スレッショルドv.s.セファリッド?
2008年1月2日 エターナルマッチ3 −ゲーム1:先攻、僕
初手は《Force of Will》、2枚の《Tropical Island》、《ナルコメーバ》、《タルモゴイフ》、《渦巻く知識》、《陰謀団式療法》。1ターン目から《渦巻く知識》を即打ちし、載っていたのは《薬瓶》と《Force of Will》と《Lim-Dul’s Vault》だった。とりあえず《ナルコメーバ》がトップに来るように置いてエンド。ライアンは《不毛の大地》で僕の《Tropical Island》を壊してきた。UGスレッショルドの持つマナ拘束要素は、このマッチアップでは非常に効果的だからだ。
幸いなことに、僕は返しのターンで《薬瓶》をキャストでき、ライアンの《Force of Will》を僕の《Force of Will》で撥ね退けることができた。ライアンは2枚目の《不毛の大地》を使ってきたけど、《薬瓶》態勢に入った僕にはそれほど効かなかった。カウンター2つの状態で《タルモゴイフ》が現れ、早々と彼を殴り殺してしまった。この《タルモゴイフ》戦略が、マナ拘束プランをしてきたUGスレッショルドへの数少ない対抗策だね。
ともあれ、《薬瓶》だけで勝った試合だった。
ゲーム2:
ライアンは《敏捷なマングース》を置いてエンド。僕は《Tundra》から《コーの遊牧民》。その後、《Lim-Dul’s Vault》のキャストが通り、《幻術師》&《俗世の教示者》の組み合わせになるまで、何回か《幻術師》をパス。でも、《教示者》を使うことなく《幻術師》が着地し、ついに、ついにコンボをライアンに叩き込むことができた!
マッチ4 −ゲーム1:先攻、僕
初手《Tropical Island》、《溢れかえる岸辺》、2枚の《セファリッドの幻術師》、《タルモゴイフ》、《霊気の薬瓶》、《陰謀団式療法》でキープ。このゲームでの見所は、1ターン目に《薬瓶》が着地するか否かで、無事に出た後は2体の《タルモゴイフ》がライアンを倒すまでにそう時間は要らなかった。こうやって勝てちゃうこともある。
ゲーム2:
このゲームはライアンの独壇場だった。僕は6枚もの土地をプレイしたけど、ライアンはそれ全部を壊してしまったんだ。僕にできた唯一の抵抗は《幻術師》をキャストすることだけだったけど、それすら《Force of Will》され、次のターンには死んでいた。
ゲーム3:
ライアンが早い順目で《相殺》を張り、僕は返しで《薬瓶》をキャストしてみた。ライブラリーからめくれたのは《不毛の大地》で着地に成功。その勢いで《コーのシャーマン》をプレイしたけど、これには《呪文嵌め》が刺さった。ライアンは僕の《薬瓶》を《クローサの掌握》で壊し、《タルモゴイフ》を展開。僕がコイツに殴り殺される直前に引いたのは、役立たずな《ドラゴンの息》だった。まったく、こんな酷い緑の怪物、聞いた事があるかい?
この10のサンプルゲームのうち、コンボが決まったのはたったの1回。だいたいの勝因は《タルモゴイフ》だった。つまり何が言いたいか解る? アダム・バーネロは正しかった。すなわちこれは、セファリッド・ブレイクファーストにとって厳しいマッチアップだったってことだ。UGスレッショルドのカウンター量はこのデッキを機能不全に陥れるのに充分だし、マナ拘束戦略は面白いほどに刺さってしまう。《霊気の薬瓶》を引くまでマリガンって戦略も、ナチュラルでゲームにならないような初手が来てしまうこのデッキでは現実的じゃない。最低でもゲームになる手札は5枚以上で、ここのラインまでしか自発的にマリガンできないんじゃ、そりゃしょうがない。でも、《タルモゴイフ》がこのマッチアップに劇的に希望を与えてくれてるのには驚いた。
そうそう、たまに手札が少なすぎて困ることがある。つまり、《Lim-Dul’s Vault》を撃った時とか何ターンも待たないとお望みの手札にならないことがあって困ったってことだ。何を加えるのが正解なのかは確信が無いけど、《闇の腹心》があればだいぶ改善されるとは思った。コレを加えたからって、マナ基盤がガタガタになるってことはない筈だ。相手の《タルモゴイフ》対策として《ヨツンの兵卒》を入れて準3色に留めるのも手だけど、他のマッチで役に立つカード群を犠牲にしてまで入れるほどの価値があるかは疑問だ。賢明なるリチャード・マッティウッツォの言葉を借りるなら「負けるべくして負けるマッチアップだけ視野に入れなさい。サイドボードは、全マッチアップに対抗できる万能兵器ではないのです」ということだ。
UGスレッショルドの隆盛に伴い、セファリッド・ブレイクファーストには苦境の時代だと僕は思う。でも、僕のプレイテスト成果を踏み台にして、この記事を読んだ人やフォーラムの投稿者たちの一助になれば幸いだ。サイドボーディングは合っていたのか? もっと最適化されたメインボードは無いのか? セファリッド・ブレイクファーストを劇的に強くする斬新な戦術の可能性は? 君の意見を聞かせてくれると、とても嬉しい。
初手は《Force of Will》、2枚の《Tropical Island》、《ナルコメーバ》、《タルモゴイフ》、《渦巻く知識》、《陰謀団式療法》。1ターン目から《渦巻く知識》を即打ちし、載っていたのは《薬瓶》と《Force of Will》と《Lim-Dul’s Vault》だった。とりあえず《ナルコメーバ》がトップに来るように置いてエンド。ライアンは《不毛の大地》で僕の《Tropical Island》を壊してきた。UGスレッショルドの持つマナ拘束要素は、このマッチアップでは非常に効果的だからだ。
幸いなことに、僕は返しのターンで《薬瓶》をキャストでき、ライアンの《Force of Will》を僕の《Force of Will》で撥ね退けることができた。ライアンは2枚目の《不毛の大地》を使ってきたけど、《薬瓶》態勢に入った僕にはそれほど効かなかった。カウンター2つの状態で《タルモゴイフ》が現れ、早々と彼を殴り殺してしまった。この《タルモゴイフ》戦略が、マナ拘束プランをしてきたUGスレッショルドへの数少ない対抗策だね。
ともあれ、《薬瓶》だけで勝った試合だった。
ゲーム2:
ライアンは《敏捷なマングース》を置いてエンド。僕は《Tundra》から《コーの遊牧民》。その後、《Lim-Dul’s Vault》のキャストが通り、《幻術師》&《俗世の教示者》の組み合わせになるまで、何回か《幻術師》をパス。でも、《教示者》を使うことなく《幻術師》が着地し、ついに、ついにコンボをライアンに叩き込むことができた!
マッチ4 −ゲーム1:先攻、僕
初手《Tropical Island》、《溢れかえる岸辺》、2枚の《セファリッドの幻術師》、《タルモゴイフ》、《霊気の薬瓶》、《陰謀団式療法》でキープ。このゲームでの見所は、1ターン目に《薬瓶》が着地するか否かで、無事に出た後は2体の《タルモゴイフ》がライアンを倒すまでにそう時間は要らなかった。こうやって勝てちゃうこともある。
ゲーム2:
このゲームはライアンの独壇場だった。僕は6枚もの土地をプレイしたけど、ライアンはそれ全部を壊してしまったんだ。僕にできた唯一の抵抗は《幻術師》をキャストすることだけだったけど、それすら《Force of Will》され、次のターンには死んでいた。
ゲーム3:
ライアンが早い順目で《相殺》を張り、僕は返しで《薬瓶》をキャストしてみた。ライブラリーからめくれたのは《不毛の大地》で着地に成功。その勢いで《コーのシャーマン》をプレイしたけど、これには《呪文嵌め》が刺さった。ライアンは僕の《薬瓶》を《クローサの掌握》で壊し、《タルモゴイフ》を展開。僕がコイツに殴り殺される直前に引いたのは、役立たずな《ドラゴンの息》だった。まったく、こんな酷い緑の怪物、聞いた事があるかい?
この10のサンプルゲームのうち、コンボが決まったのはたったの1回。だいたいの勝因は《タルモゴイフ》だった。つまり何が言いたいか解る? アダム・バーネロは正しかった。すなわちこれは、セファリッド・ブレイクファーストにとって厳しいマッチアップだったってことだ。UGスレッショルドのカウンター量はこのデッキを機能不全に陥れるのに充分だし、マナ拘束戦略は面白いほどに刺さってしまう。《霊気の薬瓶》を引くまでマリガンって戦略も、ナチュラルでゲームにならないような初手が来てしまうこのデッキでは現実的じゃない。最低でもゲームになる手札は5枚以上で、ここのラインまでしか自発的にマリガンできないんじゃ、そりゃしょうがない。でも、《タルモゴイフ》がこのマッチアップに劇的に希望を与えてくれてるのには驚いた。
そうそう、たまに手札が少なすぎて困ることがある。つまり、《Lim-Dul’s Vault》を撃った時とか何ターンも待たないとお望みの手札にならないことがあって困ったってことだ。何を加えるのが正解なのかは確信が無いけど、《闇の腹心》があればだいぶ改善されるとは思った。コレを加えたからって、マナ基盤がガタガタになるってことはない筈だ。相手の《タルモゴイフ》対策として《ヨツンの兵卒》を入れて準3色に留めるのも手だけど、他のマッチで役に立つカード群を犠牲にしてまで入れるほどの価値があるかは疑問だ。賢明なるリチャード・マッティウッツォの言葉を借りるなら「負けるべくして負けるマッチアップだけ視野に入れなさい。サイドボードは、全マッチアップに対抗できる万能兵器ではないのです」ということだ。
UGスレッショルドの隆盛に伴い、セファリッド・ブレイクファーストには苦境の時代だと僕は思う。でも、僕のプレイテスト成果を踏み台にして、この記事を読んだ人やフォーラムの投稿者たちの一助になれば幸いだ。サイドボーディングは合っていたのか? もっと最適化されたメインボードは無いのか? セファリッド・ブレイクファーストを劇的に強くする斬新な戦術の可能性は? 君の意見を聞かせてくれると、とても嬉しい。
スレッショルドv.s.セファリッド?
2008年1月2日 エターナルマッチ1 −ゲーム1:先攻ライアン
僕は《Tundra》と《霊気の薬瓶》、《ナルコメーバ》、《コーのシャーマン》、《俗世の教示者》、《セファリッドの幻術師》、《Lim-Dul’s Vault》の初手をキープした。初手としてはかなりイイ、《薬瓶》を出せたらそうとう有利になる。妨害されなきゃ4ターン目に勝ってる手札だ。
ライアンは《Tropical Island》を置いてゴー。僕は《Tundra》から《薬瓶》、これは《目くらまし》された。このときの記録ノートには「この時点で概ね負け」って書いてある。《薬瓶》さえ通れば、その後はカウンターを掻い潜ることができたのに、残念。
その後、ライアンが《タルモゴイフ》を喚んだ返しに《セファリッドの幻術師》をキャストしてみたが、《呪文嵌め》。僕も《Force of Will》で食い下がるけど、もう一度《呪文嵌め》が飛んできて結局カウンターされた。その後、《シャーマン》と、引いてきたもう1枚の《幻術師》もカウンターされ、程なくして殴り倒された。
ゲーム2:
ノーランドの手札をマリガンした後、《霊気の薬瓶》、《戦慄の復活》、《タルモゴイフ》、《縫合グール》、《俗世の教示者》、《Tropical Island》の手札をキープ。かなり悪い手札だけど、2匹の《タルモゴイフ》で殴り倒すこともできそうだったからだ。最大の難関は《薬瓶》が着地できるかだけど、無事出すことができた。ライアンの《不毛の大地》でキチーってなりかけたけど、2体目の《タルモゴイフ》をトップし、《薬瓶》にカウンターを2個貯めてからの攻勢で有利に立った。ライアンも《急流》で粘ったけど、程なく押し切り勝った。
ゲーム3:
第3ゲームにもつれ込んだ。僕は、何も無い手札をマリガンし、続いて土地の無い手札をマリガン。しかる後、《Force of Will》、《ナルコメーバ》、《陰謀団式療法》と《汚染された三角州》2枚の手札をキープ。守勢を余儀なくされ、しかも引いてくるカードは役立たずばっか。早々と投了した。
マッチ2 −ゲーム1:先攻ライアン
またしても、何も無い手札をマリガンし、続いて土地の無い手札をマリガン。5枚に減った手札は、《タルモゴイフ》と《俗世の教示者》、《渦巻く知識》、《汚染された三角州》、《Tropical Island》といった布陣。
ライアンは《繁殖池》をアンタップイン。いかにも《もみ消し》を持ってますってサインだ。しょうがないので《Tropical Island》を置いてゴー。彼は土地を置いてから《敏捷なマングース》でエンド。《もみ消し》をケアしながらフェッチランドを置き、起動をしたい。一方《マングース》を止めなきゃならないので、最低でも《タルモゴイフ》級のプレッシャーは欲しい。予想通りフェッチの起動は《もみ消し》、僕は《コーの遊牧民》を置くことくらいしかできずターンを返した。
ライアンは僕を対象に《先触れ》、めくった3枚は《タルモゴイフ》2体と《渦巻く知識》で、シャッフルが選択された。ちっ。彼のエンドステップに《Lim-Dul’s Vault》を撃ってみたけど、2回の《目くらまし》によってカウンターされてしまった。アドバンテージは取れてないけど、これで彼はスレッショルド達成。戦線に《熊人間》を追加してビートを開始した。僕も《残響する真実》で《熊人間》を戻したり、と粘ってみるけど、《ナルコメーバ》を《マングース》のチャンプブロックに回すような厳しい展開になり、もはや勝ち筋は残ってなかった。
ゲーム2:先攻、僕
飛び切り悪い手札が来た! 《ドラゴンの息》、《クローサの掌握》、《ナルコメーバ》、《戦慄の復活》、《縫合グール》、《Tropical Island》、《Underground Sea》。もちろんマリガンして幾分マシな手札を手に入れた。すなわち、《Tundra》、2枚の《Force of Will》、《溢れかえる岸辺》、《Lim-Dul’s Vault》、《コーの遊牧民》って感じだ。とりあえず《コーの遊牧民》を出し、その後《Lim-Dul’s Vault》をキャスト。ライアンは《目くらまし》してきたけど、ここに《Force of Will》を合わせた。果たして解決され、僕は最適な5枚をチョイス。《セファリッドの幻術師》、《俗世の教示者》、《タルモゴイフ》、《Force of Will》、《クローサの掌握》の順で積んだ。これなら、もし《幻術師》がカウンターされても次を呼んで来れるし、それでも駄目なら《タルモゴイフ》ってプランが見える。しかし、《幻術師》がカウンターされた後、僕の《Tropical Island》が《不毛の大地》されてしまった。もうこの後は、語るまでも無いよね? 数ターン先まで僕の未来が閉ざされたまま、緑色の怪物にブン殴られ続けた。
僕は《Tundra》と《霊気の薬瓶》、《ナルコメーバ》、《コーのシャーマン》、《俗世の教示者》、《セファリッドの幻術師》、《Lim-Dul’s Vault》の初手をキープした。初手としてはかなりイイ、《薬瓶》を出せたらそうとう有利になる。妨害されなきゃ4ターン目に勝ってる手札だ。
ライアンは《Tropical Island》を置いてゴー。僕は《Tundra》から《薬瓶》、これは《目くらまし》された。このときの記録ノートには「この時点で概ね負け」って書いてある。《薬瓶》さえ通れば、その後はカウンターを掻い潜ることができたのに、残念。
その後、ライアンが《タルモゴイフ》を喚んだ返しに《セファリッドの幻術師》をキャストしてみたが、《呪文嵌め》。僕も《Force of Will》で食い下がるけど、もう一度《呪文嵌め》が飛んできて結局カウンターされた。その後、《シャーマン》と、引いてきたもう1枚の《幻術師》もカウンターされ、程なくして殴り倒された。
ゲーム2:
ノーランドの手札をマリガンした後、《霊気の薬瓶》、《戦慄の復活》、《タルモゴイフ》、《縫合グール》、《俗世の教示者》、《Tropical Island》の手札をキープ。かなり悪い手札だけど、2匹の《タルモゴイフ》で殴り倒すこともできそうだったからだ。最大の難関は《薬瓶》が着地できるかだけど、無事出すことができた。ライアンの《不毛の大地》でキチーってなりかけたけど、2体目の《タルモゴイフ》をトップし、《薬瓶》にカウンターを2個貯めてからの攻勢で有利に立った。ライアンも《急流》で粘ったけど、程なく押し切り勝った。
ゲーム3:
第3ゲームにもつれ込んだ。僕は、何も無い手札をマリガンし、続いて土地の無い手札をマリガン。しかる後、《Force of Will》、《ナルコメーバ》、《陰謀団式療法》と《汚染された三角州》2枚の手札をキープ。守勢を余儀なくされ、しかも引いてくるカードは役立たずばっか。早々と投了した。
マッチ2 −ゲーム1:先攻ライアン
またしても、何も無い手札をマリガンし、続いて土地の無い手札をマリガン。5枚に減った手札は、《タルモゴイフ》と《俗世の教示者》、《渦巻く知識》、《汚染された三角州》、《Tropical Island》といった布陣。
ライアンは《繁殖池》をアンタップイン。いかにも《もみ消し》を持ってますってサインだ。しょうがないので《Tropical Island》を置いてゴー。彼は土地を置いてから《敏捷なマングース》でエンド。《もみ消し》をケアしながらフェッチランドを置き、起動をしたい。一方《マングース》を止めなきゃならないので、最低でも《タルモゴイフ》級のプレッシャーは欲しい。予想通りフェッチの起動は《もみ消し》、僕は《コーの遊牧民》を置くことくらいしかできずターンを返した。
ライアンは僕を対象に《先触れ》、めくった3枚は《タルモゴイフ》2体と《渦巻く知識》で、シャッフルが選択された。ちっ。彼のエンドステップに《Lim-Dul’s Vault》を撃ってみたけど、2回の《目くらまし》によってカウンターされてしまった。アドバンテージは取れてないけど、これで彼はスレッショルド達成。戦線に《熊人間》を追加してビートを開始した。僕も《残響する真実》で《熊人間》を戻したり、と粘ってみるけど、《ナルコメーバ》を《マングース》のチャンプブロックに回すような厳しい展開になり、もはや勝ち筋は残ってなかった。
ゲーム2:先攻、僕
飛び切り悪い手札が来た! 《ドラゴンの息》、《クローサの掌握》、《ナルコメーバ》、《戦慄の復活》、《縫合グール》、《Tropical Island》、《Underground Sea》。もちろんマリガンして幾分マシな手札を手に入れた。すなわち、《Tundra》、2枚の《Force of Will》、《溢れかえる岸辺》、《Lim-Dul’s Vault》、《コーの遊牧民》って感じだ。とりあえず《コーの遊牧民》を出し、その後《Lim-Dul’s Vault》をキャスト。ライアンは《目くらまし》してきたけど、ここに《Force of Will》を合わせた。果たして解決され、僕は最適な5枚をチョイス。《セファリッドの幻術師》、《俗世の教示者》、《タルモゴイフ》、《Force of Will》、《クローサの掌握》の順で積んだ。これなら、もし《幻術師》がカウンターされても次を呼んで来れるし、それでも駄目なら《タルモゴイフ》ってプランが見える。しかし、《幻術師》がカウンターされた後、僕の《Tropical Island》が《不毛の大地》されてしまった。もうこの後は、語るまでも無いよね? 数ターン先まで僕の未来が閉ざされたまま、緑色の怪物にブン殴られ続けた。
スレッショルドv.s.セファリッド?
2008年1月2日 エターナル今回使ったデッキレシピは下記を参照してくれ
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EPICセファリッドブレイクファースト
―――――――――――――――――――――――――
アダム・バーネロ / 2007-09-09時点のレガシーデッキ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:17
4《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
1《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
4《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
3《ナルコメーバ/Narcomoeba》
1《縫合グール/Sutured Ghoul》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
スペル:26
1《戦慄の復活/Dread Return》
1《ドラゴンの息/Dragon Breath》
4《Force of Will》
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2《中断/Abeyance》
1《残響する真実/Echoing Truth》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《俗世の教示者/Worldly Tutor》
3《Lim-Dul’s Vault》
土地:17
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《Tropical Island》
3《Tundra》
2《Underground Sea》
1《島/Island》
サイドボード:15
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《もみ消し/Stifle》
3《強迫/Duress》
2《中断/Abeyance》
1《ひどい憔悴/Crippling Fatigue》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
UGスレッショルド
―――――――――――――――――――――――――
ピーター・オルシェフスキー/2007 レガシーチャンピオンシップ優勝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:12
4《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4《熊人間/Werebear》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
スペル:30
4《呪文嵌め/Spell Snare》
4《もみ消し/Stifle》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《先触れ/Portent》
4《予報/Predict》
1《応じ返し/Snapback》
1《急流/Rushing River》
土地:18
4《不毛の大地/Wasteland》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《Tropical Island》
1《繁殖池/Breeding Pool》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《相殺/Counterbalance》
3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《雹の嵐/Hail Storm》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ライアンと僕は、相性を理解するまで対戦を何マッチかこなしてみた。最適なプレイングと戦略について話し合い、そしてマッチ結果に非常に驚いた! 僕らの4つのマッチのハイライトを見てもらえば、これら2つのデッキの長所と短所が一目瞭然だと思う。
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EPICセファリッドブレイクファースト
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アダム・バーネロ / 2007-09-09時点のレガシーデッキ
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クリーチャー:17
4《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
1《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
4《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
3《ナルコメーバ/Narcomoeba》
1《縫合グール/Sutured Ghoul》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
スペル:26
1《戦慄の復活/Dread Return》
1《ドラゴンの息/Dragon Breath》
4《Force of Will》
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2《中断/Abeyance》
1《残響する真実/Echoing Truth》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《俗世の教示者/Worldly Tutor》
3《Lim-Dul’s Vault》
土地:17
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《Tropical Island》
3《Tundra》
2《Underground Sea》
1《島/Island》
サイドボード:15
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《もみ消し/Stifle》
3《強迫/Duress》
2《中断/Abeyance》
1《ひどい憔悴/Crippling Fatigue》
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UGスレッショルド
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ピーター・オルシェフスキー/2007 レガシーチャンピオンシップ優勝
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クリーチャー:12
4《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4《熊人間/Werebear》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
スペル:30
4《呪文嵌め/Spell Snare》
4《もみ消し/Stifle》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《先触れ/Portent》
4《予報/Predict》
1《応じ返し/Snapback》
1《急流/Rushing River》
土地:18
4《不毛の大地/Wasteland》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《Tropical Island》
1《繁殖池/Breeding Pool》
2《島/Island》
サイドボード:15
4《相殺/Counterbalance》
3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《雹の嵐/Hail Storm》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
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ライアンと僕は、相性を理解するまで対戦を何マッチかこなしてみた。最適なプレイングと戦略について話し合い、そしてマッチ結果に非常に驚いた! 僕らの4つのマッチのハイライトを見てもらえば、これら2つのデッキの長所と短所が一目瞭然だと思う。
スレッショルドv.s.セファリッド?
2008年1月2日 エターナルアンロッキング・レガシー
UGスレッショルドv.s.セファリッド・ブレイクファースト
マッチアップ解析
byダグ リン
僕がこの原稿を書いてる時点で、ウラジミール・プーチンがロシア政府を解散させるために画策中だ。この原稿があなたの目に触れる頃になっても、きっとあの戦車が再び議会に発砲すべくウロチョロしてるはず。その頃まで僕が生きてる保障がどこにもないあたり、連載始まって以来のワクワクする回だね!
さて、GenCon内の2007 レガシーチャンピオンシップが終わって、たくさんの《タルモゴイフ》と、幾つかの新しいデッキがレガシーにお目見えした。スレッショルドは、いまやトップメタの一角に躍り出たわけだ。ピーター・オルシェフスキーのスレッショルドは、ボードコントロールのために赤や白をタッチする伝統的な手法じゃなくて、ピュアな青緑で大量に《もみ消し》などの妨害手段を放り込む方法を取っている。クサイものには、場に出る前に蓋をしろってことだ。
そうそう、他に目新しいレガシーデッキって言うと、《ナルコメーバ》と《戦慄の復活》のコンボを得たセファリッド・ブレイクファーストが挙げられるだろう。このデッキについては、最近アダム・バーネロがこのデッキへの素晴らしい入門書を記事にしてた。もし、このデッキの動きがイマイチよく解らないなら、ぜひ読んでみてくれ。
http://www.starcitygames.com/php/news/article/14715.html
今日は、この2つのデッキを直接対決させてみて、マッチアップ解析をしてみようと思う。いくつかの掲示板では、既にこれらのデッキのサイドボーディングまで検証されてたので、それらを踏まえてちょっと新しいアプローチにも挑戦してみた。対戦相手として、チームメイトでレガシーのベテランでもあるライアン・リチャードを呼んだ。僕がセファリッド・ブレイクファースト、ライアンがUGスレッショルドを使うことにした。ここからの文章は、ライアンと議論した上で書いたものだ。
セファリッド・ブレイクファースト:僕の意見
いずれがビートダウンか?
一概には言えないね。コンボパーツが揃うまで相手に気持ちよく展開させないために、コンボに入るぞってプレッシャーをかけ続けるつもりだし。でも、アダム・バーネロの記事に依れば、セファリッド・ブレイクファーストにとってすごく不利なマッチアップらしい。スレッショルドの妨害手段の多さは、こっちのコンボを止めるのに充分だそうだ。圧勝っていう展望は期待できないね。
対戦相手のデッキで一番イヤなカードは?
まず《呪文嵌め》。このデッキにブッ刺さる1枚だ。でも、もっと恐いのは、妨害手段を連打されるような展開だ。《Force of Will》や《目くらまし》、《応じ返し》などなど、コンボを妨害するカードが目白押しだし、これに対して僕の取れる抵抗は《陰謀団式療法》の表裏しかない。2度撃てるとは言え、1発目は相手の手札が見えないわけだから、割がいいとは言えないね。
こちらのデッキで戦略の中心になるカードは?
間違いなく、《霊気の薬瓶》がこのマッチのキーになる。パーマネントなので、カウンター中心のスレッショルドでは対処しにくいし、《もみ消し》や《不毛の大地》によるマナ破壊戦略にも対処できる。これが来るまでマリガン、っていうのも正当化されるカードだ。
サイド後はどうする?
そうだなぁ。たぶんスレッショルド側は《相殺》+《独楽》コンボにシフトして、受けに回るんじゃないかと思ってる。“カウンター&独楽”型にシフトするのが判ってるなら、《クローサの掌握》や《破滅的な行為》をサイドインするかな。もしシフトしてなきゃ、こっちの《クローサの掌握》は完全に無駄カードになっちゃうけどね。できれば《中断》も取りたいところだけど、そこまでスロットを空けられるとは思えない。サイドアウトできるのはせいぜい、2枚の《俗世の教示者》と1枚の《Lim-Dul’s Vault》くらい、見た感じ、コイツ等はアドバンテージの取れないチューターだし。チューターしてきた《中断》は《目くらまし》や《呪文嵌め》の格好の的なのが難点だ。とりあえず、《クローサの掌握》を3枚入れるのは確定だね。
スレッショルド:ライアンの意見
いずれがビートダウンか?
スレッショルドの方が若干ビートダウンになりがちかな。でも、スレッショルドの妨害手段を持ってすればコンボを止めるのは容易く、そうなればセファリッド側はデキの悪いアグロデッキとして振舞わなきゃならないだろう。
対戦相手のデッキで一番イヤなカードは?
まず《霊気の薬瓶》と、たまに《タルモゴイフ》も恐い。
こちらのデッキで戦略の中心になるカードは?
こちらの《タルモゴイフ》と、それに《Force of Will》と《渦巻く知識》かな。使い方は自明だろ? シンプルであるが故、信じられないくらい効率的で、しかも無駄がない。
サイド後はどうする?
いくつかのキャントリップを抜いて、《相殺》と《師範の占い独楽》を入れる。あと、《目くらまし》1枚を抜いて、空いたスペースに《クローサの掌握》を詰め込む。やっぱり《霊気の薬瓶》は恐いからね。
-4《先触れ/Portent》
-1《目くらまし/Daze》
-4《予報/Predict》
+4《相殺/Counterbalance》
+3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
+2《クローサの掌握/Krosan Grip》
UGスレッショルドv.s.セファリッド・ブレイクファースト
マッチアップ解析
byダグ リン
僕がこの原稿を書いてる時点で、ウラジミール・プーチンがロシア政府を解散させるために画策中だ。この原稿があなたの目に触れる頃になっても、きっとあの戦車が再び議会に発砲すべくウロチョロしてるはず。その頃まで僕が生きてる保障がどこにもないあたり、連載始まって以来のワクワクする回だね!
さて、GenCon内の2007 レガシーチャンピオンシップが終わって、たくさんの《タルモゴイフ》と、幾つかの新しいデッキがレガシーにお目見えした。スレッショルドは、いまやトップメタの一角に躍り出たわけだ。ピーター・オルシェフスキーのスレッショルドは、ボードコントロールのために赤や白をタッチする伝統的な手法じゃなくて、ピュアな青緑で大量に《もみ消し》などの妨害手段を放り込む方法を取っている。クサイものには、場に出る前に蓋をしろってことだ。
そうそう、他に目新しいレガシーデッキって言うと、《ナルコメーバ》と《戦慄の復活》のコンボを得たセファリッド・ブレイクファーストが挙げられるだろう。このデッキについては、最近アダム・バーネロがこのデッキへの素晴らしい入門書を記事にしてた。もし、このデッキの動きがイマイチよく解らないなら、ぜひ読んでみてくれ。
http://www.starcitygames.com/php/news/article/14715.html
今日は、この2つのデッキを直接対決させてみて、マッチアップ解析をしてみようと思う。いくつかの掲示板では、既にこれらのデッキのサイドボーディングまで検証されてたので、それらを踏まえてちょっと新しいアプローチにも挑戦してみた。対戦相手として、チームメイトでレガシーのベテランでもあるライアン・リチャードを呼んだ。僕がセファリッド・ブレイクファースト、ライアンがUGスレッショルドを使うことにした。ここからの文章は、ライアンと議論した上で書いたものだ。
セファリッド・ブレイクファースト:僕の意見
いずれがビートダウンか?
一概には言えないね。コンボパーツが揃うまで相手に気持ちよく展開させないために、コンボに入るぞってプレッシャーをかけ続けるつもりだし。でも、アダム・バーネロの記事に依れば、セファリッド・ブレイクファーストにとってすごく不利なマッチアップらしい。スレッショルドの妨害手段の多さは、こっちのコンボを止めるのに充分だそうだ。圧勝っていう展望は期待できないね。
対戦相手のデッキで一番イヤなカードは?
まず《呪文嵌め》。このデッキにブッ刺さる1枚だ。でも、もっと恐いのは、妨害手段を連打されるような展開だ。《Force of Will》や《目くらまし》、《応じ返し》などなど、コンボを妨害するカードが目白押しだし、これに対して僕の取れる抵抗は《陰謀団式療法》の表裏しかない。2度撃てるとは言え、1発目は相手の手札が見えないわけだから、割がいいとは言えないね。
こちらのデッキで戦略の中心になるカードは?
間違いなく、《霊気の薬瓶》がこのマッチのキーになる。パーマネントなので、カウンター中心のスレッショルドでは対処しにくいし、《もみ消し》や《不毛の大地》によるマナ破壊戦略にも対処できる。これが来るまでマリガン、っていうのも正当化されるカードだ。
サイド後はどうする?
そうだなぁ。たぶんスレッショルド側は《相殺》+《独楽》コンボにシフトして、受けに回るんじゃないかと思ってる。“カウンター&独楽”型にシフトするのが判ってるなら、《クローサの掌握》や《破滅的な行為》をサイドインするかな。もしシフトしてなきゃ、こっちの《クローサの掌握》は完全に無駄カードになっちゃうけどね。できれば《中断》も取りたいところだけど、そこまでスロットを空けられるとは思えない。サイドアウトできるのはせいぜい、2枚の《俗世の教示者》と1枚の《Lim-Dul’s Vault》くらい、見た感じ、コイツ等はアドバンテージの取れないチューターだし。チューターしてきた《中断》は《目くらまし》や《呪文嵌め》の格好の的なのが難点だ。とりあえず、《クローサの掌握》を3枚入れるのは確定だね。
スレッショルド:ライアンの意見
いずれがビートダウンか?
スレッショルドの方が若干ビートダウンになりがちかな。でも、スレッショルドの妨害手段を持ってすればコンボを止めるのは容易く、そうなればセファリッド側はデキの悪いアグロデッキとして振舞わなきゃならないだろう。
対戦相手のデッキで一番イヤなカードは?
まず《霊気の薬瓶》と、たまに《タルモゴイフ》も恐い。
こちらのデッキで戦略の中心になるカードは?
こちらの《タルモゴイフ》と、それに《Force of Will》と《渦巻く知識》かな。使い方は自明だろ? シンプルであるが故、信じられないくらい効率的で、しかも無駄がない。
サイド後はどうする?
いくつかのキャントリップを抜いて、《相殺》と《師範の占い独楽》を入れる。あと、《目くらまし》1枚を抜いて、空いたスペースに《クローサの掌握》を詰め込む。やっぱり《霊気の薬瓶》は恐いからね。
-4《先触れ/Portent》
-1《目くらまし/Daze》
-4《予報/Predict》
+4《相殺/Counterbalance》
+3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
+2《クローサの掌握/Krosan Grip》
ちょっと疲れてたのかもしれない。
仕事のトラブルで、土曜だというのに白石まで呼びつけられて、クライアントのお偉いさんから「絶対今週中に何とかしろ」と言われ、ひーって感じだ。
ようやく、夕方に業務終了し、気が抜けてたんだ。
来週にはボーナス出るし、アホみたいに残業代つけてるし、こんな金貰っても使ってるヒマねーよ、とか思ってた。油断した。
自分の攻撃的衝動を抑え切れなかった。
まさか、SUICAに1万円チャージしちゃうなんて!
JRなんてほとんど使わないのに・・・。どんだけアグレッシブなんだよ。ぐすん。
仕事のトラブルで、土曜だというのに白石まで呼びつけられて、クライアントのお偉いさんから「絶対今週中に何とかしろ」と言われ、ひーって感じだ。
ようやく、夕方に業務終了し、気が抜けてたんだ。
来週にはボーナス出るし、アホみたいに残業代つけてるし、こんな金貰っても使ってるヒマねーよ、とか思ってた。油断した。
自分の攻撃的衝動を抑え切れなかった。
まさか、SUICAに1万円チャージしちゃうなんて!
JRなんてほとんど使わないのに・・・。どんだけアグレッシブなんだよ。ぐすん。
かば緒13歳の見た宮城県選手権?
2007年11月5日 スタンダード4回戦:氷雪青赤パーミ(6位の方) ×−×
----------------------------------------
ここで勝てばID2回で抜け確定、っていうところで、また絶望的なマッチアップです。さすがカバさん、不幸がよくお似合いです。
第1試合は、お互い《占術の岩床》を並べあう、まったりとしたゲームでしたが8マナ揃ったところで《ボガーダンのヘルカイト》が降臨します。へーるーかーいーとー! カバさんのデッキは《糾弾》すら取っていないので、エンドに出てくる生物には1発殴られるのが確定しています。只でさえ相性の悪いマッチアップなのに、このカードまで積んでいるとは・・・。カバさんはもう涙目でした。結局、2回殴られたあとの《火葬》2発であっさり負けです。
out:《テフェリーの濠》3、《斑岩の節》3、《砂の殉教者》1、《神の怒り》4
in:《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合も、まさに圧敗でした。頼りのモーフ戦略は《呪文の噴出》バイバックで対処され、出した《清純》は《神秘の指導》からの《雪崩し》で除去、良いところ無く《テフェリー》に撲殺されていました。
5回戦:氷雪白黒コン ×−○−○
----------------------------------------
第1試合のカバさんの初手、土地3枚と《神の怒り》2枚とその他だったので、とりあえずキープしたのですが、見事に裏目に出ます。相手の方のセットは《冠雪の平地》、そして《占術の岩床》、同キャラです。お互い有効牌に乏しいマッチアップなのですが、何1つ有効牌のない初手をキープしてしまいました。白系のコントロールは、これがあるから恐いなぁと思いました。
さて、3ターン目、相手の方が《ファイレクシアのトーテム像》をキャストします。さすがに《忘却の輪》したのですが、返しでカバさんの《忘却の輪》を《忘却の輪》されてしまいました。不毛です。仕方なく《テフェリーの濠》を黒で宣言したのですが、これも見事に裏目に出ます。返しで出てきたのは《隆盛なる勇士クロウヴァクス》、相手の方の《殉教者》が2/2で殴ってきます。ここでカバさんのライフは14、1発目の《神の怒り》を使い、手札に有効牌がないので立て続けに2発目を撃ちます。かば緒としては「もっと溜めて撃ったほうが良いのに」と思ったのですが、カバさん曰く「これ以上ボードを展開する意味がないんだから、いつ撃っても一緒」だそうです。1発目は横に2/2の《殉教者》が居てタップアウトだったので納得できたのですが、2発目の即撃ちはプレイミスなんじゃないかなぁと思いました。
この局面でも、なんとか《聖なるメサ》か《クロウヴァクス》に辿り着ければ希望が見えるので、アップキープに《岩床》起動したり、《予感》で4枚底に送ったり、《精神石》をサクったりと、必死でドローを進めますが何一つ有効牌を引きません。
でも、カバさんにはドロ試合マニアっていう困った性癖があるので、死にそうになりながら妙に生き生きしています。結局、ブロッカーとして出した《清純》が《叫び大口》で除去され、長い長い第1試合が終わりました。
out:《テフェリーの濠》3、《斑岩の節》3、《砂の殉教者》4、《神の怒り》4
in:《質素な命令》3、《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
えーっと、第2試合は、かば緒はよく見ていませんでした。カバさんも内容を全く覚えてないと言ってました。たしか第1試合はドロ試合の末に負けて、第3試合はピクルス極まって勝った筈なんですが・・・。昔、カバさんは「ドラフトで自分の前を流れたカードぐらい、ふつー全部覚えてるっしょ?」と豪語してたくらい記憶力に自信があったみたいなんですが、寄る年並みには勝てないようです・・・。
第3試合は、またしても《まき散らす殴打》と《塩水の精霊》のある手札をキープ。《塩水》2体目を引いたので、1体を早々にモーフとして出し殴りにかかります。相手の方も《砂の殉教者》でブロックしたりで手札が明らかになりますが、ここでカバさんが凄い顔をしてます。あとで聞いてみたところ「相手が1マナで《殉教者》起動しようとしたんで注意しようと思ったら、1マナで合ってた。この大会、ずっと2マナで起動してたよ」とのことです。自分の使ってるカードすら知らないなんて、カバさんの物体っぷりにとても悲しくなりました。
試合の方はと言うと、相手の方の《アジャニ》を「キャッチします!」とか痛々しい掛け声の下に《まき散らす殴打》を使い、また自信満々にカードの効果を説明し始めます。早くそのカードの弱さに気付いた方が良いですよ・・・。無駄に激突に勝利し、次のターンに《塩水の精霊》がフェイスアップ、《多相の戦士》を引けていなかったのですが、1ターン後にトップデッキしました。相手の方のアクティブなマナは3つ。手札には《糾弾》2発あるのが見えているので、ピクルスたちは殴りに行けません。しばらく膠着したあと、カバさんが《クロウヴァクス》と《清純》を立て続けに引き当て、相手の方の42点のライフをコツコツと減らしにかかります。このまま、無事殴りきれました。
6回戦:氷雪青赤パーミ(1位の方) ID
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13点以上が8人しかいなかったので、無事にIDできましたー。カバさん的にはとてもドラフトに後ろ髪を引かれていたようで、「賞品だけ貰ってドロップしようか本気で考えた」と言っていました。
準々決勝:氷雪青赤パーミ(1位の方) ○−×−×
----------------------------------------
ベスト8の中で、4回戦に当たった氷雪パーミと、予選1位抜けした青緑白マーフォークは相性が悪いので、当たったら死亡フラグです。なんとか避けてあたり、一安心したカバさんでしたが、デッキリスト公開になった時点で戦慄が走ります。なんと、この方も氷雪青赤パーミでした。「これはもう圧敗ですね」と試合前からやる気が無くなっています。
第1試合は、初手に《冷鉄の心臓》と《岩床》が合ったのでキープしてました。まずは一安心です。その後、吸い付くように生物除去を引き、4ターン後には《神の怒り》3枚、《忘却の輪》2枚、《斑岩》という、無駄カードの山と化しました。ところが5ターン目のエンドに、《テフェリー》がキャストされるという早仕掛けで、突如として有効牌に早変わりです。
1体目の《テフェリー》は6マナの状態で《神の怒り》、2体目も同じく、返し出ててきた《鉄足》を《忘却の輪》、2体目も同じく。怒涛のように攻める相手の方と、噛み合った引きで守るカバさん。最後の《テフェリー》がキャストされ、4枚目の《神の怒り》はカウンターされますが、《斑岩》を押し通すことに成功。相手の方が殴り忘れるミスもあり、ライフ4を残して膠着状態に入ります。
この時点で、カバさんのマナは12マナ、相手の方は7マナくらいしかありません。お互いに《岩床》をコントロールしていたのですが、相手の方は《熟慮》と《岩床》の2択で必ず《熟慮》を選んでいたため、マナが伸びなかったのです。あとは大艦巨砲フェイズとなり、《清純》がカウンターされた後、《清純》が立て続けに通ります。《アダーカー荒原》と《清純》のコンボでこっそりライフを回復し、何とか押し切りました。
out:《テフェリーの濠》3、《砂の殉教者》4、《斑岩の節》3、《神の怒り》1
in:《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合は、カバさんのピクルスがデッキリスト公開でバレバレなので、とても苦しいです。予想通り、エンドに《硫黄の精霊》をキャストされ、出した変異は《雪崩し》されます。サイド後にこれが残ってるあたりもう無理なのですが、それでも手札には《まき散らす殴打》と《塩水の精霊》が居て、無駄に希望が持てます。淡々と《硫黄の精霊》がライフを4まで削ったところで、カバさんが動きます。《熟慮》のFBに合わせて《まき散らす殴打》、マナ的に見て、どうやら表で《塩水》出す布石のようです。そして激突、当たり前のように負けます。Ei-mさん曰く「激突で勝つ確率は37.5%」だそうですので、これまで2勝したこと自体がバグだったようです。これでやっとカバさんも《まき散らす殴打》の弱さに気づいてくれることでしょう。《硫黄の精霊》にライフを削られて負けです。
第3試合が始まる時点で、もう時間切れです。シングルエリミネーションは、追加5ターンの後にライフ差サドンデスなので、ここでカバさんにも勝利の芽が出てきました。
out:《神の怒り》3、《清純》1
in:《砂の殉教者》4
第3試合の初手、カバさんは変異2枚を含む初手をマリガンします。この時点で、《殉教者》勝ちしか見てないのがバレバレです。結局、4回マリガンして《砂の殉教者》と《冷鉄の心臓》と《忘却の輪》の初手をキープします。カバさんとしては、1ターン目ノーランド・ゴーに驚いて欲しかったみたいですが、さすがに4回もマリガンしてしまうと淡々と受け流されてしまいました。マーク・ル・ピーン(※2)やベン・ルービン(※3)とは役者が違ったみたいです。
そんなこんなで、《冠雪の島》しかセットできないカバさん、なんと3ターン目に相手の方がタップアウトで《鉄足》をキャストします。この時点で《冠雪の平地》をトップすれば勝ちという状況にこぎつけました! ドロ試合マニアのカバさんはここで手札を公開、「ライブラリートップを叩きつけろ!」とかノリノリです。最後のドローは普通にスペルでした。試合後にカバさんは、《ボリアルの氷棚》を引いて「オマエちゃうわー」とウケを取りたかったと話してくれました。それだったら《アダーカー荒原》を引いて1点ダメージでサドンデスの方がドジっ娘キャラのようで「てへっ」って言えて美味しいです。
残念ながらカバさんはトップ8で負けてしまいました。カバさんはホントにマジックが下手くそだなぁと思いました。
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ここで勝てばID2回で抜け確定、っていうところで、また絶望的なマッチアップです。さすがカバさん、不幸がよくお似合いです。
第1試合は、お互い《占術の岩床》を並べあう、まったりとしたゲームでしたが8マナ揃ったところで《ボガーダンのヘルカイト》が降臨します。へーるーかーいーとー! カバさんのデッキは《糾弾》すら取っていないので、エンドに出てくる生物には1発殴られるのが確定しています。只でさえ相性の悪いマッチアップなのに、このカードまで積んでいるとは・・・。カバさんはもう涙目でした。結局、2回殴られたあとの《火葬》2発であっさり負けです。
out:《テフェリーの濠》3、《斑岩の節》3、《砂の殉教者》1、《神の怒り》4
in:《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合も、まさに圧敗でした。頼りのモーフ戦略は《呪文の噴出》バイバックで対処され、出した《清純》は《神秘の指導》からの《雪崩し》で除去、良いところ無く《テフェリー》に撲殺されていました。
5回戦:氷雪白黒コン ×−○−○
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第1試合のカバさんの初手、土地3枚と《神の怒り》2枚とその他だったので、とりあえずキープしたのですが、見事に裏目に出ます。相手の方のセットは《冠雪の平地》、そして《占術の岩床》、同キャラです。お互い有効牌に乏しいマッチアップなのですが、何1つ有効牌のない初手をキープしてしまいました。白系のコントロールは、これがあるから恐いなぁと思いました。
さて、3ターン目、相手の方が《ファイレクシアのトーテム像》をキャストします。さすがに《忘却の輪》したのですが、返しでカバさんの《忘却の輪》を《忘却の輪》されてしまいました。不毛です。仕方なく《テフェリーの濠》を黒で宣言したのですが、これも見事に裏目に出ます。返しで出てきたのは《隆盛なる勇士クロウヴァクス》、相手の方の《殉教者》が2/2で殴ってきます。ここでカバさんのライフは14、1発目の《神の怒り》を使い、手札に有効牌がないので立て続けに2発目を撃ちます。かば緒としては「もっと溜めて撃ったほうが良いのに」と思ったのですが、カバさん曰く「これ以上ボードを展開する意味がないんだから、いつ撃っても一緒」だそうです。1発目は横に2/2の《殉教者》が居てタップアウトだったので納得できたのですが、2発目の即撃ちはプレイミスなんじゃないかなぁと思いました。
この局面でも、なんとか《聖なるメサ》か《クロウヴァクス》に辿り着ければ希望が見えるので、アップキープに《岩床》起動したり、《予感》で4枚底に送ったり、《精神石》をサクったりと、必死でドローを進めますが何一つ有効牌を引きません。
でも、カバさんにはドロ試合マニアっていう困った性癖があるので、死にそうになりながら妙に生き生きしています。結局、ブロッカーとして出した《清純》が《叫び大口》で除去され、長い長い第1試合が終わりました。
out:《テフェリーの濠》3、《斑岩の節》3、《砂の殉教者》4、《神の怒り》4
in:《質素な命令》3、《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
えーっと、第2試合は、かば緒はよく見ていませんでした。カバさんも内容を全く覚えてないと言ってました。たしか第1試合はドロ試合の末に負けて、第3試合はピクルス極まって勝った筈なんですが・・・。昔、カバさんは「ドラフトで自分の前を流れたカードぐらい、ふつー全部覚えてるっしょ?」と豪語してたくらい記憶力に自信があったみたいなんですが、寄る年並みには勝てないようです・・・。
第3試合は、またしても《まき散らす殴打》と《塩水の精霊》のある手札をキープ。《塩水》2体目を引いたので、1体を早々にモーフとして出し殴りにかかります。相手の方も《砂の殉教者》でブロックしたりで手札が明らかになりますが、ここでカバさんが凄い顔をしてます。あとで聞いてみたところ「相手が1マナで《殉教者》起動しようとしたんで注意しようと思ったら、1マナで合ってた。この大会、ずっと2マナで起動してたよ」とのことです。自分の使ってるカードすら知らないなんて、カバさんの物体っぷりにとても悲しくなりました。
試合の方はと言うと、相手の方の《アジャニ》を「キャッチします!」とか痛々しい掛け声の下に《まき散らす殴打》を使い、また自信満々にカードの効果を説明し始めます。早くそのカードの弱さに気付いた方が良いですよ・・・。無駄に激突に勝利し、次のターンに《塩水の精霊》がフェイスアップ、《多相の戦士》を引けていなかったのですが、1ターン後にトップデッキしました。相手の方のアクティブなマナは3つ。手札には《糾弾》2発あるのが見えているので、ピクルスたちは殴りに行けません。しばらく膠着したあと、カバさんが《クロウヴァクス》と《清純》を立て続けに引き当て、相手の方の42点のライフをコツコツと減らしにかかります。このまま、無事殴りきれました。
6回戦:氷雪青赤パーミ(1位の方) ID
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13点以上が8人しかいなかったので、無事にIDできましたー。カバさん的にはとてもドラフトに後ろ髪を引かれていたようで、「賞品だけ貰ってドロップしようか本気で考えた」と言っていました。
準々決勝:氷雪青赤パーミ(1位の方) ○−×−×
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ベスト8の中で、4回戦に当たった氷雪パーミと、予選1位抜けした青緑白マーフォークは相性が悪いので、当たったら死亡フラグです。なんとか避けてあたり、一安心したカバさんでしたが、デッキリスト公開になった時点で戦慄が走ります。なんと、この方も氷雪青赤パーミでした。「これはもう圧敗ですね」と試合前からやる気が無くなっています。
第1試合は、初手に《冷鉄の心臓》と《岩床》が合ったのでキープしてました。まずは一安心です。その後、吸い付くように生物除去を引き、4ターン後には《神の怒り》3枚、《忘却の輪》2枚、《斑岩》という、無駄カードの山と化しました。ところが5ターン目のエンドに、《テフェリー》がキャストされるという早仕掛けで、突如として有効牌に早変わりです。
1体目の《テフェリー》は6マナの状態で《神の怒り》、2体目も同じく、返し出ててきた《鉄足》を《忘却の輪》、2体目も同じく。怒涛のように攻める相手の方と、噛み合った引きで守るカバさん。最後の《テフェリー》がキャストされ、4枚目の《神の怒り》はカウンターされますが、《斑岩》を押し通すことに成功。相手の方が殴り忘れるミスもあり、ライフ4を残して膠着状態に入ります。
この時点で、カバさんのマナは12マナ、相手の方は7マナくらいしかありません。お互いに《岩床》をコントロールしていたのですが、相手の方は《熟慮》と《岩床》の2択で必ず《熟慮》を選んでいたため、マナが伸びなかったのです。あとは大艦巨砲フェイズとなり、《清純》がカウンターされた後、《清純》が立て続けに通ります。《アダーカー荒原》と《清純》のコンボでこっそりライフを回復し、何とか押し切りました。
out:《テフェリーの濠》3、《砂の殉教者》4、《斑岩の節》3、《神の怒り》1
in:《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合は、カバさんのピクルスがデッキリスト公開でバレバレなので、とても苦しいです。予想通り、エンドに《硫黄の精霊》をキャストされ、出した変異は《雪崩し》されます。サイド後にこれが残ってるあたりもう無理なのですが、それでも手札には《まき散らす殴打》と《塩水の精霊》が居て、無駄に希望が持てます。淡々と《硫黄の精霊》がライフを4まで削ったところで、カバさんが動きます。《熟慮》のFBに合わせて《まき散らす殴打》、マナ的に見て、どうやら表で《塩水》出す布石のようです。そして激突、当たり前のように負けます。Ei-mさん曰く「激突で勝つ確率は37.5%」だそうですので、これまで2勝したこと自体がバグだったようです。これでやっとカバさんも《まき散らす殴打》の弱さに気づいてくれることでしょう。《硫黄の精霊》にライフを削られて負けです。
第3試合が始まる時点で、もう時間切れです。シングルエリミネーションは、追加5ターンの後にライフ差サドンデスなので、ここでカバさんにも勝利の芽が出てきました。
out:《神の怒り》3、《清純》1
in:《砂の殉教者》4
第3試合の初手、カバさんは変異2枚を含む初手をマリガンします。この時点で、《殉教者》勝ちしか見てないのがバレバレです。結局、4回マリガンして《砂の殉教者》と《冷鉄の心臓》と《忘却の輪》の初手をキープします。カバさんとしては、1ターン目ノーランド・ゴーに驚いて欲しかったみたいですが、さすがに4回もマリガンしてしまうと淡々と受け流されてしまいました。マーク・ル・ピーン(※2)やベン・ルービン(※3)とは役者が違ったみたいです。
そんなこんなで、《冠雪の島》しかセットできないカバさん、なんと3ターン目に相手の方がタップアウトで《鉄足》をキャストします。この時点で《冠雪の平地》をトップすれば勝ちという状況にこぎつけました! ドロ試合マニアのカバさんはここで手札を公開、「ライブラリートップを叩きつけろ!」とかノリノリです。最後のドローは普通にスペルでした。試合後にカバさんは、《ボリアルの氷棚》を引いて「オマエちゃうわー」とウケを取りたかったと話してくれました。それだったら《アダーカー荒原》を引いて1点ダメージでサドンデスの方がドジっ娘キャラのようで「てへっ」って言えて美味しいです。
残念ながらカバさんはトップ8で負けてしまいました。カバさんはホントにマジックが下手くそだなぁと思いました。
(※1)この文章はア○イさんもとい、星弥生13歳さんの甲信越選手権応援レポートを参考にいたしました。
http://peakmagic.com/20020419.html
パクリじゃねーか? いえいえ、オマージュといって下さい
(※2)1999年の世界選手権で、ポンザを使うル・ピーンはノーランド・ゴーをし、訝しがった対戦相手を「土地がねーんだ、エンド!」と一喝した。そのデュエルは勝利。
(※3)2003年のGPアナハイムで、ダンプトラックを使うルービンは決勝2戦目をノーランド・ゴー。「これで勝ったらビックリだね」といった対戦相手に勝利している。
かば緒13歳の見た宮城県選手権?
2007年11月5日 スタンダード コメント (1)1回戦:ステロイド(2位の方) ○−○
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第1試合は、《命運の輪》が待機されるところからゲームがスタートしました。かば緒も初めて見るカードだったんですが、手札を全部捨てて7枚ドローってカードみたいです。これを待機されたときのカバさんの手札は《忘却の輪》2枚、《神の怒り》と《テフェリーの濠》って感じです。とりあえず5ターン目に《濠》を緑で貼って、バラバラと除去が落ちますが、引いてきたのが《清純》2枚と追加の《濠》と《忘却の輪》って内容でした。3ターン後には、場に赤と緑の《濠》が貼ってあって、相手の方の唯一の希望である《ロクソドンの戦鎚》付きの《時代寄生機》を《忘却の輪》で吹き飛ばし、火力をケアした《清純》が殴りきるという、やり過ぎ感の漂う場になっていました。
out:《忘却の輪》4
in:《斑岩の節》1、《質素な命令》3
サイドボーディングがたいへん怪しいです。あとでカバさんに聴いたところ「や《忘却の輪》抜くのはありえんかった」と言ってました。さすが、脳内サイドボードなだけあります。
第2試合は、《トロールの苦行者》と《エルフ》と《狂信者》っていう場に、マナ加速からの《クロウヴァクス》が着地し、危なげなく勝っていました。「この《クロウヴァクス》が白コンの存在理由だね」と、カバさんはホクホクでしたが、かば緒は知っています。前日まで、ここが《深水の底引き》だったことを。電話口でみらーさんに「《底引き》弱ぇーよ」と言われて、「じゃあ百歩譲って《クロウヴァクス》でいいよ!」と、プレイテスト無しで挿し替えていたことを。
2回戦:ステロイド ○−×−○
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第1試合は、ライフ14を残した状況で《クロウヴァクス》が着地していました。相手の方は、どうやら《クロウヴァクス》を使われるのが初めてだったみたいでした。除去するために《つっかかり》2発を撃ったのですが、ペイ2ライフで手札に戻すと、たいそう驚かれていました。本当に《クロウヴァクス》は強いですよねー。まさかこれを入れない白コンなんて、存在するわけないですよね、カバさん?
out:《聖なるメサ》1
in:《斑岩の節》1
第2試合は、除去は《忘却の輪》2枚だけで、あとは《清純》と土地4枚って手札をキープしてました。こんな可もなく不可もなくな手札は当然マリガン対象だと思うのですが、相性差に油断しきったカバさんは、そんなこと気付きませんでした。試合は、《獣群の呼び声》の象トークンに《忘却の輪》を使わざるを得ないような厳しい展開になり、《トロールの苦行者》→《爆裂》で土地がすべて吹き飛んで5回殴られて負けていました。この時になって初めて「マリガンミスだった」とカバさんも認めてくれました。本当にカバさんはマジックが下手くそですね・・・・。
第3試合は、しっかりマナ加速を引き当て、《神の怒り》や《予感》を駆使して順調に制圧していきます。相手の方の場には、3マナと《苦行者》と象トークン、カバさんは《クロウヴァクス》をコントロールしていて手札には《神の怒り》っていう状況でした。「手札に《質素な命令》ある様に見えなくもないので、アタックしても《苦行者》でブロックされないかも。どうせ《神の怒り》撃つんだから殴らない理由ないよねー」とアタックしました。相手の方はちょっと考えて《硫黄の精霊》キャストして、ブロックしようとしましたが思いとどまり、結局スルー。その後《神の怒り》で一網打尽です。こんな美味しいチャンプアタックは初めて見ました。
あれだけやる気がなかったのに、ここまで2連勝です。カバさんは構築の当たり運がもの凄く悪い星の下に生まれた人なので、緒戦から2回も得意デッキに当たったのはかなり珍しいことです。でも、そんなエンペラータイムもあっという間に終わってしまいました・・・。
3回戦:白青ブリンク ○−×−○
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第1試合は、2ターン目に《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を待機され、3ターン目に《熟考漂い》を想起されました。どうやらブリンクのようです。そして、4ターン目のターンエンドに土地に《ブーメラン》、《雲間》が待機明けて、さらに《ヴェンセール》と、一気に土地が3枚減ります。《ブーメラン》まで入ったブリンクに当たるなんて、カバさんの当たり運の悪さは流石です。その後、2/2の2体によるビートを《砂の殉教者》などで必死に耐え、なんとか土地7枚で《聖なるメサ》にたどり着き、ギリギリで勝っていました。
out:《テフェリーの濠》3、《砂の殉教者》4、《清純》3、《忘却の輪》2
in:《斑岩の節》1、《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合は、後手でマナが伸びないうちに《ブーメラン》でバウンスが始まり、2/2の群れに押し切られていました。手札的には《神の怒り》や《ヴェズーヴァの多相の戦士》などで余力があり、テンポで差し込まれた感じです。どうやら《砂の殉教者》のサイドアウトが間違いだったみたいです。今日何個目のプレイミスですか?
out:《忘却の輪》2、《クロウヴァクス》2
in:《砂の殉教者》4
第3試合は、《冷徹の心臓》、《多相の戦士》と《まき散らす殴打》、《斑岩の節》に土地3枚という、かなり理想的な手札です。その後順調に《塩水の精霊》を引き、相手の方が2ターン目に待機した《雲間》に対して《まき散らす殴打》を合わせます。このカードが弱いと気付いていないカバさんは、「は? 何ですかそれ。」と聴いた対戦相手の方に、自信満々に《まき散らす殴打》の効果を説明し始めます。返しのターンで5マナ湧いて《塩水の精霊》がざぱーん、次のターンには《多相の戦士》でピクルスコンボが完成です。でも、カバさんは公式戦でピクルスするのが初めてなので「えーい、《多相の戦士》忘れるっちゅーねん」と言って、アップキープにフェイスアップしてました。とても素人くさいなーと思いました。
相手の方の場には《霊気撃ち》と《ヴェンセール》と《雲間》、カバさんの手札は《斑岩》と《多相の戦士》2体目って状況で、当然のように《斑岩》をキャストします。このカードは対象を取らず、解決時に破壊する生物を決めるので、《一瞬の瞬き》でかわし難く、ブリンクに対する数少ない抵抗手段の1つです。
《斑岩》が《ヴェンセール》と《雲間》を飲み込み、相手の方のライフが17で立ってるのが1マナって状況で、業を煮やして《多相の戦士》表で《霊気撃ち》をコピーし、《霊気撃ち》をバウンスしてアタックを仕掛けていました。かば緒的には「あと1ターン待てば《斑岩》で《霊気撃ち》倒せるのになー」と思ったんですが、後で聞いたところ「バウンスでもブリンクでも崩壊する場なので、ディスアドバンテージになっても攻めた方が良い」と、意外とまともな答えが返ってきました。そんなこんなで、絶望的なマッチアップを勝利していました。
----------------------------------------
第1試合は、《命運の輪》が待機されるところからゲームがスタートしました。かば緒も初めて見るカードだったんですが、手札を全部捨てて7枚ドローってカードみたいです。これを待機されたときのカバさんの手札は《忘却の輪》2枚、《神の怒り》と《テフェリーの濠》って感じです。とりあえず5ターン目に《濠》を緑で貼って、バラバラと除去が落ちますが、引いてきたのが《清純》2枚と追加の《濠》と《忘却の輪》って内容でした。3ターン後には、場に赤と緑の《濠》が貼ってあって、相手の方の唯一の希望である《ロクソドンの戦鎚》付きの《時代寄生機》を《忘却の輪》で吹き飛ばし、火力をケアした《清純》が殴りきるという、やり過ぎ感の漂う場になっていました。
out:《忘却の輪》4
in:《斑岩の節》1、《質素な命令》3
サイドボーディングがたいへん怪しいです。あとでカバさんに聴いたところ「や《忘却の輪》抜くのはありえんかった」と言ってました。さすが、脳内サイドボードなだけあります。
第2試合は、《トロールの苦行者》と《エルフ》と《狂信者》っていう場に、マナ加速からの《クロウヴァクス》が着地し、危なげなく勝っていました。「この《クロウヴァクス》が白コンの存在理由だね」と、カバさんはホクホクでしたが、かば緒は知っています。前日まで、ここが《深水の底引き》だったことを。電話口でみらーさんに「《底引き》弱ぇーよ」と言われて、「じゃあ百歩譲って《クロウヴァクス》でいいよ!」と、プレイテスト無しで挿し替えていたことを。
2回戦:ステロイド ○−×−○
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第1試合は、ライフ14を残した状況で《クロウヴァクス》が着地していました。相手の方は、どうやら《クロウヴァクス》を使われるのが初めてだったみたいでした。除去するために《つっかかり》2発を撃ったのですが、ペイ2ライフで手札に戻すと、たいそう驚かれていました。本当に《クロウヴァクス》は強いですよねー。まさかこれを入れない白コンなんて、存在するわけないですよね、カバさん?
out:《聖なるメサ》1
in:《斑岩の節》1
第2試合は、除去は《忘却の輪》2枚だけで、あとは《清純》と土地4枚って手札をキープしてました。こんな可もなく不可もなくな手札は当然マリガン対象だと思うのですが、相性差に油断しきったカバさんは、そんなこと気付きませんでした。試合は、《獣群の呼び声》の象トークンに《忘却の輪》を使わざるを得ないような厳しい展開になり、《トロールの苦行者》→《爆裂》で土地がすべて吹き飛んで5回殴られて負けていました。この時になって初めて「マリガンミスだった」とカバさんも認めてくれました。本当にカバさんはマジックが下手くそですね・・・・。
第3試合は、しっかりマナ加速を引き当て、《神の怒り》や《予感》を駆使して順調に制圧していきます。相手の方の場には、3マナと《苦行者》と象トークン、カバさんは《クロウヴァクス》をコントロールしていて手札には《神の怒り》っていう状況でした。「手札に《質素な命令》ある様に見えなくもないので、アタックしても《苦行者》でブロックされないかも。どうせ《神の怒り》撃つんだから殴らない理由ないよねー」とアタックしました。相手の方はちょっと考えて《硫黄の精霊》キャストして、ブロックしようとしましたが思いとどまり、結局スルー。その後《神の怒り》で一網打尽です。こんな美味しいチャンプアタックは初めて見ました。
あれだけやる気がなかったのに、ここまで2連勝です。カバさんは構築の当たり運がもの凄く悪い星の下に生まれた人なので、緒戦から2回も得意デッキに当たったのはかなり珍しいことです。でも、そんなエンペラータイムもあっという間に終わってしまいました・・・。
3回戦:白青ブリンク ○−×−○
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第1試合は、2ターン目に《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を待機され、3ターン目に《熟考漂い》を想起されました。どうやらブリンクのようです。そして、4ターン目のターンエンドに土地に《ブーメラン》、《雲間》が待機明けて、さらに《ヴェンセール》と、一気に土地が3枚減ります。《ブーメラン》まで入ったブリンクに当たるなんて、カバさんの当たり運の悪さは流石です。その後、2/2の2体によるビートを《砂の殉教者》などで必死に耐え、なんとか土地7枚で《聖なるメサ》にたどり着き、ギリギリで勝っていました。
out:《テフェリーの濠》3、《砂の殉教者》4、《清純》3、《忘却の輪》2
in:《斑岩の節》1、《ピクルス》7、《まき散らす殴打》4
第2試合は、後手でマナが伸びないうちに《ブーメラン》でバウンスが始まり、2/2の群れに押し切られていました。手札的には《神の怒り》や《ヴェズーヴァの多相の戦士》などで余力があり、テンポで差し込まれた感じです。どうやら《砂の殉教者》のサイドアウトが間違いだったみたいです。今日何個目のプレイミスですか?
out:《忘却の輪》2、《クロウヴァクス》2
in:《砂の殉教者》4
第3試合は、《冷徹の心臓》、《多相の戦士》と《まき散らす殴打》、《斑岩の節》に土地3枚という、かなり理想的な手札です。その後順調に《塩水の精霊》を引き、相手の方が2ターン目に待機した《雲間》に対して《まき散らす殴打》を合わせます。このカードが弱いと気付いていないカバさんは、「は? 何ですかそれ。」と聴いた対戦相手の方に、自信満々に《まき散らす殴打》の効果を説明し始めます。返しのターンで5マナ湧いて《塩水の精霊》がざぱーん、次のターンには《多相の戦士》でピクルスコンボが完成です。でも、カバさんは公式戦でピクルスするのが初めてなので「えーい、《多相の戦士》忘れるっちゅーねん」と言って、アップキープにフェイスアップしてました。とても素人くさいなーと思いました。
相手の方の場には《霊気撃ち》と《ヴェンセール》と《雲間》、カバさんの手札は《斑岩》と《多相の戦士》2体目って状況で、当然のように《斑岩》をキャストします。このカードは対象を取らず、解決時に破壊する生物を決めるので、《一瞬の瞬き》でかわし難く、ブリンクに対する数少ない抵抗手段の1つです。
《斑岩》が《ヴェンセール》と《雲間》を飲み込み、相手の方のライフが17で立ってるのが1マナって状況で、業を煮やして《多相の戦士》表で《霊気撃ち》をコピーし、《霊気撃ち》をバウンスしてアタックを仕掛けていました。かば緒的には「あと1ターン待てば《斑岩》で《霊気撃ち》倒せるのになー」と思ったんですが、後で聞いたところ「バウンスでもブリンクでも崩壊する場なので、ディスアドバンテージになっても攻めた方が良い」と、意外とまともな答えが返ってきました。そんなこんなで、絶望的なマッチアップを勝利していました。
かば緒13歳の見た宮城県選手権?
2007年11月5日 スタンダードモニターの前のみんなー、こーんばんわー。
清純派ネットアイドルの“かば緒”です。(※1)
これまで、バーチャルデッキビルダーの紫色のカバさんが電波な妄想を受信した時に、お話相手をしてあげてました。あまりお外には出なかったんですが、先週の日曜日は久々のお出かけでした。カバさんの後ろにくっついて、宮城県選手権を見てきましたー。カバさんは準々決勝で負けてしまいましたが、色々と見応えのある内容だったので、観戦記を書いてみたいと思います。
カバさんのデッキは、白青の氷雪コントロールでした。ご本人は「メタゲームがあーだこーだ」と書いていましたが、かば緒は知っています。そんなちゃんとした理由じゃなかったことを。1週間くらい前までステロイドで出る気だったみたいなんですが、TKコングさんの大会でボコボコにされ、手元に残ったデッキで1番マシだったものを選んだみたいです。消去法でデッキを決めちゃうなんて、さすがに紫色の動物さんはやることが違うなぁと思いました。
そういえば、1年位前にカバさんてば「《占術の岩床》は弱い」とか主張してましたねー。《岩床》4枚使うデッキに対して思いのたけを聞いた所、「時効だ」と目を逸らされました。うふふ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
清純派 白コン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:12
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
3《聖なるメサ/Sacred Mesa》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
3《清純/Purity》
スペル:24
3《斑岩の節/Porphyry Nodes》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
4《予感/Foresee》
2《精神石/Mind Stone》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
マナソース:24
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
12《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
サイドボード:15
4《まき散らす殴打/Scattering Stroke》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
3《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カバさんを弁護するわけじゃないですが、メインボードはそれなりにプレイテストしていたようです。デッキの原型は、ラブニカ〜未来予知時代のドイツ選手権2007ベスト8のMichael Müllerさんのデッキでした。
でも、惜しむらくはカバさんがこのデッキを使うと決めたのが、県選手権の5日前だったことです。もちろん、サイドボードなんて組んでませんでしたから、お友達のみらーさんにご相談に乗ってもらってプレイテスト皆無で内容を決めていました。
試合当日。大会開場の挨拶とともに、ジャッジのEi-mさんがエントリースリップの書き方などの説明をしていました。最後に何か質問は、というときにカバさんてば「サイドイベントのドラフトはまだですか?」と質問して失笑を買っていました。まるで「先生、バナナはおやつに入りますか?」と聞く小学3年生レベルです。かば緒は、穴があったら入りたい気分になりました。
清純派ネットアイドルの“かば緒”です。(※1)
これまで、バーチャルデッキビルダーの紫色のカバさんが電波な妄想を受信した時に、お話相手をしてあげてました。あまりお外には出なかったんですが、先週の日曜日は久々のお出かけでした。カバさんの後ろにくっついて、宮城県選手権を見てきましたー。カバさんは準々決勝で負けてしまいましたが、色々と見応えのある内容だったので、観戦記を書いてみたいと思います。
カバさんのデッキは、白青の氷雪コントロールでした。ご本人は「メタゲームがあーだこーだ」と書いていましたが、かば緒は知っています。そんなちゃんとした理由じゃなかったことを。1週間くらい前までステロイドで出る気だったみたいなんですが、TKコングさんの大会でボコボコにされ、手元に残ったデッキで1番マシだったものを選んだみたいです。消去法でデッキを決めちゃうなんて、さすがに紫色の動物さんはやることが違うなぁと思いました。
そういえば、1年位前にカバさんてば「《占術の岩床》は弱い」とか主張してましたねー。《岩床》4枚使うデッキに対して思いのたけを聞いた所、「時効だ」と目を逸らされました。うふふ。
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清純派 白コン
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クリーチャー:12
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
3《聖なるメサ/Sacred Mesa》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
3《清純/Purity》
スペル:24
3《斑岩の節/Porphyry Nodes》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
4《予感/Foresee》
2《精神石/Mind Stone》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
マナソース:24
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
12《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
サイドボード:15
4《まき散らす殴打/Scattering Stroke》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
3《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
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カバさんを弁護するわけじゃないですが、メインボードはそれなりにプレイテストしていたようです。デッキの原型は、ラブニカ〜未来予知時代のドイツ選手権2007ベスト8のMichael Müllerさんのデッキでした。
ドイツ選手権2007そこに《テフェリーの濠》と《清純》の2種類を足して、鉄壁の護りにしたかったらしいです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gernat07/welcome#10
でも、惜しむらくはカバさんがこのデッキを使うと決めたのが、県選手権の5日前だったことです。もちろん、サイドボードなんて組んでませんでしたから、お友達のみらーさんにご相談に乗ってもらってプレイテスト皆無で内容を決めていました。
試合当日。大会開場の挨拶とともに、ジャッジのEi-mさんがエントリースリップの書き方などの説明をしていました。最後に何か質問は、というときにカバさんてば「サイドイベントのドラフトはまだですか?」と質問して失笑を買っていました。まるで「先生、バナナはおやつに入りますか?」と聞く小学3年生レベルです。かば緒は、穴があったら入りたい気分になりました。
宮城県選手権はTop8で1没でした。
思えばこの宮城県選手権、一昨年は白歴伝で2没、去年は白緑ジャンクで2没と、どうも決勝ラウンドで勝てません。3度目の正直、とばかりに期するモノはあったのですが役者不足でした。
さて、今年のスタンダードに存在するデッキは、概ね左上図のメタゲーム連環の範囲だと考えました。で、キスキンを環境の起点と考えると、今現在、だいたい上半分に示したデッキあたりでメタが構成されていると予想しました。おそらく上位には緑黒系のデッキと白コン系のデッキが占め、パーミやカンスリ系のデッキは高速のビートダウンにおさえ込まれるとの読みです。
というわけで、今回は白コンを持って行きました。
さて、じゃあ白コンってどう魅力的なんでしょうか?
で、こんだけメリットがあるんですからそりゃ同キャラは想定しなきゃならんわけです。今回は、同キャラをケアするためにサイドにピクルスコンボを仕込みました。更に、夢のコンボとして《まき散らす殴打》を入れてマナドレイン→ピクルスってことをやってみました。ふつーに弱かったです。本日の第3回戦あたりで激突勝利から華麗にピクルスが極まり、「強すぎるー」とか叫んでた記憶がありますが、きっと気のせいです。試さない方がいいですよ。
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清純派 白コン
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クリーチャー:12
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
3《聖なるメサ/Sacred Mesa》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
3《清純/Purity》
スペル:24
3《斑岩の節/Porphyry Nodes》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
4《予感/Foresee》
2《精神石/Mind Stone》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
マナソース:24
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
12《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
サイドボード:15
4《まき散らす殴打/Scattering Stroke》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
3《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
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サイドボードはこれまた入れ替えの簡便さを優先して組んだので、だいたい綺麗にサイドボーディングできます。
対キスキン
out:《クロウヴァクス》2、《忘却の輪》2
in:《質素な命令》3、《斑岩の節》1
対ステロイド
out:《聖なるメサ》1
in:《斑岩の節》1
対緑黒
out:《斑岩》3、《砂の殉教者》4、《清純》1
in:《ヴェズーヴァ》4、《まき散らす殴打》4
(3戦目があるなら、たまにピクルス)
対同キャラ
out:《殉教者》4、《神の怒り》4、《濠》3、《斑岩》3
in:《まき散らす殴打》4、《ピクルス》7、《質素な命令》3
メインはもうあまりイジる所ないんですが、サイドは次に出るならこんな感じにします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サイドボード:15
3《妖精の計略/Faerie Trickery》
2《吸収するウェルク/Draining Whelk》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
2《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ちなみに、マッチアップはこんな感じでした。
1回戦:ステロイド(2位の方) ○−○
2回戦:ステロイド ○−×−○
3回戦:白青ブリンク ○−×−○
4回戦:氷雪青赤パーミ(6位の方) ×−×
5回戦:氷雪白黒コン ×−○−○
6回戦:氷雪青赤パーミ(1位の方) ID
準々決勝:氷雪青赤パーミ(1位の方)○−×−×
負けたのは2回とも氷雪青赤パーミ、相性としては、まぁしゃーないって感じです。
思えばこの宮城県選手権、一昨年は白歴伝で2没、去年は白緑ジャンクで2没と、どうも決勝ラウンドで勝てません。3度目の正直、とばかりに期するモノはあったのですが役者不足でした。
さて、今年のスタンダードに存在するデッキは、概ね左上図のメタゲーム連環の範囲だと考えました。で、キスキンを環境の起点と考えると、今現在、だいたい上半分に示したデッキあたりでメタが構成されていると予想しました。おそらく上位には緑黒系のデッキと白コン系のデッキが占め、パーミやカンスリ系のデッキは高速のビートダウンにおさえ込まれるとの読みです。
というわけで、今回は白コンを持って行きました。
さて、じゃあ白コンってどう魅力的なんでしょうか?
?メインでの《テフェリーの濠》がビート全般に強すぎるざっとこんな感じです。
?フィニッシャーの《聖なるメサ》が《恐怖》系の除去を無効化できる
?本体火力とかも《清純》がケア
?マナソースが一杯なので、太陽拳的な安定感がある
?大艦巨砲主義デッキなので、プレイングが簡単
?フィニッシャーのパンチ力がでかいので、意外とゲームが早い
で、こんだけメリットがあるんですからそりゃ同キャラは想定しなきゃならんわけです。今回は、同キャラをケアするためにサイドにピクルスコンボを仕込みました。更に、夢のコンボとして《まき散らす殴打》を入れてマナドレイン→ピクルスってことをやってみました。ふつーに弱かったです。本日の第3回戦あたりで激突勝利から華麗にピクルスが極まり、「強すぎるー」とか叫んでた記憶がありますが、きっと気のせいです。試さない方がいいですよ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
清純派 白コン
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クリーチャー:12
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
3《聖なるメサ/Sacred Mesa》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
3《清純/Purity》
スペル:24
3《斑岩の節/Porphyry Nodes》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
4《神の怒り/Wrath of God》
3《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
4《予感/Foresee》
2《精神石/Mind Stone》
4《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
マナソース:24
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
2《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
12《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
サイドボード:15
4《まき散らす殴打/Scattering Stroke》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
3《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
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サイドボードはこれまた入れ替えの簡便さを優先して組んだので、だいたい綺麗にサイドボーディングできます。
対キスキン
out:《クロウヴァクス》2、《忘却の輪》2
in:《質素な命令》3、《斑岩の節》1
対ステロイド
out:《聖なるメサ》1
in:《斑岩の節》1
対緑黒
out:《斑岩》3、《砂の殉教者》4、《清純》1
in:《ヴェズーヴァ》4、《まき散らす殴打》4
(3戦目があるなら、たまにピクルス)
対同キャラ
out:《殉教者》4、《神の怒り》4、《濠》3、《斑岩》3
in:《まき散らす殴打》4、《ピクルス》7、《質素な命令》3
メインはもうあまりイジる所ないんですが、サイドは次に出るならこんな感じにします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サイドボード:15
3《妖精の計略/Faerie Trickery》
2《吸収するウェルク/Draining Whelk》
4《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
2《塩水の精霊/Brine Elemental》
3《質素な命令/Austere Command》
1《斑岩の節/Porphyry Nodes》
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ちなみに、マッチアップはこんな感じでした。
1回戦:ステロイド(2位の方) ○−○
2回戦:ステロイド ○−×−○
3回戦:白青ブリンク ○−×−○
4回戦:氷雪青赤パーミ(6位の方) ×−×
5回戦:氷雪白黒コン ×−○−○
6回戦:氷雪青赤パーミ(1位の方) ID
準々決勝:氷雪青赤パーミ(1位の方)○−×−×
負けたのは2回とも氷雪青赤パーミ、相性としては、まぁしゃーないって感じです。
ローウィン的 ウィザード単
2007年10月21日 スタンダード コメント (8)
きっかけは《羊術師》だった。
タイムスパイラルの紫枠でこの《羊術師》が戻ってきてからというもの、構築でコイツを使う機会を窺っていた。「場に出たとき土地3枚戻す」ってコストにスタックして能力を起動し、自身が手札に戻ってしまえばコストを踏み倒せるわけだ。なので、《羊術師》に速攻さえ付けられれば、何度でも使い回せる(しかも除去が効かない)《羊術》として機能する。惜しむらくは《熱情》も《集団恐慌》も、僕の大好きな《戦の只中》も、それに類するカードが環境に何もなかったことだ(エンチャント(生物)のアレ? いやはや)。
で、ローウィンでついに待望のアイテムが登場した。《千年霊薬》。タップ能力のみだけど速攻であるかのように起動でき、しかもアンタップできるオマケ付き。全カバ雄が嬉しさに咽び泣いた。(でもアンタップの方は《羊術師》では活かせない、むぅ)。
さて、じゃあ《千年霊薬》を使った最適デッキってどんなんだろう?
いろいろ解は有りそうだけど、僕は《ヴィダルケンの黒幕》の能力に着目した。自分の生物は、《黒幕》自身を含めてやたら殺し難くなり、CIP能力との相性もいい。そして何より、《忘却の輪》の「場に出たとき」にスタックして戻してやると、先に「場を離れた時」が誘発するので、使いまわしの効く除去として機能するわけだ。最初は《千年霊薬》絡みで《コロンドールのマンガラ》の使用を検討してたけど、このコンボのおかげで不要になった。
また、《千年霊薬》と相性のいいカードとして《メリーキ・リ・ベリット》ってカードもあるわけだ。一人の殿方と寄り添うはずのお姫ぃさまを無理やり引き離して、何度も何度も・・・・、的な描写がアレじゃん(ムシャクシャしてやった。今では反省している)。まぁ、ふつーに《誘惑蒔き》と《黒幕》コンボの方が現実的過ぎて、この案は没。そうそう、《誘惑蒔き》ってウィザードなんだよね。
ウィザードであるってことのメリットは《ヴィダルケンの霊気魔道士》のウィザードサイクリングでチューターして来れること。考えてみれば、《テフェリー》だの《ヴェンセール》だのトーナメントレベルのウィザードは多い。シルバーバレット戦略として考えた場合も、《千年霊薬》で速攻持った《円盤の大魔術師》や《壷の大魔術師》ってなかなかどうして侮れない。(この言葉はこういうときに使うんですよtoセルク君)
なので今回は、ウィザードデッキとして組んでみた。“部族”の時代に、敢えて部族じゃない種族デッキ、これも一興。
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ウィザード
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クリーチャー:21
4《ヴィダルケンの黒幕/Vedalken Mastermind》
3《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
2《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
1《羊術師/Ovinomancer》
1《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》
1《壺の大魔術師/Magus of the Jar》
スペル:17
4《使い魔の策略/Familiar’s Ruse》
3《一瞬の瞬き/Momentary Blink》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
3《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
土地:22
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
3《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
10《冠雪の島/Snow-Covered Island》
5《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そうそう、序盤のブロックの堅さから《鉄足》を採用。なんと《千年霊薬》で1マナで起きる。素のアンタップ能力との絡みで《炎の鞭》とか入れたくなったけど、縦のシナジィ過ぎて止めといた。まぁ、こんな縦のシナジィデッキ組んどいて今更・・・って気もするけど。
タイムスパイラルの紫枠でこの《羊術師》が戻ってきてからというもの、構築でコイツを使う機会を窺っていた。「場に出たとき土地3枚戻す」ってコストにスタックして能力を起動し、自身が手札に戻ってしまえばコストを踏み倒せるわけだ。なので、《羊術師》に速攻さえ付けられれば、何度でも使い回せる(しかも除去が効かない)《羊術》として機能する。惜しむらくは《熱情》も《集団恐慌》も、僕の大好きな《戦の只中》も、それに類するカードが環境に何もなかったことだ(エンチャント(生物)のアレ? いやはや)。
で、ローウィンでついに待望のアイテムが登場した。《千年霊薬》。タップ能力のみだけど速攻であるかのように起動でき、しかもアンタップできるオマケ付き。全カバ雄が嬉しさに咽び泣いた。(でもアンタップの方は《羊術師》では活かせない、むぅ)。
さて、じゃあ《千年霊薬》を使った最適デッキってどんなんだろう?
いろいろ解は有りそうだけど、僕は《ヴィダルケンの黒幕》の能力に着目した。自分の生物は、《黒幕》自身を含めてやたら殺し難くなり、CIP能力との相性もいい。そして何より、《忘却の輪》の「場に出たとき」にスタックして戻してやると、先に「場を離れた時」が誘発するので、使いまわしの効く除去として機能するわけだ。最初は《千年霊薬》絡みで《コロンドールのマンガラ》の使用を検討してたけど、このコンボのおかげで不要になった。
また、《千年霊薬》と相性のいいカードとして《メリーキ・リ・ベリット》ってカードもあるわけだ。一人の殿方と寄り添うはずのお姫ぃさまを無理やり引き離して、何度も何度も・・・・、的な描写がアレじゃん(ムシャクシャしてやった。今では反省している)。まぁ、ふつーに《誘惑蒔き》と《黒幕》コンボの方が現実的過ぎて、この案は没。そうそう、《誘惑蒔き》ってウィザードなんだよね。
ウィザードであるってことのメリットは《ヴィダルケンの霊気魔道士》のウィザードサイクリングでチューターして来れること。考えてみれば、《テフェリー》だの《ヴェンセール》だのトーナメントレベルのウィザードは多い。シルバーバレット戦略として考えた場合も、《千年霊薬》で速攻持った《円盤の大魔術師》や《壷の大魔術師》ってなかなかどうして侮れない。(この言葉はこういうときに使うんですよtoセルク君)
なので今回は、ウィザードデッキとして組んでみた。“部族”の時代に、敢えて部族じゃない種族デッキ、これも一興。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウィザード
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クリーチャー:21
4《ヴィダルケンの黒幕/Vedalken Mastermind》
3《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
2《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
1《羊術師/Ovinomancer》
1《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》
1《壺の大魔術師/Magus of the Jar》
スペル:17
4《使い魔の策略/Familiar’s Ruse》
3《一瞬の瞬き/Momentary Blink》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
3《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
土地:22
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
3《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
10《冠雪の島/Snow-Covered Island》
5《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543088/
《使い魔の策略/Familiar’s Ruse》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543064/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543263/
そうそう、序盤のブロックの堅さから《鉄足》を採用。なんと《千年霊薬》で1マナで起きる。素のアンタップ能力との絡みで《炎の鞭》とか入れたくなったけど、縦のシナジィ過ぎて止めといた。まぁ、こんな縦のシナジィデッキ組んどいて今更・・・って気もするけど。
ローウィン的 エルフ単
2007年10月20日 スタンダード コメント (4)
構築レベルのエルフを考えた時、1マナ域に比重を置くか、2マナ域に置くかで、デッキの性質がガラっと変わる。ちょっと列挙してみよう。
1マナ域
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《ラノワールの助言者/Llanowar Mentor》
《本質の管理人/Essence Warden》
2マナ域
《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
《裂け目掃き/Riftsweeper》
1マナ域はシステム、2マナ域は打撃力の傾向で、あまり噛み合っていない。1マナ域に主軸を置くなら、そもそもマナエルフを8本使うわけで、2マナ域の重要度は低い。逆に、1ターン目に《樹上の村》から入って2ターン目《レンの地の克服者》みたいな展開を目指すなら、そもそも1マナ1/1に用は無い。ってわけで、どちらに比重を置くかから考えなきゃいけない。
で、ローウィンから《傲慢な完全者》って新しいロードが加わったことで、エルフでも8ロードなデッキができるわけだ。《ガイアの頌歌》も含めると12ロード。マナエルフ8体から2ターン目にロードって展開に特化したデッキが面白いんじゃないかと思った。
サポートの色として、黒を選んでみた。
ローウィンのエルフカードは「エルフの数だけ〜〜」って書いてあるものがやたら魅力的だけど、展開しきったところで《神の怒り》や《溶鉄の災難》を喰らうパターンを考えると尻込みしてしまう。ならばこそ、それらを落とせる《思考囲い》および、復旧してくれる《麗しき者の勇気》をタッチできる黒に行き着いた。
あとは《仮面の称賛者》や《樹上の村》でマス・デストラクション耐性を上げ、序盤のブンブンから二の矢を継げるように組んでみた。そんなデッキがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緑黒エルフ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:23
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
4《エルフのチャンピオン/Elvish Champion》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
3《仮面の称賛者/Masked Admirers》
スペル:15
4《ガイアの頌歌/Gaea’s Anthem》
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
3《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair》
4《思考囲い/Thoughtseize》
土地:22
4《樹上の村/Treetop Village》
2《ペンダルヘイヴン/Pendelhaven》
4《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
8《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さすがに、マナエルフ8、ロード12は安定する。毎回、2ターン目にロードが出て、相手ゲンナリ。そして、緑が強い今、《エルフのチャンピオン》の森渡りは、《タルモゴイフ》なんか目じゃないダメージを叩き出してくれる。
1マナ域
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《ラノワールの助言者/Llanowar Mentor》
《本質の管理人/Essence Warden》
2マナ域
《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
《裂け目掃き/Riftsweeper》
1マナ域はシステム、2マナ域は打撃力の傾向で、あまり噛み合っていない。1マナ域に主軸を置くなら、そもそもマナエルフを8本使うわけで、2マナ域の重要度は低い。逆に、1ターン目に《樹上の村》から入って2ターン目《レンの地の克服者》みたいな展開を目指すなら、そもそも1マナ1/1に用は無い。ってわけで、どちらに比重を置くかから考えなきゃいけない。
で、ローウィンから《傲慢な完全者》って新しいロードが加わったことで、エルフでも8ロードなデッキができるわけだ。《ガイアの頌歌》も含めると12ロード。マナエルフ8体から2ターン目にロードって展開に特化したデッキが面白いんじゃないかと思った。
サポートの色として、黒を選んでみた。
ローウィンのエルフカードは「エルフの数だけ〜〜」って書いてあるものがやたら魅力的だけど、展開しきったところで《神の怒り》や《溶鉄の災難》を喰らうパターンを考えると尻込みしてしまう。ならばこそ、それらを落とせる《思考囲い》および、復旧してくれる《麗しき者の勇気》をタッチできる黒に行き着いた。
あとは《仮面の称賛者》や《樹上の村》でマス・デストラクション耐性を上げ、序盤のブンブンから二の矢を継げるように組んでみた。そんなデッキがこちら。
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緑黒エルフ
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クリーチャー:23
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
4《エルフのチャンピオン/Elvish Champion》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
3《仮面の称賛者/Masked Admirers》
スペル:15
4《ガイアの頌歌/Gaea’s Anthem》
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
3《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair》
4《思考囲い/Thoughtseize》
土地:22
4《樹上の村/Treetop Village》
2《ペンダルヘイヴン/Pendelhaven》
4《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
8《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
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《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543245/
《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543220/
《仮面の称賛者/Masked Admirers》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543230/
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543213/
《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543136/
《思考囲い/Thoughtseize》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543145/
《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543268/
さすがに、マナエルフ8、ロード12は安定する。毎回、2ターン目にロードが出て、相手ゲンナリ。そして、緑が強い今、《エルフのチャンピオン》の森渡りは、《タルモゴイフ》なんか目じゃないダメージを叩き出してくれる。
ローウィン的 青黒コン?
2007年10月17日 スタンダード コメント (5)
そういや、昨日なんか日記更新してたような気がするなー、と帰宅後に自分の日記を確認。む、“次号に続く”とか書いてある。酩酊状態で日記を更新すると、こういうことになるわけだ。しゃーないから、拡げた風呂敷を畳むとするか。
さて、記憶を復元しよう。確か「今の青黒コンは○○で△△だから勝てねーよ。だから俺様は××を☆☆してやるぜ!」的な論法に持っていこうとした筈だ。何を話したかったか、だんだん思い出してきた。じゃあ、そんな筋書きで語っていこう。
先に挙げた傍観者さんやシミチンさんのデッキを、プレイテストにかけてみた。で、色んなデッキに圧敗したんだけど、特にステロイドにぜんぜん勝てなかった(ちなみに、現時点の僕らのプレイテストで1番勝率が高いのがステロイドだ)。単体除去は《トロールの苦行者》や《獣群の呼び声》の前に効果が薄く、頼りの《滅び》も《樹上の村》や《獣群》FBで簡単に復旧されてしまう。そして、《ガラク》を出されると悶絶し、最後の数ライフは火力で奪われる、と。
思えば、ブロック構築には《苦行者》も《火葬》も《樹上の村》も居なかったし、1ターン目《エルフ》から始まるような高速展開も無かった。だから、青黒コンのスピードでも付いていけたわけだ。スタン環境に適応するためには、現状の認識を変える必要がある。僕が思う「青黒コン的に、このスロットは微妙」ってところを挙げてみる。
?3マナ域のドローソースが微妙
青の4マナ域には《入念な考慮》や《神秘の指導》、《予感》などドローソースが百花繚乱だ。しかし、《印鑑》なき今、2マナ域でのマナ加速を引かなかったとか、土地が3枚で止まってしまったとかで、これらのドローソースまでたどり着けないことがある。
なので、《影魔道士の浸透者》や《ジェイス・ベレレン》なんかを採用してるんだけど、ことごとく微妙だ。《火葬》などの火力や、生物のアタックなどでドローができなくなってしまうカードに、3マナも払う価値があるの?(反語表現)
?マナのバランスが微妙
ブロック構築では、《アーボーグ》を3枚含む土地26枚って構成がよく使われていた。もちろん《堕落の触手》で大量ライフを獲得するためだ。で、加えて《虹色のレンズ》と《連合の秘宝》でマナソースが計33枚って感じ、デッキの半分以上がマナソースだ。余ったマナは《入念な考慮》で捨てたり、《神秘の指導》のFBに当てたりと、ゲームが長引いてもそれなりに使い道はあった。
現在、2マナ域には《虹色のレンズ》の他に《精神石》と《冷鉄の心臓》が、3マナ域には《連合の秘宝》と《ファイレクシアのトーテム像》がある。青黒の構造上、4マナ域ヘビーになるのは宿命なので、できる限り2マナのマナ加速を使いたい。でも、デッキが重いから《連合の秘宝》の6マナへのジャンプも捨てがたい。これがジレンマってヤツだ。
む、話がまとまらないな。つまり、構造上、マナソースが多くなりがちなんだけど、それを活かせる終盤まで生きてられないので、単にデッキが薄くなってるだけ。
?妨害カードのスロットが微妙
かつて《差し戻し》が占めていた位置。ここをカウンターで置き換えたり手札破壊で置き換えたりと、色々アプローチはあるわけだ。でも、プレイテストした時にこれらのカードが手札で腐りすぎてムカついた。時代はビートダウンに寄っていて、これらにスロットを割く意義すら薄いと思う。
?ライフ回復が微妙
確かに、《堕落の触手》で心が折られる瞬間はある。でも、《トレイリア西部》で《アーボーグ》をサーチして、《神秘の指導》で《堕落の触手》サーチして、ってどんだけ。そんな暇は無い。
他方、《ロクソドンの戦鎚》って選択肢もある。これも、装備したらゲーム終わるってんで、前スタンダードでは人気が高いカードだった。でも、最近はゲームのテンポが速すぎて、しかも単体除去が強いわけだから、けっこう持て余す。
他にもこまごまと選択肢はあるけど、「これ」っていう回答がない。そして、対ビートダウンで、ライフ回復がないと、かなり痛い目を見る。
こんなところが、僕が青黒に抱いた不満だ。で、じゃあこれを改善すれば勝てるのって言うと、ただ丸くなるだけでそれほど効果あるとも思えない。結局のところ、スロットの割り方を大幅に変えて、根本的に「勝ち方を追求する」方策を打ち立てないと、青黒コンに未来は無いと思う。これらを踏まえた上で、僕なりに組んでみたデッキを紹介したい。
---------- キリトリ ----------
ローウィンで、スゴイ制圧力を持つクリーチャーが登場した。3黒黒黒の6マナ6/6、畏怖、《火葬》も《恐怖》も効かない。レジェンドじゃないので2体も3体も並ぶ。そして、《無慈悲》が付いてるので、殴りにいっても返しのパンチが心配じゃない。そう、《戦慄》、ニクイ・ニクイゼ・コンチキショウ。
で、《戦慄》はわずか6マナ。《連合の秘宝》から4ターン目に出てくる。《戦慄》で制圧するからには、ある程度ライフが残ってなきゃいけないワケだけど、4ターン目に出てくるなら充分なわけだ。
この高速ドレッドを中心戦略にして、あとはどう組み立てるか。考えてみた。
まず、フィニッシャーは全体的に増量したい。結局のところ、ライフで押し込まれるのはゲームが長引くからであって、フィニッシャーを増やせばこれは緩和できる。《墓忍び》を採用し、相性のいい《入念な考慮》を採用、《予感》を切った。そして、新スタンで僕が非常に注目している《説得》をメインで3枚も採用。これで相手の生物を奪いつつ、フィニッシャーが殴りに行き易くなるわけだ。
っちゅうわけで、こんなレシピになった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ターボ ドレッド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:10
3《叫び大口/Shriekmaw》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
3《戦慄/Dread》
2《墓忍び/Tombstalker》
スペル:28
4《恐怖/Terror》
4《滅び/Damnation》
3《説得/Persuasion》
3《入念な考慮/Careful Consideration》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《魂の撃ち込み/Soul Spike》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
3《トレイリア西部/Tolaria West》
4《涙の川/River of Tears》
4《地底の大河/Underground River》
6《島/Island》
4《沼/Swamp》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
かなり生物除去により過ぎた構成で、しかもフィニッシャーが増えたわけだから、《滅び》が腐る瞬間がある。若干、サイドに回しても良いかもしれない。
---------- キリトリ ----------
カウンターが弱い環境だと、《無残な収穫》がメキメキと頭角を現すと思った。
《叫び大口》や《包囲攻撃の司令官》をグルグルと回しているだけでゲームに勝ててしまうんだから、実に簡単。懸念されていたライフ回復も、《ボトルのノーム》って解決策があるから、じっくりと自分の土俵で勝負できる。
で、《包囲攻撃の司令官》を使うために赤を濃くすると、色々メリットがあることが分かった。《火葬》は環境最良の除去の1つで、しかも青黒コンの天敵であるプレインズウォーカーに干渉できる手段なわけだ。増えつつあるキスキンに対して、《神秘の指導》でサーチできる《硫黄の精霊》や《ボガーダンのヘルカイト》はかなり効果的。土地バランスも《偶像の石塚》や《婆のあばら家》(《包囲攻撃の司令官》はゴブリン)が使えるって点でかなり安定する。
ってわけで、組んでみたデッキがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハーヴェスト コン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:13
4《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
3《叫び大口/Shriekmaw》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:22
4《火葬/Incinerate》
4《予感/Foresee》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
3《無残な収穫/Grim Harvest》
1《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
1《破壊の標/Beacon of Destruction》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
4《地底の大河/Underground River》
3《沼/Swamp》
3《山/Mountain》
1《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10月16日の日記の続きです。
http://diarynote.jp/d/60094/20071016.html
さて、記憶を復元しよう。確か「今の青黒コンは○○で△△だから勝てねーよ。だから俺様は××を☆☆してやるぜ!」的な論法に持っていこうとした筈だ。何を話したかったか、だんだん思い出してきた。じゃあ、そんな筋書きで語っていこう。
先に挙げた傍観者さんやシミチンさんのデッキを、プレイテストにかけてみた。で、色んなデッキに圧敗したんだけど、特にステロイドにぜんぜん勝てなかった(ちなみに、現時点の僕らのプレイテストで1番勝率が高いのがステロイドだ)。単体除去は《トロールの苦行者》や《獣群の呼び声》の前に効果が薄く、頼りの《滅び》も《樹上の村》や《獣群》FBで簡単に復旧されてしまう。そして、《ガラク》を出されると悶絶し、最後の数ライフは火力で奪われる、と。
思えば、ブロック構築には《苦行者》も《火葬》も《樹上の村》も居なかったし、1ターン目《エルフ》から始まるような高速展開も無かった。だから、青黒コンのスピードでも付いていけたわけだ。スタン環境に適応するためには、現状の認識を変える必要がある。僕が思う「青黒コン的に、このスロットは微妙」ってところを挙げてみる。
?3マナ域のドローソースが微妙
青の4マナ域には《入念な考慮》や《神秘の指導》、《予感》などドローソースが百花繚乱だ。しかし、《印鑑》なき今、2マナ域でのマナ加速を引かなかったとか、土地が3枚で止まってしまったとかで、これらのドローソースまでたどり着けないことがある。
なので、《影魔道士の浸透者》や《ジェイス・ベレレン》なんかを採用してるんだけど、ことごとく微妙だ。《火葬》などの火力や、生物のアタックなどでドローができなくなってしまうカードに、3マナも払う価値があるの?(反語表現)
?マナのバランスが微妙
ブロック構築では、《アーボーグ》を3枚含む土地26枚って構成がよく使われていた。もちろん《堕落の触手》で大量ライフを獲得するためだ。で、加えて《虹色のレンズ》と《連合の秘宝》でマナソースが計33枚って感じ、デッキの半分以上がマナソースだ。余ったマナは《入念な考慮》で捨てたり、《神秘の指導》のFBに当てたりと、ゲームが長引いてもそれなりに使い道はあった。
現在、2マナ域には《虹色のレンズ》の他に《精神石》と《冷鉄の心臓》が、3マナ域には《連合の秘宝》と《ファイレクシアのトーテム像》がある。青黒の構造上、4マナ域ヘビーになるのは宿命なので、できる限り2マナのマナ加速を使いたい。でも、デッキが重いから《連合の秘宝》の6マナへのジャンプも捨てがたい。これがジレンマってヤツだ。
む、話がまとまらないな。つまり、構造上、マナソースが多くなりがちなんだけど、それを活かせる終盤まで生きてられないので、単にデッキが薄くなってるだけ。
?妨害カードのスロットが微妙
かつて《差し戻し》が占めていた位置。ここをカウンターで置き換えたり手札破壊で置き換えたりと、色々アプローチはあるわけだ。でも、プレイテストした時にこれらのカードが手札で腐りすぎてムカついた。時代はビートダウンに寄っていて、これらにスロットを割く意義すら薄いと思う。
?ライフ回復が微妙
確かに、《堕落の触手》で心が折られる瞬間はある。でも、《トレイリア西部》で《アーボーグ》をサーチして、《神秘の指導》で《堕落の触手》サーチして、ってどんだけ。そんな暇は無い。
他方、《ロクソドンの戦鎚》って選択肢もある。これも、装備したらゲーム終わるってんで、前スタンダードでは人気が高いカードだった。でも、最近はゲームのテンポが速すぎて、しかも単体除去が強いわけだから、けっこう持て余す。
他にもこまごまと選択肢はあるけど、「これ」っていう回答がない。そして、対ビートダウンで、ライフ回復がないと、かなり痛い目を見る。
こんなところが、僕が青黒に抱いた不満だ。で、じゃあこれを改善すれば勝てるのって言うと、ただ丸くなるだけでそれほど効果あるとも思えない。結局のところ、スロットの割り方を大幅に変えて、根本的に「勝ち方を追求する」方策を打ち立てないと、青黒コンに未来は無いと思う。これらを踏まえた上で、僕なりに組んでみたデッキを紹介したい。
---------- キリトリ ----------
ローウィンで、スゴイ制圧力を持つクリーチャーが登場した。3黒黒黒の6マナ6/6、畏怖、《火葬》も《恐怖》も効かない。レジェンドじゃないので2体も3体も並ぶ。そして、《無慈悲》が付いてるので、殴りにいっても返しのパンチが心配じゃない。そう、《戦慄》、ニクイ・ニクイゼ・コンチキショウ。
で、《戦慄》はわずか6マナ。《連合の秘宝》から4ターン目に出てくる。《戦慄》で制圧するからには、ある程度ライフが残ってなきゃいけないワケだけど、4ターン目に出てくるなら充分なわけだ。
この高速ドレッドを中心戦略にして、あとはどう組み立てるか。考えてみた。
まず、フィニッシャーは全体的に増量したい。結局のところ、ライフで押し込まれるのはゲームが長引くからであって、フィニッシャーを増やせばこれは緩和できる。《墓忍び》を採用し、相性のいい《入念な考慮》を採用、《予感》を切った。そして、新スタンで僕が非常に注目している《説得》をメインで3枚も採用。これで相手の生物を奪いつつ、フィニッシャーが殴りに行き易くなるわけだ。
っちゅうわけで、こんなレシピになった。
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ターボ ドレッド
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クリーチャー:10
3《叫び大口/Shriekmaw》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
3《戦慄/Dread》
2《墓忍び/Tombstalker》
スペル:28
4《恐怖/Terror》
4《滅び/Damnation》
3《説得/Persuasion》
3《入念な考慮/Careful Consideration》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《魂の撃ち込み/Soul Spike》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
3《トレイリア西部/Tolaria West》
4《涙の川/River of Tears》
4《地底の大河/Underground River》
6《島/Island》
4《沼/Swamp》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《叫び大口/Shriekmaw》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543139/
《戦慄/Dread》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543107/
かなり生物除去により過ぎた構成で、しかもフィニッシャーが増えたわけだから、《滅び》が腐る瞬間がある。若干、サイドに回しても良いかもしれない。
---------- キリトリ ----------
カウンターが弱い環境だと、《無残な収穫》がメキメキと頭角を現すと思った。
《叫び大口》や《包囲攻撃の司令官》をグルグルと回しているだけでゲームに勝ててしまうんだから、実に簡単。懸念されていたライフ回復も、《ボトルのノーム》って解決策があるから、じっくりと自分の土俵で勝負できる。
で、《包囲攻撃の司令官》を使うために赤を濃くすると、色々メリットがあることが分かった。《火葬》は環境最良の除去の1つで、しかも青黒コンの天敵であるプレインズウォーカーに干渉できる手段なわけだ。増えつつあるキスキンに対して、《神秘の指導》でサーチできる《硫黄の精霊》や《ボガーダンのヘルカイト》はかなり効果的。土地バランスも《偶像の石塚》や《婆のあばら家》(《包囲攻撃の司令官》はゴブリン)が使えるって点でかなり安定する。
ってわけで、組んでみたデッキがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハーヴェスト コン
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クリーチャー:13
4《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
3《叫び大口/Shriekmaw》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:22
4《火葬/Incinerate》
4《予感/Foresee》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
3《無残な収穫/Grim Harvest》
1《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
1《破壊の標/Beacon of Destruction》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
4《地底の大河/Underground River》
3《沼/Swamp》
3《山/Mountain》
1《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《叫び大口/Shriekmaw》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)青は可能な限り薄くして、《予感》と《神秘の指導》だけに留めた。もはや、これを青黒コンと呼んでいいかは、微妙だ。
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543139/
《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543124/
《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543267/
ローウィン的 青黒コン?
2007年10月16日 スタンダード コメント (5)
コントロールとか、全体的に、虚構。
ブロック構築で、青黒コンとかVoidとか、強かったじゃん。ブロック構築で活躍したデッキは、次期スタンでも強いっていう法則に則って、メタの一角には食い込んでくるだろうと思ってたわけだ。なので、まぁ色々な青黒系のデッキをプレイテストしてみた。
とは言っても、僕は先シーズンのブロック構築にほとんど触れてなかったし、どう組めば強いのかわからない。分からないなら、完コピして技を盗めばいいと思ってるので、強そうなデッキをコピーしてみた。不幸にもカバ雄のお眼鏡に適ってしまったデッキが、傍観者さんのデッキとシミチンさんのデッキだ。
シミチンさんのレシピは、妨害スロットに《妖精の計略》を取り、多めに積んだドローソースでライブラリーにアクセスする、ややパーミッション寄りの構成。フィニッシャーがかなり少なめで、磐石な場を築いてから、満を持して勝ちに行くって感じ。
その他にも、SCGで有名プロが特徴的な青黒コンを執筆してたりする。
パット・チャピンは、《連合の秘宝》から供給される潤沢な色マナで、トリプルシンボルの《謎めいた命令》を4枚もフィーチャーしたデッキを発表してた。
また、マイク・フローレスは《ハーコン》と《名も無き転置》のボードコントロールに着目し、《入念な考慮》4枚・《ふるい分け》4枚という凄いデッキを構築している。
どれもこれも、構築屋の琴線に触れまくりで、かなり魅力を感じた。でも、実際にプレイテストにかけてみると、どうもしっくり来なかった。速度的に、現環境のビートダウンについて行けておらず、圧敗に次ぐ圧敗を繰り返した。「この方向に解は無いんでわ?」と疑問に思ったほどだ。
・・・・・・・・・・・・。
と、ココまで書いたところで、あした朝イチで会議なのを思い出した。大人はツライね。ひとまず、レシピだけ置いといて「あーだ、こーだ」の部分はまた後日。再見!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ターボ ドレッド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:10
3《叫び大口/Shriekmaw》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
3《戦慄/Dread》
2《墓忍び/Tombstalker》
スペル:28
4《恐怖/Terror》
4《滅び/Damnation》
3《説得/Persuasion》
3《入念な考慮/Careful Consideration》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《魂の撃ち込み/Soul Spike》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
3《トレイリア西部/Tolaria West》
4《涙の川/River of Tears》
4《地底の大河/Underground River》
6《島/Island》
4《沼/Swamp》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハーヴェスト コン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:13
4《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
3《叫び大口/Shriekmaw》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:22
4《火葬/Incinerate》
4《予感/Foresee》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
3《無残な収穫/Grim Harvest》
1《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
1《破壊の標/Beacon of Destruction》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
4《地底の大河/Underground River》
3《沼/Swamp》
3《山/Mountain》
1《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブロック構築で、青黒コンとかVoidとか、強かったじゃん。ブロック構築で活躍したデッキは、次期スタンでも強いっていう法則に則って、メタの一角には食い込んでくるだろうと思ってたわけだ。なので、まぁ色々な青黒系のデッキをプレイテストしてみた。
とは言っても、僕は先シーズンのブロック構築にほとんど触れてなかったし、どう組めば強いのかわからない。分からないなら、完コピして技を盗めばいいと思ってるので、強そうなデッキをコピーしてみた。不幸にもカバ雄のお眼鏡に適ってしまったデッキが、傍観者さんのデッキとシミチンさんのデッキだ。
世の中を斜から見る人のプレリ体験記傍観者さんのレシピは、《思考囲い》と《困窮》を積んで、フィニッシャーは《包囲攻撃の司令官》と《年代史家》って構成。どことなく、前スタンの印鑑コンパル差し戻し系のデッキを髣髴とさせるスロットの割り方だ。
http://diarynote.jp/d/39200/20071005.html
ローウィン スタンダード考察(1) by清水 直樹
http://www.mtg-archives.com/shimichin20071007
シミチンさんのレシピは、妨害スロットに《妖精の計略》を取り、多めに積んだドローソースでライブラリーにアクセスする、ややパーミッション寄りの構成。フィニッシャーがかなり少なめで、磐石な場を築いてから、満を持して勝ちに行くって感じ。
その他にも、SCGで有名プロが特徴的な青黒コンを執筆してたりする。
パット・チャピンは、《連合の秘宝》から供給される潤沢な色マナで、トリプルシンボルの《謎めいた命令》を4枚もフィーチャーしたデッキを発表してた。
Innovations - Solar Flare and Cryptic Inversion, Plus a Return to Rationality
http://www.starcitygames.com/php/news/article/14839.html
また、マイク・フローレスは《ハーコン》と《名も無き転置》のボードコントロールに着目し、《入念な考慮》4枚・《ふるい分け》4枚という凄いデッキを構築している。
Flores Friday - Mockvitational Ends and Some New Lorwyn Action
http://www.starcitygames.com/php/news/article/14862.html
どれもこれも、構築屋の琴線に触れまくりで、かなり魅力を感じた。でも、実際にプレイテストにかけてみると、どうもしっくり来なかった。速度的に、現環境のビートダウンについて行けておらず、圧敗に次ぐ圧敗を繰り返した。「この方向に解は無いんでわ?」と疑問に思ったほどだ。
・・・・・・・・・・・・。
と、ココまで書いたところで、あした朝イチで会議なのを思い出した。大人はツライね。ひとまず、レシピだけ置いといて「あーだ、こーだ」の部分はまた後日。再見!
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ターボ ドレッド
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クリーチャー:10
3《叫び大口/Shriekmaw》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
3《戦慄/Dread》
2《墓忍び/Tombstalker》
スペル:28
4《恐怖/Terror》
4《滅び/Damnation》
3《説得/Persuasion》
3《入念な考慮/Careful Consideration》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《魂の撃ち込み/Soul Spike》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
3《トレイリア西部/Tolaria West》
4《涙の川/River of Tears》
4《地底の大河/Underground River》
6《島/Island》
4《沼/Swamp》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《叫び大口/Shriekmaw》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543139/
《戦慄/Dread》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543107/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハーヴェスト コン
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クリーチャー:13
4《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
3《叫び大口/Shriekmaw》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
スペル:22
4《火葬/Incinerate》
4《予感/Foresee》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
3《無残な収穫/Grim Harvest》
1《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
1《破壊の標/Beacon of Destruction》
4《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
土地:23
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
4《地底の大河/Underground River》
3《沼/Swamp》
3《山/Mountain》
1《島/Island》
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《叫び大口/Shriekmaw》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543139/
《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543124/
《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543267/
10月17日の日記に続きます。
http://diarynote.jp/d/60094/20071017.html
キクヤでEi-m君とスタンの調整をしてると、「ドラフトやりませんか」とのお誘いが。聞けば、ローウィンのドラフトを無料でやらせてもらえる上、上位には賞品が出るとのイベントを、戦災復興会館でやるとのこと。いそいそと戦災まで移動。
こんな神のごとき大会を開いて下さった主催の方に、この場を借りて感謝の意を。おかげ様で、とても楽しめました。
で、参加20名だったので8・6・6人卓に分かれてドラフト。くじ引きの結果、僕は8人卓。
1パック目初手《エレンドラ谷の衛兵》(他候補《煙束ね》《群れの召喚》)、2手目《破壊的なかがり火》、3手目《破壊的なかがり火》、4手目《やっかい児》。この時点で青赤エレメンタルを意識してピック、5手目で《煙束ね》回収。2パック目初手《つっかかり》、2手目《変わり身の勇士》、3手目《タール火》とか。その後《霊気撃ち》2枚回収できてウハウハ。3パック目初手、レアに《誘惑蒔き》、コモンに《霊気撃ち》と《銀エラの消し去り》で死ぬほど悩んで、カードパワーで《誘惑蒔き》ピック。2手目《タール火》3手目《熟考漂い》、4手目《煙束ね》で噛み合った感じ。そして9手目、《霊気撃ち》と《銀エラの消し去り》両方帰ってきてーんじゃーん! 美味しく3体目の《霊気撃ち》を回収。
できたデッキがこちら。
クリーチャー16
2《煙束ね/Smokebraider》(エレメンタル用2マナ)
《銀エラの消し去り/Silvergill Douser》(魚/妖精の数-X/-0)
《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling》(赤多相)
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》(2マナでトランプル付加)
《やっかい児/Pestermite》(2/1 飛行cipぐるぐる)
《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》(5/3 速攻 覇権)
《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner》(墓地に落ちたら対象3点)
2《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra》(2/3 瞬速・飛行)
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》(2/2 飛行cipコンマジ)
《熟考漂い/Mulldrifter》(2/2 飛行cip2ドロー)
《変わり身の勇士/Changeling Hero》(白4/4 絆魂 覇権)
3《霊気撃ち/AEthersnipe》(4/4 cipバウンス)
スペル7
2《タール火/Tarfire》(ショック)
《つっかかり/Lash Out》(3点インスタント)
《ヴェリズ・ヴェルの翼/Wings of Velis Vel》(4/4飛行化)
《渦巻沈め/Whirlpool Whelm》(バウンス)
2《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire》(エレメンタル火力4点)
土地17
《鮮烈な小川/Vivid Creek》(2回多色出る島)
《鮮烈な岩山/Vivid Crag》(2回多色出る山)
《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》(虹色レンズ土地)
7《島/Island》
7《山/Mountain》
最近お気に入りの青赤エレメンタル。《煙束ね》→《熟考漂い》→《霊気撃ち》とつなぐと超強い。重くて使いにくい《破壊的なかがり火》も、《煙束ね》で払えばSoSoだし。ってか、正直、デッキが強すぎた。スペルが全部除去で、《霊気撃ち》3体とか、デキ過ぎ。8ドラは席順ゲーだ。
デッキが強すぎて、特に感慨も無く3−0。優勝決定戦で各卓の全勝者同士の対戦をやったんだけど、2−0。飛び入りなのになぜか優勝させて貰った。Foilの《ドラン》他のレア・アンコと、山のようにコモンを頂く。コモンアーキタイプ解析したかったので、コモンが普通に嬉しかった。
今回、白多相の《変わり身の勇士》は色が薄いってんでタッチしたんだけど、土地配分を間違えた。《ゆらめく岩屋》が弱すぎ。《煙束ね》から《変わり身の勇士》キャストできるんだから、《岩屋》は基本地形の方が良かった。
こんな神のごとき大会を開いて下さった主催の方に、この場を借りて感謝の意を。おかげ様で、とても楽しめました。
で、参加20名だったので8・6・6人卓に分かれてドラフト。くじ引きの結果、僕は8人卓。
1パック目初手《エレンドラ谷の衛兵》(他候補《煙束ね》《群れの召喚》)、2手目《破壊的なかがり火》、3手目《破壊的なかがり火》、4手目《やっかい児》。この時点で青赤エレメンタルを意識してピック、5手目で《煙束ね》回収。2パック目初手《つっかかり》、2手目《変わり身の勇士》、3手目《タール火》とか。その後《霊気撃ち》2枚回収できてウハウハ。3パック目初手、レアに《誘惑蒔き》、コモンに《霊気撃ち》と《銀エラの消し去り》で死ぬほど悩んで、カードパワーで《誘惑蒔き》ピック。2手目《タール火》3手目《熟考漂い》、4手目《煙束ね》で噛み合った感じ。そして9手目、《霊気撃ち》と《銀エラの消し去り》両方帰ってきてーんじゃーん! 美味しく3体目の《霊気撃ち》を回収。
できたデッキがこちら。
クリーチャー16
2《煙束ね/Smokebraider》(エレメンタル用2マナ)
《銀エラの消し去り/Silvergill Douser》(魚/妖精の数-X/-0)
《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling》(赤多相)
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》(2マナでトランプル付加)
《やっかい児/Pestermite》(2/1 飛行cipぐるぐる)
《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》(5/3 速攻 覇権)
《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner》(墓地に落ちたら対象3点)
2《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra》(2/3 瞬速・飛行)
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》(2/2 飛行cipコンマジ)
《熟考漂い/Mulldrifter》(2/2 飛行cip2ドロー)
《変わり身の勇士/Changeling Hero》(白4/4 絆魂 覇権)
3《霊気撃ち/AEthersnipe》(4/4 cipバウンス)
スペル7
2《タール火/Tarfire》(ショック)
《つっかかり/Lash Out》(3点インスタント)
《ヴェリズ・ヴェルの翼/Wings of Velis Vel》(4/4飛行化)
《渦巻沈め/Whirlpool Whelm》(バウンス)
2《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire》(エレメンタル火力4点)
土地17
《鮮烈な小川/Vivid Creek》(2回多色出る島)
《鮮烈な岩山/Vivid Crag》(2回多色出る山)
《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》(虹色レンズ土地)
7《島/Island》
7《山/Mountain》
最近お気に入りの青赤エレメンタル。《煙束ね》→《熟考漂い》→《霊気撃ち》とつなぐと超強い。重くて使いにくい《破壊的なかがり火》も、《煙束ね》で払えばSoSoだし。ってか、正直、デッキが強すぎた。スペルが全部除去で、《霊気撃ち》3体とか、デキ過ぎ。8ドラは席順ゲーだ。
デッキが強すぎて、特に感慨も無く3−0。優勝決定戦で各卓の全勝者同士の対戦をやったんだけど、2−0。飛び入りなのになぜか優勝させて貰った。Foilの《ドラン》他のレア・アンコと、山のようにコモンを頂く。コモンアーキタイプ解析したかったので、コモンが普通に嬉しかった。
今回、白多相の《変わり身の勇士》は色が薄いってんでタッチしたんだけど、土地配分を間違えた。《ゆらめく岩屋》が弱すぎ。《煙束ね》から《変わり身の勇士》キャストできるんだから、《岩屋》は基本地形の方が良かった。
ローウィン的 パーミッション
2007年10月9日 スタンダード コメント (6)
「今回のスタンダードは、かつて無いほど難しいですよ。標準的なレシピが何1つ無いじゃないですか」とEi-m君が言ってた。
曰く、ラヴニカ時代のスタンダードデッキは軒並み全滅していて、時のらせんブロック構築のデッキもスタンダードの1マナ域スタートと《樹上の村》や《火葬》の存在する環境に適合するのが一苦労。ローウィンからの新レシピは、どれが最適なのかまだ判断がつかない、と。環境標準的なモノが何もないそうな。まさにメタゲーム迷走中と言える。
さて、迷ったら温故知新。いにしえの氷河期に思いを馳せてみよう。
ちょうど去年の今頃、青赤氷雪パーミッションってデッキがあった。わずか1マナの万能生物除去《雪崩し》を用いて、《占術の岩床》で土地を伸ばして行くデッキだ。これが今、意外とイケてるんじゃないかと考えたわけだ。
主な理由としては、《ファイレクシアの鉄足》および《雪崩し》の存在だ。
環境に存在するビートダウンが使う生物のうち、《鉄足》を超えるスペックを持つのは《タルモゴイフ》だけしかいないと考えている。また、よく使われる除去である《火葬》や《恐怖》で死なないわけだ。ブロッカーとして、かなり鉄壁。
そして、カウンターの弱い現在、最序盤の生物除去として、わずか1マナの《雪崩し》は魅力的な存在だ。加えて、10版以降は《火葬》も加わったわけだから、軽量カウンターなき序盤は軽量除去で凌ぐっていう方針を打ち立てられる。また、これらのインスタント速度の火力は、アタックした《鉄足》を集団ブロックするって選択を躊躇わせるのにも非常に効果的。つまり、かなり速いクロックを刻むことが出来る。
ローウィンから得たカードは、新たなフィニッシャー《狡知》と、2種類のカウンター。デッキの根幹は1年前と大して変わらないけど、《狡知》のダメージのでかさと制圧力、《謎めいた命令》でタップすることによるブロッカー排除、直接火力としての《火葬》の存在などなど、相対的にスピードは上がっている。
ちゅうわけで、赤青氷雪パーミッションのレシピがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
青赤氷雪パーミッション
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:8
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
2《狡知/Guile》
スペル:26
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
4《妖精の計略/Faerie Trickery》
4《謎めいた命令/Cryptic Command》
2《否定の契約/Pact of Negation》
4《雪崩し/Skred》
4《火葬/Incinerate》
4《熟慮/Think Twice》
土地:26
3《占術の岩床/Scrying Sheets》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
2《トレイリア西部/Tolaria West》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
11《冠雪の島/Snow-Covered Island》
5《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨今のカウンターが弱いご時世、パーミッションを名乗っていいデッキは少ない。そんな中、あえてパーミッションをやるとしたら、こんなのもアリじゃないかな。
曰く、ラヴニカ時代のスタンダードデッキは軒並み全滅していて、時のらせんブロック構築のデッキもスタンダードの1マナ域スタートと《樹上の村》や《火葬》の存在する環境に適合するのが一苦労。ローウィンからの新レシピは、どれが最適なのかまだ判断がつかない、と。環境標準的なモノが何もないそうな。まさにメタゲーム迷走中と言える。
さて、迷ったら温故知新。いにしえの氷河期に思いを馳せてみよう。
ちょうど去年の今頃、青赤氷雪パーミッションってデッキがあった。わずか1マナの万能生物除去《雪崩し》を用いて、《占術の岩床》で土地を伸ばして行くデッキだ。これが今、意外とイケてるんじゃないかと考えたわけだ。
主な理由としては、《ファイレクシアの鉄足》および《雪崩し》の存在だ。
環境に存在するビートダウンが使う生物のうち、《鉄足》を超えるスペックを持つのは《タルモゴイフ》だけしかいないと考えている。また、よく使われる除去である《火葬》や《恐怖》で死なないわけだ。ブロッカーとして、かなり鉄壁。
そして、カウンターの弱い現在、最序盤の生物除去として、わずか1マナの《雪崩し》は魅力的な存在だ。加えて、10版以降は《火葬》も加わったわけだから、軽量カウンターなき序盤は軽量除去で凌ぐっていう方針を打ち立てられる。また、これらのインスタント速度の火力は、アタックした《鉄足》を集団ブロックするって選択を躊躇わせるのにも非常に効果的。つまり、かなり速いクロックを刻むことが出来る。
ローウィンから得たカードは、新たなフィニッシャー《狡知》と、2種類のカウンター。デッキの根幹は1年前と大して変わらないけど、《狡知》のダメージのでかさと制圧力、《謎めいた命令》でタップすることによるブロッカー排除、直接火力としての《火葬》の存在などなど、相対的にスピードは上がっている。
ちゅうわけで、赤青氷雪パーミッションのレシピがこちら。
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青赤氷雪パーミッション
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クリーチャー:8
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
2《狡知/Guile》
スペル:26
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
4《妖精の計略/Faerie Trickery》
4《謎めいた命令/Cryptic Command》
2《否定の契約/Pact of Negation》
4《雪崩し/Skred》
4《火葬/Incinerate》
4《熟慮/Think Twice》
土地:26
3《占術の岩床/Scrying Sheets》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
2《トレイリア西部/Tolaria West》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
11《冠雪の島/Snow-Covered Island》
5《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
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《狡知/Guile》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543069/
《妖精の計略/Faerie Trickery》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543062/
《謎めいた命令/Cryptic Command》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543056/
昨今のカウンターが弱いご時世、パーミッションを名乗っていいデッキは少ない。そんな中、あえてパーミッションをやるとしたら、こんなのもアリじゃないかな。
ローウィン的 ステロイド
2007年10月8日 スタンダード コメント (4)
赤緑、というと、最近のスタンダードでは赤単にタルモをタッチしたデッキを指した。
いつ位からこうなったかと言うと、たしか、日本選手権予選あたりから。いわゆるグルールってデッキは、いつの間にか淘汰されていたわけだ。10版によって《密林の猿人》が消えたってのは、確かにグルールを絶滅させるのに充分な理由だった。しかし、9版が健在だった日本選手権予選において、なぜ赤単tタルモがあれほど支持されたのか、ちょっと考えてみた。
思うに、ここ最近のスタンダードは、単体除去が強かった。《火葬》とか《稲妻のらせん》、《撤廃》や《殺戮の契約》や《信仰の足枷》。デッキに《神の怒り》を入れずに済むくらいに、だ。特にライフを回復する《らせん》と《信仰の足枷》は、ビートダウンを黙らすのに充分な効果があったわけで。ならばこそ、愚直に《エルフ》から《獣群》につなぐよりは、《ガルガドン》を待機してフィズらせる体制を確保した上で、単体除去があまり痛くない《モグの戦争司令官》でも出していた方がマシだった、と。こんな論理じゃないかと愚考した。
さて、ラヴニカブロックが去ろうという現在、当然、《らせん》や《信仰の足枷》はおサラバ。一生懸命出した《ガルガドン》も、流行の《恐怖》の前ではメェーという感じで死んでいくわけだ。相対的に赤が弱くなってて、あまり《ガルガドン》ってメリットも感じなくなってきた。
で、ローウィン以降の赤緑はどうなるのってお話。
個人的には、また《エルフ》からスタートするような緑寄りの構成が強いと思っている。もちろん、《ガラク》が強過ぎるからだ。ビートダウンにおけるこのカードは、ふつーに3/3を3体出して終わり、とか思ってたらそんなことも無かった。適度に土地アンタップを交えながら場に滞在してトークンを生み続ける感じ。《裂け目の稲妻》で除去した後に《樹上の村》アンタップしてアタックみたいな動きとかが気持ち悪かった。
縦のシナジィストたる僕は、「《ガラク》のオーバーラン能力と噛み合ったら強いじゃん」とかいう主張で《包囲攻撃の司令官》を使っていたんだけど、ついぞ、オーバーラン能力は使わなかった。そして、あまりに《包囲攻撃の司令官》がモッサリし過ぎてて「カバ雄さんは本当にマジックが下手くそですね」という周りのご意見のもと、マッハで《ラーダ》に挿げ替えられた。
そんなデッキがこちら。
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ステロイド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:21
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
3《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:16
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《タール火/Tarfire》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《火葬/Incinerate》
土地:23
3《樹上の村/Treetop Village》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2《ペンデルヘイヴンPendelhaven》
6《森/Forest》
6《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
正直、この手のデッキタイプで《燃え柳の木立ち》は鼻汁が飛び出そうなくらい弱い。でも、緑マナと赤マナのバランス、およびアンタップインの数と必要マナ域を考えると、使わざるを得なかった。他候補が、《高地の森林》とか《宝石鉱山》とかしかない訳で、ラヴニカ落ちのマナバランスに対する影響は、本当に深刻だ。
いつ位からこうなったかと言うと、たしか、日本選手権予選あたりから。いわゆるグルールってデッキは、いつの間にか淘汰されていたわけだ。10版によって《密林の猿人》が消えたってのは、確かにグルールを絶滅させるのに充分な理由だった。しかし、9版が健在だった日本選手権予選において、なぜ赤単tタルモがあれほど支持されたのか、ちょっと考えてみた。
思うに、ここ最近のスタンダードは、単体除去が強かった。《火葬》とか《稲妻のらせん》、《撤廃》や《殺戮の契約》や《信仰の足枷》。デッキに《神の怒り》を入れずに済むくらいに、だ。特にライフを回復する《らせん》と《信仰の足枷》は、ビートダウンを黙らすのに充分な効果があったわけで。ならばこそ、愚直に《エルフ》から《獣群》につなぐよりは、《ガルガドン》を待機してフィズらせる体制を確保した上で、単体除去があまり痛くない《モグの戦争司令官》でも出していた方がマシだった、と。こんな論理じゃないかと愚考した。
さて、ラヴニカブロックが去ろうという現在、当然、《らせん》や《信仰の足枷》はおサラバ。一生懸命出した《ガルガドン》も、流行の《恐怖》の前ではメェーという感じで死んでいくわけだ。相対的に赤が弱くなってて、あまり《ガルガドン》ってメリットも感じなくなってきた。
で、ローウィン以降の赤緑はどうなるのってお話。
個人的には、また《エルフ》からスタートするような緑寄りの構成が強いと思っている。もちろん、《ガラク》が強過ぎるからだ。ビートダウンにおけるこのカードは、ふつーに3/3を3体出して終わり、とか思ってたらそんなことも無かった。適度に土地アンタップを交えながら場に滞在してトークンを生み続ける感じ。《裂け目の稲妻》で除去した後に《樹上の村》アンタップしてアタックみたいな動きとかが気持ち悪かった。
縦のシナジィストたる僕は、「《ガラク》のオーバーラン能力と噛み合ったら強いじゃん」とかいう主張で《包囲攻撃の司令官》を使っていたんだけど、ついぞ、オーバーラン能力は使わなかった。そして、あまりに《包囲攻撃の司令官》がモッサリし過ぎてて「カバ雄さんは本当にマジックが下手くそですね」という周りのご意見のもと、マッハで《ラーダ》に挿げ替えられた。
そんなデッキがこちら。
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ステロイド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:21
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
3《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
スペル:16
4《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《タール火/Tarfire》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《火葬/Incinerate》
土地:23
3《樹上の村/Treetop Village》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2《ペンデルヘイヴンPendelhaven》
6《森/Forest》
6《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543213/
《タール火/Tarfire》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543194/
正直、この手のデッキタイプで《燃え柳の木立ち》は鼻汁が飛び出そうなくらい弱い。でも、緑マナと赤マナのバランス、およびアンタップインの数と必要マナ域を考えると、使わざるを得なかった。他候補が、《高地の森林》とか《宝石鉱山》とかしかない訳で、ラヴニカ落ちのマナバランスに対する影響は、本当に深刻だ。
ローウィン的 ロックス
2007年10月7日 スタンダード コメント (5)
公式ページの先行プレヴューで《包囲の搭、ドラン》を見て、多くの人がこう思ったはず。「《極楽鳥》から2ターン目《ドラン》なら勝ちじゃん」。
ドランの能力により自身が5/5として扱われる上、その他すべての生物にもこの「タフネスがパワーとして扱われる」が適用されるわけだ。緑の生物を見渡すと、《極楽鳥》や《根の壁》、《オーランのバイパー》など《ドラン》と相性のいい生物がけっこう居る。もちろん《タルモゴイフ》も、だ。
で、《ドラン》の緑白黒という色の組み合わせから、かつての“ロックス”のように、グッドスタッフ的なデッキが組めないかと考えてみた。幸い、緑の優秀生物に加え、黒の手札破壊《思考囲い》と、白の万能除去《忘却の輪》という、優秀で色の薄いユーティリティが手に入ったわけだ。もとより、現在の緑には《オーランのバイパー》と《調和》という、青も羨むドローソースが充実している。コントロール的に動くグッドスタッフを組むには、緑白黒はかなりいい色の組み合わせといえる。
さて、で。
順調に生物のスロットが埋まって行ったんだけど、大きな穴があるのに気付いた。4マナ域の生物が欠落してるのだ。かつての《ロクソドンの教主》や《幽霊議員》が鎮座していた4マナ域、ここに当てはまる生物が居ない。これでは《極楽鳥》や《根の壁》でマナ加速する意味が薄い。別に《子守りトカゲ》や《放漫トカゲ》や《カルシダーム》を使うのもやぶさかではないけど、なんかこう魅力に乏しかった。
考えあぐねた挙げ句に出した答えが、《ガラク》を使うこと、だった。
4マナで、出したターンに3/3トークンを生成できる。2番目の能力だけを使うなら、3/3が3体分の勘定だ。しかも1番目の土地2枚アンタップにより6マナの《テネブ》につなぎ易くなったり、3番目のオーバーランによってフィニッシュしたりと、かなり融通が利く。
ちゅうわけで組んでみたデッキがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドラン.dec
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:21
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《オーランのバイパー/Ohran Viper》
3《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》
2《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》
スペル:16
3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《不敬の命令/Profane Command》
3《調和/Harmonize》
土地:23
3《極北の干潟/Arctic Flats》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3《低木林地/Brushland》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
5《森/Forest》
4《沼/Swamp》
2《平地/Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マナバランスは、かなり苦労した。ラヴニカのデュアルランドが抜けたのってホント痛いね。1ターン目の《極楽鳥》焼かれるとかなり涙目。《樹上の村》とか、ドランと相性のいい《近づきがたい監視塔》とか入れてみたかったんだけど、バランスを取ることができず、断念。
デッキの最後の2枚にすごい迷った末、黒コマンド《不敬の命令》を刺してみた。このカードは、押してる時は「Xライフロス+畏怖」でトドメになるし、押されてる時は「-X/-X+リアニメイト」で持ちこたえられる。状況に応じて使える分、意外と使い勝手が良かった。ってか、《ガラク》でオーバーランして《不敬の命令》で畏怖するとワンパン20点くらいは軽くいって気持ち良い。
ドランの能力により自身が5/5として扱われる上、その他すべての生物にもこの「タフネスがパワーとして扱われる」が適用されるわけだ。緑の生物を見渡すと、《極楽鳥》や《根の壁》、《オーランのバイパー》など《ドラン》と相性のいい生物がけっこう居る。もちろん《タルモゴイフ》も、だ。
で、《ドラン》の緑白黒という色の組み合わせから、かつての“ロックス”のように、グッドスタッフ的なデッキが組めないかと考えてみた。幸い、緑の優秀生物に加え、黒の手札破壊《思考囲い》と、白の万能除去《忘却の輪》という、優秀で色の薄いユーティリティが手に入ったわけだ。もとより、現在の緑には《オーランのバイパー》と《調和》という、青も羨むドローソースが充実している。コントロール的に動くグッドスタッフを組むには、緑白黒はかなりいい色の組み合わせといえる。
さて、で。
順調に生物のスロットが埋まって行ったんだけど、大きな穴があるのに気付いた。4マナ域の生物が欠落してるのだ。かつての《ロクソドンの教主》や《幽霊議員》が鎮座していた4マナ域、ここに当てはまる生物が居ない。これでは《極楽鳥》や《根の壁》でマナ加速する意味が薄い。別に《子守りトカゲ》や《放漫トカゲ》や《カルシダーム》を使うのもやぶさかではないけど、なんかこう魅力に乏しかった。
考えあぐねた挙げ句に出した答えが、《ガラク》を使うこと、だった。
4マナで、出したターンに3/3トークンを生成できる。2番目の能力だけを使うなら、3/3が3体分の勘定だ。しかも1番目の土地2枚アンタップにより6マナの《テネブ》につなぎ易くなったり、3番目のオーバーランによってフィニッシュしたりと、かなり融通が利く。
ちゅうわけで組んでみたデッキがこちら。
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ドラン.dec
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クリーチャー:21
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《オーランのバイパー/Ohran Viper》
3《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》
2《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》
スペル:16
3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《不敬の命令/Profane Command》
3《調和/Harmonize》
土地:23
3《極北の干潟/Arctic Flats》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3《低木林地/Brushland》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
5《森/Forest》
4《沼/Swamp》
2《平地/Plains》
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《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543247/
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543213/
《思考囲い/Thoughtseize》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543145/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
《不敬の命令/Profane Command》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543135/
マナバランスは、かなり苦労した。ラヴニカのデュアルランドが抜けたのってホント痛いね。1ターン目の《極楽鳥》焼かれるとかなり涙目。《樹上の村》とか、ドランと相性のいい《近づきがたい監視塔》とか入れてみたかったんだけど、バランスを取ることができず、断念。
デッキの最後の2枚にすごい迷った末、黒コマンド《不敬の命令》を刺してみた。このカードは、押してる時は「Xライフロス+畏怖」でトドメになるし、押されてる時は「-X/-X+リアニメイト」で持ちこたえられる。状況に応じて使える分、意外と使い勝手が良かった。ってか、《ガラク》でオーバーランして《不敬の命令》で畏怖するとワンパン20点くらいは軽くいって気持ち良い。
ローウィン的 白ウィニー
2007年10月6日 スタンダード
ローウィンのテーマの1つである“部族”。
マーフォーク、ゴブリン、etc、9つの部族のうち、構築的な観点で見れば、明らかに優遇されているのが“キスキン”だ。例えば《メドウグレインの騎士》、2マナ2/2、先制攻撃、絆魂と、「お願いですから構築で使って下さい」と言わんばかりのスペックだ。まぁ、他の部族がローウィン以前にもちゃんと“種族”として存在していたのに対し(いちおう多相の戦士もだ)、キスキンはローウィン以前には5体しか存在していなかったわけだから、まぁ当然ちゃ当然だろう。
で、キスキンの魅力は、カードの単体性能の高さもさることながら、久しく途絶えていた白ウィニーの伝統芸“クルセイド戦略”が使えることではないだろうか、と考えたわけだ。《皺だらけの主》は2マナ2/2なうえ「他のキスキンを+1/+1」ってスペックを持つ。しかも自分のコントロールするキスキンだけ(《アトランティスの王》は相手のも+1/+1)なのが気が利いてる。で、3マナ域には《栄光の頌歌》が、4マナ域には《天界の十字軍》が鎮座しているわけだ。
ブン回りパターンを考えてみる。
で、こういったクルセイド戦略でデッキを組む際に重要なのが、生物のマナカーブ。極端な話、《さまようもの》が3体でも、《灰色熊》が2体でも、《栄光の頌歌》貼ったらダメージは一緒。3ターン目に《栄光の頌歌》貼れるなら、2ターン目は2マナ2/2を1体展開するより1マナ1/1を2体展開した方が、ダメージはデカくなるわけだ。なので、理想とするマナカーブは
1マナ ○○○○|○○○○|○○○○
2マナ ○○○○|○○○○
4マナ ○○○○ (←十字軍)
みたいな感じなんだけど・・。幸いにもキスキンには、1マナ2/2の《重鎮》、タッパーの《侵略者》などなど構築レベルのカードが揃っている。ココら辺もキスキンが優遇されてると思った所以だ。
っちゅうわけで、組んでみた白単キスキンがこちら。
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白単キスキン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
スペル:11
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
3《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:23
3《ロノムの口/Mouth of Ronom》
20《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
白が苦手としていたクリーチャー除去も、《侵略者》と《忘却の輪》を得たことでものすごく改善された。なので、生物デッキに強い白ウィニーとして組んでみた。《投槍兵》とか《クロウヴァクス》とかがその意思の表れ。
で、そんな話をプレリ後の焼肉の席で話していたところ、Ei-mくんからこんなツッコミをもらった。
「時のらせんのブロック構築での白ウィニーって、《滅び》使うボードコントロールに駆逐されたじゃないですか。白ウィニーが真にメタるべきは、ボードコントロールなんじゃないですか?」
にゃるほど。言い得て妙だ。
さて、《滅び》やらを使うデッキに対する強烈なアンチカードとして、《ガドック・ティーグ》や《アメジストのとげ》が登場した。前者は4マナ以上の非生物呪文を禁じるので、《滅び》も《堕落の触手》も《神秘の指導》も打てなくなる。後者は非生物呪文を1マナ重くするので、相手の展開を1手遅らせることができる。ほら、4ターン目にしかキャストできない《連合の秘宝》とか、なかなか涙を誘うっしょ?
っつーわけで、《ガドック》のために緑を散らしたバージョンがこちら。
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白緑キスキン
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クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
スペル:12
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:22
2《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
2《樹上の村/Treetop Village》
4《低木林地/Brushland》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
12《平地/Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《ブレンタンの炉の世話人》は《紅蓮地獄》をケアする意図で入れたカード。なんとこのカード、赤ソース1つのダメージを全部プリベントしてくれる。《ボガーダンのヘルカイト》とか《燎原の火》が跋扈してた時代に居てくれれば良かったのに・・・。
マーフォーク、ゴブリン、etc、9つの部族のうち、構築的な観点で見れば、明らかに優遇されているのが“キスキン”だ。例えば《メドウグレインの騎士》、2マナ2/2、先制攻撃、絆魂と、「お願いですから構築で使って下さい」と言わんばかりのスペックだ。まぁ、他の部族がローウィン以前にもちゃんと“種族”として存在していたのに対し(いちおう多相の戦士もだ)、キスキンはローウィン以前には5体しか存在していなかったわけだから、まぁ当然ちゃ当然だろう。
で、キスキンの魅力は、カードの単体性能の高さもさることながら、久しく途絶えていた白ウィニーの伝統芸“クルセイド戦略”が使えることではないだろうか、と考えたわけだ。《皺だらけの主》は2マナ2/2なうえ「他のキスキンを+1/+1」ってスペックを持つ。しかも自分のコントロールするキスキンだけ(《アトランティスの王》は相手のも+1/+1)なのが気が利いてる。で、3マナ域には《栄光の頌歌》が、4マナ域には《天界の十字軍》が鎮座しているわけだ。
ブン回りパターンを考えてみる。
1ターン目《ゴールドメドウの重鎮》む、惜しい。4ターンキルに1歩足りない。まぁ3ターン目が《鏡の精体》で、4ターン目4/4にしてパンチなら計22点になるかな。ともあれ、生物を展開しながら、全体強化ってカードが揃っているわけだ。
2ターン目《皺だらけの主》、パンチ3点
3ターン目《栄光の頌歌》、パンチ7点
4ターン目《天界の十字軍》、パンチ9点
で、こういったクルセイド戦略でデッキを組む際に重要なのが、生物のマナカーブ。極端な話、《さまようもの》が3体でも、《灰色熊》が2体でも、《栄光の頌歌》貼ったらダメージは一緒。3ターン目に《栄光の頌歌》貼れるなら、2ターン目は2マナ2/2を1体展開するより1マナ1/1を2体展開した方が、ダメージはデカくなるわけだ。なので、理想とするマナカーブは
1マナ ○○○○|○○○○|○○○○
2マナ ○○○○|○○○○
4マナ ○○○○ (←十字軍)
みたいな感じなんだけど・・。幸いにもキスキンには、1マナ2/2の《重鎮》、タッパーの《侵略者》などなど構築レベルのカードが揃っている。ココら辺もキスキンが優遇されてると思った所以だ。
っちゅうわけで、組んでみた白単キスキンがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
白単キスキン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
2《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
スペル:11
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
3《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:23
3《ロノムの口/Mouth of Ronom》
20《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
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《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543017/
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543018/
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543049/
《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543028/
《民兵団の誇り/Militia’s Pride》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543030/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
白が苦手としていたクリーチャー除去も、《侵略者》と《忘却の輪》を得たことでものすごく改善された。なので、生物デッキに強い白ウィニーとして組んでみた。《投槍兵》とか《クロウヴァクス》とかがその意思の表れ。
で、そんな話をプレリ後の焼肉の席で話していたところ、Ei-mくんからこんなツッコミをもらった。
「時のらせんのブロック構築での白ウィニーって、《滅び》使うボードコントロールに駆逐されたじゃないですか。白ウィニーが真にメタるべきは、ボードコントロールなんじゃないですか?」
にゃるほど。言い得て妙だ。
さて、《滅び》やらを使うデッキに対する強烈なアンチカードとして、《ガドック・ティーグ》や《アメジストのとげ》が登場した。前者は4マナ以上の非生物呪文を禁じるので、《滅び》も《堕落の触手》も《神秘の指導》も打てなくなる。後者は非生物呪文を1マナ重くするので、相手の展開を1手遅らせることができる。ほら、4ターン目にしかキャストできない《連合の秘宝》とか、なかなか涙を誘うっしょ?
っつーわけで、《ガドック》のために緑を散らしたバージョンがこちら。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
白緑キスキン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:26
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《天界の十字軍/Celestial Crusader》
スペル:12
4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
土地:22
2《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
2《樹上の村/Treetop Village》
4《低木林地/Brushland》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
12《平地/Plains》
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《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543017/
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543007/
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543018/
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543049/
《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543028/
《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543262/
《忘却の輪/Oblivion Ring》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/543034/
《ブレンタンの炉の世話人》は《紅蓮地獄》をケアする意図で入れたカード。なんとこのカード、赤ソース1つのダメージを全部プリベントしてくれる。《ボガーダンのヘルカイト》とか《燎原の火》が跋扈してた時代に居てくれれば良かったのに・・・。
ニッチなことを書いてみたくなったので、赤黒ガルガドン
2007年9月20日 スタンダード コメント (1)
ここ数日、日本語能力が低下してて、文章が文章としてまとまらない。ホントは丸囲み文字を?くらいまで使うようなネタが山ほどあるのに、1センテンス書くのに20分とかで諦める。今日も今日とて、筆が進まず没にしようと思ったネタだけど、レシピと概略だけ。
赤黒ガルガドンってデッキを作った。2週間くらい前に、がたおさんにデッキ診断をして頂いた↓。
http://diarynote.jp/d/41843/20070909.html
この時のレシピは、縦のシナジィ全開でトーナメントレベルとは言い難い内容だった。でも、「カウンター弱い環境で、《ギャンコマ》を《無残な収穫》で使い回したらつよいよな」とは思ってた。
で、後付けでいろいろ考えてみるに、ローウィン後のスタンダードではこのデッキにもメリットがあると思った。ラヴニカ落ちの影響が少ないだの、赤黒は《偶像の石塚》の分で土地の安定性が他の2色デッキよりも高いだの、ローウィンの新システムの「Evoke」や「部族」と相性がいいだの。なので、意外とニッチな狙い目はあるのかも。
現時点のレシピはこんな感じ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:21
4《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
2《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
3《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
スペル:14
4《火葬/Incinerate》
3《恐怖/Terror》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
2《無残な収穫/Grim Harvest》
3《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》
土地:25
2《カー砦/Kher Keep》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《硫黄泉/Sulfurous Springs》
9《山/Mountain》
6《沼/Swamp》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そうそう。Evokeって場をいったん経由するから、《無残な収穫》の復活を自力で誘発するんだよね。
赤黒ガルガドンってデッキを作った。2週間くらい前に、がたおさんにデッキ診断をして頂いた↓。
http://diarynote.jp/d/41843/20070909.html
この時のレシピは、縦のシナジィ全開でトーナメントレベルとは言い難い内容だった。でも、「カウンター弱い環境で、《ギャンコマ》を《無残な収穫》で使い回したらつよいよな」とは思ってた。
で、後付けでいろいろ考えてみるに、ローウィン後のスタンダードではこのデッキにもメリットがあると思った。ラヴニカ落ちの影響が少ないだの、赤黒は《偶像の石塚》の分で土地の安定性が他の2色デッキよりも高いだの、ローウィンの新システムの「Evoke」や「部族」と相性がいいだの。なので、意外とニッチな狙い目はあるのかも。
現時点のレシピはこんな感じ。
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クリーチャー:21
4《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
2《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
3《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
スペル:14
4《火葬/Incinerate》
3《恐怖/Terror》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
2《無残な収穫/Grim Harvest》
3《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》
土地:25
2《カー砦/Kher Keep》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
4《硫黄泉/Sulfurous Springs》
9《山/Mountain》
6《沼/Swamp》
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そうそう。Evokeって場をいったん経由するから、《無残な収穫》の復活を自力で誘発するんだよね。
Shriekmaw (4)(黒)これとか、ぐるぐる回すのは良いかも。合計3黒黒黒黒黒が必要な《ガルザの暗殺者》ぐるぐるより、コストが現実的だよね。
クリーチャー ― エレメンタル (アンコモン)
畏怖〜が場に出たとき、黒でもアーティファクトでもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。 Evoke (1)(黒)
3/2
Magic:the gathering JAPAN様より引用
?メインの《カヴーの捕食者》は《サッフィー》にすべきだった
やー「東京モンは猫も杓子も《ロクソドンの戦鎚》なんでしょ」と考えていたので、《カヴーの捕食者》を過大評価しすぎていました。そもそも《捕食者》を《稲妻のらせん》で殺せないと思ってましたし(だって《燎原の火》で《猛烈に食うもの》死なないとかの類題だと思ってたんですもの)。
で、《神の怒り》を使うようなデッキ相手のサイドボードに《サッフィー》を用意してたんですよ。けれども、この部分をメインにする可能性についてまったく考えてませんでした。ここら辺ちょっと説明が難しいんですが、《捕食者》と《サッフィー》はコンパチなスロットというわけじゃないです。対プロジェクトXとか、《神の怒り》と《信仰の足枷》使ってくる対ソーラーフレアとか、サイド後に共存させますしね。でも2マナ域の必要数を考えると、どっちかをサイドに落とす必要があったわけです。で、よくよく考えると明らかに《サッフィー》の方が受けが広くてメイン向きでした。対赤tタルモでは、《捕食者》が只の《灰色熊》なのに対し、《サッフィー》は多少なりとも仕事をしてくれますしね。
?《セラの報復者》は《獣群の呼び声》にすべきだった
相手の《稲妻の天使》を叩き落すために《セラの報復者》と《狩りの興奮》を組み合わせるとか、色々考えてた気がします。でも、このカードの白白が意外とデッキ全体の足枷になってました。また、《セラの報復者》はピクルス対策になるかなーとも期待してたんですが、《呪文嵌め》や《霊魂放逐》の前に意味を成さず、せやったら、それらの効かない《獣群の呼び声》の方が効果的でした。
環境に存在する他のデッキを一望しても、地べた這ってる《獣群》が、空飛ぶ《セラ》に劣る瞬間ってのは対プロジェクトXを除いては考え付きません。そもそも赤が強い環境を想定してたんですから、《火葬》1発で堕ちる《セラ》ってのは疑問を抱かざるを得ません。
?《ヴィトゥ=ガジー》は要らなかった
《制圧の輝き》あるし、後半マナ余るかなーと思って入れてたんですが、1回も起動しなかったです。《神の怒り》を撃たれてマナ生物ごと一掃された後、《ヴィトゥ=ガジー》を起動するマナが残ってなかったことに愕然としました。本当に僕はマジックが下手くそですね。
で、このスロットに《樹上の村》に変えるのは非常に有効な改善案です。殴って勝つデッキなのですから、クロックが途切れないことが何より肝要です。《狩りの興奮》のバックアップとかふにゃららを考えると、《樹上の村》をかなり活かせるデッキなわけです。入ってないことがむしろ不思議ですね。
?《名誉の道行き》はもっと要らなかった
もはや首を吊った方がいいほどのミスです。このデッキにおいて、対トリコロールで《名誉の道行き》をサイドインできません。どうイン/アウトを勘定しても、《道行き》で勝率がアップするサイドプランが構築できませんでした。そう考えると、このカードは対赤tタルモや対ラクドス専用なわけです。そう、もともと勝てるデッキに対して、専用サイドボードの枠を、4枚も取ってしまったわけです。
日本選手権の東北予選のとき白緑ジャンクで出てたEi-m君が、サイドに《ロクソドンの教主》を入れてるのを見て「あーあ、やっちゃったよ、この子」とか思ってました。勝てる相手に専用サイドボード用意してどないすんの、と、それをまさか自分でやっちゃうなんて! しかもこの類のミスを認識した上でやってしまうあたり、救いようが無いですね。これだけで3日間は凹みつくしました。
さてまぁ、じゃあこのスロットに何を入れれば良かったのでしょうか。ずばり、苦手なデッキを対策するスロット、かつ、メタ内のデッキをケアした受けの広さを持ったカードを選定すべきです。このデッキが苦手とするのは、頑健なボードを展開するプロジェクトXや、干渉できないストーム系のデッキです。例えばプロジェクトXをケアするなら《斑岩の節》なんか良いんじゃないでしょうか。このカードは、このマッチアップ相性を劇的に変えてくれる上に、タルモラックや赤tタルモなどにもそこそこ効きます。また、ストームが流行っているなら、《発光》なんかも考慮に値します。もちろんこのカードは赤tタルモやラクドスにも強いですし。
というわけで、これらの反省を元に、縦軸を合わせてみたレシピがこちら。
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クリーチャー:28
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《番狼/Watchwolf》
3《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》
3《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
4《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
スペル:12
4《狩りの興奮/Thrill of the Hunt》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide》
4《制圧の輝き/Glare of Subdual》
土地:20
3《樹上の村/Treetop Village》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《低木林地/Brushland》
4《寺院の庭/Temple Garden》
5《森/Forest》
2《平地/Plains》
サイドボード:15
4《ランダムスロット》
4《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
3《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》
4《カヴーの捕食者/Kavu Predator》
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ぐっとスロットの割り方が綺麗になりました。うん。やっと日本選手権の分のモヤモヤが晴れた感じです。
やー「東京モンは猫も杓子も《ロクソドンの戦鎚》なんでしょ」と考えていたので、《カヴーの捕食者》を過大評価しすぎていました。そもそも《捕食者》を《稲妻のらせん》で殺せないと思ってましたし(だって《燎原の火》で《猛烈に食うもの》死なないとかの類題だと思ってたんですもの)。
で、《神の怒り》を使うようなデッキ相手のサイドボードに《サッフィー》を用意してたんですよ。けれども、この部分をメインにする可能性についてまったく考えてませんでした。ここら辺ちょっと説明が難しいんですが、《捕食者》と《サッフィー》はコンパチなスロットというわけじゃないです。対プロジェクトXとか、《神の怒り》と《信仰の足枷》使ってくる対ソーラーフレアとか、サイド後に共存させますしね。でも2マナ域の必要数を考えると、どっちかをサイドに落とす必要があったわけです。で、よくよく考えると明らかに《サッフィー》の方が受けが広くてメイン向きでした。対赤tタルモでは、《捕食者》が只の《灰色熊》なのに対し、《サッフィー》は多少なりとも仕事をしてくれますしね。
?《セラの報復者》は《獣群の呼び声》にすべきだった
相手の《稲妻の天使》を叩き落すために《セラの報復者》と《狩りの興奮》を組み合わせるとか、色々考えてた気がします。でも、このカードの白白が意外とデッキ全体の足枷になってました。また、《セラの報復者》はピクルス対策になるかなーとも期待してたんですが、《呪文嵌め》や《霊魂放逐》の前に意味を成さず、せやったら、それらの効かない《獣群の呼び声》の方が効果的でした。
環境に存在する他のデッキを一望しても、地べた這ってる《獣群》が、空飛ぶ《セラ》に劣る瞬間ってのは対プロジェクトXを除いては考え付きません。そもそも赤が強い環境を想定してたんですから、《火葬》1発で堕ちる《セラ》ってのは疑問を抱かざるを得ません。
?《ヴィトゥ=ガジー》は要らなかった
《制圧の輝き》あるし、後半マナ余るかなーと思って入れてたんですが、1回も起動しなかったです。《神の怒り》を撃たれてマナ生物ごと一掃された後、《ヴィトゥ=ガジー》を起動するマナが残ってなかったことに愕然としました。本当に僕はマジックが下手くそですね。
で、このスロットに《樹上の村》に変えるのは非常に有効な改善案です。殴って勝つデッキなのですから、クロックが途切れないことが何より肝要です。《狩りの興奮》のバックアップとかふにゃららを考えると、《樹上の村》をかなり活かせるデッキなわけです。入ってないことがむしろ不思議ですね。
?《名誉の道行き》はもっと要らなかった
もはや首を吊った方がいいほどのミスです。このデッキにおいて、対トリコロールで《名誉の道行き》をサイドインできません。どうイン/アウトを勘定しても、《道行き》で勝率がアップするサイドプランが構築できませんでした。そう考えると、このカードは対赤tタルモや対ラクドス専用なわけです。そう、もともと勝てるデッキに対して、専用サイドボードの枠を、4枚も取ってしまったわけです。
日本選手権の東北予選のとき白緑ジャンクで出てたEi-m君が、サイドに《ロクソドンの教主》を入れてるのを見て「あーあ、やっちゃったよ、この子」とか思ってました。勝てる相手に専用サイドボード用意してどないすんの、と、それをまさか自分でやっちゃうなんて! しかもこの類のミスを認識した上でやってしまうあたり、救いようが無いですね。これだけで3日間は凹みつくしました。
さてまぁ、じゃあこのスロットに何を入れれば良かったのでしょうか。ずばり、苦手なデッキを対策するスロット、かつ、メタ内のデッキをケアした受けの広さを持ったカードを選定すべきです。このデッキが苦手とするのは、頑健なボードを展開するプロジェクトXや、干渉できないストーム系のデッキです。例えばプロジェクトXをケアするなら《斑岩の節》なんか良いんじゃないでしょうか。このカードは、このマッチアップ相性を劇的に変えてくれる上に、タルモラックや赤tタルモなどにもそこそこ効きます。また、ストームが流行っているなら、《発光》なんかも考慮に値します。もちろんこのカードは赤tタルモやラクドスにも強いですし。
というわけで、これらの反省を元に、縦軸を合わせてみたレシピがこちら。
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クリーチャー:28
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《番狼/Watchwolf》
3《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》
3《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《獣群の呼び声/Call of the Herd》
4《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
スペル:12
4《狩りの興奮/Thrill of the Hunt》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide》
4《制圧の輝き/Glare of Subdual》
土地:20
3《樹上の村/Treetop Village》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《低木林地/Brushland》
4《寺院の庭/Temple Garden》
5《森/Forest》
2《平地/Plains》
サイドボード:15
4《ランダムスロット》
4《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
3《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》
4《カヴーの捕食者/Kavu Predator》
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ぐっとスロットの割り方が綺麗になりました。うん。やっと日本選手権の分のモヤモヤが晴れた感じです。