9版対応デッキ試案 その?
【赤緑ワイルドファイア編】

GP新潟も終わって、僕の中ではブロック構築もやっと一息ついた感じ。なので、今週発売になった9版対応のデッキについて、語っていこうと思う。

《すき込み》の脱落。9版環境でのこの変革は、緑系コントロールにとって大きな痛手となった。マナを縛れない緑コンなんて、トロンにとっては無力な羊も同然。メェメェ啼いてるうちに、狼さんに食べられてしまう。

マナ拘束って点では、9版に再録された《燎原の火》がこの《すき込み》亡き後の緑系コントロールを支えてくれるんじゃないかと思った。むしろ、「《燎原の火》を使うデッキは緑コン以外にありえない」と思えてしまうほどの相性の良さがある。

理由?
マナ加速が土地を伸ばす系のカードなんで、土地4枚サクっても、リカバリーするだけの土地が残る。

理由?
緑ベースにするとファッティが多数使えるので、いわゆる“X-ゲドン”状態に持ってき易い。

理由?
たった1発の《燎原の火》じゃ勝ちきれなくても、《永遠の証人》で回収できる。

理由?
特定のキーカード(つまり《燎原の火》)に依存しているデッキにとって、《独楽》+シャッフル手段を使えるのがGood。


所感としては、「《燎原の火》はつまり、手札拘束のない《死の雲》」って感じ。手札を締め付けない分、相手のリカバリーも早いってのは確かに問題。でも、こっちもファッティ展開してから撃てるって点で、相手の立て直す時間を削いでるしね。なにより、最悪でもこっちの土地2個は残るんで、とりあえずどんな局面でも《燎原の火》撃っちゃえるのが魅力。

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クリーチャー:19
 4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
 4《永遠の証人/Eternal Witness》
 2《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
 2《素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist》
 4《弧炎撒き/Arc-Slogger》
 3《腐食ナメクジ/Molder Slug》

スペル:19
 4《燎原の火/Wildfire》
 4《マグマの噴流/Magma Jet》
 2《引き裂く蔦/Rending Vines》 
 3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
 2《不屈の自然/Rampant Growth》
 4《木霊の手の内/Kodama’s Reach》

土地:22
 4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
 10《森/Forest》
 8《山/Mountain》

サイドボード:15
 4《石の雨/Stone Rain》
 3《塩まき/Sowing Salt》
 3《流動石の山崩れ/Flowstone Slide》
 1《腐食ナメクジ/Molder Slug》
 2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
 2《粗野な覚醒/Rude Awakening》
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このデッキの《独楽》はホントによく回る。12枚のシャッフル手段に加えて、《弧炎撒き》や《マグマの噴流》でライブラリトップを取り除いたり、《引き裂く蔦》や《身代わり》でキャントリップしたり、などなど。

このデッキでは《火と氷の剣》なんかに代表される装備品を使っていない。なぜなら《腐食ナメクジ》を使いたかったから。《燎原の火》に耐えるタフネスを持つクリーチャーとして、《弧炎撒き》と《腐食ナメクジ》はツーヘッドだと思ってる。あとは《岩守》とか《閼螺示》とか《狩り立てられたウンパス》とか居るけど、制圧力って点ではこの2匹には及ばない。
《火と氷の剣》も確かに《燎原の火》と噛み合うんだけど、それは相手の使う《剣》がこのデッキにとって致命的になっちゃうってことでもある。ならば、相手の《剣》をケアしつつ、《燎原の火》環境下で生き残る《腐食ナメクジ》の方が選択肢としては優れていると思う。

サイドの《流動石の山崩れ》は、ウィニー対策。ふっつーは《紅蓮地獄》、そうじゃなくても《陶片のフェニックス》でも入れるスロットだとは思う。でもほら、《流動石》なら《トロールの苦行者》や《ヴェクの聖騎士》もケアできんじゃん! ・・・ってのは言い訳で、《流動石》撃ってパワー上がったファッティでぶん殴るって勝ち方をやってみたかっただけ。

あと、デッキの性質上、対青コンは絶望的なんで、せめてサイドの《粗野な覚醒》+《母聖樹》で夢でもみようか、と。

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