ソリューション? 罠!? 〜 KBCでの青黒コン 〜 ?
2005年8月8日 ブロック構築「いい子なんです。拾ってやって下さい」
PTQ@仙台はTop4で討ち死にしました。僕は、今日を最後に神河限定構築を終わりにしようと思ってます。ただ、今日使ったデッキ自体はとても強くて、絞り込めば「環境のソリューションになれるかも」ってポテンシャルはありました。なので、僕の代わりにデッキを使って下さる方のために公開しようと思います。
「で? ほんとにデッキ強いの?」
や。強いと思います。まともなプレイヤーの方が使ってたら、抜けてたと思いますよ。なにせ、カバ雄さんてば、こんな状態↓でPTQに臨んだんですから。
すんませんすんません、つまり脳内構築デッキを持ってったってことです。しかも、このPTQに懸けるモチベーションも極度に低くて、付けたデッキ名がこんな感じ↓でした。
「今日は、買い物と部屋の片付けをしたいので、0-2ドロップするつもりのデッキ」
これでTop4まで行けたのは、我ながらスゴイと思いました。ってか、死ねよこのブタ野郎って感じですね。ほんま生きててすんません。
PTQ@仙台はTop4で討ち死にしました。僕は、今日を最後に神河限定構築を終わりにしようと思ってます。ただ、今日使ったデッキ自体はとても強くて、絞り込めば「環境のソリューションになれるかも」ってポテンシャルはありました。なので、僕の代わりにデッキを使って下さる方のために公開しようと思います。
「で? ほんとにデッキ強いの?」
や。強いと思います。まともなプレイヤーの方が使ってたら、抜けてたと思いますよ。なにせ、カバ雄さんてば、こんな状態↓でPTQに臨んだんですから。
・GP新潟が終わってからKBCに触れてない・・・。
・この青黒コンを対人で回すのは今日が初めて
・サイドボードプランは行きの電車の中で考えた
・仕事忙しくて疲労度Maxな上、風邪気味で体調最悪
・もちろんプレイングは会場内最低ランク
すんませんすんません、つまり脳内構築デッキを持ってったってことです。しかも、このPTQに懸けるモチベーションも極度に低くて、付けたデッキ名がこんな感じ↓でした。
「今日は、買い物と部屋の片付けをしたいので、0-2ドロップするつもりのデッキ」
これでTop4まで行けたのは、我ながらスゴイと思いました。ってか、死ねよこのブタ野郎って感じですね。ほんま生きててすんません。
ソリューション? 罠!? 〜 KBCでの青黒コン 〜 ?
2005年8月8日 ブロック構築
「環境の精神隷属器は?」
GP新潟の帰りのバスの中のことです。「環境に“けち”と“青コン”が多いなら、その両方に勝てるデッキを組めばいいじゃない」と、僕は考えました。そもそも青コンはけちに強いはずなんですから、じゃあ青コンをメタった青コンなら環境のソリューションになりえると思ったわけです。そう、“補充”に強いトリニティが、同キャラ対策にアングリーハーミットに進化したように、青コンもまだまだ進化の余地が残ってるんじゃないかと思いました。
さて、いったん話はちょっと逸れます。かつて“The Deck”には《破裂の王笏》が入ってましたし、“人類の英知(青白コン)”には《精神隷属器》が入ってました。ドロースペルがあまり強くない環境では、相手のスペルをすべてカウンターするのは不可能なのです。ならばこそ、1枚で複数枚処理できるような、アドバンテージを担うカードがデッキに不可欠となってきます。
賢明な方なら、そろそろ僕のの言いたいことの想像がついたと思います。そう、この環境の《精神隷属器》は明らかに《霊光の追跡者》の魂力であり、そのために青コンに黒をタッチしようというところから、デッキの構想がスタートしたのです。
けち対青での一般的な展開として、普通はあまり重要度の高くないカード(《影麻呂》とかですね)からキャストしていって、カウンターを連打させて手札が消耗したあたりで本命のカードを通すような感じになりますよね? ところが、手札に残っていたはずの強いカードを根こそぎ《霊光の追跡者》で持って行く訳ですから、けち使いにとってみりゃ「嗚呼やられたりやられたり」って気分になれます。実際、今日のPTQで僕に《霊光の追跡者》を叩き込まれたプレイヤーは、皆イイ顔してくれました。
対青戦でも同様のことが言えます。適当にカウンター合戦をして、相手の手札が4枚になったところで、カウンター出来ない4枚ハンデスが飛んでくるんですから、その破壊力は想像に難くないでしょう。
メインに《霊光の追跡者》を入れれる青コンこそが、この環境のソリューションであったと、この部分では戦略性の正しさを自負しています。
GP新潟の帰りのバスの中のことです。「環境に“けち”と“青コン”が多いなら、その両方に勝てるデッキを組めばいいじゃない」と、僕は考えました。そもそも青コンはけちに強いはずなんですから、じゃあ青コンをメタった青コンなら環境のソリューションになりえると思ったわけです。そう、“補充”に強いトリニティが、同キャラ対策にアングリーハーミットに進化したように、青コンもまだまだ進化の余地が残ってるんじゃないかと思いました。
さて、いったん話はちょっと逸れます。かつて“The Deck”には《破裂の王笏》が入ってましたし、“人類の英知(青白コン)”には《精神隷属器》が入ってました。ドロースペルがあまり強くない環境では、相手のスペルをすべてカウンターするのは不可能なのです。ならばこそ、1枚で複数枚処理できるような、アドバンテージを担うカードがデッキに不可欠となってきます。
賢明な方なら、そろそろ僕のの言いたいことの想像がついたと思います。そう、この環境の《精神隷属器》は明らかに《霊光の追跡者》の魂力であり、そのために青コンに黒をタッチしようというところから、デッキの構想がスタートしたのです。
けち対青での一般的な展開として、普通はあまり重要度の高くないカード(《影麻呂》とかですね)からキャストしていって、カウンターを連打させて手札が消耗したあたりで本命のカードを通すような感じになりますよね? ところが、手札に残っていたはずの強いカードを根こそぎ《霊光の追跡者》で持って行く訳ですから、けち使いにとってみりゃ「嗚呼やられたりやられたり」って気分になれます。実際、今日のPTQで僕に《霊光の追跡者》を叩き込まれたプレイヤーは、皆イイ顔してくれました。
対青戦でも同様のことが言えます。適当にカウンター合戦をして、相手の手札が4枚になったところで、カウンター出来ない4枚ハンデスが飛んでくるんですから、その破壊力は想像に難くないでしょう。
メインに《霊光の追跡者》を入れれる青コンこそが、この環境のソリューションであったと、この部分では戦略性の正しさを自負しています。
ソリューション? 罠!? 〜 KBCでの青黒コン 〜 ?
2005年8月8日 ブロック構築
「ボインなバディにドキがムネムネ」
メインに《霊光の追跡者》を入れるってプランの他に、常々思ってたのが「青いデッキに《墨目》入れたら強いね」ってことです。忍術はカウンターされないので青コンに強いですし、けち相手に適当にデカブツを打ち消して《墨目》で釣ったら強いなぁと考えてました。忍術って言っても、「種ポケモンは?」とか、「《不快な群れ》で死ぬじゃん」とか思うかもしれませんが、そこを解決してくれる最良のパートナーが《曇り鏡のメロク》なのです。
まず、対青コンの場合なんですが、《メロク》をこちらから仕掛けて、相手の手札に《メロク》がある場合、相手はあまり深追いしてカウンターをせず、返しの対消滅を狙うことが多いです。対消滅時に置き土産としてトークンを出しておき、トークンを《墨目》に忍術して相手の《メロク》を釣ればほぼ勝ったも同然です。そうそう、その時は《墨目》をバウンスされるのを考えて、トークンは2体出しておくのがベストです。
また、対けちコンの場合もメロクに《不快な群れ》を当てさせといて置き土産のトークンを作り、満を持して《墨目》に忍術ってのが定石です。《影麻呂》とか《北の樹の木霊》とか《黒瘴》とか、釣って嬉しいものは相手の墓地にたいてい落ちてるでしょう。
《墨目》が殴り続けることで、相手は守勢を余儀なくされるので、殴ってる安定感は《メロク》や《京河》に比べて段違いに高いです。どんどんフィニッシャーを奪い取れるので、カウンターの節約にもなるって点で、青いデッキに打ってつけの人材でした。
「ゴタクはいいからデッキレシピ見せやがれ」
デッキの話を語らせると、長くなってしまうのは僕の悪いクセです。一つのレシピは千の言葉よりも雄弁に語ってくれることですし、そろそろレシピをお見せしましょう。
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青黒コン(0-2 Drop)
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カバ雄 / PTQ@仙台 Top4
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クリーチャー:9
4《呪師の弟子/Jushi Apprentice》
3《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
2《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
スペル:25
3《密の反抗/Hisoka’s Defiance》
4《邪魔/Hinder》
3《水面院の翻弄/Minamo’s Meddling》
2《抗い難い知力/Overwhelming Intellect》
2《霊光の追跡者/Ghost-Lit Stalker》
4《英雄の死/Hero’s Demise》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
3《真髄の針/Pithing Needle》
2《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
土地:26
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
1《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
2《水まといの洞窟/Waterveil Cavern》
15《島/Island》
6《沼/Swamp》
サイドボード:15
4《肉体の奪取/Rend Flesh》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
2《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》
2《闇への流刑/Exile into Darkness》
4《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
1 Ultra Super Secret Tech
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メインに《霊光の追跡者》を入れるってプランの他に、常々思ってたのが「青いデッキに《墨目》入れたら強いね」ってことです。忍術はカウンターされないので青コンに強いですし、けち相手に適当にデカブツを打ち消して《墨目》で釣ったら強いなぁと考えてました。忍術って言っても、「種ポケモンは?」とか、「《不快な群れ》で死ぬじゃん」とか思うかもしれませんが、そこを解決してくれる最良のパートナーが《曇り鏡のメロク》なのです。
まず、対青コンの場合なんですが、《メロク》をこちらから仕掛けて、相手の手札に《メロク》がある場合、相手はあまり深追いしてカウンターをせず、返しの対消滅を狙うことが多いです。対消滅時に置き土産としてトークンを出しておき、トークンを《墨目》に忍術して相手の《メロク》を釣ればほぼ勝ったも同然です。そうそう、その時は《墨目》をバウンスされるのを考えて、トークンは2体出しておくのがベストです。
また、対けちコンの場合もメロクに《不快な群れ》を当てさせといて置き土産のトークンを作り、満を持して《墨目》に忍術ってのが定石です。《影麻呂》とか《北の樹の木霊》とか《黒瘴》とか、釣って嬉しいものは相手の墓地にたいてい落ちてるでしょう。
《墨目》が殴り続けることで、相手は守勢を余儀なくされるので、殴ってる安定感は《メロク》や《京河》に比べて段違いに高いです。どんどんフィニッシャーを奪い取れるので、カウンターの節約にもなるって点で、青いデッキに打ってつけの人材でした。
「ゴタクはいいからデッキレシピ見せやがれ」
デッキの話を語らせると、長くなってしまうのは僕の悪いクセです。一つのレシピは千の言葉よりも雄弁に語ってくれることですし、そろそろレシピをお見せしましょう。
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青黒コン(0-2 Drop)
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カバ雄 / PTQ@仙台 Top4
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クリーチャー:9
4《呪師の弟子/Jushi Apprentice》
3《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
2《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
スペル:25
3《密の反抗/Hisoka’s Defiance》
4《邪魔/Hinder》
3《水面院の翻弄/Minamo’s Meddling》
2《抗い難い知力/Overwhelming Intellect》
2《霊光の追跡者/Ghost-Lit Stalker》
4《英雄の死/Hero’s Demise》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
3《真髄の針/Pithing Needle》
2《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
土地:26
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
1《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》
1《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
2《水まといの洞窟/Waterveil Cavern》
15《島/Island》
6《沼/Swamp》
サイドボード:15
4《肉体の奪取/Rend Flesh》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
2《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》
2《闇への流刑/Exile into Darkness》
4《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》
1 Ultra Super Secret Tech
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ソリューション? 罠!? 〜 KBCでの青黒コン 〜 ?
2005年8月8日 ブロック構築「ハイ、質問のある人〜!」
☆秘儀/スピリット呪文が・・
このデッキの秘儀/スピリット呪文はメインでは《霊光の追跡者》のみです。これが何を意味するかといえば、相手の《精神の槍》や《密の反抗》が無駄カードになるってことです。半端に入れてしまうと、ここぞとばかりに《密の反抗》撃たれるので、メイン0ってのは正解でした。
☆あざみは?
《巻物の君、あざみ》の不採用、多くの方がこれには疑問を投げかけておられました。ただ、僕個人の意見では、《あざみ》のスロットに《抗い難い知力》と《旅行者の凧》入れた方がよっぽど強いと思いました。タップアウトして出した《あざみ》を守るために《攪乱する群れ》を使うくらいなら、最初から隙の少ないこれらを入れた方が、青単とけちコンには確実に強くなります。
☆メインで《英雄の死》4本ってどうよ?
強かったですよ。結局、青単とけちコンではクリーチャーがほとんどレジェンドなんですから、《英雄の死》は追加カウンターとして働きます。また、《道三》なんかを殺せるのもデカイですね。
そうそう、フジシューさんが台北勝ったデッキも白青レジェンドなんで、これからのメタ的にも、《英雄の死》4本はアリだと思います。
☆オイ、《短牙》かよっ!
カウンターデッキに《短牙》ってのは、疑問に思うかもしれませんが、とても強かったです。2ターン目にうっかり出して、あとはカウンターを構えながらエンドに《短牙》起動してると、すごい安定感です。「こりゃ負けねぇや」と、今日そういう展開になって思いました。
☆Ultra Super Secret Techって・・?
恥ずかしいので聞かないで下さい。このカードについて仙台勢に言われたことはこんな感じでした。
「オーバーキルだ」
「使える状況が想像できない」
「2度勝ちカードどころじゃない、3度勝ちカードだ」
「ホントにいい子なんです。どうか育てて下さい」
この青黒コンは、これで完成なんて言うつもりはありません。むしろ、叩き台くらいの完成度です。デッキのポテンシャル自体はすごく高いですし、環境にもマッチしています。ただ、あくまで仙台の片隅の1プレイヤーの脳内デッキに過ぎず、まだまだ絞り込みは足りてません。もし、気に入って頂けたのなら使ってみて下さい。このデッキがメタに揉まれてどう完成されていくか、その成果を見れたら僕自身のデッキ構築理論にも大いに参考になります。このまま埋もれさすには惜しいと思いますので、どうか、是非このデッキを貴方の手で完成させて下さい。
☆秘儀/スピリット呪文が・・
このデッキの秘儀/スピリット呪文はメインでは《霊光の追跡者》のみです。これが何を意味するかといえば、相手の《精神の槍》や《密の反抗》が無駄カードになるってことです。半端に入れてしまうと、ここぞとばかりに《密の反抗》撃たれるので、メイン0ってのは正解でした。
☆あざみは?
《巻物の君、あざみ》の不採用、多くの方がこれには疑問を投げかけておられました。ただ、僕個人の意見では、《あざみ》のスロットに《抗い難い知力》と《旅行者の凧》入れた方がよっぽど強いと思いました。タップアウトして出した《あざみ》を守るために《攪乱する群れ》を使うくらいなら、最初から隙の少ないこれらを入れた方が、青単とけちコンには確実に強くなります。
☆メインで《英雄の死》4本ってどうよ?
強かったですよ。結局、青単とけちコンではクリーチャーがほとんどレジェンドなんですから、《英雄の死》は追加カウンターとして働きます。また、《道三》なんかを殺せるのもデカイですね。
そうそう、フジシューさんが台北勝ったデッキも白青レジェンドなんで、これからのメタ的にも、《英雄の死》4本はアリだと思います。
☆オイ、《短牙》かよっ!
カウンターデッキに《短牙》ってのは、疑問に思うかもしれませんが、とても強かったです。2ターン目にうっかり出して、あとはカウンターを構えながらエンドに《短牙》起動してると、すごい安定感です。「こりゃ負けねぇや」と、今日そういう展開になって思いました。
☆Ultra Super Secret Techって・・?
恥ずかしいので聞かないで下さい。このカードについて仙台勢に言われたことはこんな感じでした。
「オーバーキルだ」
「使える状況が想像できない」
「2度勝ちカードどころじゃない、3度勝ちカードだ」
「ホントにいい子なんです。どうか育てて下さい」
この青黒コンは、これで完成なんて言うつもりはありません。むしろ、叩き台くらいの完成度です。デッキのポテンシャル自体はすごく高いですし、環境にもマッチしています。ただ、あくまで仙台の片隅の1プレイヤーの脳内デッキに過ぎず、まだまだ絞り込みは足りてません。もし、気に入って頂けたのなら使ってみて下さい。このデッキがメタに揉まれてどう完成されていくか、その成果を見れたら僕自身のデッキ構築理論にも大いに参考になります。このまま埋もれさすには惜しいと思いますので、どうか、是非このデッキを貴方の手で完成させて下さい。