《砕岩を食うもの》などを素で待機する場合、一瞬だけ莫大なマナが出れば良い。その点において、《溶鉄の金屑場》のような蓄積ランドは、コンセプトにマッチした存在だといえる。

また、《煮えたぎる歌》も一瞬だけ莫大なマナというのに合致する。しかも出た5マナのうち《彩色の星》などのフィルターで青マナを生成すれば、3ターン目に《ジョイラ》→能力起動って動きもできる。なので、赤主体で組んでみたデッキがコレ。

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     ジョイラ.dec 赤メイン版
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クリーチャー:15
4《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
4《砕岩を食うもの/Detritivore》
2《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
3《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
2《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》

スペル:22
4《遅延/Delay》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
4《彩色の星/Chromatic Star》
2《テラリオン/Terrarion》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》

土地:23
4《溶鉄の金屑場/Molten Slagheap》
2《戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
5《山/Mountain》
2《島/Island》
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《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542157/
《遅延/Delay》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542035/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
《赤アクローマ》は、待機からキャストした場合でも“カウンターできない”は有効だ。しかも、ほぼマナがフルオープンなので、速攻からワンパンKOすら視野に入る。後半余った《煮えたぎる歌》の捌け口ともなるわけだし。

《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》
《ジョイラ》からエンドに待機したら、次のメインフェイズでは待機カウンターはわずか3つ。充分、サクって待機終了できる範囲だ。しかも、そん時《彩色の星》や《テラリオン》などをサクれば1ドローできるわけだ。
《砕岩を食うもの》や《永劫の年代史家》を素で待機しようとすると、莫大なマナがかかる。で、祖のマナを支えるためにベースをトロンに置くというのは、ある意味必然。というわけで、トロン版。

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     ジョイラ.dec トロン版
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クリーチャー:16
4《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
3《砕岩を食うもの/Detritivore》
4《永劫の年代史家/Aeon Chronicler》
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
3《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》

スペル:22
4《遅延/Delay》
3《差し戻し/Remand》
3《撤廃/Repeal》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《連絡/Tidings》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》

土地:22
4《ウルザの塔/Urza’s Tower》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》
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《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542157/
《遅延/Delay》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542035/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

《砕岩を食うもの/Detritivore》
コイツはX=4で待機できたらほぼ勝ちが確定するけど、あまりに早いターンに待機した場合、相手に4つも特殊地形がなくて自爆することがある。しかも、2枚目に到っては、かなりオーバーキル気味だ。なので3枚にしてみた。逆に、何枚引いても嬉しい《永劫の年代史家》は4枚。

《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
《ジョイラ》で待機したら、相手もカウンター合わせやすいとは言え、こっちもマナがオープンになるわけだ。なのでカウンター合戦に勝てば問題ない。

《遅延/Delay》
相手を足止めする、って意味ではこういうデッキに非常に合ったカウンター。また《テフェリー》が出てれば、相手は待機明けたスペルをプレイできないので、確定カウンターとして機能する。そして何より、自分の待機明けた《永劫の年代史家》なんかを、再度X=3で待機しなおせるってマニアックな使い方もできるわけだ。
未来予知のデッキを9個ほど 3/9 -?
眉を顰めた小姐なイラストと、わずか2マナで何でも待機する夢一杯な能力で大人気の《ギトゥのジョイラ》さん。
この《ギトゥのジョイラ》さんの色である赤青には、《砕岩を食うもの》と《永劫の年代史家》という、「待機カウンターを取り除くことでメリットになる」サイクルのうち、最も実戦的な2種が揃っているわけだ。なので、《ジョイラ》さんでデッキを組む場合、必然的にコイツらとセットで使うことになるだろう。実際、《差し戻し》分の2マナ構えた状態から、《ジョイラ》さんキャストして、相手のエンド時に立ってたそのマナで《永劫の年代史家》をX=4とか言われたら、そりゃゲンナリだ。というわけで、今日は《ジョイラ》さんでデッキを組んでみた。

【《ギトゥのジョイラ》デッキ】編

Jhoira of the Ghitu / ギトゥのジョイラ (1)(青)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Future Sight,レア
(2),あなたの手札にある土地ではないカードを1枚ゲームから取り除く:その取り除かれたカードの上に時間(time)カウンターを4個置く。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなくプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)
2/2
Illus.Kev Walker (157/180)
(Wisdom Guild様より引用)

このカードを使おうとした場合、《ジョイラ》その物と待機用のカードで、ある程度スロットが拘束されるわけで、必然的に《ジョイラ》専用デッキになる。なので、あと考えるべきことは、大きく分けてこんな感じ。
?いかにして、《ジョイラ》を引くかor引かなくても戦えるようにするか
?キャスト《ジョイラ》→起動の5マナをどうやって確保するか
?待機4の分のターンをどうやって凌ぐか
?そもそも《ジョイラ》で何を待機するか
これらは、色々アプローチがあるわけだ。

たとえば?に関して、《ジョイラ》がウィザードなのを生かして《ヴィダルケンの霊気魔道士》で引っ張ってくるとかいう方法も考えられる。そうすれば、《テフェリー》とか《ヴェンセール》とかも“ウィザード・サイクリング”で引っ張ってこれたりする。

また、別の例として《トロン》を使えば莫大なマナを確保できるわけで、?には「素で呼ぶ」って回答を用意しつつ、?を満たしたりするわけだ。

他にも、《時計回し》を使った待機デッキ風に組むってアプローチもある。コレ自体が?自体の回答になってる上で、《祖先の幻視》が?を、《睡蓮の花》で?を満たしてるわけだ。

はたまた、?として《大いなるガルガドン》や《深海のクラーケン》などの特殊な待機カウンターの減り方をする生物を使えば、?の部分が軽減できたりもする。

ちょっと話はそれるけど、2ターン目に《ラーダ》出して、3ターン目《ジョイラ》キャストから《ラーダ》の赤赤で能力起動っちゅう
『ジョイラーダ』
ってのもわりと本気で考えてみた。で、これを仙台が誇る良識派Ei-mくんに話したら「や、そういう冗談はスルーしますよ?」と、マッハで一蹴されてしまった。しょんぼり。

とまぁ、考えるポイントが絞れたところで、どういう《ジョイラ》デッキにするか、いろいろ考えてみて欲しい。今回はあくまで例として、僕なりの《ジョイラ》デッキを2つほど挙げてみる。
未来予知のデッキを9個ほど 2/9
やぁ《コーラシュ》良いねぇ。
沼を並べるっちゃ《夢魔》みたいだけど、《印鑑》から最短3ターン目に出る上に、“壮大”でパンプもできるわけだ。再生能力もあることだし、そうとう堅いブロッカーとなってくれる。というわけで、“壮大”を視野に入れて《コーラシュ》を4枚入れるようなデッキを考えて、やはりと言うか何というか、黒コンに行き着いた。

【黒コンと《黒き剣の継承者コーラシュ》】編

Korlash, Heir to Blackblade / 黒き剣の継承者コーラシュ (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― ゾンビ(Zombie)・戦士(Warrior) Future Sight,レア
黒き剣の継承者コーラシュのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールする沼(Swamp)の数に等しい。
(1)(黒):黒き剣の継承者コーラシュを再生する。
壮大 ― 他の《黒き剣の継承者コーラシュ》という名前のカードを1枚捨てる:あなたのライブラリーから沼カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
*/*
Illus.Daarken (87/180)
(Wisdom Guild様より引用)

コイツの“壮大”を考えた場合、まぁ《沼》限定とは言え、土地を2枚も伸ばす能力は強力だ。できれば何度も使いまわすような欲目が出ちゃうよね。ディスカードした《コーラシュ》2枚目以降を拾う方法って何があるだろう?

《葬儀人》とか《冥界への呼び声》を使ったマッドネスちっくに組むのとか。《コーラシュ》が何気にゾンビなのを生かして《アンデッドの王》で拾ってみるとか。まぁ、色々在るんだけど、僕が注目したのは黒赤/黒青の分割カード《隆盛+下落》だ。2枚ディスカードの《下落》に目が行きがちなこのカードだけど、《隆盛》もSoSoなことが書いてある。
Rise / 隆盛 (青)(黒)
ソーサリー Dissension,アンコモン
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚と場に出ているクリーチャー1体を対象とし、それらをそのオーナーの手札に戻す。
Illus.Pete Venters (156/180)
(Wisdom Guild様より引用)
そう、この《隆盛》で《コーラシュ》回収しつつ相手の生物戻して、後半腐ってたハンデスを叩き込むってコンセプトにかなり惹かれた。青マナなんてそうそう揃うの、って疑問には《コーラシュ》の“壮大”で《湿った墓》持って来れば1発解決! そういう感じの黒コンを組んでみた。

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     コーラシュ 黒コン
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クリーチャー:10
4《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
4《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》

スペル:28
4《滑る胆液/Ichor Slick》
2《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
3《滅び/Damnation》
2《虚空/Void》
4《隆盛+下落/Rise+Fall》
2《迫害/Persecute》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
3《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
2《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》

土地:22
3《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
4《偶像の石塚/Graven Cairns》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4《血の墓所/Blood Crypt》
2《湿った墓/Watery Grave》
7《沼/Swamp》
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《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542087/
《滑る胆液/Ichor Slick》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542068/
《偶像の石塚/Graven Cairns》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542175/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》
黒コンのような中速度コントロールは、相手の生物戦線を押し留める壁的な生物の重要度が高い。なんぼ《コーラシュ》の能力が高いとは言え、レジェンドなので2体は並ばないわけだ。なので、3/3再生で、2枚目以降4/4、5/5と育っていく《菅草スリヴァー》は、中盤を支えるのに十分だ。

《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
こいつで《コーラシュ》2枚目を持って来れるので、あらかじめ持ってきて、タップアウト《コーラシュ》キャストって動きができる。また、《滅び》や《迫害》や《堕落の触手》にもアクセスできるし、素で出して《ファイレクシアのトーテム像》をサクる手段にするのもオシャレ。

《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade》
デッキの主役。その“壮大”能力だけピックアップされがちだけど、素のサイズとしてそうとうデカイ。4ターン目で4/4、ターンが進むにつれ平気で8/8以上のサイズになる。しかも再生が付いてるので、《絶望の天使》とか火力とかの除去に耐性がある。普通、黒コンはフィニッシャーとして攻撃が通りやすい《骸骨の吸血鬼》とか用意する必要があるんだけど、《コーラシュ》のサイズが馬鹿馬鹿しいので、追加のフィニッシャーは抜いてしまった。それくらい、強い。

《滑る胆液/Ichor Slick》
このカードは、未来予知での構築レベルのコモンの中の1つだ。効果としては《最後の喘ぎ》が1マナ重くなっただけ、というものだが、サイクリングが大きなメリットとなった。というのは、黒いデッキはアグロなデッキへの対策として、対生物専用カード(このデッキだと《滅び》とか《堕落の触手》とか)にある程度スロットを割かなければならない。ところが対コントロールでは、これらはかなり無駄になるわけだ。そこで、無駄になるマッチアップではサイクリングできる、ってのは見た目以上に使い勝手が良い。
もちろん、後半にマナが余ったら、サイクリング→マッドネスでアドバンテージの取れる除去へと変貌する。

《虚空/Void》
久しく使ってなかったけど、ブロック構築で見て、急に使いたくなった。《印鑑》をまとめて吹っ飛ばしたり、ついでに手札も破壊したりと、ハマるとすごい効果。

《偶像の石塚/Graven Cairns》
このデッキでは《硫黄泉》より使いやすい。流石に《沼》としてカウントされる《血の墓所》よりは劣るけどね。色を度外視して単純なカード的な強さと考えた場合、未来予知のレア土地5種類の中で1番強い、と個人的には思っている。

《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
これは《沼》ではない土地、すなわち《肉儀場》と《偶像の石塚》計7枚を《沼》にしてくれる。《コーラシュ》と《堕落の触手》と、計6枚も《沼》の数を参照するカードがあるので、必要だった。
さてや、さてさて。
第1回目ってことで、ちょっと長めにもう1個デッキを紹介。さっきのデッキが「序盤を適当に凌いで《タロックス》などの生物で中盤に削る」デッキだとするなら、もうちょっと、序盤に重点を置いたデッキを構築してみようかと。2マナ域に《ケルドの匪賊》を採用するか否か、これだけでデッキの性質はガラっと変わる。採用した場合、「序盤を生物で削り、削り残した数点を本体火力」っていう、ボロスみたいな戦い方になる。

で、そういうデッキを組むにあたって、《月の大魔術師》は、《神の怒り》やその他の除去を撃ち難くしてくれるメリットがある。相手がタップアウトで《月の大魔術師》を除去ったら、更に対処の難しい《ヒヨケムシ》が走ってくる、と。っちゅうわけで、そういうデッキが↓コレ。

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     Red Deck Wins
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クリーチャー:20
4《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》
4《巻物の大魔術師/Magus of the Scroll》
4《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》

スペル:16
4《炎の印章/Seal of Fire》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《火山の鎚/Volcanic Hammer》
4《黒焦げ/Char》

土地:24
4《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
4《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
16《山/Mountain》
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《月の大魔術師/Magus of the Moon》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542101/
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542180/
《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542170/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)
未来予知のデッキを9個ほど 1/9 − ?
未来予知もまた、多色から単色への移行期間的なエキスパンションで、単色を励行するようなカードが多く見受けられる。そんな中で、今日は赤単を取り上げてみよう。

【赤単と《月の大魔術師》】編

Magus of the Moon / 月の大魔術師 (2)(赤)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Future Sight,レア
基本でない土地は山(Mountain)である。
2/2
Illus.Franz Vohwinkel (101/180)
(Wisdom Guild様より引用)


《タロックス》や《雷刃の突撃》なんかはかなり色拘束が強い。だから赤の濃いデッキでないと使いにくい。しかし、「《タロックス》を使うために赤単にしなきゃ」とは別段思わない。つまりその程度の強さ。でも、でもだ。《月の大魔術師》は違う。コイツの存在自体が多色地形を否定し、赤単色にする必要十分条件足り得る。

っちゅうわけで赤単を組んでみた。

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     赤単 歌タロックス
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クリーチャー:22
4《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》
4《血騎士/Blood Knight》
3《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
3《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》

スペル:15
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
3《突然のショック/Sudden Shock》
2《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》

土地:23
2《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
1《カー砦/Kher Keep》
3《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
17《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542101/
《刃の翼タロックス/Tarox Bladewing》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542123/
《雷刃の突撃/Thunderblade Charge》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542124/
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542180/
《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/542170/
(カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました)

《煮えたぎる歌/Seething Song》
《煮えたぎる歌》から《タロックス》! そりゃ誰でも1度はやってみたい。だからもちろん、《歌》は4枚だ。そして、《歌》を無駄カードにしないために、若干デッキを縦に構築、《ロクソドンの戦鎚》や《雷刃の突撃》なんかを加えてみた。

《モグの戦争司令官》&《焼け焦げたルサルカ》
全体的な生物バランスはPT横浜のブロック構築のデッキを参考にしてみた。《モグの戦争司令官》は《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカー的な立ち居地だ。ただ、ブロック工逐次と比べると、《ルサルカ》とのコンボの分で使い勝手が向上している。このコンボも赤マナを大量に要する点で、赤単ならではって感じだろう。

《月の大魔術師/Magus of the Moon》
さて、で。本題たる《月の大魔術師》の話をしよう。3マナで2/2、打撃要員としてはぎりぎり及第点なスペックだ。ただ、本家の《血染めの月》と比べると「対単色でも《灰色オーガ》程度の働きをしてくれる」とか「2枚目以降も無駄カードにならない」などのメリットもある。だからメインに3〜4枚というまとまった数を採用できる。で、やはり気になるのは、生物であるというその脆弱性だ。つまり死に易く、相手にとってみれば“ブラッドムーン効果”から抜け出しやすいということ。だから《血染めの月》と違って「貼れば安心」ということは無く、ちょっと相手の出足をつまずかせる程度の効果しかない。
こう書くと、《月の大魔術師》なんて大したことがない、と思うかもしれないが、さにあらず。個人的には、未来予知でも屈指のパワーカード(そしてトップレア)だと思っている。赤単やグルールなどの攻撃的なデッキにおいては、序盤の数ターンは値千金。《月の大魔術師》で数ターン相手の《神の怒り》の分のマナを拘束できるなら、それはもう、勝ったも同然ということだ。

《ケルドの巨石》&《生けるものの洞窟》&《カー砦》
土地構成なんだけど「《月の大魔術師》が居るから土地は全部《山》でいい」ってのは、間違いだと思う。良くも悪くも《月の大魔術師》は死に易い。なので、後半になったら《月の大魔術師》なんて場に存在してない(もし存在してるならそのゲームは勝ってる)。なので後半に1点ずつ本体に飛ばせる土地たる《ケルドの巨石》は、実は違和感なく《月の大魔術師》と共存できる(《ルサルカ》でもサクれるし)。
また、後半の土地の引き過ぎ時には2/2として出せる《生けるものの洞窟》も採用してみた。コイツは《月の大魔術師》環境下でも変異でキャストできるっちゅーのが便利だ。
《カー砦》は、《ルサルカ》や《ロクソドンの戦鎚》との噛み合いや、《タロックス》が殴りに行ってる間のチャンプブロッカーとしても役立ってくれる。
ウチとこの会社は、今日から9連休ですよ。ひゃほう♪
今回はちょうど仕事の谷間になってフルに9日間休めるわけで、こんだけまとまった休みを無為に過ごしてしまうのは、流石にモッタイナイ。何かやんなきゃってことで、最近放置気味だった『探索しないフェルダグリフ』を、ちょっと力を入れて更新してみようかと。

おりしも未来予知の発売時期と重なったわけで、恒例の新環境デッキを毎日載せてみる。現時点でレシピになってるのが5個、草案が7個と、まぁ自転車操業状態だけど、まぁ何とかやってみよう。

できなかったら、そこはそれ。所詮カバはカバ程度でしかなかった、っちゅうことで寂しく涙で枕を濡らす羽目になる。ってことで、自らにノルマを課しつつ、ぼちぼち書いてみる。

(追記)
一晩たって読み返してみると、抜群に読み難い。せっかく読んでくれてる人に対して優しくないな、こんなんじゃ。もそっとフォーマットを整えてみる。
前フリ
 ↓
タイトル
 ↓
カード画像&テキスト引用
 ↓
概要説明
 ↓
レシピ&新カードリンク
 ↓
カード個別説明(箇条書き形式)
の順で、今回は定型化。うん、そうしよう。
3ヵ月ぶりにマジックしてきました。試合なんて次元の混乱のプレリ以来なんで、マッハでドロップしてドラフトするつもりでした。エキスパンション2つプレリ状態のドラフトとか、他の人の2倍楽しめるじゃないですか。

でも、久々にやった割には思ったほど腕が落ちてなくて、ドロップするタイミングを逸しました。結局、最後までやって4-1-0の4位でした。デッキは生物が貧弱な上にゴッドレアが無いので微妙・・・かと思っていたんですが、よくよく見ると除去がいっぱいあってふつーに強かったです。

生物15
《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker》
《スカーク砦の掘り起こし》 ←ただれゴブ・シェイパー
《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》
《洞窟のインプ》 ←エコー1ディスカードな2/2飛行速攻
《誘導スリヴァー》 ←スリヴァー・サイクリング
《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
《ギャサンの略奪者》 ←1ディスカードで変異な3/3
《顔なしの貪り食い/Faceless Devourer》
《墓を掻き回すもの》 ←マッドネス・グレイブディガー
《疫病スリヴァー/Plague Sliver》
《ダル追われの殺し屋》 ←暴勇でシャドーな4/1
《肉捻り》 ←変形:1黒黒な3/3
《エイヴンの占い師》 ←2/2飛行アップキープに《Undo》
《粘つく霊命/Viscid Lemures》
《鞭背ドレイク》 ←2白で変異な3/3飛行

スペル8
《冥界への呼び声/Call to the Netherworld》
《炎の鞭/Fire Whip》
2《重い拳》 ←+3/+3アンタップしないオーラ
《致命的な魅力》 ←CIP2点アップキープ4点オーラ
《絞殺の煤/Strangling Soot》
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
《死に際の喘ぎ》 ←探査ダーバニ

土地18
9《沼/Swamp》
6《島/Island》
3《山/Mountain》

いくつか気づいた点を
・《墓を掻き回すもの》はマッドネスで出さないと存在価値が無いので、デッキに入って1〜2枚くらい
・《肉捻り》の変形は、ソーサリー速度なのが相当使いにくい。ほぼ3/3バニラ
・《ダル追われの殺し屋》も微妙。暴勇しないとゴキブリ以下
・《重い拳》は見た目より格段に使いやすい。除去のほか、ブロック時のコンパットトリックとか、最後のパンプアップとかに使える。相手生物につけたときは《珊瑚のペテン師》に注意
《Tolaria West》とウルザトロン
ども、ご無沙汰です。今日はトロンにおける《Tolaria West》採用っちゅうお話をしてみましょう。

さて《Tolaria West》、未来予知で登場した、変成つきの“土地”です。土地の点数でみたマナはゼロなので、「土地もしくはゼロマナorマナコストの無いスペル」にアクセスできる土地、という立ち位置です(再訂正:ゼロマナ持ってこれます)

これで持ってくるほどの土地っちゃ、そりゃ“揃えば天下無双”のウルザトロンでしょう。場には《鉱山》と《魔力炉》、じゃあ変成で《ウルザの塔》持ってきまーす、ってなもんです。しかも、トロン揃っちゃった後は、迅速に《ウルザの工廠》にアクセスできるため無駄カードになりにくいですし、それすら揃っている場合は《強迫的な研究》でポイなのですから至れり尽くせりですね。変成が重いのでは、との懸念も、メインフェイズに平気で《強迫的な研究》打ってる時代なのですから、それほどは気になりません。

なので、できれば《Tolaria West》は4枚デッキに採用したいのですが、はたして可能なのでしょうか? 現行イゼットロンのマナバランスを例として引用してみましょう。
土地23
4《ウルザの塔/Urza’s Tower》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《島/Island》

その他マナソース6
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
で、このうち4枚を《Tolaria West》に挿げ替える、と。

まず最初に思いつくのは、トロンを3枚ずつにすることです。《Tolaria West》によって揃いやすくなっているので、まぁ3枚で問題ないだろうってのが1つ。また、《Tolaria West》の変成コスト1青青によって、メインフェイズで青マナが要求されるので、相対的に無色土地であるトロンは減らしたかったというのがもう1つの理由です。これで抜けるカードは3枚なので、あとは《島》1枚を抜いて、そこに《Tolaria West》を突っ込んで、ちょっと回してみました。

しゃかしゃかしゃか。

む、ちょいと動きがぎこちないですねぇ。《Tolaria West》はタップインなので、セットするなら1ターン目か3〜4ターン目。それ以降はかなり変成専用です。で、変成したら手札に確実に土地が来るので(ここが《強迫的な研究》と違う)、5ターン目に変成→土地セットみたいな動きをしがちです。なので、《Tolaria West》自身を土地としてカウントし難く、その他のマナソースが来れば来るほど嬉しいって感じになります。

なので、僕が考えるマナソースの構成はこんな感じになりました。
土地24
3《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
3《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《Tolaria West》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
1《島/Island》
1《Random Manasource Slot》

その他マナソース6
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
そう、何かしら1枚程度、マナソースを追加すべきだ、ということです。ここが《島》であるか《ウルザの塔》であるか、はたまた《印鑑》であるか、まだ結論は出ていません。青マナソースとして19枚(《Tolaria West》も含む)、これが1青青の変成コストを支えきれるかどうか、引き続き研究を要するところです。

とりとめの無い話になりましたが、おさらいとして軽くまとめてみましょう。
・《Tolaria West》はトロンに採用され得る
・その場合、トロンは3枚ずつなど無色マナソースを減らす調整が必要だ
・現行の土地23・印鑑6のバランスよりは若干マナソースを増やした方が良さそうだ

さて、興が乗ったのか妄想が暴走したのか定かじゃござんせんが、《爆裂+破綻》と《浄土からの生命》絡みでもう1つデッキをば。

プレナーケイオスが出る前から、コントロール的な白緑って構想はあった。《酸苔》と《幽霊街》でコントロール系デッキのマナを縛り、《神の怒り》と《教主》でビートダウン系デッキをケア、って目論見なデッキ。でも、白緑って色の特性上ドローが貧弱なのには不満だった。でも、《調和》を得たことで、この不満は解決したので、レシピを起こしてみた。

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      白緑赤ゲドン・コントロール
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クリーチャー:11
4《根の壁/Wall of Roots》
4《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
3《砕岩を食うもの/Detritivore》

スペル:27
4《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》
4《爆裂+破綻/Boom+Bust》
3《壌土からの生命/Life from the Loam》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《調和/Harmonize》
4《明日への探索/Search for Tomorrow》
2《グルールの印鑑/Gruul Signet》
2《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》

土地:22
4《幽霊街/Ghost Quarter》
4《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
4《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
3《寺院の庭/Temple Garden》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
3《森/Forest》
1《平地/Plains》
1《山/Mountain》
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《砕岩を食うもの/Detritivore》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541096/
《爆裂+破綻/Boom+Bust》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541112/
《調和/Harmonize》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541149/
カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました

赤を加えたことで《砕岩を食うもの》と《爆裂+破綻》が使えるようになり、白緑2色だった時代よりマナ拘束力が一層アップ。さらに《爆裂+破綻》は《浄土からの生命》を採用する理由になるわけで、《幽霊街》&《浄土》ってハメパターンも追加された。“鬼ランデスモード”に突入すると、相手の土地が1枚も残らないってところまで破壊し尽くせる。

デッキ全体として4マナ以降がゴン重だけど(4マナ域16枚、6マナ域6枚)、それを支えるのが12枚にも及ぶ、4マナへのジャンプアップカード。すなわち《根の壁》4枚・《印鑑》4枚・《明日への探索》4枚だ。特に《明日への探索》、これがまた使いやすいカードで、1ターン目に待機できれば、2ターン目《お帰り土地》セットした時に、後手でもディスカードしないで済む。

っちゅーわけで、多分に実験的要素を含んだデッキだけど、スロットも綺麗にまとまってて、個人的には気に入ってるレシピ。コントロールが流行ってるメタゲームなら、わりとオススメ。
前回の日記のコメント欄に興味深い書込みがあった。
水深の予見者と分割ゲドンを
組み合わせたデッキを作ってください。

ほぅ、縦のシナジィストたる僕にそんな言葉を吐くなんて、パブロフの犬に向かってチャイムを鳴らすようなもんですな。すなわち、ヨダレじゅるじゅる、カバまっしぐら

ふぅ。この年になると、茶番1つ興じるのも骨が折れますな。
さておき、《水深の予見者》。

コイツ出してアンモーフしつつ《荒廃の思考》撃ったら、土地は避難できるし手札増えるしで、完璧じゃん圧勝じゃん、と、男のコなら誰でも思うよね。で、《荒廃の思考》がスタン落ちしている事実に悶絶するわけだ。こうして少年はまた一歩、大人になっていく。えぇ話だ。

しかして、《破綻》と《水深の予見者》の組み合わせはどうだろう。《破綻》自体が6マナと重く、撃つためにはそれなりのマナブーストが必要だ。更に《水深の予見者》の能力を使うためには《島》2枚出している必要があり、これまた中々にハードルが高い。なので、青赤の2色デッキで組むよりは、緑青ターボランドwith赤って構成の方がしっくりくると思った。

で、緑青でターボランドというと・・・。

そう、《浄土からの生命》&《交易路》エンジンだ。しかも、これら2種のカードは《破綻》と《水深の予見者》各々とコンボになるため、縦のシナジィ好きな貴方のハートもガッチリ鷲掴み!

しかも、この4枚には1つの共通点があるわけさ。

お気付きの通り、これらは全てコストが2マナ。《交易路》と《浄土》は言わずもがな、《破綻》の片割れ《爆裂》が2マナだし、変異とは言え《水深の予見者》の素のコストも2マナだ。で、コストが揃ってるメリットは・・・・、というと当然、「変成でサーチして来れる」っちゅーことだ。
黒を含まない青デッキで、2マナの変成スペルといえば、もちろん《交錯の混乱》。素でも及第点な性能な上、変成コストも1青青とそれなりに軽い。この《交錯の混乱》で、状況に合わせてこれら4枚のどれかをサーチしてくる、っていう戦略をデッキの核としてみた。

というわけで、たーは先生に「見るからに好きそうな縦のデッキですね」とまた言われそうなデッキが出来上がった。

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      緑青タッチ赤ターボランド
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クリーチャー:17
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《根の壁/Wall of Roots》
2《水深の予見者/Fathom Seer》
1《神秘の蛇/Mystic Snake》
2《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
3《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
1《塩水の精霊/Brine Elemental》

スペル:20
4《差し戻し/Remand》
3《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
2《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《爆裂+破綻/Boom+Bust》
4《未開の狩り/Hunting Wilds》
2《稲妻の嵐/Lightning Storm》
1《交易路/Trade Routes》
1《壌土からの生命/Life from the Loam》

土地:23
2《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
2《グルールの芝地/Gruul Turf》
4《繁殖池/Breeding Pool》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
2《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
5《島/Island》
2《森/Forest》
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《爆裂+破綻/Boom+Bust》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541112/
《未開の狩り/Hunting Wilds》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541130/
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変異ギミックを抜いて《殴打蔦の葛》を入れるような、もうちょっとターボランド色の濃いデッキ構築もアリかも。もしくは青赤2色に絞って、《水深の予見者》4枚・《稲妻の嵐》4枚、みたいな感じもココロ惹かれるね。
うぅ。これは酷い。載せなきゃよかった。若気の至りってヤツだ。
やーめーてー。そんな目で私を見ないでー。いやー。

って、いつぞやのドラフト決勝卓でスリヴァーデッキ組んだ時も、そんなこと言ってたな。うん。
(せーの)カオスよりもーっ!!

「マッドゥネ〜ス」

はい、始まりましたこのコーナー。今日も元気にデッキ診断。
まずは、仙台市太白区在住の匿名希望さん(28♂)からの投稿で青赤黒マッドネスです。

「ほう、小坊主が。」

ご本人からのコメントです。“8ルーターから《無謀なるワーム》をマッドネスするデッキです。手札を捨てるカードと相性のいいリアニメイトのエスプリも散りばめてみました”だそうです。

「笑止千万。」

えー、ではレシピの方、見て参りましょう。

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       青赤タッチ黒マッドネス
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クリーチャー:19
4《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》
4《思考の急使/Thought Courier》
3《難問のスフィンクス/Vexing Sphinx》
4《無謀なるワーム/Reckless Wurm》
1《影武者/Body Double》
1《疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen》
2《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》

スペル:18
3《呪文嵌め/Spell Snare》
4《差し戻し/Remand》
4《癇しゃく/Fiery Temper》
2《闇の萎縮/Dark Withering》
3《ゾンビ化/Zombify(OD)》
2《入念な考慮/Careful Consideration》

土地:23
2《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
2《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
4《蒸気孔/Steam Vents》
2《湿った墓/Watery Grave》
2《地底の大河/Underground River》
3《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
1《硫黄泉/Sulfurous Springs》
4《島/Island》
3《山/Mountain》

サイドボード:15
4《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
3《砕岩を食うもの/Detritivore》
2《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》
3《意志を曲げる者/Willbender》
1《闇の萎縮/Dark Withering》
1《難問のスフィンクス/Vexing Sphinx》
1《影武者/Body Double》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《無謀なるワーム/Reckless Wurm》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541120/
《影武者/Body Double》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541035/
《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541094/
《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541108/
《砕岩を食うもの/Detritivore》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541096/
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「デッキになっていない。カードが泣いている。」

・・言ってみたかったんですね、それ。

「うん。」
「3ターン目に!」

お話きいて欲しいんですかぁ? いいですよー。

「・・・・。
っ3ターン目に《アウグスティン4世》出して!
次のターン《マナ漏出》構えながら《ヌーマッド》出したら!」


はぁ。

「《ヌーマッド》の土地破壊能力と!
《アウグスティン》の1マナ縛る能力で!
圧・勝!!」


わー、中二くらいの男子が考えそうなアイディアですねー。

「・・・・・・。」

・・・・・。
あ、どうぞ続けてくださいー。

「(ぽそっ)《カルシダーム》。」

え?

「《カルシダーム》出して!
《燎原の火》でブロッカー薙ぎ払ったら!
圧・勝!!」


ふぅん、なんかどこかで聴いたような、ありがちな意見ですねー。

「・・・・・・・・・。
そして!」


あ、まだ続くんですか? どうせ「2つを合わせてみました」ってハイブリッド・オチですよね?
え、図星ですかー。

(デッキを放り出して、脱兎の如く去る)

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     青赤白アネックスファイア
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クリーチャー:12
4《宮廷の軽騎兵/Court Hussar》
2《アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IV》
3《カルシダーム/Calciderm》
3《壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator》

スペル:26
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《差し戻し/Remand》
4《併合/Annex》
4《燎原の火/Wildfire》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
2《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
2《ボロスの印鑑/Boros Signet》

土地:22
4《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
2《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
3《島/Island》
1《平地/Plains》
3《山/Mountain》

サイドボード:15
4《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》
1《カルシダーム/Calciderm》
3《砕岩を食うもの/Detritivore》
2《象牙の仮面/Ivory Mask》
3《解呪/Disenchant》
2《爆裂+破綻/Boom+Bust》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《カルシダーム/Calciderm》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541023/
《壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541160/
《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541008/
《砕岩を食うもの/Detritivore》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541096/
《爆裂+破綻/Boom+Bust》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541112/
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まぁ、言いたいことはわかるんですけどー。理想と現実だいぶ違うから夢から覚めなさ〜い、って感じですよねぇ。
「あえて言おう、《迫害》であると」

ん? どーしたの、突然・・・。

「青黒トロンは、
青赤にフィニッシャーで劣り、
青白に生物耐性で劣る」


青黒トロン!? またマイナーなジャンルを。

そりゃまぁ、イゼットロンみたいに《悪魔火》や《ヘルカイト》も無いし、《滅び》を得たとは言え、青白トロンに比べると《信仰の足枷》や《赤の防御円》みたいな防衛策がある訳じゃないしねぇ。ついでに言えば、青単トロンほど色マナが安定するわけじゃないし、セルみたいに受けも広くない。

って、じゃあ青黒トロンにメリットなんて・・・。

「あえて言おう、《迫害》であると」

あぁ、だから《迫害》なのね。たしかに、あえて言うならソコだよね。でも、それって黒い理由ではあるけど、青黒い理由にならないんじゃない?

「メインの《神秘の指導》、サイドの《フィンケル》」

あー。なるほどナルホド。対コントロールで強い布陣が充実してるわけか。《迫害》使える上に、それってことで、“コントロールを喰う”って位置付けのトロンになるわけだ、青黒って。

「而して、《暗黒破》や《滅び》の分、生物も捌ける」

ほう。どれどれ、レシピ拝見・・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       青黒トロン
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クリーチャー:4
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
2《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》
1《レシュラックの伝令/Herald of Leshrac》

スペル:33
3《マナ漏出/Mana Leak》
4《差し戻し/Remand》
1《呪文の噴出/Spell Burst》
1《暗黒破/Darkblast》
2《撤廃/Repeal》
3《滅び/Damnation》
2《迫害/Persecute》
3《熟慮/Think Twice》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《地底街の手中/Clutch of the Undercity》
4《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
1《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
1《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》

土地:23
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4《ウルザの塔/Urza’s Tower》
4《地底の大河/Underground River》
4《湿った墓/Watery Grave》
1《島/Island》

サイドボード:15
4《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
3《夜の飾り紐/Ribbons of Night》
1《滅び/Damnation》
1《根絶/Extirpate》
3《計略縛り/Trickbind》
1《迫害/Persecute》
1《不実な衝動/Treacherous Urge》
1《突然の死/Sudden Death》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《滅び/Damnation》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541085/
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541165
《根絶/Extirpate》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541071/
《不実な衝動/Treacherous Urge》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541082/
カード名のリンク先にWisdom Guild様を使わせて頂きました

へー。意外と黒に寄せたわけね。
・・・で、《レシュラクの伝令》って何?

「↓ハハハ、こやつめ!」
Herald of Leshrac / レシュラックの伝令→画像 (6)(黒)
クリーチャー ― アバター(Avatar) Coldsnap,レア
飛行
累加アップキープ ― あなたがコントロールしていない土地1つのコントロールを得る。
レシュラックの伝令は、あなたがコントロールするあなたがオーナーではない土地1つにつき+1/+1の修整を受ける。
レシュラックの伝令が場を離れたとき、各プレイヤーは自分がオーナーである、あなたがコントロールする各土地のコントロールを得る。
2/4
Wisdom Guild様より引用


また渋いチョイスを・・・。

あと、《ファイレクシアのトーテム像》はSo Soだけど、だったら《アーボーグ》のトコを青い土地にして《トーテム》2枚っつーのじゃダメだったの?

「《骸骨の吸血鬼》と《アーボーグ》が揃えば、圧勝」

おぉう。そりゃすごい回転率だ。トロンから黒マナ出れば、たしかにマナバーンもしないね。
ちなみに、この《地底外の手中》は何に使うの?

「《神秘の指導》からアクセスして《滅び》や《迫害》に繋げる」

八木山経由で岩手に帰ります、みたいな遠回りだな、それ。んで、サイドの《不実な言動》って、また香ばしいけど、これは?

「質問はお一人様5回まで」

ぷしゅう。何そのオチ・・・・。
たーは君の才能に嫉妬っ・・・!、

したので、面白い文章を書いてみようと思った。・・・、己の文章力の無さに絶望。人前に出す恥を耐える覚悟が無いまま、書き上げたテキストを3週間くらい放っといた。でも、せっかく書いたのに没にするのも勿体無いので、掲載してみる。

今回のテーマは「青いデッキ 対話編」。
それじゃあ、はじまるよー。
次元の混乱的 カオスなデッキ 第2回
さて、次なるデッキは《図書館の大魔術師》を中核に据えたアウェイクニング。

この《アレックス》くん(元ネタの《Library of Alexandria》の通称がアレックス)、カバ雄の大好きなB級カード風味がプンプンだ。2マナと軽いもののダブルシンボル、1/1と脆弱な上、先手なら2ターン目にコイツを出しちゃったら、3ターン目の手札はどう頑張っても6枚だ。しかし、よく見ると《アレックス》くんにはマナを出す能力が付いている。じゃあ3ターン目に《調和》撃てば、あとは能力起動し放題じゃん、と。

というわけで、そんな感じのデッキを組もうと思ったら、ほぼ緑単なのに、とてもコントロール色の濃いデッキが出来た。《種子生まれの詩神》で毎ターン《アレックス》くんを引き起こして、《制圧の輝き》で生物を押さえつけながら、《オーランのバイパー》がぺちぺち殴るデッキ。うん、たいへん頭が悪そう(笑)。

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     ほぼ緑単 アウェイクニング
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クリーチャー:29
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《図書館の大魔術師/Magus of the Library》
3《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
2《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》
4《ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad》
4《オーランのバイパー/Ohran Viper》
1《メリーキ・リ・ベリット/Merieke Ri Berit》
1《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
4《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》
2《幽体の魔力/Spectral Force》

スペル:10
4《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《制圧の輝き/Glare of Subdual》
3《調和/Harmonize》

土地:21
2《占術の岩床/Scrying Sheets》
3《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《繁殖池/Breeding Pool》
14《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《図書館の大魔術師/Magus of the Library》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541134/
《調和/Harmonize》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541149/
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・・・・。なんか一部香ばしいカードが見えるのは、仕様。
個々のカードの解説とかは、するだけ野暮なので、しない。いっぱいカード引けるデッキって使ってて楽しいよねって、そんだけ。
次元の混乱的 カオスなデッキ 第2回
The Roxといえば、《神の怒り》のための白、《ファイレクシアの闘技場》のための黒に、《ロクソドンの教主》のために緑をタッチしたデッキだった。ところが次元の混乱では、黒い《神の怒り》たる《滅び》を得たことで、黒が1色目となるわけで、白の重要度が下がってたりする。ということは、2色目は緑にしちゃってもいいんじゃないか、と。

ご存知のようにThe Roxは、4マナ域スタートのデッキだ。だからデッキに《印鑑》を大量に放り込む必要があるんだけど、これはマナソースの引き過ぎに陥る危険性もある。なのでこの《印鑑》を、緑の《ランパン》系スペルに置き換えることができれば、後半の土地ドロー確率が多少なりとも下がるわけだ。で、緑が3色目だった時代は「1ターン目に《明日への探索》を待機」なんて事ができるほど、緑マナソースを大量に投入できなかった。でも、2色目に格上げされた今なら・・・。(勘定中)。うん、できる。

なので、黒緑タッチ白。白いカードは《教主》と新顔の《テネブ》だけってデッキを組んでみた。

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       黒緑タッチ白 The Rox
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クリーチャー:15
4《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver》
3《ガルザの暗殺者/Garza’s Assassin》
2《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
4《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》
2《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》

スペル:23
3《化膿/Putrefy》
4《滅び/Damnation》
2《迫害/Persecute》
1《悪夢の虚空/Nightmare Void》
1《調和/Harmonize》
4《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
2《無残な収穫/Grim Harvest》
4《明日への探索/Search for Tomorrow》
2《遥か見/Farseek》

土地:22
4《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》
2《都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《神無き祭殿/Godless Shrine》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
2《沼/Swamp》
2《森/Forest》
1《平地/Plains》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541155/
《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541163/
《滅び/Damnation》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541085/
《調和/Harmonize》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541149/
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541165/
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《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver》
ややや、強んよ。なんか、スリヴァー的なシナジー考えなくても、単品の性能としてふつーに強い。ビートダウンに鬼神の如く強いのはもちろん、単なるクマとして対コントロールでも無駄になんない。

《ガルザの暗殺者/Garza’s Assassin》
O橋先生オススメな1枚。《無残な収穫》で、コイツと《暗心スリヴァー》ぐるぐるしてるだけで、相手がデッキ畳んでくれたり。《テフェリー》に対する抑止力にもなってくれるしね。《アーボーグ》のおかげで黒黒黒、出しやすくなったのもポイント。

《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
最近とんと見なくなったディミーア・バレットの中核。《調和》にアクセスできるようになったので、使いどころがさらに簡単になった。なにげに素出しして、《無残な収穫》の復活のために《ガジー》トークンサクったりとか、お洒落。

《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester》
楽しいリアニメイター。《迫害》から相手の《絶望の天使》奪ってあげたりとか、なかなか鬼畜。そういや《ロクソドンの教主》には自爆機能ついてるし、毎ターン4ライフゲインとかもできる。

その他スペル
う、解説する所が何も無い・・・。そしてDDDさんゴメンナサイ、《根絶》使おうと頑張ったんですが、抜けちゃいました。
はいはいーっ。
じゃあ2回目、行ってみよー。

今回のテーマは「コントロールとしての“緑”」。

プレナーカオスはカラーパイの混乱を主題としてるんだけど、大局的に見ると「多色時代から単色時代への過渡期への布石」が副題なんじゃないかな。強いカードにダブルシンボルが妙に多いし。で、そのダブルシンボルが多いゆえ「今まで3色目だった色を1色目にしちゃいました」みたいな、デッキ内の色の割合のシフトが起こるわけだ。今回取り上げる“緑”も、「《教主》のために3色目」的な位置づけから、「《調和》のために1・2色目に格上げ」って役割が変わったデッキもある。

そう、というわけで、今日の1つ目のデッキは懐かしのThe Roxだ。
次元の混乱的 カオスなデッキ 第1回
とまぁ、縦のシナジィに縦のシナジィを重ねた、欲求ムキ出し系デッキだったんだけど、それなりの収穫があった。それが《紅蓮炎血》はやりおるってことに気づいた点。

この赤くなった《黒死病》、除去としての立ち回りもさることながら、《歌》を絡めた時のフィニッシャー性能も高いことが判った。なので、コレを張るとゲームプランが掌握しやすくなるわけだ。
 ?《紅蓮炎血》を貼る
 ?相手は小っちゃい生物を展開しにくくなる
 ?その間にコツコツとダメージを稼ぐ
 ?そして大量に《紅蓮炎血》を起動してフィニッシュ
うん、実に簡単。

で、こういうプランに持って行くにあたり、対象にならない5/5たる《カルシダーム》がベストパートナーだってのは、容易に到達できた。あとは肉付けの部分。序盤にダメージを稼ぎつつ《紅蓮炎血》に耐性があるってことで、《サルタリーの僧侶》と《聖なる後光の騎士》の8体には異論が無いだろう。そして、微妙にライフが痛くて《稲妻のらせん》だけじゃライフ回復足りないなー、《エイブンの裂け目追い》でも入れるかってあたりから、何かがハジケた。その後どうなったと言うと、あとはもう、仕上げをご覧じろ・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       白赤 ペストダーム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリーチャー:21
4《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》
4《聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus》
4《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
2《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》
4《カルシダーム/Calciderm》
3《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》

スペル:17
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《紅蓮炎血/Pyrohemia》
2《燎原の火/Wildfire》
3《霊の通り路/Ghostway》
4《炎の儀式/Rite of Flame》

土地:22
4《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4《平地/Plains》
3《山/Mountain》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541001/
《カルシダーム/Calciderm》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541023/
《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541094/
《紅蓮炎血/Pyrohemia》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/541119/

Q《霊の通り路》って何?
Aや、《アクローマ》表返えるし、《カルシダーム》の時間カウンター乗り直すし、意外とやるよ? 《裂け目追い》に到っては、時間カウンターの上に、ついでにゲイン4ライフだし。

Qその《霊の通り道》のために《円盤の大魔術師》とか《燎原の火》とか、入ってるわけ?
A正直、技巧に走りすぎた。反省はしていない。

Qこの《炎の儀式》は何に使うの?
Aや、2ターン目に白白を出そうとすると、土地が白に寄るんよ。でも、《紅蓮炎血》の起動に赤マナ食うじゃん。単純に3ターン目《ダーム》とか《大魔術師》とかも強いし。

Qってか《アクローマ》抜いた方が強くない?
Aなにぃ! 《アクローマ》様を馬鹿にするヤツは排除する! ZapZapZap・・・・。

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