるんでしょ」くらいの認識だった。しかし、使ってみるとその強さに感動。盤面を完全に掌握する最大6点のハードパンチャーであり、制圧力もあり、しかもマナコストが薄いのでトロンとも噛み合う。もうこのカード無しにはデッキの強さを語れないってほど存在感のあるスロットだ。
さて、《ジョダー》絡みでいくつか細かいテクをご紹介。
こいつは接触戦闘で《壊滅させるものヌーマット》すら屠れる性能を持っている。具体的には、ブロックされる→ダブルストライク付加→計6点のダメージをスタックに乗せる→スタック後にプロ赤を付加って手順だ。《稲妻の天使》にも平気で突っ込んで行ってその2倍のダメージをもぎ取ってくるし、サイド後の《信仰の足枷》のライフゲインも能力4回起動-4/-4でフィズらせることができる。つまり対トリコでかなり活躍が期待できる。
また、最近めっきり見なくなったボロスの《サルタリーの僧侶》。このカードに対しては、メインサイド合わせて《ジョダー》だけが回答だったりする。で、ここで絶対注意しなきゃいけないテクについて解説。《サルタリーの僧侶》が突っ込んできた時に、《ジョダー》にシャドー付加してブロックするよね。で、ダメージがスタックされる前に、絶対、ダブルストライクをつけなきゃ駄目だ。タフネス3あるから要らないじゃんと思ってしまうかもしれないが、ダメージを2点食らっている状態で火力当てられると、-1/-1してプロ赤つけようとした時に状況起因効果で墓地に行ってしまう。なので、《サルタリーの僧侶》に対してはダブルストライク、これは絶対忘れちゃ駄目だ。
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
今さら解説の必要のないフィニッシャー。確かに《ジョダー》は強いんだけど、フィニッシャー単騎のデッキってのは相手に時間的な猶予を与えてしまう。なので、迅速に相手を削りきるコイツも併用。
《差し戻し/Remand》
自分の《否定の契約》を《差し戻し》! これ、1回やると病み付きになるね!
《否定の契約/Pact of Negation》
このデッキでは《併合》とか《占有》とか、タップアウトしてのビッグアクションが多い。なので、マナを使わずにカウンターできる《否定の契約》はデッキに非常にマッチしている。また、ゲーム終盤で引いた《トレイリアの西部》がこのカードに変換できるって事実は、相手にしてみりゃ超ゲンナリ。コストの払い忘れにはくれぐれもご注意を! (僕も予選中はデッキの上におはじき置いてた)
《撤廃/Repeal》
やや疑問の残るスロットだった。僕はコントロール全般にこのカードをサイドアウトするので、《電解》の方が良かったのかも知れない。
《占有/Take Possession》
メチャクチャ強い。鈍重な《押収》が、刹那付くだけでこんなに強くなるなんて! もはや、対コントロールは中盤の《併合》→《占有》ってゲームにシフトしつつある。中盤を制するこのカードの枚数が、対コントロールの勝敗を分けてしまうので、メインに2〜3本は必須だ。まだ安く売ってる店があったら、4枚揃えとけ! 絶対損はしない。
《予感/Foresee》
僕のデッキは《強迫的な研究》も《連絡》も0枚。そんかし《予感》4枚。この構成は非常に気に入っている。単純なカードパワーとして明らかに《連絡》より強く、個人的には「《コンパル》より《予感》優先」だと思ってる。だからドローにスロット6枚空いたら、まず《予感》4枚詰め込む。それくらい強いカードだ。
また、このデッキでは3マナ域のアクションとして既に4枚の《トレイリアの西部》が採用されている。3ターン目に《西部》をタップインでセットしつつカウンター構えるって挙動もあるため、《強迫的な研究》が3マナであることのメリットってのは、僕のデッキに限って言えば、だいぶ薄い。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
これもまた、未来予知の隠れた名カードの1つ。トロンみたいな後半のマナ域の強いデッキにとって、2マナ伸びるメリットってのは測り知れない。このカードのおかげで、予選中も何度も命拾いした。基本的に、相手のエンドにチャージして、利子のマナをメインで使っていくって動きをする。2枚並んだ時とか、《燎原の火》を連打しつつ《ジョダー》展開みたいなグロイ動きをした。
以下はサイドボード
《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
主に対コントロール用でサイドインし、相手のデッキが赤くなければ《ジョダー》とコンパチになるってスロット。調整当初は《塩水の精霊》とセットだったけど、そいつが単品じゃ仕事してくれないのに対し、《多相の戦士》は単品ですごく役に立った。具体的には《フィンケル》止めたり、《テフェリー》や《アクローマ》対消滅させたり、《ヘルカイト》や《絶望の天使》を187したり、フリゴ相手にサイドインしたり、だ。
《エンチャント複製/Copy Enchantment》
このカードは、相手が《併合》を使ってくる場合のみサイドインする。コピーする基として、自分のデッキの《併合》と《占有》だけじゃ、手札に腐る可能性があるからだ。で、無事コピーできた場合、このカードの強さは《併合》や《占有》を凌駕する。コピーとなる基エンチャントは“場に出るに際し選ぶ”し、そのエンチャント先が確定してからは相手がスタックする余地が無い。つまり、《占有》で奪うのと違ってスタックでマナ出されることも少ないし、《意志を曲げる者》な疑いのある変異も無理なく奪えるわけだ。しかも3マナと軽いので《差し戻し》や《マナ漏出》を掻いくぐり易いってメリットもある。もちろん、後手《併合》ゲーに対する回答なのは前述の通りだ。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダードさてじゃあ、トーナメントのレポに入ろう。
07日本選手権-北陸予選、参加者69名のスイスドロー8回戦で、権利獲得枠は4名だった。上位卓にはトリコロールやトロンやソーラーフレアなどの安定系の青デッキが多かったけど、あと一歩というところで抜けられない人が多数だった。
1回戦:黒単《拷問台》
ゲームスコア:2−0−0
合計マッチ:1−0−0
コメント:なんか先手くれる人だった
1ゲーム目
ダイスロールに負けたのに先手をもらい、ワンマリガン。相手のファーストアクションは《葬送の魔除け》。なるほどー、先手の方が手札少ないもんね、と思いつつ、先手の利を生かした《併合》。土地1枚で《拷問台》しか展開できてなかった相手に突き刺さり、あとは《占有》から《燎原の火》とやりたい放題。勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
プランBにシフトしての2戦目、やっぱり先手を貰う。相手のファーストアクションは《髑髏の占い師》。その後、《ボブ》と《髑髏》2体目が並んだところで《紅蓮地獄》。多少ハンデスを喰らうものの《予感》で建て直し、最終的に《ボガーダンのヘルカイト》までたどり着いて、勝ち。
2回戦:同キャラ
ゲームスコア:2−1−0
合計マッチ:2−0−0
コメント:序盤戦の山場。ドッペルゲンガーか!?ってほど似たデッキだった
1ゲーム目
後手、トロンを置いたので、こりゃお客さんだと意気込んだら、相手が先に《併合》。こっちも《併合》で取られた物を取り返したら、《占有》、って調子で3回くらいこっちのカードを取り戻すような展開。最終的には、《占有》が尽きた相手に《ジョダー》が殴りかかって勝利。メインでは、フィニッシャーに《ジョダー》を使ってることと、《強迫的な研究》じゃなくて《予感》使ってることが差をつけた感じ。
out:撤廃2/燎原の火3
in:占有1/複製2/多相の戦士2
2ゲーム目
後手、1マリガン。相手2ターン目に《印鑑》、3ターン目に《併合》のロケットスタート。ここに《マナ漏出》合わせたら《否定の契約》撃たれて完璧じゃーん!って展開。その後、延々と《併合》ゲーになり、マナベースの確立を優先させたため、ことごとく1手遅れた。トロン揃ってない相手は、メインフェイズのフルタップ《ボガーダンのヘルカイト》。僕のライフはこれで残り5。僕はトロン揃ってて14マナある。手札には《占有》と《多相の戦士》と《予感》。相手のライフは20。《予感》でカウンター期待するよりはワンチャンス相手が何も持っていない事に賭けて、《ヘルカイト》を《占有》しつつ、《多相の戦士》表でコピって5点本体。ターン返したら、《多相の戦士》表で5点飛んできて、負け。
3ゲーム目
先手。《トレイリアの西部》を駆使して早々にトロン揃えつつ、《併合》ゲーに突入。マナベースで優位に立つも、相手が展開した変異2対に殴られる展開。僕の手札には《ジョダー》が居るけど、あの変異はきっと《多相の戦士》って事でキャストできない。で、ゲームが動いたのが、相手が僕の《工廠》見落として変異2体で突っ込んできた時。《塩水》な場合でもマナが足りないので、フルタップでトークン作ってブロック。《多相の戦士》1体撃墜。これで相手はマナ使って動かざるを得なくなり、返しで変異を《占有》。更に揃ったトロンのうち《塔》を《占有》して、盤面の有利を確立。相手も《西部》変成で《塔》持ってくるなど食い下がるけど、それを《エンチャント複製》して奪い、《ジョダー》を展開から《多相の戦士》でコピって6点パンチ。次のターン、相手は12点のクロックに対する回答が用意できなくて、勝ち。サイド後の《併合》ゲーを制したっていう、練習の成果の集大成なゲームだった。
3回戦:《大量の芽吹き》無限トークンデッキ
ゲームスコア:2−0−0
合計マッチ:3−0−0
コメント:面白いデッキだった。動きがぜんぜん分かんなくて、ちょっとミスった。
1ゲーム目
後手、相手のファーストアクションは《昨日の首飾り》。その後、マナアーティファクトが大量に並び、《大量の芽吹き》だけ2本カウンターした。で、場に土地が6枚くらい並び、僕のエンドで《神秘の指導》をキャストしたあたりで、ゲームが動く。場に黒マナ無かったのでスルーすると、《神秘の指導》を持ってくるっていう連打。で、相手のターンに《ディミーアの印鑑》キャストから《大量の芽吹き》。これを《西部》変成で引き込んでた《否定の契約》でカウンター。いったん僕にターン帰ったので、《印鑑》を《占有》しつつ、手札に素引きの《契約》と《マナ漏出》、立ってるマナ3マナって状態でゴー。相手は《神秘の指導》表から4枚目の《大量の芽吹き》。これを《契約》ではじき、相手は《マナ漏出》しかカウンター無くて勝利。
サイドボード
out:併合4/占有1
in:燎原の火1/連合の秘宝2/墓所2
2ゲーム目
サイドがぜんぜん分からん。後手。相手いっぱいマリガンして、キツキツなところを《燎原の火》でマナ縛って、勝ち、だったと思う。正直、自分の《墓所》に《撤廃》撃って掘り進んだことくらいしか覚えてない。ごめーん。
4回戦:青緑白ブリンク
ゲームスコア:2−1−0
合計マッチ:4−0−0
コメント:今まで色んなブリンク見てきたけど、動きが一番キレイなデッキだった。
1ゲーム目
後手、相手の初動は《変異》。これを《差し戻し》すると・・・《大渦のジン》? ブリンクか! ってことで、変異を《撤廃》したりして序盤を凌ぎ、《ジョダー》までたどり着く。相手は《大渦のジン》を素でアンモーフして10点クロックを形成。そして僕のエンドで《一瞬の瞬き》オモテ、流石にこれはカウンター。相手はアップキープで《一瞬の瞬き》ウラ。手札に《占有》あったし、《ジン》は召喚酔いになるので、スルー。返しで予定通り奪って、勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手、ダブルマリガン。相手は2ターン目《コー追われの物あさり》。2ターン目からクロック展開できるってのが強いね、このデッキの場合。で、相手の後続を《差し戻し》とかでムリヤリ凌いでたんだけど、《教主》が通ってしまう。《燎原の火》も間に合わず、負け。とにかく、通った《物あさり》で負けた感じ。
3ゲーム目
先手。早々にトロンが揃って、《ヘルカイト》展開。相手のライフが9ってところで、《変異》を通してしまう。この時、相手の土地は5枚で残マナは白を含まない2マナ。とりあえず1回は殴れるけど、その後《変異》構えてるだけでビタ止まりじゃーん。きちー、と思ったら、あれ? 《撤廃》トップデッキしたよ! 《変異》戻してキャントリップ、あれ? 《燎原の火》トップデッキしたよ! 相手が苦笑しつつ投了。流石にセコかった。
07日本選手権-北陸予選、参加者69名のスイスドロー8回戦で、権利獲得枠は4名だった。上位卓にはトリコロールやトロンやソーラーフレアなどの安定系の青デッキが多かったけど、あと一歩というところで抜けられない人が多数だった。
1回戦:黒単《拷問台》
ゲームスコア:2−0−0
合計マッチ:1−0−0
コメント:なんか先手くれる人だった
1ゲーム目
ダイスロールに負けたのに先手をもらい、ワンマリガン。相手のファーストアクションは《葬送の魔除け》。なるほどー、先手の方が手札少ないもんね、と思いつつ、先手の利を生かした《併合》。土地1枚で《拷問台》しか展開できてなかった相手に突き刺さり、あとは《占有》から《燎原の火》とやりたい放題。勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
プランBにシフトしての2戦目、やっぱり先手を貰う。相手のファーストアクションは《髑髏の占い師》。その後、《ボブ》と《髑髏》2体目が並んだところで《紅蓮地獄》。多少ハンデスを喰らうものの《予感》で建て直し、最終的に《ボガーダンのヘルカイト》までたどり着いて、勝ち。
2回戦:同キャラ
ゲームスコア:2−1−0
合計マッチ:2−0−0
コメント:序盤戦の山場。ドッペルゲンガーか!?ってほど似たデッキだった
1ゲーム目
後手、トロンを置いたので、こりゃお客さんだと意気込んだら、相手が先に《併合》。こっちも《併合》で取られた物を取り返したら、《占有》、って調子で3回くらいこっちのカードを取り戻すような展開。最終的には、《占有》が尽きた相手に《ジョダー》が殴りかかって勝利。メインでは、フィニッシャーに《ジョダー》を使ってることと、《強迫的な研究》じゃなくて《予感》使ってることが差をつけた感じ。
out:撤廃2/燎原の火3
in:占有1/複製2/多相の戦士2
2ゲーム目
後手、1マリガン。相手2ターン目に《印鑑》、3ターン目に《併合》のロケットスタート。ここに《マナ漏出》合わせたら《否定の契約》撃たれて完璧じゃーん!って展開。その後、延々と《併合》ゲーになり、マナベースの確立を優先させたため、ことごとく1手遅れた。トロン揃ってない相手は、メインフェイズのフルタップ《ボガーダンのヘルカイト》。僕のライフはこれで残り5。僕はトロン揃ってて14マナある。手札には《占有》と《多相の戦士》と《予感》。相手のライフは20。《予感》でカウンター期待するよりはワンチャンス相手が何も持っていない事に賭けて、《ヘルカイト》を《占有》しつつ、《多相の戦士》表でコピって5点本体。ターン返したら、《多相の戦士》表で5点飛んできて、負け。
3ゲーム目
先手。《トレイリアの西部》を駆使して早々にトロン揃えつつ、《併合》ゲーに突入。マナベースで優位に立つも、相手が展開した変異2対に殴られる展開。僕の手札には《ジョダー》が居るけど、あの変異はきっと《多相の戦士》って事でキャストできない。で、ゲームが動いたのが、相手が僕の《工廠》見落として変異2体で突っ込んできた時。《塩水》な場合でもマナが足りないので、フルタップでトークン作ってブロック。《多相の戦士》1体撃墜。これで相手はマナ使って動かざるを得なくなり、返しで変異を《占有》。更に揃ったトロンのうち《塔》を《占有》して、盤面の有利を確立。相手も《西部》変成で《塔》持ってくるなど食い下がるけど、それを《エンチャント複製》して奪い、《ジョダー》を展開から《多相の戦士》でコピって6点パンチ。次のターン、相手は12点のクロックに対する回答が用意できなくて、勝ち。サイド後の《併合》ゲーを制したっていう、練習の成果の集大成なゲームだった。
3回戦:《大量の芽吹き》無限トークンデッキ
ゲームスコア:2−0−0
合計マッチ:3−0−0
コメント:面白いデッキだった。動きがぜんぜん分かんなくて、ちょっとミスった。
1ゲーム目
後手、相手のファーストアクションは《昨日の首飾り》。その後、マナアーティファクトが大量に並び、《大量の芽吹き》だけ2本カウンターした。で、場に土地が6枚くらい並び、僕のエンドで《神秘の指導》をキャストしたあたりで、ゲームが動く。場に黒マナ無かったのでスルーすると、《神秘の指導》を持ってくるっていう連打。で、相手のターンに《ディミーアの印鑑》キャストから《大量の芽吹き》。これを《西部》変成で引き込んでた《否定の契約》でカウンター。いったん僕にターン帰ったので、《印鑑》を《占有》しつつ、手札に素引きの《契約》と《マナ漏出》、立ってるマナ3マナって状態でゴー。相手は《神秘の指導》表から4枚目の《大量の芽吹き》。これを《契約》ではじき、相手は《マナ漏出》しかカウンター無くて勝利。
サイドボード
out:併合4/占有1
in:燎原の火1/連合の秘宝2/墓所2
2ゲーム目
サイドがぜんぜん分からん。後手。相手いっぱいマリガンして、キツキツなところを《燎原の火》でマナ縛って、勝ち、だったと思う。正直、自分の《墓所》に《撤廃》撃って掘り進んだことくらいしか覚えてない。ごめーん。
4回戦:青緑白ブリンク
ゲームスコア:2−1−0
合計マッチ:4−0−0
コメント:今まで色んなブリンク見てきたけど、動きが一番キレイなデッキだった。
1ゲーム目
後手、相手の初動は《変異》。これを《差し戻し》すると・・・《大渦のジン》? ブリンクか! ってことで、変異を《撤廃》したりして序盤を凌ぎ、《ジョダー》までたどり着く。相手は《大渦のジン》を素でアンモーフして10点クロックを形成。そして僕のエンドで《一瞬の瞬き》オモテ、流石にこれはカウンター。相手はアップキープで《一瞬の瞬き》ウラ。手札に《占有》あったし、《ジン》は召喚酔いになるので、スルー。返しで予定通り奪って、勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手、ダブルマリガン。相手は2ターン目《コー追われの物あさり》。2ターン目からクロック展開できるってのが強いね、このデッキの場合。で、相手の後続を《差し戻し》とかでムリヤリ凌いでたんだけど、《教主》が通ってしまう。《燎原の火》も間に合わず、負け。とにかく、通った《物あさり》で負けた感じ。
3ゲーム目
先手。早々にトロンが揃って、《ヘルカイト》展開。相手のライフが9ってところで、《変異》を通してしまう。この時、相手の土地は5枚で残マナは白を含まない2マナ。とりあえず1回は殴れるけど、その後《変異》構えてるだけでビタ止まりじゃーん。きちー、と思ったら、あれ? 《撤廃》トップデッキしたよ! 《変異》戻してキャントリップ、あれ? 《燎原の火》トップデッキしたよ! 相手が苦笑しつつ投了。流石にセコかった。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード コメント (9)5回戦:黒赤《拷問台》(3位抜けの人)
ゲームスコア:1−1−1
合計マッチ:4−0−1
コメント:気さくな人で、この日一番楽しいマッチアップだった。
1ゲーム目
後手。1番卓の僕以外3人がマリガンしてて、僕のマリガンチェック。うん、空気読んで僕もマリガン。相手《ボブ》と《変異=ギャサン》(《ボブ》で見えた)と《ガルザの暗殺者》展開したところで、《燎原の火》。相手がうっかり《ガルザ》復活を忘れ、そこに《ジョダー》が刺さって勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手トリプルマリガン。強いところをぜんぜん引かず、《予感》は《根絶》される。なし崩しで出した《ジョダー》はキッチリ《ガルザ》に暗殺されて、圧敗。
3ゲーム目
先手ダブルマリガン。相手の3枚切りが効いている・・・? 僕は3枚切りされても大丈夫なように変則7枚切り→変則5枚切りって切り方をしてるけど、うーむ、ハマってしまった。相手にお聞きしたところ「マリガンしてくれれば《拷問台》が刺さりますよ」とのことで、なるほどーと思った。ちなみに、僕は“勝つために全力を尽くすのはフェアプレーだ”と思ってるので、この3枚切りについてはまったく遺憾は無い。むしろ、頭良いわーと、目から鱗が落ちた。
で、相手の猛攻を《燎原の火》でいなし、《連合の秘宝》2枚展開。《ファイレクシアのトーテム像》を含むアタックをギリギリ2枚目の《燎原の火》で耐えて、追加5ターンを使い切った。実質負けてた試合を、逃げ切りで引き分け。マリガンとシャッフルに時間をかけ過ぎたって点で、僕にも相手にも非がある。拾わせてもらった引き分けだ。
6回戦:グルール
ゲームスコア:2−1−1
合計マッチ:5−0−1
コメント:苦手なグルールだったけど、相手のサイドミスで勝てた。
1ゲーム目
ランダムデッキチェックのあと、お互いにダブルマリガン。ジャッジさんシャッフル上手いな(笑)。で、相手のファーストアクションは《踏み鳴らされる地》からの《猿人》。きちーと思ったけど、2ターン目が続かず、エンドに《撤廃》。《炎樹族》は《マナ漏出》ではじき、《猿人》と《エルフ》しか並べられない相手に《ジョダー》をぶつけて、勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手ダブルマリガン。あんまり強くない手札に対して、相手の《ブリキ通り》と《氷結地獄》が刺さり、《燎原の火》にたどり着けずに圧敗。
3ゲーム目
先手。相手の《血染めの月》連打を《マナ漏出》で弾いて、《ジョダー》までたどり着く。その後、警戒つけてアタックを2回繰り返して相手のライフは10。場には《ラノワールのエルフ》と《ブリキ通り》、アンタップ状態の3マナ。僕のライフは6で、トロンは揃ってなくて8マナある状態。手札に《ヘルカイト》が居るんだけど、赤マナソースは2枚の《シヴの浅瀬》のみ。
勝つプランを色々考えた末、一番マルい“警戒つけてアタック”を敢行。相手は《エルフ》でチャンプ。そして、エンドに《黒焦げ》してこない。で、チャンプしたってことは、火力2本待ちの状態だと予想(《黒焦げ》あるなら、アタック用に生物残すハズ)。なので、相手のエンドに2点喰らって《ヘルカイト》、対象は本体5点。予想通り相手は火力無くて、勝ち。
試合後聞いた話では、相手は《やっかい者》や《獣群》などのクロックをアウトして、《氷結地獄》や《血染めの月》などをインしたらしい。対グルールで一番辛いのは生物による打撃なので、生物によるパンチが伸びないサイドってのは、こっちにとってはすごく楽だった。
7回戦:フリゴリッド(4位抜けの人)
ゲームスコア:2−1−1
合計マッチ:6−0−1
コメント:この日1番強い相手だった。
1ゲーム目
先手、相手のデッキをフリゴだと知ってるが故、普段ならキープする手札を2回マリガン。メインの相性は最悪だ。相手の初動《ラノワールの助言者》を即で《撤廃》。手札がどうしようもなく弱いので、《燎原の火》を求めて4ターン目タップアウトで《予感》。相手がこの隙を見逃すわけも無く、《戦慄の復活》ウラで、5/5の《墓トロール》とゾンビ2体。うん、こういうプレイングできる人には、メインじゃ勝てんね。負っけ。
サイドボード
out:併合4/占有3/撤廃2/報復者3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1
連合の秘宝2/墓所2/多層の戦士3
2ゲーム目
先手、《西部》とナチュラルトロンと《多相の戦士》と《墓所》と他1みたいなハンドをキープ。《西部》と《墓所》から入って3ターン目フルタップの《変異》と、引き込んだ《墓所》2枚目。相手はうかつに動かず、《地平の梢》込みの4マナで《悪夢の虚空》。その後、相手は延々と《悪夢》発掘、僕は延々とアタックを繰り返す。この状態を継続したかったので、手札を空にされたあと、引いた《印鑑》とかをマナを数えてから眉をしかめる様な微妙な顔芸で手札に残す、など色々やりつつ、気が付くと相手のライフは4。ここで《予感》で積んでおいた《ヘルカイト》を発射して勝ち。
3ゲーム目
後手、相手は《助言者》から《バザール》と、対トロン最高の回り。普通のトロンなら圧敗のところだけど、僕は《紅蓮地獄》を引き込んでて、対処成功。その後、《ナルコメーバ》2体しか展開できない相手。《西部》変成で《墓所》より《トロン》を優先させて、《ヘルカイト》→《燎原の火》。勝ち。
8回戦:多色コントロール?(2位抜けの人)
ゲームスコア:ID
合計マッチ:6−0−2
コメント:たしか《願い》の入ったデッキだったハズ。
この時点で、19点ラインは僕と相手の2人でIDにより抜け確定。一個下のラインは、18点(トロンDS)v.s.16点(黒赤《拷問台》)と16点(トリコ)v.s.16点(フリゴ)。僕の相手がオポ差2%くらい上で1位、だから18点の人が勝つと僕が3位で賞品が18パックに目減りするなーって感じだった。でも、僕に当たった人が全員抜けたので、オポ差でまくって逆転1位になった。
総括
レポを見て頂いて分かるとおり、この日はプランB祭りだった。7戦中5回(or6回)プランBを使ったことになる。お客さんにしてた純正のトロンやトリコなんかにはぜんぜん当たらず、やや苦手なマッチアップばかりこなした勘定だ。それでも抜けてしまうあたり、このデッキのパワーは高いし、すなわち、ベクトルは合ってたってことだ。7戦を通してサイドボード15枚全部使ったのも、メタをちゃんと読めてたってことで、自分の中では評価できるポイントだ。このデッキでなら、もう1回予選出ても抜けられる自信がある。
ゲームスコア:1−1−1
合計マッチ:4−0−1
コメント:気さくな人で、この日一番楽しいマッチアップだった。
1ゲーム目
後手。1番卓の僕以外3人がマリガンしてて、僕のマリガンチェック。うん、空気読んで僕もマリガン。相手《ボブ》と《変異=ギャサン》(《ボブ》で見えた)と《ガルザの暗殺者》展開したところで、《燎原の火》。相手がうっかり《ガルザ》復活を忘れ、そこに《ジョダー》が刺さって勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手トリプルマリガン。強いところをぜんぜん引かず、《予感》は《根絶》される。なし崩しで出した《ジョダー》はキッチリ《ガルザ》に暗殺されて、圧敗。
3ゲーム目
先手ダブルマリガン。相手の3枚切りが効いている・・・? 僕は3枚切りされても大丈夫なように変則7枚切り→変則5枚切りって切り方をしてるけど、うーむ、ハマってしまった。相手にお聞きしたところ「マリガンしてくれれば《拷問台》が刺さりますよ」とのことで、なるほどーと思った。ちなみに、僕は“勝つために全力を尽くすのはフェアプレーだ”と思ってるので、この3枚切りについてはまったく遺憾は無い。むしろ、頭良いわーと、目から鱗が落ちた。
で、相手の猛攻を《燎原の火》でいなし、《連合の秘宝》2枚展開。《ファイレクシアのトーテム像》を含むアタックをギリギリ2枚目の《燎原の火》で耐えて、追加5ターンを使い切った。実質負けてた試合を、逃げ切りで引き分け。マリガンとシャッフルに時間をかけ過ぎたって点で、僕にも相手にも非がある。拾わせてもらった引き分けだ。
6回戦:グルール
ゲームスコア:2−1−1
合計マッチ:5−0−1
コメント:苦手なグルールだったけど、相手のサイドミスで勝てた。
1ゲーム目
ランダムデッキチェックのあと、お互いにダブルマリガン。ジャッジさんシャッフル上手いな(笑)。で、相手のファーストアクションは《踏み鳴らされる地》からの《猿人》。きちーと思ったけど、2ターン目が続かず、エンドに《撤廃》。《炎樹族》は《マナ漏出》ではじき、《猿人》と《エルフ》しか並べられない相手に《ジョダー》をぶつけて、勝ち。
サイドボード
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
2ゲーム目
後手ダブルマリガン。あんまり強くない手札に対して、相手の《ブリキ通り》と《氷結地獄》が刺さり、《燎原の火》にたどり着けずに圧敗。
3ゲーム目
先手。相手の《血染めの月》連打を《マナ漏出》で弾いて、《ジョダー》までたどり着く。その後、警戒つけてアタックを2回繰り返して相手のライフは10。場には《ラノワールのエルフ》と《ブリキ通り》、アンタップ状態の3マナ。僕のライフは6で、トロンは揃ってなくて8マナある状態。手札に《ヘルカイト》が居るんだけど、赤マナソースは2枚の《シヴの浅瀬》のみ。
勝つプランを色々考えた末、一番マルい“警戒つけてアタック”を敢行。相手は《エルフ》でチャンプ。そして、エンドに《黒焦げ》してこない。で、チャンプしたってことは、火力2本待ちの状態だと予想(《黒焦げ》あるなら、アタック用に生物残すハズ)。なので、相手のエンドに2点喰らって《ヘルカイト》、対象は本体5点。予想通り相手は火力無くて、勝ち。
試合後聞いた話では、相手は《やっかい者》や《獣群》などのクロックをアウトして、《氷結地獄》や《血染めの月》などをインしたらしい。対グルールで一番辛いのは生物による打撃なので、生物によるパンチが伸びないサイドってのは、こっちにとってはすごく楽だった。
7回戦:フリゴリッド(4位抜けの人)
ゲームスコア:2−1−1
合計マッチ:6−0−1
コメント:この日1番強い相手だった。
1ゲーム目
先手、相手のデッキをフリゴだと知ってるが故、普段ならキープする手札を2回マリガン。メインの相性は最悪だ。相手の初動《ラノワールの助言者》を即で《撤廃》。手札がどうしようもなく弱いので、《燎原の火》を求めて4ターン目タップアウトで《予感》。相手がこの隙を見逃すわけも無く、《戦慄の復活》ウラで、5/5の《墓トロール》とゾンビ2体。うん、こういうプレイングできる人には、メインじゃ勝てんね。負っけ。
サイドボード
out:併合4/占有3/撤廃2/報復者3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1
連合の秘宝2/墓所2/多層の戦士3
2ゲーム目
先手、《西部》とナチュラルトロンと《多相の戦士》と《墓所》と他1みたいなハンドをキープ。《西部》と《墓所》から入って3ターン目フルタップの《変異》と、引き込んだ《墓所》2枚目。相手はうかつに動かず、《地平の梢》込みの4マナで《悪夢の虚空》。その後、相手は延々と《悪夢》発掘、僕は延々とアタックを繰り返す。この状態を継続したかったので、手札を空にされたあと、引いた《印鑑》とかをマナを数えてから眉をしかめる様な微妙な顔芸で手札に残す、など色々やりつつ、気が付くと相手のライフは4。ここで《予感》で積んでおいた《ヘルカイト》を発射して勝ち。
3ゲーム目
後手、相手は《助言者》から《バザール》と、対トロン最高の回り。普通のトロンなら圧敗のところだけど、僕は《紅蓮地獄》を引き込んでて、対処成功。その後、《ナルコメーバ》2体しか展開できない相手。《西部》変成で《墓所》より《トロン》を優先させて、《ヘルカイト》→《燎原の火》。勝ち。
8回戦:多色コントロール?(2位抜けの人)
ゲームスコア:ID
合計マッチ:6−0−2
コメント:たしか《願い》の入ったデッキだったハズ。
この時点で、19点ラインは僕と相手の2人でIDにより抜け確定。一個下のラインは、18点(トロンDS)v.s.16点(黒赤《拷問台》)と16点(トリコ)v.s.16点(フリゴ)。僕の相手がオポ差2%くらい上で1位、だから18点の人が勝つと僕が3位で賞品が18パックに目減りするなーって感じだった。でも、僕に当たった人が全員抜けたので、オポ差でまくって逆転1位になった。
総括
レポを見て頂いて分かるとおり、この日はプランB祭りだった。7戦中5回(or6回)プランBを使ったことになる。お客さんにしてた純正のトロンやトリコなんかにはぜんぜん当たらず、やや苦手なマッチアップばかりこなした勘定だ。それでも抜けてしまうあたり、このデッキのパワーは高いし、すなわち、ベクトルは合ってたってことだ。7戦を通してサイドボード15枚全部使ったのも、メタをちゃんと読めてたってことで、自分の中では評価できるポイントだ。このデッキでなら、もう1回予選出ても抜けられる自信がある。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダードっちゅうことで、マッチアップ解析までつけちゃう! もう大サービス。
対トロン
メインでは超有利なマッチアップ。プレイテストの末、カウンター構えるより、こっちからアグロに動いた方が強いって結論に達した。軽カウンター使い切らせつつ相手の対処できない《ジョダー》をねじ込む、もしくは、うっかり通った《併合》から《占有》祭りみたいな展開が強い。
out:撤廃2/燎原の火3
in:占有1/複製2/多相の戦士2
サイドボード後も超有利。《多相の戦士》は《ジョダー》に化けたり、《ヘルカイト》に化けたり、相手の《意志を曲げる者》に化けたりと、小技が効く。
対グルール
メインではやや不利なマッチアップ。《タルモゴイフ》が入ってるとかなり死亡。ただ、メインに《ジョダー》と《燎原の火》のがある分、ふつーのトロンよりはまだマシ。
out:併合4/占有3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2
サイド後は五分五分くらい。《紅蓮地獄》は2ターンくらい稼いでくれるので、その隙に、《燎原の火》態勢を整えられれば勝ち。プランBの真骨頂なので、頑張りたいところ。
対トリコロール
メインでは有利なマッチアップ。相手が不用意に2マナ土地を置いたら《併合》。不用意に《稲妻の天使》並べたら《燎原の火》って感じで、かなりカモれる。
out:撤廃2/燎原の火1
in:占有1/秘宝2
サイド後はよく分かんなかったので、試合前日にEi-mくんにアドバイスを求めた。そん時のコメントを引用。「サイドボード後は《爆裂+破綻》や《砕岩を食うもの》でマナベースを攻撃されるので、こっちのマナが伸びるのが強いです。それと、相手のマナが伸びると不利なので、《敷石》があったとしても《燎原の火》は残した方が良いと思います。相手が《併合》使ってくるかどうかは分からないので、《エンチャント複製》をインするかはお任せします」だそうな。
対プロジェクトX
これもメインでは有利なマッチアップ。コンボさえ妨害できれば、クロックのゆるいセレズニアなので、《燎原の火》を突き刺せれば価値は揺るがない。
out:併合4/占有3/撤廃2
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/連合の秘宝2/墓所2
サイド後も有利。プランBは相手を壊滅させてくれるし、無限コンボに対する保険として《墓所》まで用意できるので、負ける要素はかなり少ない。
対フリゴリッド
メインでは超不利なマッチアップ。先手とって、《橋》が落ちてないタイミングで《燎原の火》叩き込むくらいしか勝ち筋が無い。
out:併合4/占有3/撤廃2/報復者3
in:紅蓮地獄4/燎原の火1
連合の秘宝2/墓所2/多相の戦士3
サイド後は、実は、やや有利。《墓所》は《西部》から持ってこれるし、《紅蓮地獄》が突き刺さる。共鳴者焼いてから墓地飛ばすのが勝ちパターン。《多相の戦士》は自爆機能付いてる(アンモーフして何もコピーしないと0/0で状況起因効果で墓地に落ちる)ので《橋》対策になるし、うっかり出た《アクローマ》も対消滅で対処できる。
対青黒
メインでは不利なマッチアップ。《フィンケル》止まらんわ、《テフェリー》出ちゃうわで、それに対処するのが《占有》と《燎原の火》っちゅーことごとく重いマナ域。無理してフルタップすると《迫害》されるので、かなりきちー。
out:撤廃2/報復者3
in:占有1/秘宝1/多相の戦士3
サイド後はややこちら有利。何よりも《多相の戦士》が《フィンケル》や《テフェリー》を止めてくれるし、時間さえ稼げれば、こちらの好きなタイミングで《燎原の火》を突き刺せる。
対緑単
メインは五分五分くらい。《燎原の火》の突き刺さり方による。
out:併合4/占有3/契約2
in:紅蓮地獄4/燎原の火1/秘宝2/多層の戦士2
サイド後も、五分五分くらいだと思う。このマッチアップはプレイテストが足りてないので、詳しくは不明。
対セル
メインでは超有利なマッチアップ。《併合》と《燎原の火》が両方突き刺さる可哀相な相手だ。
out:撤廃2/報復者3/マナ漏出1
in:占有1/複製2/多相の戦士3
サイド後もフルボッコなくらい有利。《多相の戦士》が、数少ない相手の勝ちパターンを、ことごとく奪ってくれる。
北陸予選通過レポート?
2007年6月12日 スタンダード コメント (8)「ところで←この土日のプランを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく……虚構です……」
土曜
6:30 仙台を出発
10:15 横浜着
10:30〜PWCを4回戦ほど
15:35 横浜を出発
16:50 越後湯沢着
20:30 金沢着
(金沢のホテルに前泊)
日曜
11:00〜予選を8回戦
21:50 夜行バスで仙台へ
月曜
6:30 仙台着
8:30〜ふつーに仕事
うわー。我ながら頭の悪いスケジュールだ。
「すごく……虚構です……」
土曜
6:30 仙台を出発
10:15 横浜着
10:30〜PWCを4回戦ほど
15:35 横浜を出発
16:50 越後湯沢着
20:30 金沢着
(金沢のホテルに前泊)
日曜
11:00〜予選を8回戦
21:50 夜行バスで仙台へ
月曜
6:30 仙台着
8:30〜ふつーに仕事
うわー。我ながら頭の悪いスケジュールだ。
社会人のための地区予選講座?
2007年6月24日 スタンダード日本選手権予選シーズン前半戦も終わり、来週末から後半戦に突入です。
普段はあまりトーナメントを意識しないでプレイしている社会人の皆様にも、「年に1度くらいの本気のスタンダード」を楽しめる時期となる訳です。っちゅうことで、今日は、“時間的”や“環境的”にハンディのある社会人という立場から、如何に日本選手権を目指すかっちゅーことについて、書いてみたいと思います。
僕自身、仕事を持っていて、平日はせいぜい1時間程度のネット巡回程度しかマジックに触れられません。MWSやMOなどのネット対戦に興味はあるものの、実態としては時間が確保できないので使っていません。なので唯一の練習機会は、週末に友人たちを集めてリアルで対戦をやっているという程度です。しかし、今回のシーズンはけっこう頑張って練習し、なんとか予選を突破することができました。社会人でも、勝ちを目指すのは決して不可能じゃないのです。
日本選手権予選に向けて、練習の過程を列挙するとこんな感じになります。
普段はあまりトーナメントを意識しないでプレイしている社会人の皆様にも、「年に1度くらいの本気のスタンダード」を楽しめる時期となる訳です。っちゅうことで、今日は、“時間的”や“環境的”にハンディのある社会人という立場から、如何に日本選手権を目指すかっちゅーことについて、書いてみたいと思います。
僕自身、仕事を持っていて、平日はせいぜい1時間程度のネット巡回程度しかマジックに触れられません。MWSやMOなどのネット対戦に興味はあるものの、実態としては時間が確保できないので使っていません。なので唯一の練習機会は、週末に友人たちを集めてリアルで対戦をやっているという程度です。しかし、今回のシーズンはけっこう頑張って練習し、なんとか予選を突破することができました。社会人でも、勝ちを目指すのは決して不可能じゃないのです。
日本選手権予選に向けて、練習の過程を列挙するとこんな感じになります。
・メタ内のデッキを持ち寄り、環境のバランスを把握するまぁ、でもこれを事細かに理想論を交えながら語ると、よくあるHow to本みたいで、あまりにリアリティがありません。なので、今回は僕の体験談という形で話していきましょう。
・それらと対戦してく中で“自分が使うデッキ”を決める
・デッキが決まったら、丸1日くらいはサイドボードも含めて回す
・できれば、予選当日より前に、そのデッキで1回くらいトーナメントをこなしておく
社会人のための地区予選講座?
2007年6月24日 スタンダードこのシーズンの練習期間は、わずか2週間でした。
僕が練習を開始したのが5月26日(土)、未来予知の解禁パーティの日であり、翌週からは予選シーズンが始まるような日取りでした。この日以前には2HGの練習しかしておらず「スタンダード何それ?」な浦島太郎状態です。しかも、直前のスタンダードシーズンであるグランプリ京都の前後は仕事が忙しく、まったくマジックに触れていなかったんでした。なので環境に対する基礎知識もゼロって状態からのスタートです。
日程的に、7月1日の東北予選は、仕事が山場を迎えるあたりなのでかなり絶望的でした。従って、シーズン最序盤の中部予選、次週の北陸予選、その次の近畿1次予選の3択です。でもまぁ、近畿は物理的に遠すぎ、中部予選は練習期間が無さ過ぎってことで、目標は北陸に定めました。
さて、目標が決まればスケジューリングです。選手権予選に向けて、こんな感じの予定を立てました。
5月26日(土) 未来予知解禁パーティ
東北地方の恐ろしさを味わった一日でした。
調べてみると、この日にスタンダードの解禁パーティをやってるショップは、仙台市内はおろか宮城県内でも有りません。最寄の駅ですと、岩手県の一ノ関(片道90分1620円)か福島県の郡山(片道140分2210円)の2択です。なので、前日に電話で予約などの確認をした上で、一ノ関に行ってみました。
開始15分前にショップに着くと、まだ誰もいません。開始5分前、1人来ました。そして定刻、人数はまったく増えず、「うーん、人が集まるまでもうちょっと待ってみようか」とのことです。しかし2時間待っても、8人など集まる気配すらありません(入れ替わりで述べ3人くらい)。流石に諦めて帰りました。
東北の競技人口って、こんなもんです。この日は、枕を涙でぬらしながら不貞寝しました。
5月27日(日) Ei-mくん宅で練習会
前日に電話して、Ei-mくんが以下3個のデッキを持っていることを聞いておきました。
・GP京都のイゼットロン
・GP京都のプロジェクトX
・GP京都のグルール
なので、僕はその他のメタ内デッキってことで、以下3個のデッキを組んでいきました。
・AKKAさんのセル
・ロボ猫ふらみーさんのららみーあ
・どっかの地方大会のトリコロール
この日の目的は、メタ内デッキの動きやデッキパワーを知ることなので、これらのデッキを延々と回す段取りでした。でもまぁ、ほんの味見というか、できれば予選に持って行きたいオリジナルデッキを2つほど(緑赤8ジャイグロ&緑黒白アグロロックス)も試してみました。2戦くらいしか使ってなかったんですが、この時点では「悪くはないな」って感想でした。
わずか2人での練習会でしたが、13時くらいに始めて、21時くらいまで延々と回しました。8時間もマジックして「やー、マジックしてると時間経つのアッという間ですねー」とか言っちゃうあたり、そうとうマジックに餓えてたんでしょう。でもおかげで、だいたい環境が把握できました。
僕が練習を開始したのが5月26日(土)、未来予知の解禁パーティの日であり、翌週からは予選シーズンが始まるような日取りでした。この日以前には2HGの練習しかしておらず「スタンダード何それ?」な浦島太郎状態です。しかも、直前のスタンダードシーズンであるグランプリ京都の前後は仕事が忙しく、まったくマジックに触れていなかったんでした。なので環境に対する基礎知識もゼロって状態からのスタートです。
日程的に、7月1日の東北予選は、仕事が山場を迎えるあたりなのでかなり絶望的でした。従って、シーズン最序盤の中部予選、次週の北陸予選、その次の近畿1次予選の3択です。でもまぁ、近畿は物理的に遠すぎ、中部予選は練習期間が無さ過ぎってことで、目標は北陸に定めました。
さて、目標が決まればスケジューリングです。選手権予選に向けて、こんな感じの予定を立てました。
5月26日(土) 未来予知解禁パーティ(環境の把握)完璧です。こんだけやれば、抜けたも同然ですね。しかし、予定は未定であり決定ではないわけでして、そうそうスケジュールどおりに進むわけないです。実際どうだったか、順を追ってお話しましょう。
5月27日(日) 練習(環境の把握)
6月02日(土) 練習(デッキの選定と練り込み)
6月03日(日) どっかの大会に出る(練り込み)
6月08日(金) どっかのフライデーに出る(練り込み)
6月09日(土) 半日くらい練習して、前泊のため移動(最終調整)
6月10日(日) 予選当日
5月26日(土) 未来予知解禁パーティ
東北地方の恐ろしさを味わった一日でした。
調べてみると、この日にスタンダードの解禁パーティをやってるショップは、仙台市内はおろか宮城県内でも有りません。最寄の駅ですと、岩手県の一ノ関(片道90分1620円)か福島県の郡山(片道140分2210円)の2択です。なので、前日に電話で予約などの確認をした上で、一ノ関に行ってみました。
開始15分前にショップに着くと、まだ誰もいません。開始5分前、1人来ました。そして定刻、人数はまったく増えず、「うーん、人が集まるまでもうちょっと待ってみようか」とのことです。しかし2時間待っても、8人など集まる気配すらありません(入れ替わりで述べ3人くらい)。流石に諦めて帰りました。
東北の競技人口って、こんなもんです。この日は、枕を涙でぬらしながら不貞寝しました。
5月27日(日) Ei-mくん宅で練習会
前日に電話して、Ei-mくんが以下3個のデッキを持っていることを聞いておきました。
・GP京都のイゼットロン
・GP京都のプロジェクトX
・GP京都のグルール
なので、僕はその他のメタ内デッキってことで、以下3個のデッキを組んでいきました。
・AKKAさんのセル
・ロボ猫ふらみーさんのららみーあ
・どっかの地方大会のトリコロール
この日の目的は、メタ内デッキの動きやデッキパワーを知ることなので、これらのデッキを延々と回す段取りでした。でもまぁ、ほんの味見というか、できれば予選に持って行きたいオリジナルデッキを2つほど(緑赤8ジャイグロ&緑黒白アグロロックス)も試してみました。2戦くらいしか使ってなかったんですが、この時点では「悪くはないな」って感想でした。
わずか2人での練習会でしたが、13時くらいに始めて、21時くらいまで延々と回しました。8時間もマジックして「やー、マジックしてると時間経つのアッという間ですねー」とか言っちゃうあたり、そうとうマジックに餓えてたんでしょう。でもおかげで、だいたい環境が把握できました。
社会人のための地区予選講座?
2007年6月24日 スタンダード6月2日(土) この日もEi-mくん宅で練習会
この日中に、デッキを決定した上で、サイドボーディングまで練習しなきゃいけないので、朝11時に集合となりました。この時点で候補にノミネートされてるのは先週の組んだオリジナル2種と、この日新たに組んだジョダートロンです。もう、メタ外街道まっしぐら、カバの中の人曰く「だってコピーデッキで出たら、僕がプレイング下手なのバレちゃうじゃん」だそうです。
さてさて、8ジャイグロもアグロロックスも、イマイチだと気付きました。メタに合ってるとは言えなくもないけど、いかんせん、デッキパワーが低すぎるって感じです。一通り回したこの時点で14時、暗雲が立ち込めてきました。
もはや、人類の希望はジョダートロンだけです。むぅ、組んではみたものの、まったく使う気なかった訳で、このデッキはこんなやる気の無いエスプリを漂わせていました。
その後は、ジョダートロンとメタ内デッキとの各マッチアップについて、サイドボーディング込みで千本ノック式の調整です。つってもジョダーの方はサイド用意してなかったんで、「《併合》は《火山の槌》、《占有》は《ボトルのノーム》として扱います」みたいな感じでやってました。Ei-m君に壁役に徹してもらい回し続けること述べ6時間超、「まだ接待マジック続けるんですか?」とかグンニャリした目つきで聴かれちゃうくらい延々とやりました。
Ei-m君の協力により、この日のうちにメインボードのうち58枚が確定しました。サイドボードは、結果的には、この日選定した物のうち5枚しか生き残れませんでしたが、大まかなスロット割りここで決定しました。
6月3日(日)
大会に、出たかったです。
でも、現実はままならないもので、実際は、蒲生干潟でゴミ拾いをしてました。なんかですねー、会社の社会貢献活動とかで、職場では超下っ端な僕が断れるはずもなく・・・。あ、いえ社会人って協調性とか大事ですよねー。おかげで休日が潰れました。
まぁ、夕方は時間が空いたので中部予選の結果をじっくりと閲覧しました。いやはや、まさか当日中に全デッキリストまで出るとは、中部地区の主催者さん及びジャッジさんのGOOD JOBには、ホントに頭が下がります。おかげ様で大変参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
この日中に、デッキを決定した上で、サイドボーディングまで練習しなきゃいけないので、朝11時に集合となりました。この時点で候補にノミネートされてるのは先週の組んだオリジナル2種と、この日新たに組んだジョダートロンです。もう、メタ外街道まっしぐら、カバの中の人曰く「だってコピーデッキで出たら、僕がプレイング下手なのバレちゃうじゃん」だそうです。
さてさて、8ジャイグロもアグロロックスも、イマイチだと気付きました。メタに合ってるとは言えなくもないけど、いかんせん、デッキパワーが低すぎるって感じです。一通り回したこの時点で14時、暗雲が立ち込めてきました。
もはや、人類の希望はジョダートロンだけです。むぅ、組んではみたものの、まったく使う気なかった訳で、このデッキはこんなやる気の無いエスプリを漂わせていました。
?代理カードだらけだ(トロンも差し戻しもセル作るのに使ってる)「これが弱かったら北陸行かない、まであるね」とか言いつつ、ほとんど期待してませんでした。そんなこんなで、プレイテスト開始です。30分後「あれ、悪くないんじゃん?」、1時間後「これは良い代物ですね」、2時間後「もう予選は勝ったも同然です」と、わずか2時間で使うデッキが確定しました。
?サイドボードすら用意してない
?試合じゃ使えないようなガバガバなスリーブ(裏にMagic the Gatheringって書いてあるアレ)に入れてある
?むしろカード並べただけでシャッフルすらしてない
その後は、ジョダートロンとメタ内デッキとの各マッチアップについて、サイドボーディング込みで千本ノック式の調整です。つってもジョダーの方はサイド用意してなかったんで、「《併合》は《火山の槌》、《占有》は《ボトルのノーム》として扱います」みたいな感じでやってました。Ei-m君に壁役に徹してもらい回し続けること述べ6時間超、「まだ接待マジック続けるんですか?」とかグンニャリした目つきで聴かれちゃうくらい延々とやりました。
Ei-m君の協力により、この日のうちにメインボードのうち58枚が確定しました。サイドボードは、結果的には、この日選定した物のうち5枚しか生き残れませんでしたが、大まかなスロット割りここで決定しました。
6月3日(日)
大会に、出たかったです。
でも、現実はままならないもので、実際は、蒲生干潟でゴミ拾いをしてました。なんかですねー、会社の社会貢献活動とかで、職場では超下っ端な僕が断れるはずもなく・・・。あ、いえ社会人って協調性とか大事ですよねー。おかげで休日が潰れました。
まぁ、夕方は時間が空いたので中部予選の結果をじっくりと閲覧しました。いやはや、まさか当日中に全デッキリストまで出るとは、中部地区の主催者さん及びジャッジさんのGOOD JOBには、ホントに頭が下がります。おかげ様で大変参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
社会人のための地区予選講座?
2007年6月24日 スタンダードさて、この時点で本番1週間前です。微妙に当初の予定より練習が足りてませんし、中部予選の結果を受けて微調整が必要なため、この後の計画の軌道修正をしなければなりませんでした。ってわけで、大会日程やら日本地図やらカレンダーやら駅から時刻表やらを駆使して、週末の行動プランを考えました。
案?は、攻めの一手です。これをやれば予選抜けられる確率は高まりますが、体力的にも、おサイフ的にも厳しい戦いを強いられることは必至です。
案?は、まさに逃げの一手です。問題を先送りしてるだけで、なんの解決にもなってません。むしろ日程的に自分の首を絞めてます。
そして案?、一見すると逃げの一手のように見えますが、人生経験の観点で言えば攻めの一手と言えなくもない・・・ですよね? や、もちろん案?一択ですよ、迷うわけ無いじゃないですか! (汗
さて、そんなわけで週末の強行軍が確定しました。帰りが夜行バスで、しかもその足で仕事に向かうっていう、およそ社会人の立てる計画には見えません。
6月5日(水) Ei-mくん宅で練習会
会社が定時退社日なのをいいことに、Ei-mくんを拝み倒して2時間だけ練習です。というのも、どうしても練習しておきたいことがあったからです。練習時間が少ないときは、やることを絞って練習するのが秘訣です。この日は下記3つに絞りました。
?対フリゴのサイドボーディングの検証
?トロン同キャラのサイド後《併合》ゲーの体験
?中部予選を抜けたせるぷ〜さんのWRBスリヴァーとのテスト
2時間でも、何とか満足のいくデータを取れました。この日メインボード60枚とサイドボードのうち12枚まで確定しました。
6月9日(土) 横浜で大会
朝6時に起きて仙台を発ち、新幹線の中でアンパンと牛乳をモグモグしつつ、横浜入りです。デッキはこの時点でメインサイド75枚、予選の時と一緒でした。4回戦までやって、結果は3−1−0(最後トスしたので額面上は2−2)、デッキにはかなり良い手応えを感じていました(ちなみに負けは2マリガン→5マリガン)。
で、15時半に横浜を出て、金沢に着いたのは20時半、さすがにグッタリです。この日は金沢のやっすい(1泊3300円)のビジネスホテルに前泊です。旅行プランとしては、関東から夜行バスで金沢って手も在ったんですが、試合前日はちゃんと寝なきゃと考えているので却下しました。
そうそう、ちょっと余談なんですが、この年になると前日の睡眠時間で1日の集中力がぜんぜん変わってきます。試合の日は丸1日集中力を持続させなきゃいけないので、コンディションを整えるのも調整の一部だと、最近思うようになりました。前日夜中に車で移動とか、近場の大会なので徹夜で調整とか、なるべく避けるようにしています。
6月10日(日) 北陸予選
6−0−2の1位抜けでした。
とまぁ、こんな感じで練習をし、なんとか予選は抜けることができました。基本的には、冒頭で述べたように、
最後に、大事なコトを1つ。社会人にとって、休日とは「平日の疲れを癒し、仕事への英気を養う」ためにあります。なので、マジックの疲れを平日に持ち越すなんて、社会人としてアレですね。そうそう、某物体(28♂)は週末の強行軍がたたって夜行バスの中で眠れず、月曜日に午後半休した上、あまつさえトーナメントレポを夜3時まで書いてしまい、火曜日もフラフラだったそうです。言語道断ですね!
案?:土曜日に横浜のPWCさんに行きつつ途中ドロップし、その足で金沢に向かう
案?:やっぱ日程的に北陸は無理、ってことで7月1日の仙台予選に出る
案?:「やー金津園って1回行ってみたかったんだよねー」とか言いつつ土曜日を遊び尽くす
案?は、攻めの一手です。これをやれば予選抜けられる確率は高まりますが、体力的にも、おサイフ的にも厳しい戦いを強いられることは必至です。
案?は、まさに逃げの一手です。問題を先送りしてるだけで、なんの解決にもなってません。むしろ日程的に自分の首を絞めてます。
そして案?、一見すると逃げの一手のように見えますが、人生経験の観点で言えば攻めの一手と言えなくもない・・・ですよね? や、もちろん案?一択ですよ、迷うわけ無いじゃないですか! (汗
さて、そんなわけで週末の強行軍が確定しました。帰りが夜行バスで、しかもその足で仕事に向かうっていう、およそ社会人の立てる計画には見えません。
6月5日(水) Ei-mくん宅で練習会
会社が定時退社日なのをいいことに、Ei-mくんを拝み倒して2時間だけ練習です。というのも、どうしても練習しておきたいことがあったからです。練習時間が少ないときは、やることを絞って練習するのが秘訣です。この日は下記3つに絞りました。
?対フリゴのサイドボーディングの検証
?トロン同キャラのサイド後《併合》ゲーの体験
?中部予選を抜けたせるぷ〜さんのWRBスリヴァーとのテスト
2時間でも、何とか満足のいくデータを取れました。この日メインボード60枚とサイドボードのうち12枚まで確定しました。
6月9日(土) 横浜で大会
朝6時に起きて仙台を発ち、新幹線の中でアンパンと牛乳をモグモグしつつ、横浜入りです。デッキはこの時点でメインサイド75枚、予選の時と一緒でした。4回戦までやって、結果は3−1−0(最後トスしたので額面上は2−2)、デッキにはかなり良い手応えを感じていました(ちなみに負けは2マリガン→5マリガン)。
で、15時半に横浜を出て、金沢に着いたのは20時半、さすがにグッタリです。この日は金沢のやっすい(1泊3300円)のビジネスホテルに前泊です。旅行プランとしては、関東から夜行バスで金沢って手も在ったんですが、試合前日はちゃんと寝なきゃと考えているので却下しました。
そうそう、ちょっと余談なんですが、この年になると前日の睡眠時間で1日の集中力がぜんぜん変わってきます。試合の日は丸1日集中力を持続させなきゃいけないので、コンディションを整えるのも調整の一部だと、最近思うようになりました。前日夜中に車で移動とか、近場の大会なので徹夜で調整とか、なるべく避けるようにしています。
6月10日(日) 北陸予選
6−0−2の1位抜けでした。
とまぁ、こんな感じで練習をし、なんとか予選は抜けることができました。基本的には、冒頭で述べたように、
・メタ内のデッキを持ち寄り、環境のバランスを把握するの順番で練習したわけです(だいぶ圧縮日程ではありましたが)。学生と違って時間に制約のある社会人だからこそ、しっかりスケジュールを立てて効率よく練習しなきゃないんですね。
・それらと対戦してく中で“自分が使うデッキ”を決める
・デッキが決まったら、丸1日くらいはサイドボードも含めて回す
・できれば、予選当日より前に、そのデッキで1回くらいトーナメントをこなしておく
最後に、大事なコトを1つ。社会人にとって、休日とは「平日の疲れを癒し、仕事への英気を養う」ためにあります。なので、マジックの疲れを平日に持ち越すなんて、社会人としてアレですね。そうそう、某物体(28♂)は週末の強行軍がたたって夜行バスの中で眠れず、月曜日に午後半休した上、あまつさえトーナメントレポを夜3時まで書いてしまい、火曜日もフラフラだったそうです。言語道断ですね!
微妙に順位違う・・・。
http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/regionals/2007/hokuriku/index.html
ま、いーけど。
去年のRoads to Nationalsに比べて、内容が事務的でトゥマンナイよね。URLもmatsumotoだったりhokurikuだったり、統一感ないし。やっつけ仕事って感じ。
http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/regionals/2007/hokuriku/index.html
ま、いーけど。
去年のRoads to Nationalsに比べて、内容が事務的でトゥマンナイよね。URLもmatsumotoだったりhokurikuだったり、統一感ないし。やっつけ仕事って感じ。
判る人にだけ解るコトを言ってみる
2007年6月30日 スタンダード コメント (3)今週末に持ってくんだったら、メインに《紅蓮地獄》入れて、サイドに《トーモッド》4積みじゃないっすかね?