ふぅーっ。やっとこさ、仙台に帰還しました。ここ1週間はとてもバタバタ、その前1ヶ月も含めて、僕の人生でも指折りの密度の濃さでした。
5/2まで中国に居て、中1日で5/4にプラハに出発。もちろん中国じゃMTGなんてやってる暇なかったです。MTGに触れるのは1ヵ月半ぶり、ディセンションのドラフト初めてって状況でプロツアーに行った愚か者は僕ぐらいじゃないでしょうか、いやはや。結果ですか? 2-3ドロップです。
というわけで、長らく続きました当日記の更新停止もやっと解除です。まぁディセンション入りの構築の話でもボチボチ書いていこうと思いますので、あまり期待せずに読んでやって下さいましー。
5/2まで中国に居て、中1日で5/4にプラハに出発。もちろん中国じゃMTGなんてやってる暇なかったです。MTGに触れるのは1ヵ月半ぶり、ディセンションのドラフト初めてって状況でプロツアーに行った愚か者は僕ぐらいじゃないでしょうか、いやはや。結果ですか? 2-3ドロップです。
というわけで、長らく続きました当日記の更新停止もやっと解除です。まぁディセンション入りの構築の話でもボチボチ書いていこうと思いますので、あまり期待せずに読んでやって下さいましー。
年度末らへんってのぁ目が回るくらい忙しいです。日記更新してる暇もありません。結局、3月にMTGに触れたのはわずかに4回。よくこんなんでPTQ抜けれたモンです。
そうそう、明日からちょっくら中国へ行ってきます。山篭りして精神鍛錬、とかじゃなくて、ふつーに仕事で出張です。しかも1ヶ月くらい!
・
・
・
・
プラハ本戦の練習期間はどこですか(泣)?
一応、私物ノートPCは持っていくので、ネットにさえつながれば探索しないフェルダグリフも週一程度は更新するかもしれません。ってか、それくらいしか娯楽が無いような僻地ですし。つながらなければ、1ヶ月くらい更新が止まります。
そうそう、明日からちょっくら中国へ行ってきます。山篭りして精神鍛錬、とかじゃなくて、ふつーに仕事で出張です。しかも1ヶ月くらい!
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プラハ本戦の練習期間はどこですか(泣)?
一応、私物ノートPCは持っていくので、ネットにさえつながれば探索しないフェルダグリフも週一程度は更新するかもしれません。ってか、それくらいしか娯楽が無いような僻地ですし。つながらなければ、1ヶ月くらい更新が止まります。
●ギルドパクトのシールド論?
2006年3月21日 リミテッド コメント (3)
←さらなる置き方の展開(クリックすると大きくなる)。
解説のため、ノウハウを箇条書き
で、全体的にどの色が濃いかを把握したら、要らない色のカードを脇にどけて、改めて構築開始、と。時間配分的には最初の10分くらい、カードの配置に使っても大丈夫。それほどに、最初の色選択は重要だ。ここさえ間違えなきゃ、デッキは7割方できたも同然だしね。
うぉ、取捨選択の基準とか、多色デッキのバランスとか、いろいろ書こうと思ってたけどカードの並べ方の話だけでお腹いっぱいになっちゃった。うん、いいや。今日のとこはこれで終わり。シメに入ろう。
というわけで、シールドの練習方法とギルドパクト環境でのカードの並べ方について、僕なりの主張を書いてみた。この研究成果はあくまで“僕なり”であって、正解とは限らない。でも、僕はこれを使ってPTQを勝つ事ができたってのも事実。もし、色が散って難しいカードプールを渡され「シールド運ゲーだ」と言いながら1-2-0ドロップしてるようなら、この方法を試してみては如何だろうか。着実に、勝ち星を増やせるようになると思う。
解説のため、ノウハウを箇条書き
・除去はタッチしてでも入れるから別の場所に置く
・同様に10点カードも分けて置く
・お帰りランドは1色合ってれば入れるから、これも別に置く
・印鑑は色が合ってないと入れないから各ギルドに分配
・ゴミは見るだけ苦痛なんで、速やかに撤去
・茶色いカードも、いちおう別置き(ギルドのカード以外たいていゴミだけど)
で、全体的にどの色が濃いかを把握したら、要らない色のカードを脇にどけて、改めて構築開始、と。時間配分的には最初の10分くらい、カードの配置に使っても大丈夫。それほどに、最初の色選択は重要だ。ここさえ間違えなきゃ、デッキは7割方できたも同然だしね。
うぉ、取捨選択の基準とか、多色デッキのバランスとか、いろいろ書こうと思ってたけどカードの並べ方の話だけでお腹いっぱいになっちゃった。うん、いいや。今日のとこはこれで終わり。シメに入ろう。
というわけで、シールドの練習方法とギルドパクト環境でのカードの並べ方について、僕なりの主張を書いてみた。この研究成果はあくまで“僕なり”であって、正解とは限らない。でも、僕はこれを使ってPTQを勝つ事ができたってのも事実。もし、色が散って難しいカードプールを渡され「シールド運ゲーだ」と言いながら1-2-0ドロップしてるようなら、この方法を試してみては如何だろうか。着実に、勝ち星を増やせるようになると思う。
●ギルドパクトのシールド論?
2006年3月21日 リミテッド
で、僕は機械屋なので実験・実学主義。こういう方法論を知ると試さずには居られない。さっそく普段の練習にカルステン方式を取り入れてみた。練習を重ねるにつれ、どう置けばいいかやっと解かってきた。
←これが僕なりの、ギルドパクト環境のカードの置き方(クリックすると大きくなる)。
←これが僕なりの、ギルドパクト環境のカードの置き方(クリックすると大きくなる)。
●ギルドパクトのシールド論?
2006年3月21日 リミテッド
この記事の中で、カルステンはギルドパクト環境でのカードの並べ方を、左の写真のように提唱している(クリックすると大きくなる)。
いやぁ、もう目から鱗が落ちた。これなら確かに、ギルド同士の相互関係が一目瞭然だ。緑なんて絶対使うんだから、より手前に。青はほとんど使わないんだから、より奥に。緑黒白にすべきか、緑赤白にすべきか、俯瞰的に検討できるし、緑黒青とか緑赤青の可能性にも気付くことが出来る。数学屋って、こういうの考えるのホント巧いよね。
で、カルステン方式の並べ方での最大の収穫は「カードって、重ねちゃえばいいんだ」って発見。その時までの僕は、ラヴニカ環境に引っ張られ過ぎていて、カードを全部見えるように並べていた。でも、PTQ会場の狭いテーブルの上で使えるスペースは有限なので、コンパクトにまとめられるならそれに越したことはない。
強いカード・使いたいカードを一番上にしておけば、その色を選択するメリットってのは一目で分かっちゃうんだね。しかも、重ねて置けばカード同士が混ざってぐちゃぐちゃにならないから、「あのカードどこ置いたっけ」なんて探す手間が掛からない。少ない時間を有効に使える。ビバ!
いやぁ、もう目から鱗が落ちた。これなら確かに、ギルド同士の相互関係が一目瞭然だ。緑なんて絶対使うんだから、より手前に。青はほとんど使わないんだから、より奥に。緑黒白にすべきか、緑赤白にすべきか、俯瞰的に検討できるし、緑黒青とか緑赤青の可能性にも気付くことが出来る。数学屋って、こういうの考えるのホント巧いよね。
で、カルステン方式の並べ方での最大の収穫は「カードって、重ねちゃえばいいんだ」って発見。その時までの僕は、ラヴニカ環境に引っ張られ過ぎていて、カードを全部見えるように並べていた。でも、PTQ会場の狭いテーブルの上で使えるスペースは有限なので、コンパクトにまとめられるならそれに越したことはない。
強いカード・使いたいカードを一番上にしておけば、その色を選択するメリットってのは一目で分かっちゃうんだね。しかも、重ねて置けばカード同士が混ざってぐちゃぐちゃにならないから、「あのカードどこ置いたっけ」なんて探す手間が掛からない。少ない時間を有効に使える。ビバ!
●ギルドパクトのシールド論?
2006年3月21日 リミテッドしかし、色の組み合わせが多岐に渡るこの環境で、制限時間内にデッキを組むことは想像以上に難しかった。どうにかしてカードプール全体を俯瞰的に見る方法はないものか、その部分は試行錯誤をし続けた。
ラヴニカのみの環境では、カードプールを縦に↓こんな順序で並べるのが常識だった。
ラヴニカのみの環境では、カードプールを縦に↓こんな順序で並べるのが常識だった。
赤いカードこれならカードプールが一目瞭然だし、ギルド同士の関係もわかり易い。ギルドパクトでもこういうことが出来ないものか、そう思っていた時にTCGplayer.comに載っていたカルステンの記事に出会うことになる。
ボロスのカード
白いカード
セレズニアのカード
緑のカード
ゴルガリのカード
黒いカード
ディミーアのカード
青いカード
Impact of Guildpact on Ravnica Limited
http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?id=6286
ギルドパクトのシールド論?
2006年3月21日 リミテッドさて、このギルドパクト環境のシールド。実はかつて無いほど難しい。
ギルドが7つにも渡るわけで、マルチカラーの選択肢がかなり広い。王道的な緑白黒で組めるパックを貰えればいいけど、青が強いパックだと組むのがいきなり難しくなる。うっかり《ニヴ=ミゼット》でも入ってた日にゃ、バランス調整に涙が出そうになるよね。
よく「シールドなんて運ゲー」と言われるけど、この環境は実力に依るところが大きいと思ってる。貰ったカードプールで正しくデッキ構築できてる人なんて、会場に半数も居ないんじゃないかな。正解の構築をすればそこそこ戦えるレベルのカードプールだったってことは多い。
PTQを抜けるカギはシールドに有り。
僕はギルドパクトのプレリの時点で苦戦を強いられ、そう気付いた。そしてその後、コツコツとシールドの練習に励むことになる。シールドデッキを組むこと自体は一人でもできる作業だ。仕事が忙しくて平日に対人練習ができない僕は、トーナメントパックとブースターを買い込んで、寝る前の45分でシールドを組むのを日課にした。練習に使ったトーナメントパックの数は1Box半、延べ30以上のシールドデッキを組んだ。その時の練習方法はこんな感じだ。
ギルドが7つにも渡るわけで、マルチカラーの選択肢がかなり広い。王道的な緑白黒で組めるパックを貰えればいいけど、青が強いパックだと組むのがいきなり難しくなる。うっかり《ニヴ=ミゼット》でも入ってた日にゃ、バランス調整に涙が出そうになるよね。
よく「シールドなんて運ゲー」と言われるけど、この環境は実力に依るところが大きいと思ってる。貰ったカードプールで正しくデッキ構築できてる人なんて、会場に半数も居ないんじゃないかな。正解の構築をすればそこそこ戦えるレベルのカードプールだったってことは多い。
PTQを抜けるカギはシールドに有り。
僕はギルドパクトのプレリの時点で苦戦を強いられ、そう気付いた。そしてその後、コツコツとシールドの練習に励むことになる。シールドデッキを組むこと自体は一人でもできる作業だ。仕事が忙しくて平日に対人練習ができない僕は、トーナメントパックとブースターを買い込んで、寝る前の45分でシールドを組むのを日課にした。練習に使ったトーナメントパックの数は1Box半、延べ30以上のシールドデッキを組んだ。その時の練習方法はこんな感じだ。
・実際のトーナメントを意識し、構築時間は30分に設定(最後の1つは、カードプールの再利用の方法論。一粒で二度オイシイってやつだ)
・カードプールを並べるだけじゃなく、
実際に土地を入れて5回以上シャドウデュエルする
・翌朝にデッキをバラして再検討
・興味深かったり難しかったりしたカードプールは
後日、他人に意見を貰う
・一通り終わったら、ラヴニカとギルドパクトを分けて保管。
他のカードプールとそれぞれを交換して再構築
やー。トーナメントレポも書いてはいるんだけど、遅々として筆が進まず。
なんつーか、僕は“行動記録”を書くってことにモチベーションが上がらないんだよね。僕の「書きたい」って原動力はイコール「僕の思考を知らしめたい」ってことであって、つまり“主張”を書きたいわけだ。某月某日カレーを食べました美味しかったです、みたいな内容を書くくらいなら、日記を更新しない方がマシと思ってる。だから、書いてることは、ご存知の通り、あんな感じになる。・・・それって、もはや日記じゃないじゃん。
で、PTQのレポよりも、まずギルドパクト環境のシールド論について書いてみたい。まぁ今現在(3/21朝)PTQの最終日に間に合うとは思ってないけど、今週末にはLimits予選もあるわけで、情報的な価値としてギリギリ賞味期限内だし。優先順位としてこっち先に書いておいた方がいいかなと判断した。
なんつーか、僕は“行動記録”を書くってことにモチベーションが上がらないんだよね。僕の「書きたい」って原動力はイコール「僕の思考を知らしめたい」ってことであって、つまり“主張”を書きたいわけだ。某月某日カレーを食べました美味しかったです、みたいな内容を書くくらいなら、日記を更新しない方がマシと思ってる。だから、書いてることは、ご存知の通り、あんな感じになる。・・・それって、もはや日記じゃないじゃん。
で、PTQのレポよりも、まずギルドパクト環境のシールド論について書いてみたい。まぁ今現在(3/21朝)PTQの最終日に間に合うとは思ってないけど、今週末にはLimits予選もあるわけで、情報的な価値としてギリギリ賞味期限内だし。優先順位としてこっち先に書いておいた方がいいかなと判断した。
優勝しました。
ゴールデンウィークの東ヨーロッパ旅行ゲットです。
社会人になってマジックを再開した時「せめて1年に1回はプロツアー出れる実力を保とう」と目標を立てました。目標達成できて良かったです。
というわけで、レポやら何やらは明日にでも書きます。今日はもう疲れました。とても幸せな気分で寝れそうです。
ゴールデンウィークの東ヨーロッパ旅行ゲットです。
社会人になってマジックを再開した時「せめて1年に1回はプロツアー出れる実力を保とう」と目標を立てました。目標達成できて良かったです。
というわけで、レポやら何やらは明日にでも書きます。今日はもう疲れました。とても幸せな気分で寝れそうです。
番外編:ゴルガリ団なデッキ --その4
2006年3月12日 Extendedいろいろ調整した結果、こんな感じに収まりました。《強迫》入れずに《セラピー》のみ、《生ける願い》型にした上《悪魔の意図》でメインにもバレットを散らし、肝心の《霊の通り路》は状況依存度が高いので2枚のみです。キーカードが3マナ域に多いので変成を使うってのも試しましたが、ふつーに《悪魔の意図》だけで事足りました。
まだ試してないアイディアですが、メインに数枚《けちな贈り物》を、サイドに《生ける願い》用の《ディミーア家の護衛》を入れるのもアリかもしれません。1色増えちゃいますけどね。
それでは、いくつかのカードについてちょこっとだけ解説を入れときましょう。
☆《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
メインだったりサイドだったり、行ったり来たりしてます。《セラピー》や《悪魔の意図》でアクティブにサクれますし、《死の雲》や《破滅的な行為》に巻き込んでもと、対消滅しなくても墓地に落ちてくれます。
☆《死の雲/Death Cloud》
マルカに《死の雲》ってのは2シーズン前からあったのですが、やはり《起源》との組み合わせは特筆に値しますね。他にも《霊の通り路》撃ってからのドリームコンボとか、ふつーに《ヴィトゥ=ガジー》と噛み合ったりとかします。
☆《虚空の力線/Leyline of the Void》
フルゴリッド相手に突き刺さりますし、《留意》型のサイカもイイ顔します。何気に効果を及ぼすのが相手だけなので、自分の《永遠の証人》は影響を受けないのが素敵です。
☆《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
生物は、エクテンの方が総じてタフネスが低い傾向にあるため刺さるマッチアップがあります。ゴブリンとかボロスとか迷宮案内とか、いいタイミングで出すと3:1交換できたりします。ただ、ボロスは今後Zooに置き換わっていく可能性が高いため、このカードはひょっとしたら抜けるかもしれません。
☆《輝きの乗り手/Glowrider》
生物以外が追加で1マナかかる、アレです。デザイアなどのコンボデッキに対抗するために用意しました。
というわけで、エクテンの白マルカ、相当やりおるのでお試しあれ。
まだ試してないアイディアですが、メインに数枚《けちな贈り物》を、サイドに《生ける願い》用の《ディミーア家の護衛》を入れるのもアリかもしれません。1色増えちゃいますけどね。
それでは、いくつかのカードについてちょこっとだけ解説を入れときましょう。
☆《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
メインだったりサイドだったり、行ったり来たりしてます。《セラピー》や《悪魔の意図》でアクティブにサクれますし、《死の雲》や《破滅的な行為》に巻き込んでもと、対消滅しなくても墓地に落ちてくれます。
☆《死の雲/Death Cloud》
マルカに《死の雲》ってのは2シーズン前からあったのですが、やはり《起源》との組み合わせは特筆に値しますね。他にも《霊の通り路》撃ってからのドリームコンボとか、ふつーに《ヴィトゥ=ガジー》と噛み合ったりとかします。
☆《虚空の力線/Leyline of the Void》
フルゴリッド相手に突き刺さりますし、《留意》型のサイカもイイ顔します。何気に効果を及ぼすのが相手だけなので、自分の《永遠の証人》は影響を受けないのが素敵です。
☆《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
生物は、エクテンの方が総じてタフネスが低い傾向にあるため刺さるマッチアップがあります。ゴブリンとかボロスとか迷宮案内とか、いいタイミングで出すと3:1交換できたりします。ただ、ボロスは今後Zooに置き換わっていく可能性が高いため、このカードはひょっとしたら抜けるかもしれません。
☆《輝きの乗り手/Glowrider》
生物以外が追加で1マナかかる、アレです。デザイアなどのコンボデッキに対抗するために用意しました。
というわけで、エクテンの白マルカ、相当やりおるのでお試しあれ。
番外編:ゴルガリ団なデッキ --その3
2006年3月12日 Extended━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
白マルカ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー19
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
3《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
3《永遠の証人/Eternal Witness》
3《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
1《起源/Genesis》
1《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
スペル19
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》
4《化膿/Putrefy》
3《生ける願い/Living Wish》
2《悪魔の意図/Diabolic Intent》
2《霊の通り路/Ghostway》
1《死の雲/Death Cloud》
土地22
1《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《神無き祭殿/Godless Shrine》
1《寺院の庭/Temple Garden》
2《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
5《森/Forest》
3《沼/Swamp》
1《平地/Plains》
サイドボード15
3《虚空の力線/Leyline of the Void》
2《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
1《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
1《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
1《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
1《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
1《輝きの乗り手/Glowrider》
1《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
1《起源/Genesis》
1《最後の1枚はあなたのために。》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
白マルカ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー19
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
3《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
3《永遠の証人/Eternal Witness》
3《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
1《起源/Genesis》
1《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
スペル19
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》
4《化膿/Putrefy》
3《生ける願い/Living Wish》
2《悪魔の意図/Diabolic Intent》
2《霊の通り路/Ghostway》
1《死の雲/Death Cloud》
土地22
1《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《神無き祭殿/Godless Shrine》
1《寺院の庭/Temple Garden》
2《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
5《森/Forest》
3《沼/Swamp》
1《平地/Plains》
サイドボード15
3《虚空の力線/Leyline of the Void》
2《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
1《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
1《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
1《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
1《木彫りの女人像/Carven Caryatid》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
1《輝きの乗り手/Glowrider》
1《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
1《起源/Genesis》
1《最後の1枚はあなたのために。》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《霊の通り路/Ghostway》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537006/
《虚空の力線/Leyline of the Void》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537052/
《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537124/
番外編:ゴルガリ団なデッキ --その2
2006年3月12日 Extended
「《永遠の証人》リムーブしたら回収できるじゃん。
エターナルスライドちっくに。」
きっかけは、仙台の友人との他愛のない会話でした。剥いたパックから出てきた《霊の通り路》の使い方を四方山話していた時にそんなことを言いました。その場は「ふーん、そう」で終わってしまって、発言した僕自身忘れてたくらいです。後にその友人に指摘されて、やっと思い出した程度でした。
それがこんなに噛み合っちゃうなんて、いやはや。
「そっちのエンドに《霊の通り路》撃ちまーす。こっちの生物消えました。
メインに《破滅的な行為》起動。そっちの生物死んで下さい。
エンドに《永遠の証人》戻りました。《霊の通り路》回収します。
エンドに《木彫りの女人像》戻りました。1ドローします。
エンドに《ロクソドンの教主》戻りました。4点ゲインします。」
すっげー。
白マルカと《霊の通り路》の相性たるや、マリアージュとでも言うべき完璧さです。スタンダードで共存する期間のなかったカード同士にこんな出会い物があるんですから、エクテンってのは魅力的なんですね。
PTロス当時では、マルカってのぁ負け組でした。マルカはあらゆるデッキに対抗手段を入れられるんですが、自身が凶悪なエンジンを持ってるわけでもなく、結局相手に立て直されてずるずると負けてしまう展開でした。よく言われた評価が「何がしたいか判らない」、まさに負け組です。
しかし、シーズン末期の世界選手権では《けちな贈り物》エンジンを搭載したマルカが6-0-0を飾るなど、エンジンさえしっかり積めば一線級の実力を持つことを証明しました。
《霊の通り路》+《永遠の証人》というエンジン、ハマってしまえばとても強力です。マルカという堅牢な構造材料と、組み込まれたエンジン、これからの白マルカはなかなかに要チェックです。
エターナルスライドちっくに。」
きっかけは、仙台の友人との他愛のない会話でした。剥いたパックから出てきた《霊の通り路》の使い方を四方山話していた時にそんなことを言いました。その場は「ふーん、そう」で終わってしまって、発言した僕自身忘れてたくらいです。後にその友人に指摘されて、やっと思い出した程度でした。
それがこんなに噛み合っちゃうなんて、いやはや。
「そっちのエンドに《霊の通り路》撃ちまーす。こっちの生物消えました。
メインに《破滅的な行為》起動。そっちの生物死んで下さい。
エンドに《永遠の証人》戻りました。《霊の通り路》回収します。
エンドに《木彫りの女人像》戻りました。1ドローします。
エンドに《ロクソドンの教主》戻りました。4点ゲインします。」
すっげー。
白マルカと《霊の通り路》の相性たるや、マリアージュとでも言うべき完璧さです。スタンダードで共存する期間のなかったカード同士にこんな出会い物があるんですから、エクテンってのは魅力的なんですね。
PTロス当時では、マルカってのぁ負け組でした。マルカはあらゆるデッキに対抗手段を入れられるんですが、自身が凶悪なエンジンを持ってるわけでもなく、結局相手に立て直されてずるずると負けてしまう展開でした。よく言われた評価が「何がしたいか判らない」、まさに負け組です。
しかし、シーズン末期の世界選手権では《けちな贈り物》エンジンを搭載したマルカが6-0-0を飾るなど、エンジンさえしっかり積めば一線級の実力を持つことを証明しました。
6-0 and 5-0-1 Extended Decklists
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05/extdecks
《霊の通り路》+《永遠の証人》というエンジン、ハマってしまえばとても強力です。マルカという堅牢な構造材料と、組み込まれたエンジン、これからの白マルカはなかなかに要チェックです。
番外編:ゴルガリ団なデッキ --その1
2006年3月12日 Extended コメント (1)というわけで、またこの書式を使いまして、ギルドパクトなデッキのご紹介です。
「あれ? 前に最終回とか言ってなかった?」
まぁホラ、カバ雄の言うことなんて当てにならないわけでして。なぜだか番外編追加です。
そして、今回のテーマは『エクテンでの白マルカ』です。この時期に、スタンじゃなくて、エクテンですよ。まったくニーズがありません。でも僕が書きたいので書きます。
そうそう白マルカといえば、ラヴニカ発売の辺でも書いた気がします。忠吉さんとかGOさんとか狭い範囲の方に大好評でした。そして今さら第2弾、なんでまた自ら地雷踏むような事をとアレなんですが、僕の辞書に“学習能力”という文字はありませんので懲りずに再チャレンジです。
「あれ? 前に最終回とか言ってなかった?」
まぁホラ、カバ雄の言うことなんて当てにならないわけでして。なぜだか番外編追加です。
そして、今回のテーマは『エクテンでの白マルカ』です。この時期に、スタンじゃなくて、エクテンですよ。まったくニーズがありません。でも僕が書きたいので書きます。
そうそう白マルカといえば、ラヴニカ発売の辺でも書いた気がします。忠吉さんとかGOさんとか狭い範囲の方に大好評でした。そして今さら第2弾、なんでまた自ら地雷踏むような事をとアレなんですが、僕の辞書に“学習能力”という文字はありませんので懲りずに再チャレンジです。
さて、で。やっとポリスさんへの回答。相変わらずの前置きの長さは、我ながら流石だ。
●フィニッシャーの選定
僕も、《陽星》要らないには全面的に賛成。理由も、言いたいことは全てポリスさんに言われてしまった。除去のクソ強い現環境において、《絶望の天使》や《黒瘴》は除去られても仕事をしてくれるのに対し、《陽星》はねぇ・・・。たしかに《弔鐘》とのコンボにしても“極まったときにインパクトがデカイ”。この事象に対して人は過大に評価しがちだけど、常に「これはオーバーキルじゃないか」と客観視しないと、デッキは間違った方向に歪んでしまう。
そうそう、オーバーキルといえば《清麻呂の末裔》入れたオルゾフをどこかで見たけど。この観点に立てば、もともとビートダウン系に圧倒的に強いオルゾフにコレを入れる意義が見当たらないよね。
で、いろいろ枚数調整をしつつ僕が辿り着いたフィニッシャーの割り振りは上の通り。
・《初めて苦しんだもの、影麻呂》
1ターンにカードを2枚引けるデッキで《影麻呂》はホントに強い。ムクムク大きくなる。そのうち皮剥けるんじゃないかって勢いだ。
6/6もあれば、環境の大体のクリーチャーより大きいわけで、侮れない打撃力。しかもコレを上回るダメージクロックを展開されたら能力起動すれば良い訳で、あらためて理不尽な生物だ。
・《夜の星、黒瘴》
単純なカードパワーでいけば、このカードがいちばん強い。デッキに4枚入れたていたい。実際、調整初期では4枚使っていた。複数枚引いても、相手に出されても、無駄になることがないからね。でも、調整を進めるにつれ、壁にぶち当たった。
《信仰の足枷》、環境で最もありふれた除去の1つだ。コレを貼られると、途端に手札の中で2枚目以降がモジモジしてしまう。なので、だんだん枚数が減ってきた。でも強いことは間違いないので、デッキに最低でも2枚は入る。3枚くらいが適量なのかもしれない。
・《絶望の天使》
悪くはない。でも4枚使うほどのことはない。流石に7マナは別次元の重さなんだよね、この強固なマナベースとコントロール能力をもってしても。手札に3枚以上くると吐き気しかしないので、2枚。
・《債務者の弔鐘》
強い。たしかに。でも2枚は引きたくない。なので1枚。
前述の《護衛》→《魔性の教示者》ラインで持ってくるナンバーワン候補。
こんな感じのフィニッシャー構成が、今のところ僕の中では鉄板。も少しビートダウンが減ったら《影麻呂》が少なくなったりとか細かい調整は入るだろうけどね。
というわけで、メタゲーム標準的なオルゾフを晒してみた。もちろん、コレはカバ雄フィルターを通した“標準”なわけで、やっぱりどこか歪んでるかもしれない。なので、「自分ならこう組む」「大会であたったのは、こんなんだった」といった情報を頂ければ幸い。
●フィニッシャーの選定
僕も、《陽星》要らないには全面的に賛成。理由も、言いたいことは全てポリスさんに言われてしまった。除去のクソ強い現環境において、《絶望の天使》や《黒瘴》は除去られても仕事をしてくれるのに対し、《陽星》はねぇ・・・。たしかに《弔鐘》とのコンボにしても“極まったときにインパクトがデカイ”。この事象に対して人は過大に評価しがちだけど、常に「これはオーバーキルじゃないか」と客観視しないと、デッキは間違った方向に歪んでしまう。
そうそう、オーバーキルといえば《清麻呂の末裔》入れたオルゾフをどこかで見たけど。この観点に立てば、もともとビートダウン系に圧倒的に強いオルゾフにコレを入れる意義が見当たらないよね。
で、いろいろ枚数調整をしつつ僕が辿り着いたフィニッシャーの割り振りは上の通り。
・《初めて苦しんだもの、影麻呂》
1ターンにカードを2枚引けるデッキで《影麻呂》はホントに強い。ムクムク大きくなる。
6/6もあれば、環境の大体のクリーチャーより大きいわけで、侮れない打撃力。しかもコレを上回るダメージクロックを展開されたら能力起動すれば良い訳で、あらためて理不尽な生物だ。
・《夜の星、黒瘴》
単純なカードパワーでいけば、このカードがいちばん強い。デッキに4枚入れたていたい。実際、調整初期では4枚使っていた。複数枚引いても、相手に出されても、無駄になることがないからね。でも、調整を進めるにつれ、壁にぶち当たった。
《信仰の足枷》、環境で最もありふれた除去の1つだ。コレを貼られると、途端に手札の中で2枚目以降がモジモジしてしまう。なので、だんだん枚数が減ってきた。でも強いことは間違いないので、デッキに最低でも2枚は入る。3枚くらいが適量なのかもしれない。
・《絶望の天使》
悪くはない。でも4枚使うほどのことはない。流石に7マナは別次元の重さなんだよね、この強固なマナベースとコントロール能力をもってしても。手札に3枚以上くると吐き気しかしないので、2枚。
・《債務者の弔鐘》
強い。たしかに。でも2枚は引きたくない。なので1枚。
前述の《護衛》→《魔性の教示者》ラインで持ってくるナンバーワン候補。
こんな感じのフィニッシャー構成が、今のところ僕の中では鉄板。も少しビートダウンが減ったら《影麻呂》が少なくなったりとか細かい調整は入るだろうけどね。
というわけで、メタゲーム標準的なオルゾフを晒してみた。もちろん、コレはカバ雄フィルターを通した“標準”なわけで、やっぱりどこか歪んでるかもしれない。なので、「自分ならこう組む」「大会であたったのは、こんなんだった」といった情報を頂ければ幸い。
(2月22日の日記の続き)
http://diarynote.jp/d/60094/20060222.html
というわけで、これが僕が調整したオルゾフ。強さの程はそれなりに折り紙付き。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オルゾフ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フィニッシャー8
3《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》
2《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
2《絶望の天使/Angel of Despair》
1《債務者の弔鐘/Debtors’ Knell》
その他スペル24
4《屈辱/Mortify》
3《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
4《酷評/Castigate》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
1《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
1《悪夢の虚空/Nightmare Void》
1《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
マナソース28
4《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
4《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
2《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
2《取引の教会、オルゾヴァ/Orzhova, the Church of Deals》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
5《沼/Swamp》
4《平地/Plains》
サイドボード15
3《迫害/Persecute》
2《象牙の仮面/Ivory Mask》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
8Random Slot
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http://diarynote.jp/d/60094/20060222.html
というわけで、これが僕が調整したオルゾフ。強さの程はそれなりに折り紙付き。
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オルゾフ
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フィニッシャー8
3《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》
2《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
2《絶望の天使/Angel of Despair》
1《債務者の弔鐘/Debtors’ Knell》
その他スペル24
4《屈辱/Mortify》
3《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
4《酷評/Castigate》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
1《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
1《悪夢の虚空/Nightmare Void》
1《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
マナソース28
4《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
4《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
2《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
2《取引の教会、オルゾヴァ/Orzhova, the Church of Deals》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
5《沼/Swamp》
4《平地/Plains》
サイドボード15
3《迫害/Persecute》
2《象牙の仮面/Ivory Mask》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
8Random Slot
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●スロット割りについて
オルゾフというデッキについて、大体どれを見ても、こんなスロット割りになっている。
それにしても、《印鑑》4枚と《お帰りランド》4枚というマナバランスの絶妙さには感嘆する。欲しい時に欲しいだけのマナが常にある、デッキバランスに対して完璧なスロット割り。どなたが最初にやったのかは存じないが、これは賞賛されて然るべき功績だと思う。
●ディミーア or NO?
《ディミーア家の護衛》入れる? オルゾフを組む上で意見の分かれるところだ。
特定のマッチアップに対し《神の怒り》やらの必須パーツを持ってこれるし、《頭蓋の摘出》や《悪夢の虚空》など特定のマッチアップで突き刺さるカードをメインに入れ易くなる。一方この“ディミーア・バレット”は、マッチアップによってはまるで役に立たないカードをドローしてしまう可能性を発生させてしまうし、なにより《護衛》自体が後半に無駄ドローになってしまいがちだ。
で、いろいろ調整した結果、僕としては採用した方が強いという結論に至った。オルゾフは、大きなアクションを起こしてゲームを支配できるのが4マナ域から(つまり基本ターンが4な)デッキなので、3マナ域以下で動けるカードというのは非常に貴重だ。かなり極論だけど、初手に3マナと《護衛》が居たら、あらゆるマッチアップに対してそれだけでマリガンしない理由になる。
ただ、後半のまったく要らないタイミングで《護衛》をドローするしょんぼりっぷりは、確かに切ない。これに対しては、腹案があった。すなわちディミーア・バレットとして《魔性の教示者/Diabolic Tutor》を一本挿しすること。これにより、後半にドローした《護衛》を、もっとも欲しているフィニッシャーに変換することが出来る。また、2枚引くと苦痛でたまらない《債務者の弔鐘》を、1本だけ入れる正当な理由になる。
(2月23日の日記に続く)
http://diarynote.jp/d/60094/20060223
オルゾフというデッキについて、大体どれを見ても、こんなスロット割りになっている。
7-9フィニッシャー(2本以上の《黒瘴》を含む)実に、デッキの52-57枚は既に決定されてるわけだ。あとは、ランダムスロットに何を入れるかと、フィニッシャーの選定、土地バランスの調整と、これくらいを行えば強いデッキの出来上がり。すばらしいシステマイズだ。ビバ!
6-8屈辱&信仰の足枷
4神の怒り
3-4ファイレクシアの闘技場
4酷評
3-8Random Slot
4オルゾフの印鑑
24土地(4枚のお帰りランドを含む)
それにしても、《印鑑》4枚と《お帰りランド》4枚というマナバランスの絶妙さには感嘆する。欲しい時に欲しいだけのマナが常にある、デッキバランスに対して完璧なスロット割り。どなたが最初にやったのかは存じないが、これは賞賛されて然るべき功績だと思う。
●ディミーア or NO?
《ディミーア家の護衛》入れる? オルゾフを組む上で意見の分かれるところだ。
特定のマッチアップに対し《神の怒り》やらの必須パーツを持ってこれるし、《頭蓋の摘出》や《悪夢の虚空》など特定のマッチアップで突き刺さるカードをメインに入れ易くなる。一方この“ディミーア・バレット”は、マッチアップによってはまるで役に立たないカードをドローしてしまう可能性を発生させてしまうし、なにより《護衛》自体が後半に無駄ドローになってしまいがちだ。
で、いろいろ調整した結果、僕としては採用した方が強いという結論に至った。オルゾフは、大きなアクションを起こしてゲームを支配できるのが4マナ域から(つまり基本ターンが4な)デッキなので、3マナ域以下で動けるカードというのは非常に貴重だ。かなり極論だけど、初手に3マナと《護衛》が居たら、あらゆるマッチアップに対してそれだけでマリガンしない理由になる。
ただ、後半のまったく要らないタイミングで《護衛》をドローするしょんぼりっぷりは、確かに切ない。これに対しては、腹案があった。すなわちディミーア・バレットとして《魔性の教示者/Diabolic Tutor》を一本挿しすること。これにより、後半にドローした《護衛》を、もっとも欲しているフィニッシャーに変換することが出来る。また、2枚引くと苦痛でたまらない《債務者の弔鐘》を、1本だけ入れる正当な理由になる。
(2月23日の日記に続く)
http://diarynote.jp/d/60094/20060223
良いデッキを模倣することで、得るものは多い。適正なデッキバランスを学習できることは、構築屋にとって素晴らしい機会だ。メタゲームの横軸を知れるという観点からも、とてもプラスになる。メタるべき相手を履き違えず、客観的な観点からデッキを作るためにも、メタ内デッキを『正しく』構築するということは重要だ。
というわけで、今回は僕がメタ用にえんえんと調整を続けてるオルゾフについて、成果公開版を書いてみる。なんでまたこんなキャラに合わないこと(カバ雄なんてヘタレなデッキを密造してんのがお似合いですよねぇ?)をやる気になったかというと。ポリスさんの2月22日の記事に啓発されたから。
というわけで、今回は僕がメタ用にえんえんと調整を続けてるオルゾフについて、成果公開版を書いてみる。なんでまたこんなキャラに合わないこと(カバ雄なんてヘタレなデッキを密造してんのがお似合いですよねぇ?)をやる気になったかというと。ポリスさんの2月22日の記事に啓発されたから。
「勝つ」ために必要なこと -フィニッシャー論なので、この日記自体が、僕なりのポリスさんへのオマージュだったりする。
http://diarynote.jp/d/67373/20060222.html
オルゾフ組なデッキ 第2回 --その5
2006年2月17日 スタンダード コメント (1)
おやおや、だいぶ香ばしいカードがちらほらと見えますね。まったく、このカバは普通にデッキが組めないんでしょうか?
・《精神の吸収/Psychic Drain》
この謎のX火力は、まぁ、何と言うか・・・「エンドに《急かし》でーす。《精神の吸収》6てーん」とか言いたいがために入ってるんじゃないでしょうか。いやほら、《急かし》をアクティブに使う方法論とかゴニョゴニョ、あイエ、何でもないです。たまに《母聖樹》絡めると面白いことになります。
・《猶予の石/Moratorium Stone》
ここは《針》やら《ブーメラン》やらが入るべきスロットなんですが、相手の《信仰の足枷》を割るためにコイツになりました。都合よく《信仰の足枷》が墓地に落ちてるのか疑問に思うでしょうが、そこはアレです。ミルデッキなら、削ってるうちにめくれる事もあります。そして何より、自分の墓地の《足枷》リムーブして、相手の《足枷》割ることもできるんです。生物に《足枷》→2体目をまとめて《神の怒り》→膠着→《石臼》キャスト→《石臼》に《足枷》みたいな流れは頻発するので、意外と割れるんですよ。そうそう、メインで《スカラベ》や《悪夢の虚空》対策になるってのもメリットですね。
・《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
青いデッキにお帰りランドってどうよってお話ですね。確かにセットできるターンは4ターン目以降になってしまうので、2枚に押さえて投入となっています。でも、デッキはマナ喰い虫ですし、何より、《信仰の足枷》が付いた《ダスクマントル》を回収できるって点で評価しました。
・《妄想の誘導/Induce Paranoia》
対コントロール用にサイドに追加のカウンターは置きたかったのですが、マニアックなチョイスになってしまいました。なんつーか、極まるとエグイです。《絶望の天使》カウンターして7まーい、とか。この呪文がうっかり3マナだったら“向上”マナ払った上で《母聖樹》マナ使えないので「4マナでよかったー」とか妙な安心感を覚えることもあります。
・《まばゆい天使/Blinding Angel》
対ビートダウンで《石臼》ってあまりに役に立たないですよねぇ。だからコンパチのフィニッシャーです。今の環境、アホみたいに除去が入ってるデッキか、アホみたいにビートダウンなデッキかしか居ません(断言)。で、ビートダウンなデッキはコレを除去れるカードが4枚かそこらしか入ってません(また断言)。ならばこそ、完璧なる制圧力を持って、相手の反撃をシャットアウトしてくれます。理論上は。
というわけで、なんだか小難しくメタゲームの大風呂敷を広げた末に、出来たデッキがアレですよみたいな良いオチ付きました。そうそう、このデッキ構造上、バベルに勝てないので当たったら素直に諦めてください。それでは貴方がゴリゴリといい音でミルするのを祈りつつ・・・。
・《精神の吸収/Psychic Drain》
この謎のX火力は、まぁ、何と言うか・・・「エンドに《急かし》でーす。《精神の吸収》6てーん」とか言いたいがために入ってるんじゃないでしょうか。いやほら、《急かし》をアクティブに使う方法論とかゴニョゴニョ、あイエ、何でもないです。たまに《母聖樹》絡めると面白いことになります。
・《猶予の石/Moratorium Stone》
ここは《針》やら《ブーメラン》やらが入るべきスロットなんですが、相手の《信仰の足枷》を割るためにコイツになりました。都合よく《信仰の足枷》が墓地に落ちてるのか疑問に思うでしょうが、そこはアレです。ミルデッキなら、削ってるうちにめくれる事もあります。そして何より、自分の墓地の《足枷》リムーブして、相手の《足枷》割ることもできるんです。生物に《足枷》→2体目をまとめて《神の怒り》→膠着→《石臼》キャスト→《石臼》に《足枷》みたいな流れは頻発するので、意外と割れるんですよ。そうそう、メインで《スカラベ》や《悪夢の虚空》対策になるってのもメリットですね。
・《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
青いデッキにお帰りランドってどうよってお話ですね。確かにセットできるターンは4ターン目以降になってしまうので、2枚に押さえて投入となっています。でも、デッキはマナ喰い虫ですし、何より、《信仰の足枷》が付いた《ダスクマントル》を回収できるって点で評価しました。
・《妄想の誘導/Induce Paranoia》
対コントロール用にサイドに追加のカウンターは置きたかったのですが、マニアックなチョイスになってしまいました。なんつーか、極まるとエグイです。《絶望の天使》カウンターして7まーい、とか。この呪文がうっかり3マナだったら“向上”マナ払った上で《母聖樹》マナ使えないので「4マナでよかったー」とか妙な安心感を覚えることもあります。
・《まばゆい天使/Blinding Angel》
対ビートダウンで《石臼》ってあまりに役に立たないですよねぇ。だからコンパチのフィニッシャーです。今の環境、アホみたいに除去が入ってるデッキか、アホみたいにビートダウンなデッキかしか居ません(断言)。で、ビートダウンなデッキはコレを除去れるカードが4枚かそこらしか入ってません(また断言)。ならばこそ、完璧なる制圧力を持って、相手の反撃をシャットアウトしてくれます。
というわけで、なんだか小難しくメタゲームの大風呂敷を広げた末に、出来たデッキがアレですよみたいな良いオチ付きました。そうそう、このデッキ構造上、バベルに勝てないので当たったら素直に諦めてください。それでは貴方がゴリゴリといい音でミルするのを祈りつつ・・・。
オルゾフ組なデッキ 第2回 --その4
2006年2月17日 スタンダード━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドロマー・ミル
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スペル34
3《石臼/Millstone》
2《精神の吸収/Psychic Drain》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《邪魔/Hinder》
4《屈辱/Mortify》
3《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
2《物語の円/Story Circle》
2《猶予の石/Moratorium Stone》
4《急かし/Quicken》
2《連絡/Tidings》
土地26
2《影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow》
2《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
2《湿った墓/Watery Grave》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
2《地底の大河/Underground River》
7《島/Island》
3《平地/Plains》
サイドボード15
4《妄想の誘導/Induce Paranoia》
3《まばゆい天使/Blinding Angel》
3《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
3《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
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ドロマー・ミル
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スペル34
3《石臼/Millstone》
2《精神の吸収/Psychic Drain》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《邪魔/Hinder》
4《屈辱/Mortify》
3《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
4《神の怒り/Wrath of God》
2《物語の円/Story Circle》
2《猶予の石/Moratorium Stone》
4《急かし/Quicken》
2《連絡/Tidings》
土地26
2《影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow》
2《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
2《湿った墓/Watery Grave》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
2《地底の大河/Underground River》
7《島/Island》
3《平地/Plains》
サイドボード15
4《妄想の誘導/Induce Paranoia》
3《まばゆい天使/Blinding Angel》
3《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
3《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
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《屈辱/Mortify》(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537122/
《猶予の石/Moratorium Stone》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537154/
《急かし/Quicken》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537031/
《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537161/
《神無き祭殿/Godless Shrine》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/537157/