CS of CS《占術の岩床/Scrying Sheets》その3
2006年7月21日 スタンダード コメント (20)《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
悪くない、どころかむしろ、かなり良い。《岩床》のために冠雪土地使うのは疑問符が付くけど、《鉄足》なら正当化される。そういう強さ。
現在スタンダードで使われるほぼ全ての3マナ以下の生物を止める、もしくは返り討ちにするそのスペック。《猿人》から《番狼》につながれてもピタッと止まる。「いつでも起きれるんですよ?」っていう《変異種》ばりの能力は、デメリットにぜんぜん見えない。序盤から中盤にかけての制圧力として、けっこう大きなプレッシャーになる。うん、こりゃ拾いモンだ。
《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
コイツと《鉄足》のおかげで守りながら攻められるので、コントロールのくせに相手のライフの減りが妙に早い。おかげで《岩床》起動してる暇がない。不思議だ。
《ルーンのほつれ/Rune Snag》
一行読めば一行に驚き、一回使えば一回に驚きぬ。何物ぞ、と問い質したくなるこの強さ。
デッキ組むたんびに4枚ずつ使うもんだから、何枚あっても足りないや。20枚あってもまだぜんぜん欲しい。ドラフトん時にでも、精力的にピックしとこっと。どーせ青は人気無いし、そもそもリミテッドじゃコレあんま使わんから、遅い順目で取れるっしょ。
《強迫的な研究/Compulsive Research》
たとえ話をしよう。禅寺に修行に出た、メシは精進料理、お肉とかお魚とか一切なし。そんな食生活続けると、さして肉が好きじゃなくても「肉喰いて〜」ってなるだろうね。それに似てる。
エンドに《岩床》でめくって、手札に入ったけど土地かよってことを続けると「もうソーサリースピードでいいからカード引かせてっ!」って気分になる。うわー、確実に手札に入るのってありがたーい。
《占術の岩床/Scrying Sheets》
そう、禅寺で修行しているような、精神鍛錬を兼ねたカード。3回連続でスカっても笑って許せるような、器の大きい人には向いてるかも。僕は器が小さいから、使いこなせないけどね。
《ロノムの口/Mouth of Ronom》
土地26枚の内、無色マナが6枚も! でも、青マナソース18枚、白マナソース14枚って古典には忠実にできてしまうあたり、ビバ多色時代って感じ。
このカード自体の使用感は、まぁ普通。起動することはあんま無いし、抑止力程度。例えば赤単とか組むんなら《ヴェクの聖騎士》落とせるのがナイスとか、そんなんで4枚入るのかもね。そう言えば、《鉄足》でも《ヴェク》止まるね。
で、けっこう頑張って氷雪カード使ってみたけど、これでやっと25枚。デッキの42%に過ぎないわけだ。《岩床》の使用感? まぁ期待は裏切んなかったよ、と言っておけば察しはつくかと。
悪くない、どころかむしろ、かなり良い。《岩床》のために冠雪土地使うのは疑問符が付くけど、《鉄足》なら正当化される。そういう強さ。
現在スタンダードで使われるほぼ全ての3マナ以下の生物を止める、もしくは返り討ちにするそのスペック。《猿人》から《番狼》につながれてもピタッと止まる。「いつでも起きれるんですよ?」っていう《変異種》ばりの能力は、デメリットにぜんぜん見えない。序盤から中盤にかけての制圧力として、けっこう大きなプレッシャーになる。うん、こりゃ拾いモンだ。
《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
コイツと《鉄足》のおかげで守りながら攻められるので、コントロールのくせに相手のライフの減りが妙に早い。おかげで《岩床》起動してる暇がない。不思議だ。
《ルーンのほつれ/Rune Snag》
一行読めば一行に驚き、一回使えば一回に驚きぬ。何物ぞ、と問い質したくなるこの強さ。
デッキ組むたんびに4枚ずつ使うもんだから、何枚あっても足りないや。20枚あってもまだぜんぜん欲しい。ドラフトん時にでも、精力的にピックしとこっと。どーせ青は人気無いし、そもそもリミテッドじゃコレあんま使わんから、遅い順目で取れるっしょ。
《強迫的な研究/Compulsive Research》
たとえ話をしよう。禅寺に修行に出た、メシは精進料理、お肉とかお魚とか一切なし。そんな食生活続けると、さして肉が好きじゃなくても「肉喰いて〜」ってなるだろうね。それに似てる。
エンドに《岩床》でめくって、手札に入ったけど土地かよってことを続けると「もうソーサリースピードでいいからカード引かせてっ!」って気分になる。うわー、確実に手札に入るのってありがたーい。
《占術の岩床/Scrying Sheets》
そう、禅寺で修行しているような、精神鍛錬を兼ねたカード。3回連続でスカっても笑って許せるような、器の大きい人には向いてるかも。僕は器が小さいから、使いこなせないけどね。
《ロノムの口/Mouth of Ronom》
土地26枚の内、無色マナが6枚も! でも、青マナソース18枚、白マナソース14枚って古典には忠実にできてしまうあたり、ビバ多色時代って感じ。
このカード自体の使用感は、まぁ普通。起動することはあんま無いし、抑止力程度。例えば赤単とか組むんなら《ヴェクの聖騎士》落とせるのがナイスとか、そんなんで4枚入るのかもね。そう言えば、《鉄足》でも《ヴェク》止まるね。
で、けっこう頑張って氷雪カード使ってみたけど、これでやっと25枚。デッキの42%に過ぎないわけだ。《岩床》の使用感? まぁ期待は裏切んなかったよ、と言っておけば察しはつくかと。
CS of CS《占術の岩床/Scrying Sheets》その2
2006年7月21日 スタンダード コメント (4)まぁこんだけコキ下ろしといて、机上の空論でしたってのはアレなので、試してみるわけさ。いちおう実践実学主義を掲げる身としてはね。
じゃあどんなデッキで《占術の岩床》使えばいいんだろ?
冗長に毎ターン3マナも余らせて、土地を引けば引くほど嬉しいデッキ。そりゃ、コントロール系になるのは自明だよね。折りしも《アダーカーの戦乙女》って強力な氷雪カードもあるわけで、オーソドックスに青白コンを組んでみた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
氷雪 青白コン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:7
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
3《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
スペル:27
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
4《邪魔/Hinder》
2《巻き直し/Rewind》
4《紛糾/Complicate》
3《撤廃/Repeal》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
土地:26
2《ロノムの口/Mouth of Ronom》
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
6《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
じゃあどんなデッキで《占術の岩床》使えばいいんだろ?
冗長に毎ターン3マナも余らせて、土地を引けば引くほど嬉しいデッキ。そりゃ、コントロール系になるのは自明だよね。折りしも《アダーカーの戦乙女》って強力な氷雪カードもあるわけで、オーソドックスに青白コンを組んでみた。
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氷雪 青白コン
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クリーチャー:7
4《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
3《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
スペル:27
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
4《邪魔/Hinder》
2《巻き直し/Rewind》
4《紛糾/Complicate》
3《撤廃/Repeal》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
土地:26
2《ロノムの口/Mouth of Ronom》
4《占術の岩床/Scrying Sheets》
4《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
6《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
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《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539139/
《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539001/
《ルーンのほつれ/Rune Snag》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539046/
《ロノムの口/Mouth of Ronom》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539148/
《占術の岩床/Scrying Sheets》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539149/
《ボリアルの氷棚/Boreal Shelf》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539144/
《冠雪の島/Snow-Covered Island》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539152/
《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539151/
CS of CS《占術の岩床/Scrying Sheets》その1
2006年7月21日 スタンダード コメント (30)
ぶっちゃけた話、このカードって弱くない?
や、わかる、分かるって。そんな必死に反論しなくても!
言わんとすることは分かるよ。土地だからカウンターされないし壊れないよね。インスタント速度のドローソースって環境にほとんど無いよね。土地としても最低限の仕事はしてくれるから腐らないよね。それは分かる。
でも。
僕はこのカード弱いと思う。
マジックにおいて、“不確定要素”ってのは嫌われる。特に日本人はこれが大嫌い。《呪われた巻物》の起動は手札1枚じゃなきゃ気が済まない。コインフリップって書いたカードは《熱狂のイフリート》しか使ったことがない。きっと皆んな、そうでしょ? で、《占術の岩床》に書いてあることを翻訳してみるよ。
むかーし、《占いの鏡》ってカードがあった。
もしくは、今現在《旅行者の凧》ってカードがあるよねぇ。
こんなこと言ってると《占術の岩床》支持者から「土地以外でも“氷雪”なら持って来れますよ」みたいな反論を喰らいそうだけど、じゃあ冠雪基本土地以外の“氷雪”カードってどんなのがあるだろう? ちょっと微妙なのも含めてピックアップしてみるね。
や、わかる、分かるって。そんな必死に反論しなくても!
言わんとすることは分かるよ。土地だからカウンターされないし壊れないよね。インスタント速度のドローソースって環境にほとんど無いよね。土地としても最低限の仕事はしてくれるから腐らないよね。それは分かる。
でも。
僕はこのカード弱いと思う。
マジックにおいて、“不確定要素”ってのは嫌われる。特に日本人はこれが大嫌い。《呪われた巻物》の起動は手札1枚じゃなきゃ気が済まない。コインフリップって書いたカードは《熱狂のイフリート》しか使ったことがない。きっと皆んな、そうでしょ? で、《占術の岩床》に書いてあることを翻訳してみるよ。
2回に1回くらい土地が引けるかも3マナも使ってだよ(起動に2マナと自身タップ分1マナ、こう書いても判るよね)? 毎ターンそんなにマナ残せる?
むかーし、《占いの鏡》ってカードがあった。
Scrying Glass / 占いの鏡→画像 (2)毎ターン3マナ拘束されて、不確定にドローできる“かも”ってカード。相手の手札を見れるマインドアドバンテージ(笑)が付いていてさえ、このカードが使われることはほとんど無かった。起動コストといい、不確実さといい、《占術の岩床》の行く末を占う先達として好例じゃないかな。
アーティファクト Urza’s Destiny,レア
(3),(T):1以上の数と色を1色選ぶ。対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。その対戦相手が選ばれた色のカードを選ばれた数だけ公開した場合、あなたはカードを1枚引く。
Illus.Patrick Ho (137/143)
Wisdom Guild様から引用
もしくは、今現在《旅行者の凧》ってカードがあるよねぇ。
Journeyer’s Kite / 旅行者の凧(りょこうしゃのたこ)→画像 (2)起動に3マナ、確実に土地を持って来てくれる。このカードが使われない環境なんだから、土地を持ってこれるかすら不確定な《占術の岩床》は・・・・。
アーティファクト Champions of Kamigawa,レア
(3),(T):あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
Illus.Hiro Izawa (257/306)
Wisdom Guild様から引用
こんなこと言ってると《占術の岩床》支持者から「土地以外でも“氷雪”なら持って来れますよ」みたいな反論を喰らいそうだけど、じゃあ冠雪基本土地以外の“氷雪”カードってどんなのがあるだろう? ちょっと微妙なのも含めてピックアップしてみるね。
(ぜひデッキに入れたい)うぉ、少なっ。こんなんじゃ、どうやったって氷雪カードがデッキの半分すら超えないじゃん。毎ターン3マナかけてやるギャンブルにしちゃ、50%以下の確率ってのぁ分が悪いよね?
《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
《オーランのバイパー/Ohran Viper》
(それほど強くはないけど非・氷雪デッキに入るかも)
《暗黒の深部/Dark Depths》
《吹雪の死霊/Blizzard Specter》
《忍び寄るイエティ/Stalking Yeti》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
各種《タップイン土地》
(氷雪デッキなら検討するかも)
《ボリアルのケンタウルス/Boreal Centaur》
《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》
《占術の岩床/Scrying Sheets》
《ロノムの口/Mouth of Ronom》
(氷雪デッキでも微妙)
《酷寒の枷/Gelid Shackles》
《欠片の壁/Wall of Shards》
《カープルーザンのクズリ/Karplusan Wolverine》
☆《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》
いや、べつに《流星》でも《京河》でもいいんだけど、《戦乙女》で使い回した時に一番インパクトのあるものを採用してみた。《陽星》→《燎原の火》とつないだ時に除去られても、1ターン分のタイムワープができるのはすごい安心感があるし。
☆《ルーンのほつれ/Rune Snag》
望むと望まざると、僕たちはこれから2年間に渡ってこのカードを目にすることになる。青いマナの出るデッキは常に、このカードのスロットを空けるために56枚から構築スタートになる可能性が高い。《ルーンのほつれ》の入ったデッキ同士の対戦では、このカードを撃つたびに双方の墓地を確認し合うことになるだろう。異論はあると思うけど、カウンター呪文としては歴代でも5指に入る強さだと僕は思っている。
☆《神の怒り/Wrath of God》
アネックスって、何に強くて何に弱いんだっけ?
アネックスは、中速度型のコントロールに鬼神の如き強さを発揮する。トロンには5分だし、太陽拳にはむしろ有利なくらい。弱点は早くてタフネスの高いステイロイドやZOO、それと、カウンターを一杯積んだパーミッション。で、対ステロイドとかは、《神の怒り》をデッキに積めるようになったことで、“むしろ有利”な相性になる。攻防一体のフィニッシャー《戦乙女》もあいまって、過去の苦手意識は払拭できた。
☆《危険な研究/Perilous Research》
何サクるの、と聴かれたら、《陽星》だったり奪った相手の土地だったり要らなくなった印鑑だったり、そんなカード。やっぱエンドに《陽星》サクって《戦乙女》で戻すみたいな動きは魅力的だしね。《京河》の能力とかをフィズらせるのもオシャレ。
☆サイドボード
追加1枚の《神の怒り》は確定として、もう少し生物対策に割きたい。コントロール奪う《怒りの狂乱》や《クロヴの囁き/Krovikan Whispers》なんかは、3枚入ってるサクり手段とも噛み合って面白いんじゃないかな。あとはパーミッション対策の《防御の光網》や、中速度コントロール対策の《象牙の仮面》なんかが必要かも。
いや、べつに《流星》でも《京河》でもいいんだけど、《戦乙女》で使い回した時に一番インパクトのあるものを採用してみた。《陽星》→《燎原の火》とつないだ時に除去られても、1ターン分のタイムワープができるのはすごい安心感があるし。
☆《ルーンのほつれ/Rune Snag》
望むと望まざると、僕たちはこれから2年間に渡ってこのカードを目にすることになる。青いマナの出るデッキは常に、このカードのスロットを空けるために56枚から構築スタートになる可能性が高い。《ルーンのほつれ》の入ったデッキ同士の対戦では、このカードを撃つたびに双方の墓地を確認し合うことになるだろう。異論はあると思うけど、カウンター呪文としては歴代でも5指に入る強さだと僕は思っている。
☆《神の怒り/Wrath of God》
アネックスって、何に強くて何に弱いんだっけ?
アネックスは、中速度型のコントロールに鬼神の如き強さを発揮する。トロンには5分だし、太陽拳にはむしろ有利なくらい。弱点は早くてタフネスの高いステイロイドやZOO、それと、カウンターを一杯積んだパーミッション。で、対ステロイドとかは、《神の怒り》をデッキに積めるようになったことで、“むしろ有利”な相性になる。攻防一体のフィニッシャー《戦乙女》もあいまって、過去の苦手意識は払拭できた。
☆《危険な研究/Perilous Research》
何サクるの、と聴かれたら、《陽星》だったり奪った相手の土地だったり要らなくなった印鑑だったり、そんなカード。やっぱエンドに《陽星》サクって《戦乙女》で戻すみたいな動きは魅力的だしね。《京河》の能力とかをフィズらせるのもオシャレ。
☆サイドボード
追加1枚の《神の怒り》は確定として、もう少し生物対策に割きたい。コントロール奪う《怒りの狂乱》や《クロヴの囁き/Krovikan Whispers》なんかは、3枚入ってるサクり手段とも噛み合って面白いんじゃないかな。あとはパーミッション対策の《防御の光網》や、中速度コントロール対策の《象牙の仮面》なんかが必要かも。
さて、じゃあこの《戦乙女》をどんなデッキで使うか?
たとえば太陽拳。《陽星》や《絶望の天使》を使い回せるのは非常に魅力的だ。
たとえば青白コン。久々に「安心して殴れるフィニッシャー」を得たのは大きい。
で、今回僕が組んでみたかったのがアネックス・ファイア。
タフネス5である《戦乙女》は《燎原の火》を耐えてくれるし、《燎原の火》で殺した生物をブン取れるのはそりゃもう言わずもがな。2ターン目《印鑑》、3ターン目《併合》、で4ターン目に《戦乙女》降臨するようなワンサイドゲームは、1度はやってみたいよね?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
青白タッチ赤 アネックス・ファイア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:5
3《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
2《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》
スペル:32
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
3《神の怒り/Wrath of God》
4《燎原の火/Wildfire》
4《併合/Annex》
4《押収/Confiscate》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《危険な研究/Perilous Research》
4《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
3《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
土地:23
1《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
1《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2《蒸気孔/Steam Vents》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
3《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3《島/Island》
2《平地/Plains》
2《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たとえば太陽拳。《陽星》や《絶望の天使》を使い回せるのは非常に魅力的だ。
たとえば青白コン。久々に「安心して殴れるフィニッシャー」を得たのは大きい。
で、今回僕が組んでみたかったのがアネックス・ファイア。
タフネス5である《戦乙女》は《燎原の火》を耐えてくれるし、《燎原の火》で殺した生物をブン取れるのはそりゃもう言わずもがな。2ターン目《印鑑》、3ターン目《併合》、で4ターン目に《戦乙女》降臨するようなワンサイドゲームは、1度はやってみたいよね?
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青白タッチ赤 アネックス・ファイア
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クリーチャー:5
3《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
2《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》
スペル:32
4《ルーンのほつれ/Rune Snag》
3《神の怒り/Wrath of God》
4《燎原の火/Wildfire》
4《併合/Annex》
4《押収/Confiscate》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《危険な研究/Perilous Research》
4《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
3《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
土地:23
1《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
1《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2《蒸気孔/Steam Vents》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
3《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3《島/Island》
2《平地/Plains》
2《山/Mountain》
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《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539001/
《ルーンのほつれ/Rune Snag》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539046/
《危険な研究/Perilous Research》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/539041/
某月某日。
確か、MTG.comで《アダーカーの戦乙女》がプレヴューされた3日後くらい。みらー様から電話がかかってきた。曰く「《戦乙女》はオカシイ。壊れてる。」。ちょうどその頃は、僕の仕事の忙しさのピークで、プレヴューなんて見てなかった。で、《戦乙女》のスペックを電話口で聴いたんだけど、あんまり強いとは感じなかった。
「だって、召喚酔い解けなきゃ何もしてくれないんでしょ。6マナで出して《屈辱》で除去られたら、目も当てらんないじゃん。」
でも、仕事の最忙期も終わり、マジックについて少し考えるゆとりが出てくるにつれ、このカードの強さが認識できるようになってきた。そう、このカードは、“壊れている”という程のインパクトはないけど、非常に“手堅い”強さを持ったカードだと思うようになった。
6マナ4/5。
飛行、警戒。
《セラの天使》が1マナ重くなったらタフネスが1上がった。もしくは《大天使》が1マナ軽くなったらパワーが1下がった。
これだけ考えても、スペックとしては“妥当”だよね。さらにコイツは能力がついている。
単純に神河のドラゴンを使い回すとか、そういう使い方ももちろんできるんだけど、この能力の真骨頂は“盤面に与える制圧力”にあると思う。この制圧力という概念については、遥か昔に拙稿(http://diarynote.jp/d/60094/20060201.html)で書いたので省略。で、この《戦乙女》の制圧力について、対ステロイドを例に考えてみよう。
ここで、相手が《戦乙女》を超えられる生物(たとえば《喧騒の貧霊》)をキャストしたとする。そしたら、《戦乙女》の能力で《貧霊》を対象にとってから、《神の怒り》を撃ってやればいい。本来なら《神の怒り》で真っ平らになるはずの場が、こちら有利な場になるわけだ。すなわち、《戦乙女》は、潜在的に相手の展開まで抑制してるわけだね。
もうじき神河が落ちる。長らく使ってきたフィニッシャーである《神河ドラゴン》や《メロク》ともお別れ。次のフィニッシャーを探さなきゃいけなくなるわけだ。そん時に、制圧力として白眉である《アダーカーの戦乙女》はなかなかに魅力的な存在だ。
確か、MTG.comで《アダーカーの戦乙女》がプレヴューされた3日後くらい。みらー様から電話がかかってきた。曰く「《戦乙女》はオカシイ。壊れてる。」。ちょうどその頃は、僕の仕事の忙しさのピークで、プレヴューなんて見てなかった。で、《戦乙女》のスペックを電話口で聴いたんだけど、あんまり強いとは感じなかった。
「だって、召喚酔い解けなきゃ何もしてくれないんでしょ。6マナで出して《屈辱》で除去られたら、目も当てらんないじゃん。」
でも、仕事の最忙期も終わり、マジックについて少し考えるゆとりが出てくるにつれ、このカードの強さが認識できるようになってきた。そう、このカードは、“壊れている”という程のインパクトはないけど、非常に“手堅い”強さを持ったカードだと思うようになった。
6マナ4/5。
飛行、警戒。
《セラの天使》が1マナ重くなったらタフネスが1上がった。もしくは《大天使》が1マナ軽くなったらパワーが1下がった。
これだけ考えても、スペックとしては“妥当”だよね。さらにコイツは能力がついている。
(T):アダーカーの戦乙女以外のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それが墓地に置かれたとき、そのカードをあなたのコントロールの下で場に戻す。
単純に神河のドラゴンを使い回すとか、そういう使い方ももちろんできるんだけど、この能力の真骨頂は“盤面に与える制圧力”にあると思う。この制圧力という概念については、遥か昔に拙稿(http://diarynote.jp/d/60094/20060201.html)で書いたので省略。で、この《戦乙女》の制圧力について、対ステロイドを例に考えてみよう。
こちらの場:《アダーカーの戦乙女》たった1体の《戦乙女》で相手のアタックを見事に牽制してるよね(もちろんライフがそれなりに残ってることが前提だけど)。で、相手がアタックできずにモジモジしてる間にも、飛行・警戒のパワー4でドツイてるわけだ。
相手の場:《密林の猿人》、《瘡蓋族のやっかい者》、《炎樹族のシャーマン》
ここで、相手が《戦乙女》を超えられる生物(たとえば《喧騒の貧霊》)をキャストしたとする。そしたら、《戦乙女》の能力で《貧霊》を対象にとってから、《神の怒り》を撃ってやればいい。本来なら《神の怒り》で真っ平らになるはずの場が、こちら有利な場になるわけだ。すなわち、《戦乙女》は、潜在的に相手の展開まで抑制してるわけだね。
もうじき神河が落ちる。長らく使ってきたフィニッシャーである《神河ドラゴン》や《メロク》ともお別れ。次のフィニッシャーを探さなきゃいけなくなるわけだ。そん時に、制圧力として白眉である《アダーカーの戦乙女》はなかなかに魅力的な存在だ。
温めてたデッキ案もそれなりの数貯まってきたので、んじゃまぁ、恒例の新環境デッキでも語っていきますか。今回はCS of CS(the Card Strategy of the Cold Snap)と題しまして、表題カードの考察→サンプルデッキ→デッキの解説という流れでやって行きたいと思っています。現時点では、全5回の予定。ラインナップはこんな感じです。
第1回 《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
第2回 《占術の岩床/Scrying Sheets》
第3回 《オーランのバイパー/Ohran Viper》
第4回 《相殺/Counterbalance》
第5回 《炎の編み込み/Braid of Fire》
例によって例の如く、予定は未定であって決定ではないので、途中で飽きるかもしれないですし、書いてる暇が無くなるかも知れません。まぁそこは、しょせんカバのやること、大目に見てやって下さいまし(先に予定書いときゃ多少なりとも義務感が生まれるかな、という打算も含みます)。
第1回 《アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie》
第2回 《占術の岩床/Scrying Sheets》
第3回 《オーランのバイパー/Ohran Viper》
第4回 《相殺/Counterbalance》
第5回 《炎の編み込み/Braid of Fire》
例によって例の如く、予定は未定であって決定ではないので、途中で飽きるかもしれないですし、書いてる暇が無くなるかも知れません。まぁそこは、しょせんカバのやること、大目に見てやって下さいまし(先に予定書いときゃ多少なりとも義務感が生まれるかな、という打算も含みます)。
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年7月16日 スタンダード コメント (1)オマケです。
【倍増の季節 編】
むかーし。ギルドパクトが出た頃、《ウラシュト》&《倍増の季節》というデッキを組みました。時が流れてディセンション発売時、《ノヴィジェン》&《細胞質の操作者》&《種子生まれの詩神》というデッキを組みました。
で、ある日、その2つを合わせてみました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緑青赤 倍増の季節
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:31
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《水辺の蜘蛛/Aquastrand Spider》
2《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
4《ウッド・エルフ/Wood Elves》
4《憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed》
2《細胞質の操作者/Cytoplast Manipulator》
3《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》
スペル:8
2《倍増の季節/Doubling Season》
3《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《細胞形成/Cytoshape》
土地:21
2《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《繁殖池/Breeding Pool》
5《森/Forest》
3《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
動きが派手でトリッキーなので、使ってて楽しいデッキです。例えば、《ウラシュト》トークンに換えてソイツらを召集コストに《召喚の調べ》で次の《ウラシュト》、とかですね。
レアは多いですが《デュアルランド》以外はそんなに高くないので、カジュアルで組むのにもお勧めです。まぁ、そん時は《ウッド・エルフ》を《桜族の長老》にして《ダメラン》と基本地形を数枚、とかでしょうか。
【倍増の季節 編】
むかーし。ギルドパクトが出た頃、《ウラシュト》&《倍増の季節》というデッキを組みました。時が流れてディセンション発売時、《ノヴィジェン》&《細胞質の操作者》&《種子生まれの詩神》というデッキを組みました。
で、ある日、その2つを合わせてみました。
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緑青赤 倍増の季節
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クリーチャー:31
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《水辺の蜘蛛/Aquastrand Spider》
2《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
4《ウッド・エルフ/Wood Elves》
4《憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed》
2《細胞質の操作者/Cytoplast Manipulator》
3《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》
スペル:8
2《倍増の季節/Doubling Season》
3《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《細胞形成/Cytoshape》
土地:21
2《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《繁殖池/Breeding Pool》
5《森/Forest》
3《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
動きが派手でトリッキーなので、使ってて楽しいデッキです。例えば、《ウラシュト》トークンに換えてソイツらを召集コストに《召喚の調べ》で次の《ウラシュト》、とかですね。
レアは多いですが《デュアルランド》以外はそんなに高くないので、カジュアルで組むのにもお勧めです。まぁ、そん時は《ウッド・エルフ》を《桜族の長老》にして《ダメラン》と基本地形を数枚、とかでしょうか。
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年7月16日 スタンダード コメント (3)メロク対立。
生物対策として白眉の《制圧の輝き》ですが、種となる生物が必要です。トークン量産機としてセレズニアでは《セレズニアのギルド魔道士》や《ヴィトゥ=ガジー》を使うところですが、このデッキではその役目を《メロク》としました。
デッキのベースはあくまで緑青アグロ、そのテンポ的な展開を崩さずに、メロク対立も両立させる、というかなり欲張りなことをした結果、上の様なレシピになったわけです。ベースの部分については解説を6月14日の日記に譲るとして、調整の過程となった部分について解説をしましょう。
☆《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
トークンを増やすだけなら《セレズニアのギルド魔道士》でも何でも良いじゃん、と、確かにそうなのです。が。このカードを選んだ理由はオルゾフ系ビートへの耐性を考慮してのことです。殺されさえしなければ、《メロク》はたった1枚でオルゾフを制圧してしまう生物です。そして、殺されさえしなければと言う部分は《小蛙》や《マンタ》が担なってくれます。
☆《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》がサイド
別にこのカードが弱い瞬間は無いんですが、メタ的にメインに必要かと言われると、あまり必要じゃなかったんです。カウンター構えながら殴るっていうコンセプト上、この重さが動きとして冗長に感じました。刺さるマッチアップには確かに頼もしい存在ですし、《忍者》で回収してもう4ライフってのも魅力的でしたが、サイドに下がってもらうことにしました。
☆《邪魔/Hinder》?
そう《マナ漏出》じゃなくて《邪魔》です。
プレイテストを重ねるにつれ、どうも、《マナ漏出》が弱いなぁって感じる瞬間が増えてきたんですね。で、何故なんだろうと考えてみるに、相手が《マナ漏出》を警戒したプレイングをしているからだと気が付いたんです。この緑青アグロは意外と打撃の線が細く、実は《マナ漏出》用に3マナ確保してから展開されてしまってもクロック的に間に合ってしまうのです。《マナ漏出》を使っていた頃は、セレズニア相手にマナ残されて《陽星》といわれ、ビタ止まりして逆転されたこともありました。まして対トロンでは、揃ってしまってからの《燎原の火》という負けパターンに何度煮え湯を飲まされたことか。なので確定カウンターなのですよ。
そうそう、カウンターの選定にあたりクリティカル・マスを比較対象として考察してみましょう。クロックが重く序盤の守りが薄いクリティカル・マスは、《邪魔》や《虚空粘》を使うよりもむしろ、《マナ漏出》と《差し戻し》の軽量カウンターを使った方がデッキコンセプトにマッチします。対して、序盤に軽いクロックを展開し、それを守り切るスタイルのこのデッキは、後半にマナがフリーになるのですから確定カウンターを積むべきだ、とようやく気付いたわけです。というわけで、《邪魔》を採用した次第です。
☆サイドボード
かなり綺麗にサイドボーディング出来るようにしました。基本的にはこんな感じです。
生物対策として白眉の《制圧の輝き》ですが、種となる生物が必要です。トークン量産機としてセレズニアでは《セレズニアのギルド魔道士》や《ヴィトゥ=ガジー》を使うところですが、このデッキではその役目を《メロク》としました。
デッキのベースはあくまで緑青アグロ、そのテンポ的な展開を崩さずに、メロク対立も両立させる、というかなり欲張りなことをした結果、上の様なレシピになったわけです。ベースの部分については解説を6月14日の日記に譲るとして、調整の過程となった部分について解説をしましょう。
☆《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
トークンを増やすだけなら《セレズニアのギルド魔道士》でも何でも良いじゃん、と、確かにそうなのです。が。このカードを選んだ理由はオルゾフ系ビートへの耐性を考慮してのことです。殺されさえしなければ、《メロク》はたった1枚でオルゾフを制圧してしまう生物です。そして、殺されさえしなければと言う部分は《小蛙》や《マンタ》が担なってくれます。
☆《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》がサイド
別にこのカードが弱い瞬間は無いんですが、メタ的にメインに必要かと言われると、あまり必要じゃなかったんです。カウンター構えながら殴るっていうコンセプト上、この重さが動きとして冗長に感じました。刺さるマッチアップには確かに頼もしい存在ですし、《忍者》で回収してもう4ライフってのも魅力的でしたが、サイドに下がってもらうことにしました。
☆《邪魔/Hinder》?
そう《マナ漏出》じゃなくて《邪魔》です。
プレイテストを重ねるにつれ、どうも、《マナ漏出》が弱いなぁって感じる瞬間が増えてきたんですね。で、何故なんだろうと考えてみるに、相手が《マナ漏出》を警戒したプレイングをしているからだと気が付いたんです。この緑青アグロは意外と打撃の線が細く、実は《マナ漏出》用に3マナ確保してから展開されてしまってもクロック的に間に合ってしまうのです。《マナ漏出》を使っていた頃は、セレズニア相手にマナ残されて《陽星》といわれ、ビタ止まりして逆転されたこともありました。まして対トロンでは、揃ってしまってからの《燎原の火》という負けパターンに何度煮え湯を飲まされたことか。なので確定カウンターなのですよ。
そうそう、カウンターの選定にあたりクリティカル・マスを比較対象として考察してみましょう。クロックが重く序盤の守りが薄いクリティカル・マスは、《邪魔》や《虚空粘》を使うよりもむしろ、《マナ漏出》と《差し戻し》の軽量カウンターを使った方がデッキコンセプトにマッチします。対して、序盤に軽いクロックを展開し、それを守り切るスタイルのこのデッキは、後半にマナがフリーになるのですから確定カウンターを積むべきだ、とようやく気付いたわけです。というわけで、《邪魔》を採用した次第です。
☆サイドボード
かなり綺麗にサイドボーディング出来るようにしました。基本的にはこんな感じです。
対ビートダウン
In:《教主》4、《制圧の輝き》1、《ガジー》2
Out:《忍者》3、《邪魔》3、《差し戻し》1
対コントロール
In:《ヒヨケムシ》4、《忍者》1、《呪文嵌め》3
Out:《十手》4、《制圧の輝き》3、《メロク》1
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年7月16日 スタンダード コメント (1)6月14日の日記↓の続きです
http://diarynote.jp/d/60094/20060614.html
いやはや、ずいぶん間が空いてしまいました。日本選手権予選シーズンも終わりましたし、コールドスナップ非対応なデッキなんてニーズなんて無いですよね。でも、そのうち《オーランのバイパー》の話をする予定なんですが、その時の伏線として書いとかにゃならんこともあるワケです。というわけで、しばしお付き合いくださいましー。
【青緑アグロ タッチ白 編】
さて、ディセンションまでのスタンダードで、仮想的とすべきデッキはどれほどあるでしょう? まぁこの時期ですので、選手権予選結果のまとめをして下さったサイトが数多くあり、レシピ込みで見つけることが出来ます。
で、ですよ。この中にあって、緑青アグロとはどのような位置付けなのでしょうか?
前にこのデッキを“カンスリ系”と定義したとおり、「コントロール系に強く、ビートダウン系が鬼門」という実に判りやすいマッチアップ相性を持っております。まぁ、ですので、コントロールが多いメタの時に持って行くべきデッキなわけです。しかし、メタの中心がトロンや太陽拳ですと、それらをメタったZOOやステロイドがそれなりの勢力として予想されるわけです。ちょうど、選手権予選中盤頃の勢力図ですね。
青緑アグロを使って、ZOOなどを相手にしてみると、あまりの相性の悪さに笑えます。小粒なマナ生物たちは《勇丸》や《番狼》を前に《忍者》に変身することは能わず、テンポで押されると複数ブロックしようにも火力を合わされて戦線が崩壊します。
で、考えたわけです。
緑青アグロに、ビートダウン耐性を持たせたら、完璧じゃん、と。えぇ理論上は。で、ビートダウン耐性と言えば、白です。そう、白を足すことで《ロクソドンの教主》や《制圧の輝き》と言った、対生物用決戦兵器を使えるようになります。
で、思いついちゃったんで色々テストしてみたわけです。色んなカードが目まぐるしくメインとサイドを行き来しました。《アゾリウスのギルド魔道士》とか《アウグスティン》とかまで試しましたとも。で、ようやく納得の行く形に仕上がったのが↓です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緑青アグロ (タッチ白)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:24
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
3《粘体マンタ/Plaxmanta》
4《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
3《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
3《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
スペル:14
4《差し戻し/Remand》
3《邪魔/Hinder》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《制圧の輝き/Glare of Subdual》
土地:22
1《永岩城/Eiganjo Castle》
1《先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers》
3《繁殖池/Breeding Pool》
4《寺院の庭/Temple Garden》
2《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
3《森/Forest》
3《島/Island》
1《平地/Plains》
サイドボード:15
4《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
1《制圧の輝き/Glare of Subdual》
2《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
3《呪文嵌め/Spell Snare》
1《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は仕事の納期明け。ふぅーっ、キツかったー。7時半に退社できたのなんて久しぶり♪
このテンションが醒めないうちに溜まってたスタックを全部片付けた。
銀行のATMに駆け込んでヤフオクの支払いを済ませ、たまってた洗濯物を片付けて、宅急便の不在票引っ張り出して再配達依頼の電話をかけ、スペリオール読んで、スポーツジムのプール入りに行って一汗流し、晩飯のニョッキが茹で上がるのを待ちつつ発泡酒で乾杯。
まんぞく満足、余は満足じゃ。
前に「行動記録書くだけの日記なんてツマンナイ」みたいなこと書いたけど、まぁこういう日があってもいっか。うん、悪くない。
このテンションが醒めないうちに溜まってたスタックを全部片付けた。
銀行のATMに駆け込んでヤフオクの支払いを済ませ、たまってた洗濯物を片付けて、宅急便の不在票引っ張り出して再配達依頼の電話をかけ、スペリオール読んで、スポーツジムのプール入りに行って一汗流し、晩飯のニョッキが茹で上がるのを待ちつつ発泡酒で乾杯。
まんぞく満足、余は満足じゃ。
前に「行動記録書くだけの日記なんてツマンナイ」みたいなこと書いたけど、まぁこういう日があってもいっか。うん、悪くない。
我思う、ゆえに・・・
2006年7月9日 リミテッド コメント (2)
コールドスナップ×3のドラフトのお話。
ネットを巡回してると「波及10枚ほしい」とか、固め取りやら決め打ちやらの話を見かけたわけだ。で、そういったストラテジーがどの程度有効か、ちょっと考えてみたいと思う。
コールドスナップのコモンは、各色11種類。それに冠雪基本地形がAソートに入っているんだから、コモンは計60種類。どれがAソートで何がBソートかはまだ研究不足ゆえ判らないけど、そこら辺はザラっと勘定。
1パックあたりに封入されているコモンの枚数は11枚。なので、1パックを剥いて特定のカード(たとえば《うねる歩哨》だったりとか)が出る確率は11/60なのでおよそ1/5だ。そして、8人ブードラのパック数はたったの24パックしかない。つまり、その特定のカードが卓に出る総数は下式で計算される。
そう、つまり《うねる〜》とか《クロヴの霧》とかは卓に5枚程度しか出ないんだね。ここ、試験に出るから要チェックだぞ〜。
この数値からも「できれば《うねる〜》を10枚取りたいです」なんてのが、どれだけ非現実的かご理解いただけると思う。
もちろん、ソートの偏りとかの要因により固め取りが成功してしまうことも有るのは否定できない。取りたい対象が7,8手目でも押さえられる様なカードならなお更。でも、この数値を見て“狙ってでもやりたい”と思うかどうか、はてさて。
ネットを巡回してると「波及10枚ほしい」とか、固め取りやら決め打ちやらの話を見かけたわけだ。で、そういったストラテジーがどの程度有効か、ちょっと考えてみたいと思う。
コールドスナップのコモンは、各色11種類。それに冠雪基本地形がAソートに入っているんだから、コモンは計60種類。どれがAソートで何がBソートかはまだ研究不足ゆえ判らないけど、そこら辺はザラっと勘定。
1パックあたりに封入されているコモンの枚数は11枚。なので、1パックを剥いて特定のカード(たとえば《うねる歩哨》だったりとか)が出る確率は11/60なのでおよそ1/5だ。そして、8人ブードラのパック数はたったの24パックしかない。つまり、その特定のカードが卓に出る総数は下式で計算される。
24(パック) × 1/5 ≒ 5(枚)
そう、つまり《うねる〜》とか《クロヴの霧》とかは卓に5枚程度しか出ないんだね。ここ、試験に出るから要チェックだぞ〜。
この数値からも「できれば《うねる〜》を10枚取りたいです」なんてのが、どれだけ非現実的かご理解いただけると思う。
もちろん、ソートの偏りとかの要因により固め取りが成功してしまうことも有るのは否定できない。取りたい対象が7,8手目でも押さえられる様なカードならなお更。でも、この数値を見て“狙ってでもやりたい”と思うかどうか、はてさて。
Lightning Storm
1RR
インスタント -- コモン?
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象としとする。〜はそれにX点のダメージを与える。 Xは〜の上に置かれている蓄積カウンターの総数に3を加えた値に等しい。
土地カードを1枚捨てる:〜の上に蓄積カウンター2個を置く。あなたはその新たな対象を選んでもよい。 この能力は、〜がスタックに置かれている間にのみプレイできる。どのプレイヤーもこの能力をプレイしてよい。
ソース:http://ime.nu/forums.mtgsalvation.com/showthread.php?t=44468
へふーん。
・
・
・
電 波 降 臨 !
4《Lightning Storm》
4《土地の寄進/Gift of Estates》
3《象牙の仮面/Ivory Mask》
その他49枚
え、《浄土からの生命》の方が強そう?
♪夏に冬の歌で 涼しい夕暮れへ
2006年6月25日 その他
いえ、特に深い意味はないんですが。
(←)MTG.comの今週の壁紙が涼しげだったので。これなら仕事場のPCとかで使っても、違和感はなくていい感じかと思いました。 早速↓からダウンロードです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1106
あとブルー基調ってことで、《朧宮》も良いですよね。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/863
(←)MTG.comの今週の壁紙が涼しげだったので。これなら仕事場のPCとかで使っても、違和感はなくていい感じかと思いました。 早速↓からダウンロードです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1106
あとブルー基調ってことで、《朧宮》も良いですよね。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/863
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月14日 スタンダード━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緑青アグロ(純正)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:25
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
3《粘体マンタ/Plaxmanta》
4《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
3《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
スペル:14
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《差し戻し/Remand》
3《細胞形成/Cytoshape》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
土地:21
4《繁殖池/Breeding Pool》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
8《森/Forest》
5《島/Island》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆《深き刻の忍者》3枚
刺さるマッチアップでは強いんですが、マジ無駄に終わる相手も多いので4枚目のメイン採用は控えました。除去の豊富じゃない色だけに、コイツのために道をこじ開けるのはわりと辛いんです。でも移植して+1/+1カウンターが1個乗るだけでぜんぜん制圧力が違うので、まぁ3枚は憎めずってとこです。
☆《殴打蔦の葛》の不採用
なんかですねー、イマイチなんですよ、2ターン目に出ないと。+1/+1カウンターによる移植シナジィとかが強いのは分かります。でも《スリス》的なカードは、後半無駄になる可能性が非常に高いんです。無駄にしたくなきゃ手札に土地を貯め込ムプレイングすればいい、んですが、前述のようにデッキがマナ喰い虫ですし、相手の《マナ漏出》とかも考慮に入れると土地は展開したいんです。ですので、コイツは不採用になりました。
☆《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
+1/+1カウンターを援用できる生物が《小蛙》しか居ないのになんで?、と思うかもしれませんが、採用しました。単純に4マナ4/4はガッチリ要員として強いですし、また、《細胞形成》を使う都合上デッキに7枚は0/0を入れておきたかったというのもあります。移植でカウンターばら撒いても、いつでもコイツの上に戻ってくるという能力は、制圧力として盤面に睨みを効かすには充分です。
☆《差し戻し》3枚
ふつーは《マナ漏出》3枚にしてでも《差し戻し》4枚にしますよね。でも、実際にカンスリ系のデッキを相手にしていると「相手が《差し戻し》持ってたらヤバイ」って瞬間よりも「《マナ漏出》持ってたらヤバイ」って瞬間の方が多いのです。なので、4枚目のスロットは《マナ漏出》に譲りました。
☆《細胞形成/Cytoshape》
『クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ場に出ている伝説ではないクリーチャー1体のコピーになる。』
書いてあることはシンプルですが、実に色々なことができるトリックカードです。例えば、
別の例を挙げましょう。
とまぁ、《細胞形成》は対クリーチャー兵器として非常に便利に働いてくれます。また、このデッキには0/1や1/1が一杯ですので、接触戦闘時に相手のブロッカーを《極楽鳥》にしてしまうなど、移植生物が居なくても役に立ちます。
さて、上に挙げたレシピが、僕なりの“標準化された”緑青アグロです。これにメタ的な肉付けをするというアプローチを試みたいと思います(まだ続くらしいですよ)。
緑青アグロ(純正)
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クリーチャー:25
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
3《粘体マンタ/Plaxmanta》
4《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
3《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
スペル:14
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《差し戻し/Remand》
3《細胞形成/Cytoshape》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
土地:21
4《繁殖池/Breeding Pool》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
8《森/Forest》
5《島/Island》
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☆《深き刻の忍者》3枚
刺さるマッチアップでは強いんですが、マジ無駄に終わる相手も多いので4枚目のメイン採用は控えました。除去の豊富じゃない色だけに、コイツのために道をこじ開けるのはわりと辛いんです。でも移植して+1/+1カウンターが1個乗るだけでぜんぜん制圧力が違うので、まぁ3枚は憎めずってとこです。
☆《殴打蔦の葛》の不採用
なんかですねー、イマイチなんですよ、2ターン目に出ないと。+1/+1カウンターによる移植シナジィとかが強いのは分かります。でも《スリス》的なカードは、後半無駄になる可能性が非常に高いんです。無駄にしたくなきゃ手札に土地を貯め込ムプレイングすればいい、んですが、前述のようにデッキがマナ喰い虫ですし、相手の《マナ漏出》とかも考慮に入れると土地は展開したいんです。ですので、コイツは不採用になりました。
☆《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
+1/+1カウンターを援用できる生物が《小蛙》しか居ないのになんで?、と思うかもしれませんが、採用しました。単純に4マナ4/4はガッチリ要員として強いですし、また、《細胞形成》を使う都合上デッキに7枚は0/0を入れておきたかったというのもあります。移植でカウンターばら撒いても、いつでもコイツの上に戻ってくるという能力は、制圧力として盤面に睨みを効かすには充分です。
☆《差し戻し》3枚
ふつーは《マナ漏出》3枚にしてでも《差し戻し》4枚にしますよね。でも、実際にカンスリ系のデッキを相手にしていると「相手が《差し戻し》持ってたらヤバイ」って瞬間よりも「《マナ漏出》持ってたらヤバイ」って瞬間の方が多いのです。なので、4枚目のスロットは《マナ漏出》に譲りました。
☆《細胞形成/Cytoshape》
『クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ場に出ている伝説ではないクリーチャー1体のコピーになる。』
書いてあることはシンプルですが、実に色々なことができるトリックカードです。例えば、
こちらの場:《細胞質の根の血族》どうなるでしょうか? コピーというのはあくまでコピー元の生物の現在の特性を参照するので+1/+1カウンターはカウントされません。よって0/0クリーチャーとなって状況起因効果で墓地に置かれます。しかも“《根の血族》のコピー”として墓地に置かれたので、《京河》のコントロール奪取能力は誘発しません。うひょー♪
相手の場:《潮の星、京河》
「じゃあ《細胞形成》プレイ、対象《京河》。《根の血族》のコピーになって下さい。」
別の例を挙げましょう。
こちらの場:《粘体投げの小蛙》どうなるでしょうか? まず留意して頂きたいのが、対象を取るのはコピー先だけ、コピー元は対象を取らないということです。なので、《空呑み》のようなアンタッチャブル能力があっても、《空呑み》になっちゃう事は可能なんですね。しかも、先ほど述べたように+1/+1カウンターなどはコピーする時に勘定されずそのまま保持なので、結果として6/6の《空呑み(コピー)》に+1/+1カウンターが3個乗った状態になります。あ、ついでにトランプル生物なったんで3点抜けときますね。むひょー♪
相手の場:《シミックの空呑み》
「《小蛙》アタックー。《空呑み》でブロックした?
じゃあじゃあ《細胞形成》プレイ、対象《小蛙》。《空呑み》のコピーになるぴょん。」
とまぁ、《細胞形成》は対クリーチャー兵器として非常に便利に働いてくれます。また、このデッキには0/1や1/1が一杯ですので、接触戦闘時に相手のブロッカーを《極楽鳥》にしてしまうなど、移植生物が居なくても役に立ちます。
さて、上に挙げたレシピが、僕なりの“標準化された”緑青アグロです。これにメタ的な肉付けをするというアプローチを試みたいと思います(まだ続くらしいですよ)。
7月16日の日記↓に続きます
http://diarynote.jp/d/60094/20060716.html
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月14日 スタンダード コメント (3)6月10日の日記↓の続きです
http://diarynote.jp/d/60094/20060610.html
さて、それではカバ雄なりに緑青アグロにアプローチしてみます。まず、大まかなストラテジーの方向を決めますが、現在のメタを考慮するとベースとすべきデッキは自明でしょう。そう、ヘビ対立です。
・・・・・・。
きゃー、石投げないでぇ、やめてーっイタイ痛いぃ。
この時期にあまりおイタが過ぎると色んな方面から締め上げられそうなので、マジメにやりましょう。で、いわゆる“カンスリ”的なデッキがメタ的に有効ではないかとされるわけです。トロンにしろマガシューにしろ、殴りながらカウンターしてくるデッキにはかなり苦手気味です。オルゾフ系ビートも、同キャラ戦を制するために、テンポ的な展開を妥協しつつ3マナ域以降のパワーカード重視にシフトしてきています。ならばこそ、緑のサイズと青の妨害手段によるテンポビート戦略が、とても突き刺さる環境となってきていと言えるでしょう。
【純正 青緑アグロ 編】
さて、カンスリ的な青緑と言うと、皆さま大体↓のような構成を思い浮かべると思います。
《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》《十手》の有無とか、個々にカードチョイスの差異は出ますが、屋台骨となる戦略は例示したカードから自明でしょう。
《粘体マンタ/Plaxmanta》
《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
《差し戻し/Remand》
《マナ漏出/Mana Leak》
これらを使い、ひとまずデッキに仕上げてみました。その過程を追って説明します。
まず、2ターン目に《忍者》が殴る、という点から1マナ域の生物の重要度が非常に高くなりました。《忍者》で殴ってカードを引いているというアクションは、コントロール系やコンボ系に対して大きなプレッシャーとなり、この状況をカウンターで維持してるだけで勝てるゲームが多数あったからです。
そして、1マナ域の生物として色々試したのですが、結局、《エルフ》と《極楽鳥》のマナ生物8体で安定という結論に達しました。《小蛙》とか《十手》とか、デッキがマナ喰い虫なので、コイツらが居ないとカウンターを構えながら円滑に展開できないのです。
そして、マナ生物8体の採用により、2マナ生物の重要度が相対的に減少し、3マナ域の株が高騰しました。では、《小蛙》に続く3マナ域の有望株とは? 答えは意外とすんなり出ました。
そう、《三角エイの捕食者》です。
トロンの《印鑑》による展開を阻害し、《ヴェクの聖騎士》を止めるサイズを持ち、相手の《十手》を釘付けにする、夢のパーフェクト超人です。ニクイにくいぜコンチクショウ、使ってみるとその強さに濡れてしまいます、色んな所が。よくサイドに鎮座しているのを見かける《三角エイ》ですが、これほどの逸材をベンチに暖めておくなんて、人事部が許しちゃくれません。メインで4枚、これです。ちょうど緑白いデッキが《教主》を4枚使うような感覚でしょうか。
さて、じゃあそろそろレシピを出して、それから個々に解説を入れていきましょうか。
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月10日 スタンダード
【SGD編】
そして、トリを飾りますのは、みんな大好きSGD(スチューピッド グリーン デッキ)です。2代目《ヌー》たる《暴走する氈鹿》を使った、システム型ビートダウンですね。
さて、シミックの固有能力である“移植”はかつての《スパイク》を彷彿とさせてくれます。+1/+1カウンターを撒き散らしてサイズの縮んだ移植持ちクリーチャーを、《氈鹿》が蹴っ飛ばして回収する、とても懐かしい匂いがします。また、《とぐろ巫女》と《氈鹿》の相性も特筆に値するでしょう。3ターン目に(運が良ければ)4マナに到達し、回収後は(運が良ければ)ドローエンジンとして機能する、SGDにおける《根の壁》と《花の壁》の役割を(運が良ければ)併せ持つ生物です。
というわけで、こちらもスターシティの記事からの引用です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シミック 氈鹿 Adam Grydehoj
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:36
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》
3《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
4《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
4《暴走する氈鹿/Stampeding Serow》
4《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
3《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
土地:24
3《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《繁殖池/Breeding Pool》
7《島/Island》
10《森/Forest》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いやはや、生物と土地だけという特異な構成。
元気が良くて たいへんよろしい
というわけで、次の日記(明日とは限らない)では、カバ雄なりの緑青アグロについて書いてみたいと思います。
そして、トリを飾りますのは、みんな大好きSGD(スチューピッド グリーン デッキ)です。2代目《ヌー》たる《暴走する氈鹿》を使った、システム型ビートダウンですね。
さて、シミックの固有能力である“移植”はかつての《スパイク》を彷彿とさせてくれます。+1/+1カウンターを撒き散らしてサイズの縮んだ移植持ちクリーチャーを、《氈鹿》が蹴っ飛ばして回収する、とても懐かしい匂いがします。また、《とぐろ巫女》と《氈鹿》の相性も特筆に値するでしょう。3ターン目に(運が良ければ)4マナに到達し、回収後は(運が良ければ)ドローエンジンとして機能する、SGDにおける《根の壁》と《花の壁》の役割を(運が良ければ)併せ持つ生物です。
というわけで、こちらもスターシティの記事からの引用です。
Food For Thought: Simic Serow - UG for
http://www.starcitygames.com/php/news/article/11879.html
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シミック 氈鹿 Adam Grydehoj
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クリーチャー:36
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》
3《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
4《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
4《暴走する氈鹿/Stampeding Serow》
4《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
3《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
土地:24
3《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《繁殖池/Breeding Pool》
7《島/Island》
10《森/Forest》
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いやはや、生物と土地だけという特異な構成。
元気が良くて たいへんよろしい
というわけで、次の日記(明日とは限らない)では、カバ雄なりの緑青アグロについて書いてみたいと思います。
6月14日の日記↓に続きます
http://diarynote.jp/d/60094/20060614.html
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月10日 スタンダード コメント (1)
【スネーク編】
さて、そろそろ飽きてきたのかネタが尽きてきたのか定かではありませんが、ちょっと毛色の変わったデッキのご紹介です。いやもぅ、カバ雄の趣味っちゅうか、こういうの載せずには居られないんですよね。物体ですからぁ色モノには吸い寄せられてしまいます。
まずは、スターシティで見かけましたヘビ対立、《そう介の召喚術》を《翼膜のバイパー》で回収して拘束でトークンを並べ、《制圧の輝き》や《十手》で道を切り開き、召集込みの《召喚の調べ》で《せし郎》パパがこんにちわ、と。縦のシナジィ全開です、大好きです、I Love Youです。
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スネーク Ted Knutson
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クリーチャー:25
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《そう介の召喚術/Sosuke’s Summons》
3《翼膜のバイパー/Patagia Viper》
1《せし郎の息子、そう介/Sosuke, Son of Seshiro》
1《清められし者、せし郎/Seshiro the Anointed》
スペル:13
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
3《制圧の輝き/Glare of Subdual》
3《召喚の調べ/Chord of Calling》
土地:22
4《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
1《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《繁殖池/Breeding Pool》
6《森/Forest》
1《島/Island》
2《平地/Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
製作者のテッド・ナットソン曰く「《極楽鳥》のスロットは、もともと《桜族の斥候》だったんだよ。でも《鳥》の方が、2ターン目に《とぐろ巫女》出せたり《そう介の召喚術》撃てたりする確率上がるから、こっちにしたんだ」だそうです。だったらお帰りランド抜いとけよ、とか思ったりしたわけですが、まぁそこはそれ。ナットソン自身もこのデッキをガチデッキだとは位置付けていないようです。でも、トークンの並ぶ速度では環境随一なので、調整次第ではなかなかに面白い戦績を上げられるのではないでしょうか。
さて、そろそろ飽きてきたのかネタが尽きてきたのか定かではありませんが、ちょっと毛色の変わったデッキのご紹介です。いやもぅ、カバ雄の趣味っちゅうか、こういうの載せずには居られないんですよね。物体ですからぁ色モノには吸い寄せられてしまいます。
まずは、スターシティで見かけましたヘビ対立、《そう介の召喚術》を《翼膜のバイパー》で回収して拘束でトークンを並べ、《制圧の輝き》や《十手》で道を切り開き、召集込みの《召喚の調べ》で《せし郎》パパがこんにちわ、と。縦のシナジィ全開です、大好きです、I Love Youです。
2006 Regionals Sacramento, California - Regionals
http://www.starcitygames.com/php/news/article/11953.html7
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スネーク Ted Knutson
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クリーチャー:25
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《そう介の召喚術/Sosuke’s Summons》
3《翼膜のバイパー/Patagia Viper》
1《せし郎の息子、そう介/Sosuke, Son of Seshiro》
1《清められし者、せし郎/Seshiro the Anointed》
スペル:13
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
3《制圧の輝き/Glare of Subdual》
3《召喚の調べ/Chord of Calling》
土地:22
4《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
1《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《繁殖池/Breeding Pool》
6《森/Forest》
1《島/Island》
2《平地/Plains》
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製作者のテッド・ナットソン曰く「《極楽鳥》のスロットは、もともと《桜族の斥候》だったんだよ。でも《鳥》の方が、2ターン目に《とぐろ巫女》出せたり《そう介の召喚術》撃てたりする確率上がるから、こっちにしたんだ」だそうです。だったらお帰りランド抜いとけよ、とか思ったりしたわけですが、まぁそこはそれ。ナットソン自身もこのデッキをガチデッキだとは位置付けていないようです。でも、トークンの並ぶ速度では環境随一なので、調整次第ではなかなかに面白い戦績を上げられるのではないでしょうか。
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月10日 スタンダード
【コンバット特化編】
さて、ファッティ重視のクリティカル・マスと、小型生物重視の8ヒッピーという二極化したデッキを紹介して参りましたが、次はバランスよくマナカーブを配置したデッキを見てみましょう。シミックギルドは、生物に特化したギルドということで、低マナ〜中マナ域にかけても良質な生物が揃っています。
そんな中で、《シミックのギルド魔道士》のシステム戦闘能力に着目し、“中盤を固めて生物戦を制する”というストラテジーに特化したヨッシー・アイランドにご登場いただきましょう。
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ヨッシー・アイランド Ryo Ogura
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クリーチャー:31
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》
4《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
3《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
4《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
スペル:7
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
土地:22
1《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4《繁殖池/Breeding Pool》
7《森/Forest》
2《島/Island》
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と、デッキの動きを解説しようと思いましたが、原文記事の方がカバ雄の駄文より万倍も役に立つことが書いてあるので、そちらをご参照下さい。《シミックのギルド魔道士》がこんなにエグイなんて・・・、ぷしゅう。
さて、ファッティ重視のクリティカル・マスと、小型生物重視の8ヒッピーという二極化したデッキを紹介して参りましたが、次はバランスよくマナカーブを配置したデッキを見てみましょう。シミックギルドは、生物に特化したギルドということで、低マナ〜中マナ域にかけても良質な生物が揃っています。
そんな中で、《シミックのギルド魔道士》のシステム戦闘能力に着目し、“中盤を固めて生物戦を制する”というストラテジーに特化したヨッシー・アイランドにご登場いただきましょう。
Standard Decks to Beat 2006 May
http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20060519dtb/index.html#ogur
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ヨッシー・アイランド Ryo Ogura
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クリーチャー:31
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》
4《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
4《粘体投げの小蛙/Plaxcaster Frogling》
3《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
4《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
スペル:7
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》
土地:22
1《進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress》
4《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4《繁殖池/Breeding Pool》
7《森/Forest》
2《島/Island》
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と、デッキの動きを解説しようと思いましたが、原文記事の方がカバ雄の駄文より万倍も役に立つことが書いてあるので、そちらをご参照下さい。《シミックのギルド魔道士》がこんなにエグイなんて・・・、ぷしゅう。
【Dis】緑青アグロ?【Construction】
2006年6月10日 スタンダード
【8ヒッピー編】
次にご紹介するのは、緑青と呼ぶにはちょっと黒が濃すぎるきらいがありますが、8ヒッピーです。こちらも06世界選手権でベスト8に入るなどなかなかに活躍したデッキではありまして、軽量カウンターと手札破壊とドロー能力の組み合わせはコントロール系のデッキに絶大な相性を誇ります。
引用はアメリカのサクラメント地区選手権1位のデッキからです。なかなかにまとまったレシピで、海外的な評価も高いらしく色々な記事に引用されてます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クロックパーミッション Hugh Moore
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クリーチャー:24
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《粘体マンタ/Plaxmanta》
4《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
4《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
2《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
スペル15
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
4《化膿/Putrefy》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
土地:21
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
4《繁殖池/Breeding Pool》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
4《湿った墓/Watery Grave》
1《地底の大河/Underground River》
3《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
3《森/Forest》
1《沼/Swamp》
サイドボード:15
3《素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist》
2《ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse》
2《最後の喘ぎ/Last Gasp》
2《帰化/Naturalize(ONS)》
2《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《?》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マナ生物により3マナ域までジャンプアップし、《惑乱の死霊》を展開、カウンターや《粘体マンタ》でクロックを守りきって勝利するという、王道的なカンスリ系デッキです。3マナ域の生物として、《巾着切り》をサイドに落として《三角エイ》を4枚メインに採っているのが特徴でしょうか。マナの量に対して《墨目》が若干重いように感じますが、1位抜けした実績を考えると、これで正解なのかもしれません。
次にご紹介するのは、緑青と呼ぶにはちょっと黒が濃すぎるきらいがありますが、8ヒッピーです。こちらも06世界選手権でベスト8に入るなどなかなかに活躍したデッキではありまして、軽量カウンターと手札破壊とドロー能力の組み合わせはコントロール系のデッキに絶大な相性を誇ります。
引用はアメリカのサクラメント地区選手権1位のデッキからです。なかなかにまとまったレシピで、海外的な評価も高いらしく色々な記事に引用されてます。
2006 Regionals Sacramento, California - Regionals
http://magic.tcgplayer.com/db/deck.asp?deck_id=46887
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クロックパーミッション Hugh Moore
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クリーチャー:24
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《粘体マンタ/Plaxmanta》
4《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
4《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
2《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
スペル15
4《差し戻し/Remand》
3《マナ漏出/Mana Leak》
4《化膿/Putrefy》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
土地:21
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
4《繁殖池/Breeding Pool》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
4《湿った墓/Watery Grave》
1《地底の大河/Underground River》
3《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
3《森/Forest》
1《沼/Swamp》
サイドボード:15
3《素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist》
2《ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse》
2《最後の喘ぎ/Last Gasp》
2《帰化/Naturalize(ONS)》
2《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《?》
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マナ生物により3マナ域までジャンプアップし、《惑乱の死霊》を展開、カウンターや《粘体マンタ》でクロックを守りきって勝利するという、王道的なカンスリ系デッキです。3マナ域の生物として、《巾着切り》をサイドに落として《三角エイ》を4枚メインに採っているのが特徴でしょうか。マナの量に対して《墨目》が若干重いように感じますが、1位抜けした実績を考えると、これで正解なのかもしれません。