White Weenie

2004年12月26日 Extended
おや? なんしか、ずいぶんカウンタ回ってるなぁ。エクテンのネタってのは喰い付きが良いのかしらん? 調子に乗ってエクテンのデッキでも載せてみよう。

昨シーズンのエクテンでは、僕は白ウィニーを使ってPT神戸の権利をゲットした。んで、そん時の戦略が今のエクテンのメタにも合うんじゃないかと思ったんだよ。元々白ウィニーってのは、メタ内のデッキに得手不得手なく4〜6割の勝率をキープできるデッキって特徴がある。なので、こういうメタが混沌とした時点では、受けの広さから非常に向いてると言える。

ちなみに、これが僕が抜けた時点でのデッキ。

クリーチャー:22
 4《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
 3《ルーンの母/Mother of Runes》
 4《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
 4《銀騎士/Silver Knight》
 4《鞭縄使い/Whipcorder》
 3《賛美されし天使/Exalted Angel》

スペル:15
 4《渦まく知識/Brainstorm》
 2《もみ消し/Stifle》
 2《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
 2《パララクスの波/Parallax Wave》
 2《浄化の印章/Seal of Cleansing》
 1《ひっかき爪/Scrabbling Claws》
 1《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
 1《聖餐式/Divine Sacrament》
 1《金属モックス/Chrome Mox》

 1《教議会の座席/Seat of the Synod》
 2《島/Island》
 4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
 4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
 11《平地/Plains》

サイドボード:15
 2《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
 1《魔力流出/Energy Flux》
 1《静寂/Serenity》
 1《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
 1《法の定め/Rule of Law》
 1《絶対の法/Absolute Law》
 1《崇拝/Worship》
 1《不自然な淘汰/Unnatural Selection》
 1《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
 2《パララクスの波/Parallax Wave》
 1《果敢な隼/Defiant Falcon》
 1《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
 1《レイモス教の空の元帥/Ramosian Sky Marshal》

当時は、《修繕/Tinker》なんかが禁止になった直後の大会で、禁止カードの影響を受けなかったサイカ、マルカ、RDWがメタの中心で、徐々に2デュースやマッドネスやエンチャントレスが増え始めてきた感じだった。で、当時一般的だった“銀の弾丸”戦略は、サイカやマルカにはイマイチ効かないって欠点があって、白ウィニーを選択するのを躊躇わせていた。で、そん時思い付いたのが
 ・コンボ系やウィニーに当たったら
  《白チュー》追加して銀の弾丸型
 ・マルカやサイカに当たったら《リン・シヴィ》を
  中心にレベル型
にチェンジするというコンパッチブルなデッキだった。

で、それなりに成功を収めて、当初の目標だったPT出場権を頂いたんで、デッキとしてけっこうな手ごたえがあった。なので、GP岡山に行く友人達のためにメタ的チューンを行った。その当時のメールを、そのまんま転載してみる。

White Weenie Redux

2004年12月26日 Extended
今になって見直してみると僕の白ウィニーは物体過ぎでした。試合前日に組んで3時間しか回してないとは言え、デッキのストラテジーがまるで固まってないので、メインのカード選択が甘いですし、サイドボーディングもズタボロです。そこでちょこっと修正、考えうる限りの最適化を行いました(←※の部分)。

4:レイモス教の兵長
3:ルーンの母
4:鞭縄使い
4:銀騎士
4:翻弄する魔道士
3:賛美されし天使

4:渦巻く知識
2:もみ消し
2:悟りの教示者
2:パララクスの波
2:浄化の印章
1:稲妻のすね当て
1:引っかき爪
1:栄光の頌歌  ←※

1:協議会の座席
2:島
4:溢れかえる岸辺
4:アダーカー荒原
12:平地  ←※

サイド
2:悟りの教示者
2:静寂  ←※
1:抵抗の宝球
1:法の定め
1:絶対の法
1:崇拝
2:火薬樽  ←※
1:マスティコア  ←※
1:果敢な隼
1:レイモス教の空の元帥
2:果敢な勇士リン・シヴィ  ←※

★正餐式→栄光の頌歌
いわゆる「十字軍系」のカードが最も生きるのが対ビートダウンです。ならば+2/+2付く聖餐式や1マナ軽い十字軍のほうが強いように見えるかもしれません。でもアンセムには、変異(天使)が3/3になったりマスティコアがFTKに焼かれなかったりなメリットがあり、ビートダウン相手にテンポを構築しやすい点で利点があると思います。犬がデカくならないのも精神衛生上すばらしいです。

★金属モックス→平地
もともとモックスはRDWの使う絡みつく鉄線対策で入れたのですが、メタ的にはもう過去の産物です。さらにレベル戦略/銀の弾丸戦略とも4マナ域までスムーズに伸ばす必要があるため、土地にした方がまだマシでした。

★静寂2枚
エンチャントレスが増えてる現状では、マスティコアを埋められる静寂はGODです。早期に1枚張って相手の手を遅らせたあとにマスティコアにつながれることを考えて、2枚は必要でしょう。これさえあればグレ神話とかに当たっても安心です。

★マトリックス・波→火薬樽×2
対TwoDeuceでは減衰のマトリックスが劇的に効きますが、こちらが受ける被害も甚大です。また、波は4マナであり速攻デッキに対して重いカードで対処しようというアプローチは非現実的です。で、よくよく考えると対TwoDeuce戦の負けパターンは「巻物と溶岩使いでコントロールされる」ことであり、樽で割ってしまえば負けパターンは回避できるわけです。樽なら罠橋が何気に割れますし。

★不自然な淘汰→マスティコア
そもそも同キャラとフィンキュラにしか効かない淘汰を入れていたのが僕の構築の浅はかな所であるわけです。マスティなら同キャラのフォローもばっちりな上、対RDWでピキュラを抜くことによる打撃力低下を緩和できます。何で気づかなかったんでしょうね。

★リン・シヴィ2枚
これもレベルど素人たる僕の構築ミスです。隼から出てきたシヴィを狙い撃ちされるパターンや、元帥のみ残されてディードされるパターンを想定して2枚は必要でした。シヴィ回ってりゃ勝てるんですから、2枚目を引いてしまっても余裕ですよ、余裕。

◎対サイカ
 out:銀騎士×4、波×1
 in:レベル4点セット、抵抗の宝球×1
高確率で相手が火薬樽を使ってくる上、仕組まれた疫病の可能性もあるので浄化の印章は抜けません。初手に兵長が居るだけで勝率はいきなりアップします。

◎対RDW・TwoDeuce
 out:ピキュラ×4、もみ消し×2、渦巻く知識×1
 in:悟りの教示者×2、樽×2、崇拝×1、絶対の法×1、マスティ×1
相手のテンポに飲み込まれたら負けです。とにかく天使・マスティにつなげるまで生き残ることに集中すべしです。時間が経つほどにこちらの制圧下に入っていくわけですから。

◎対エンチャントレス
 out:銀騎士×4、ルーンの母×3、波×2、引っかき爪×1
 in:レベル4点セット、悟りの教示者×2、静寂×2、抵抗の宝球×1、法の定め×1
なんと10枚チェンジですよ奥さん。銀騎士切ってレベルってのに疑問を覚えるかもしれませんが、エンチャントレスの使うマスティコアに一発レイープされた後の建て直しを考えると、レベル戦略のほうが良いわけです。

◎対マルカ
 out:銀騎士×4、アンセム×1
 in:レベル4点セット、抵抗の宝球×1
1ターン目に兵長、2ターン目に宝球で勝ちです。ピキュラ1発目はディード、2発目は願いを宣言が無難だと思います。

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